黒部(薬師・水晶・赤牛)大周回
- GPS
- 26:23
- 距離
- 63.8km
- 登り
- 5,062m
- 下り
- 6,045m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 6:10
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 7:30
- 山行
- 10:07
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 12:37
天候 | 3日とも晴れ。日中は猛暑 2日目(8/7)に激しい夕立 夜は冷え込まず、15度程度 風は強くても5m強 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・アルペンルートは始発(7:30)に乗車 ・当日券は始発40分前から発売開始 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<室堂ースゴ乗越小屋> ・浄土山からザラ峠まではアルパインな雰囲気で急峻。残雪あり。 ・ザラ峠から越中沢岳までは緩やか。五色ヶ原付近は木道。 ・越中沢岳の下りは急。森林限界まで標高差500mほど一気に下る。 ・スゴ乗越から標高差100mほど登り返すと小屋 <スゴ乗越小屋ー雲ノ平> ・薬師岳までは標高差800m程度。基本的にザレた緩やかな登り。 ・薬師岳から薬師峠まで緩やかな下り。薬師平から下は涸れた沢のような登山道。 ・太郎平から薬師沢の第一渡渉点まで急坂を下る。その後は薬師沢小屋まで長い平坦道。多くが木道。 ・薬師沢小屋から雲ノ平まで標高差300m苔むした岩の急登。高湿度で滑りやすい。 ・雲ノ平は基本的に木道 <雲ノ平ー赤牛岳> ・まずは雲ノ平の北西を迂回して祖父岳。ザレガレの150m程度の登り。 ・祖父岳から赤色のザレを下り,岩苔乗越。そこから水晶岳までは基本傾斜は緩やか。 ・水晶小屋から水晶岳を越え温泉沢の頭まで岩稜帯。 ・温泉沢の頭から先は岩、砂とハイマツの緩やかな稜線。一部巨岩帯がある。 ・ペンキマークは薄く,夜間はルートが分かりづらかった。ケルンを目印に進んだ。 <読売新道> ・上部は花崗岩の急坂。次第にハイマツが増えてくる。 ・樹林帯に入ると,8分の3くらいまで苔むした岩エリア。傾斜は緩やかで,薬師沢小屋・雲ノ平間の苔岩の酷さに比べると滑らない。 ・8分の3から8分の1あたりは根っこエリア。垂直移動や切れ落ちた箇所もあり,緊張感がある。 <奥黒部ヒュッテー黒部ダム> ・基本的にシングルトラックの急斜面トラバース。 ・アップダウンも地味にあり,登山道と遜色ない ・谷側は基本的に切れ落ちており,湖まで高さもあるので,滑落には要注意。 ・特に奥黒部ヒュッテから2km程度はキツイ梯子が連続する。高所感もある。 ・平ノ渡しはこの時期一日5本。針ノ木側は,午前中は日陰で,待ってると寒い。 |
その他周辺情報 | 【スゴ乗越小屋のテント場】 ・一人一泊1000円 トイレ,水は別料金 ・水は小屋外の蛇口から ・ドコモは不安定だけどたまにつながる。 【雲ノ平のテント場】 ・一人一泊2000円 ・テント場にトイレ,水場(水量豊富)あり ・テント場まで遠い(10分程度) ・ドコモは,スイス庭園あたり(テン場から5分程度)で安定的につながる。 |
写真
装備
備考 | ザック:山と道 MINI カメラバッグ:ミステリーランチ DSLRチェストリグ 靴:ホカオネオネ スピードゴートGTX MID ベースレイヤー:ティートンブロス AXIOライトT ミドルレイヤー:アクシーズクイン ヒトリシズカ アンダーウェア:オンヨネ ブレステックPPタンク パンツ:山と道 5ポケットショーツ パンツ:アクシーズクイン アヲネロ レインジャケット:ティートンブロス フェザーレイン レインパンツ:ファイントラック エバーブレスフォトン インサレーション:OMM ソニックスモック テント:ノルディスク テレマーク1LW シュラフ:OMM マウンテンレイド100 シュラフカバー:なし マット:山と道 ミニマリストパッド×2 その他:キャップ,サングラス,ネックループ,グローブ,アームカバー,ヘッドライト、バーナー,テーブル,ソーラーランタン,モバイルバッテリー,カメラ,日焼け止め,ハッカ油,ウェットティッシュ 食料:アルファ米,サラダパスタ,カップ麺,インスタントコーヒー,柿ピー,メロンパン,カントリーマァム、プロテインバー 行動食:ブラックサンダー,黒糖わらび,アミノバイタルゴールド,塩熱サプリ 水分(当初携行):コーラ500ml、スポドリ600ml×2 ベースウェイト 6.0kg カメラ+カメラバック 1.6kg |
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感想
恐らくは多くの人が考えたのと同様に,赤牛岳を登るには丑年の今年しかない。
ということで年頭からルートを妄想していましたが,結局,立山と薬師岳を繋ぐのと一石二鳥の今回の周回となりました。
正直,室堂から薬師岳までは,緩い感じの牧歌的なハイキングのイメージでいましたが,それは五色ヶ原周辺のみで,そのほかは,龍王岳,鬼岳等イカつい名称そのままの急峻な登山道でした。
暑さも相まって初日から心折られました。
2日目は,奥黒部ヒュッテまで行こうか悩みましたが,結局雲ノ平まで。
数年前に行ったときは,とんでもない張数で度肝を抜かれましたが,この日は2,30張といったところ。
夕方には1時間ほど雷雨に見舞われました。テントに水害はありませんでしたが,地面は池状態だったので,改めて,バスタブの穴のチェックは日ごろからしっかりやろう…と思いました。
3日目は出発時間に悩みました。その日のうちに帰るには,12時20分までに平の渡し場に到着する必要があります。
しかし,それだと帰宅が21時とか22時になり,「夕飯の時間までに帰る」マイルールが破られることになります。
このため,10時20分の渡し船に乗りたいのですが,雲ノ平から渡し場までCT12時間30分。ほぼ新月なので真っ暗闇の中,水晶岳の岩稜帯や未踏の赤牛岳までの稜線を行くという。
しかし,12時20分の船に乗るとしても未明に発つしかないので,リスクは一緒。
ということで、0時過ぎに出発することに。
幸いにもガスは出ておらず,満点の星空のなかのナイトハイク。ロストしないように慎重に進み,日の出前には赤牛岳へ。ヤマレコアプリとケルンにだいぶ助けられました。
その後読売新道をかっ飛ばして,奥黒部ヒュッテで水をいただきましたが,主人の話では,赤牛岳山頂に前日4張ほど違法テントが幕営していたそうで,私も7時過ぎに奥黒部ヒュッテに下りたため,赤牛岳に幕営していたのではないかと,疑いの目で見られてしまいました…。
結局,渡し場には8時35分頃に到着。ちょっと早すぎでしたが,スゴ乗越の標識に書かれていたとおり,「ゆとりこそ 無事故につながる 道しるべ」。
まあ,もう一日追加できれば一番良かったんですが。
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