1泊2日 表銀座縦走〜2日目予定変更

2021年08月11日(水) ~ 2021年08月12日(木)

• GPS: 34:44
• 距離: 41.9km
• 登り: 3,794m
• 下り: 3,689m

コースタイム

1日目

• 山行: 12:51
• 休憩: 4:17
• 合計: 17:08

距離 21.9km 登り 3,204m 下り 2,220m

0:08 有明山裏参道登山口
0:19 0:21 中房温泉登山口
0:48 第１ベンチ
1:08 1:15 第２ベンチ
1:43 1:47 第３ベンチ
2:05 2:11 富士見ベンチ
2:35 2:45 合戦小屋
2:57 3:00 合戦山
3:23 3:24 ベンチ
3:30 3:50 燕山荘
4:24 4:26 蛙岩
4:58 5:00 大下りの頭
6:23 小林喜作レリーフ
6:25 6:34 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
7:12 7:23 大天井ヒュッテ
7:41 貧乏沢下降点
9:03 9:05 赤岩岳
9:38 9:56 ヒュッテ西岳
10:44 10:50 水俣乗越
12:33 13:55 ヒュッテ大槍
14:52 14:58 槍ヶ岳山荘
15:23 16:12 槍ヶ岳
16:24 16:25 槍ヶ岳山荘
16:47 17:03 ヒュッテ大槍
17:16 宿泊地

2日目

• 山行: 4:56
• 休憩: 0:27
• 合計: 5:23

距離 19.3km 登り 105m 下り 1,474m

5:29 ヒュッテ大槍
5:41 5:42 播隆窟
5:51 5:52 坊主岩屋下
6:18 槍沢・天狗原分岐
6:37 槍沢大曲り
6:56 赤沢岩小屋
7:15 槍沢ロッヂ
7:34 7:35 二ノ俣
7:42 一ノ俣
7:48 槍見河原
8:14 8:20 横尾
8:52 新村橋
9:01 9:13 徳澤園
9:16 徳沢公衆トイレ
9:43 徳本口
9:47 9:49 明神館
10:42 10:45 河童橋
10:46 無料トイレ
10:51 10:52 上高地バスターミナル
10:52 ゴール地点

00:08 スタート(0.00km) 00:08 - その他(21.20km) 17:32 - ゴール(40.36km) 10:52

天候

山行中、雨に降られる事はなかったが、稜線上はかなり寒さを感じた。山小屋ではダウン必須です。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前日17:00燕岳登山者駐車場着。第1はほぼ満車。第2は半分工事中ながらも余裕で駐車。9時頃には満車になりました。

コース状況／危険箇所等

・表銀座縦走（1日目）
最低標高：1403m（燕岳登山口駐車場）
最高標高：3180m（槍ヶ岳山頂）
距離：18.26km
累積標高：（上り）2479m （下り）1044m
CT：燕山荘3:00 分岐2:30 大天井ヒュッテ0:40 ヒュッテ西岳2:30 水俣乗越0:50 ヒュッテ大槍1:30 槍ヶ岳1:20 ヒュッテ大槍0:40 合計13:00(CT×0.84)
難易度：C
コース定数：54.30

・表銀座縦走（2日目）
最低標高：1504m（上高地バスターミナル）
最高標高：2884m（ヒュッテ大槍）
距離：18.3km
累積標高：（上り）521m （下り）1837m
CT：水俣乗越分岐（大曲）1:00 ババ平0:20 槍沢ロッジ0:20 横尾山荘1:00 徳澤園0:40 明神0:40 上高地バスターミナル1:00 合計5:00(CT×0.75)
難易度：B
コース定数：20.80

・全行程コース定数：
54.30(1日目)+20.80(2日目)=75.1

その他周辺情報

駐車場で車を拾ったあとの温泉は安曇野しゃくなげの湯を利用しました。

写真

8/11 0:18

中房温泉 燕岳登山口。表銀座縦走のスタート！

8/11 2:30

合戦小屋。
当然スイカは売ってません。
小屋のバックは圧巻の星空。

8/11 3:37

燕山荘。
日の出はまだ先。
合戦尾根の頭辺りから寒さを感じ始め、
燕山荘でダウンベストとカッパ上下を着込みました。

8/11 4:12

東の空が焼け始めた。

8/11 4:12

未明の槍ヶ岳。

8/11 4:27

蛙岩付近。
徐々に赤くなっていく。

8/11 4:39

一面の雲海。

8/11 4:40

雲海と朝焼けのコラボ。

8/11 4:45

刻一刻と変化を見せてくれます。

8/11 4:48

視界全てが絶景。

8/11 4:50

燕岳シルエット。

8/11 4:50

富士山も！

8/11 4:50

焼けてる〜

8/11 5:07

大下りの頭。
槍様も薄っすら紅く。

8/11 5:15

御来光キター(1)

8/11 5:26

御来光キター(2)

8/11 5:28

大天井岳の奥に東鎌尾根と目指す槍ヶ岳。
遠いな〜

8/11 5:52

雲海。何枚でも撮ります。

8/11 5:52

まだまだ遠い槍ヶ岳。

8/11 5:53

槍様アップ。

8/11 5:59

コマクサはもう終盤。

8/11 6:26

喜作レリーフ。

8/11 6:29

槍ヶ岳−大天井岳分岐。
夜明けの写真を撮りまくり、結果、分岐までの予定時間40分オーバー。
このまま左に進んで大天荘でビールをあおるか悩んだ末、気合いを入れ直して右折の槍ヶ岳方面をチョイスしました〜

8/11 6:30

楽しかった燕山荘からの稜線歩きを振り返って。

8/11 6:50

目指すは槍様。
まずは大天井ヒュッテ目指して大天井岳を巻きます。

8/11 7:01

高瀬ダム湖が見える。

8/11 7:03

徐々に難易度が上がります。

8/11 7:16

眼下に大天井ヒュッテが見えた！

8/11 7:21

往路は通過。

復路で立ち寄る予定です。予定でした。

8/11 7:31

ヤリ！

8/11 8:08

突然出てビックリ平！という意味かな〜

8/11 8:22

徐々にですが、確実に槍様に近づいている。

8/11 8:28

天気は高曇り、何だか秋の空みたい。

8/11 8:28

雪渓がカッコイイ！

8/11 8:41

何度も振り返る大天井岳。

8/11 8:41

反対側から見てもカッコイイ常念岳。

8/11 8:43

露でキラキラ〜

8/11 8:45

チングルマもキラキラ〜

8/11 8:49

突然の赤岩岳山頂標識。

8/11 8:49

どんどん近づく槍様。

8/11 9:01

青空も。
低気圧の間を狙ってきました。

8/11 9:33

もう、この辺りから厳しいルートの連続で、足に堪えます。

8/11 9:44

西岳は復路で寄る予定です。予定でした。

8/11 9:44

西岳山荘到着〜
復路で寄る予定です。予定でした。

8/11 9:51

ここでトイレを使わしてもらい、この先の難路に備えてヘルメット装着しました。

8/11 10:17

ハシゴでの下り。
かなり高度感あります。

8/11 10:32

西岳山荘〜水俣乗越。
ハシゴと階段の連続。
激しい下り、そして急登の連続です。

8/11 10:50

慎重に進みます。
足を踏み外したら、即アウトです。

8/11 10:53

水俣乗越。
これからが東鎌尾根、本番です。

8/11 11:00

天候が持ってくれているので、終始視界に槍様をとらえて進めます。

8/11 11:19

ハシゴ、ハシゴ、ハシゴ

8/11 11:21

ここもハシゴ、そこもハシゴ、どこもハシゴ

8/11 11:22

あまりのキツさで写真を撮るタイミングが増えてしまいます！
シャッターチャンスという名の休憩〜
しかし、全てが絶景です。

8/11 11:25

ハシゴを下ります。
圧倒的な高度感！
ハシゴの継ぎ手部分が更にビビりポイント！

8/11 11:25

階段の連続で、もう足が上がりません！

8/11 11:27

ここまでくると、却って恐怖心も薄らぎます。慣れは怖い！

8/11 11:48

ハシゴばかり見ていたら、槍様がこんな近くに！

8/11 11:54

どんどん近づく槍様〜

8/11 11:54

ちょっとの望遠で、この迫力！

8/11 11:54

北鎌直下の雪渓。手に取るようだ。

8/11 12:25

ここにきての200mが辛いです。

8/11 12:27

槍様は目の前。

8/11 12:30

北穂ゴジラ

8/11 12:30

12時間以上歩き続けた後の100m！

8/11 12:36

ヒュッテ大槍！到着しました〜
写真で見たあの風景が今目の前に！
本日のお宿です。

8/11 13:14

宿泊受付を済ませたら、先ずは腹ごしらえ。
牛筋カレー、美味しゅうございました〜

8/11 13:27

休憩がてら、先にお土産を購入。
お友達に頼まれた真鍮ピンバッチと、自分用にTシャツと手ぬぐいをGET。

8/11 14:02

1時間半の休憩を挟んで、これからイザ槍ヶ岳アタック！

8/11 14:09

振り返ってヒュッテ大槍。結果的に翌日の予定が変更となった上高地への下山ルートが山荘直下に見えている。

8/11 14:24

殺生ヒュッテ分岐

8/11 14:26

槍の肩まで、まだまだ登ります。

8/11 14:39

振り返ってヒュッテ大槍と殺生ヒュッテ。

8/11 14:41

穂先にガスが〜

8/11 14:42

槍の肩までの道も結構な難路でした。

8/11 14:55

槍ヶ岳山荘まであとちょっと。

8/11 14:58

槍ヶ岳山荘ライブ映像と同じアングルで。

8/11 14:59

槍ヶ岳山荘到着です。
時間の都合で今回は寄らずじまい。
次は寄りたいなぁ〜

8/11 14:59

みるみるガスってきた〜
高度感薄らいで、却ってイイかも〜

8/11 15:07

いよいよアタック。
矢印の通り登ります。

8/11 15:16

この時は、幸運？にも前後に人が全くいなく、ストレスなしに登ることができて、そのためルートは全て自分で選択することとなりました。
手で掴むと、その岩がちょっと動いたりするので、ついつい良くないことを想像してしまい、余計に恐怖心が増してしまいます。

8/11 15:19

下から賑やかな声が聞こえてきます。
みんな怖くないのかなぁ〜

8/11 15:20

ラストの2連ハシゴ。これを登り切れば念願の山頂です。

8/11 15:22

恐怖心に打ち勝って、槍ヶ岳登頂しました。
21年8月11日午後3時22分。
スタートから15時間15分。
標高3180mです。

8/11 15:24

念願の槍ヶ岳標識。居合わせた方に、バージョン変えて8枚も撮ってもらいました〜

8/11 15:25

槍ヶ岳山頂です。

8/11 15:30

眼下に槍ヶ岳山荘。

8/11 15:38

小槍かな？
アルペン踊りは出来そうもありません。

8/11 15:51

穂高岳方面。

8/11 15:54

今日歩いた東鎌尾根喜作新道が一望です。

8/11 15:55

穂先アタック開始時はガスが出てたけど、時間が経つにつれ視界がクリアになってきて、おかげで高度感もバッチリ、
穂先に立っているだけで足が震えます。

8/11 15:57

名残惜しいですが、下山です。
山頂に居合わせた人曰く「下りる方がより怖い」とのことです！

8/11 16:02

下りは先行者がいて、おかげで落ち着いて下ることができました。

8/11 16:21

肩の小屋に降りてきた頃には日も差してきました。

8/11 16:26

肩の小屋サンセット。
ヒュッテ大槍に戻ります。

8/11 16:32

穂先の直下で振り返り。

8/11 16:34

帰りはイイ天気。

8/11 16:48

槍ヶ岳サンセット。

8/11 16:50

小屋に戻りました。
本日の行程は全て終了〜
行動時間17時間、長かったなぁ〜

8/11 13:26

小屋の部屋割り

8/11 17:46

お一人様用の部屋「槍沢」

8/11 17:45

2段ベッドの各段が1人分のスペースに木パーテーションで仕切られた造りでした。

8/11 17:46

食堂。夕食の準備中。

8/11 17:47

受付。

8/11 17:47

メニュー。

8/11 17:47

小屋に着いたら先ずはビール！

8/11 17:48

売店。

8/11 17:48

手ぬぐい。
右側を購入。

8/11 17:49

土間部分が談話スペースとなっています。

8/11 18:30

槍様、ビールで乾杯〜

8/11 18:52

夕食直前に槍と夕焼け。
チョコっと焼けました。
明日の朝はモルゲン槍見れるかなぁ〜

8/11 19:04

豪華な夕飯。
メインはチキングリル。
白ワインがつきます。
追加で黒ビール。
お腹いっぱい夕食をいただいた後は、あまりの疲労とアルコールで8時には就寝〜

8/12 4:32

おはようございます。
4時半からの朝食。
大変美味しく、ご飯もおかわりしてしまった。

8/12 4:48

外に出ると、槍様は雲の中。
霧雨です。
急遽予定変更で上高地に下山します。
上高地BTから新島々駅までバス、松本駅まで松本電鉄、穂高駅までJR大糸線、中房温泉までバス。
穂高駅からの中房温泉行きの最終バスの時間から逆算すると、上高地BT発11:30のバスに乗らないと！

8/12 5:34

上高地BTまで5時間半目指して下山開始。

8/12 5:52

槍沢コースに合流

8/12 6:05

槍沢を横断。

8/12 6:10

水沢を横断。

8/12 6:19

ガスの中、標高をぐんぐん下げます。

8/12 6:21

滝見岩。

8/12 6:24

天狗原への分岐。

8/12 6:42

突然登山道上に巨大岩が。

8/12 6:46

槍沢大曲がり。

8/12 6:47

乗越沢

8/12 7:04

ババ平。テン場、トイレあり。

8/12 7:22

槍沢ロッジ。
お風呂があるそうです。

8/12 7:40

ゴウゴウと音を立てて流れる槍沢。

8/12 7:43

ニノ俣。

8/12 7:49

一ノ俣。

8/12 8:03

頻繁に現れる渡渉。
橋があってよかった〜

8/12 8:16

横尾まで一気に下りてきて、初めての休憩。
ここまで来れば、もう安心。

8/12 8:19

横尾大橋。
次は涸沢経由の奥穂かな。

8/12 8:22

横尾山荘。

8/12 8:39

広い河原の梓川。

8/12 8:59

新村橋。

8/12 9:01

お目当ての徳澤園。

8/12 9:05

ソフトクリームと迷ってコーヒーソフトをチョイス。
正解！

8/12 9:10

いつかは泊まってみたい。

8/12 9:48

明神、穂高奥宮。

8/12 9:48

明神から先は7月に観光で訪れた。

小梨平キャンプ場。
あともう少し。

8/12 10:44

そして河童橋。
長かったなぁ〜

8/12 10:44

観光地に来たならば。

8/12 10:46

河原には少ないながらも観光客の姿が。

8/12 10:46

定番ショット。
奥穂吊尾根は雲の中。

8/12 10:50

ゴ〜〜〜ル！
上高地バスターミナルに到着しました。
旅もようやく終了です。

8/12 11:05

旅の締めくくりは「カッパ焼き」

バス待ち。

8/12 12:42

新島々駅。
初松本電鉄。
松本駅でお友達が待っていてくれました。

撮影機器：

Canon EOS M3 Canon

iPhone 11 Apple

感想

アルクマ

トリプル台風から始まり、台風崩れの温帯低気圧と秋雨前線。せっかくのお盆休みが悪天候に振り回される事になってしまった。日程が二転三転した結果、ピンポイントで11日〜12日の1泊2日で表銀座縦走を決行しました。
1日で槍ヶ岳までの行程は、予想をはるかに超えたハードな山行となりました。
当初の予定では二日目は来た道を帰るというものでしたが、1日目の行程があまりにもキツかったのと、二日目の天候が危険を伴う可能性があるという言い訳が見つかった事で、上高地への下山に変更しました。
終わってみれば、無理をせず、賢明な判断だったかなと思いました。

喜作新道 東鎌尾根は決して容易いコースではないが、余裕を持って日数をかけてじっくり攻めれば素晴らしいコースになることに間違いはないでしょう。
そうして苦労の末辿り着く槍ヶ岳の山頂は、何物にも代えがたい感動を得ることができるものと思いました。
そして、槍の穂先へのアタックは人によっては恐怖を感じるとは思いますが、その恐怖心を克服した先にある槍の山頂に立つということも、他では得られない達成感を得ることでしょう。
今回の山行で、最高の達成感と感動を得ることができたことを、今回天候に阻まれて行けなかったお友達yamanekokuroさんにぜひお伝えをして、松本駅から中房温泉まで送ってもらった事へのお礼としたいと思います。

コメント

山猫黒

hitsuji01さん表銀座縦走ロングルートお疲れさまでした！
ゆるゆるな私は時折くるhitsuji01さんのレポを見ながら『すごいな！さすが！』と言いながらヘロヘロになりながら大天井岳へ向かっておりました(笑)
hitsuji01さんの詳しい表銀座情報を読んでやっぱり私には無理かもと改めて思うところでした(笑)
またゆるゆるでも良さそうなところでご一緒山行よろしくお願いします(o^O^o)
ゆっくり休んでくださいね〜(*^^*)

アルクマ

なんだかんだで大天井までサクッと往復してしまうyamanekokuroさんなら、ゆっくり計画でたっぷり楽しめると思うよ〜
次回はぜひご一緒お願いします〜