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Yamareco

記録ID: 3445601
全員に公開
沢登り
日高山脈

千呂露川二岐沢本流(1967m峰西面直登沢)

2021年08月15日(日) ~ 2021年08月16日(月)
 - 拍手
poyanpy その他2人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
18:10
距離
26.3km
登り
2,544m
下り
2,559m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:42
休憩
0:38
合計
10:20
距離 12.9km 登り 2,005m 下り 736m
7:01
32
14:58
15:34
28
16:02
16:03
22
16:25
宿泊地
2日目
山行
6:53
休憩
0:45
合計
7:38
距離 13.4km 登り 559m 下り 1,831m
5:57
34
宿泊地
6:31
72
7:43
7:53
37
8:30
8:42
39
9:21
9:30
29
9:59
5
10:04
10:09
40
10:49
10:56
77
12:54
38
13:32
13:33
2
13:35
ゴール地点
15日(日)4:00(日高町道の駅集合)→06:05(二岐沢出合)→07:01(取水ダム)→07:33(二岐・二ノ沢出合)07:34→14:58(1967m峰)15:34→16:02(1904mピーク)16:03→16:25(C1)
16日(月)05:57(C1)→06:31(P18560)→7:43(北戸蔦別岳)07:53→08:30(幌尻山荘分岐)08:42→09:21(北戸蔦別岳)09:30→09:59(額平岳)10:04→ヌカビラ岳肩(10:09)→10:49(トッタの泉)10:56→12:13(二岐・二ノ沢出合)12:14→12:54(取水ダム)→13:35(二岐沢出合)
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
c631二股まで車両通行可。お盆休み期間中につき、駐車スペースは満車状態。下山時にはスカスカになってました。
北電取水施設
2021年08月15日 06:59撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 6:59
北電取水施設
二の沢出会いまでは夏尾根ルートを行く。
2021年08月15日 07:00撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 7:00
二の沢出会いまでは夏尾根ルートを行く。
夏尾根尾根ルートと言ってもこんなところがある。
2021年08月15日 07:21撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 7:21
夏尾根尾根ルートと言ってもこんなところがある。
四の沢出会い。山谷には取水施設から約1時間と記載されていたが、我らは約2時間を要してしまった。我らの歩みは遅すぎか。
2021年08月15日 08:56撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 8:56
四の沢出会い。山谷には取水施設から約1時間と記載されていたが、我らは約2時間を要してしまった。我らの歩みは遅すぎか。
c1090m付近
2021年08月15日 09:14撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 9:14
c1090m付近
c1100m付近 ここまでは河原歩きだった。
2021年08月15日 09:16撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 9:16
c1100m付近 ここまでは河原歩きだった。
c1120m付近 F1で早くもシャワー。気温が低かったので、辛かった。
2021年08月15日 09:20撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/15 9:20
c1120m付近 F1で早くもシャワー。気温が低かったので、辛かった。
c1130m付近 F2 遠目で難しそうだったが、滝の下にいくと登れることが分かる。ここから滝の落ち口に移るところが微妙だった。ロープを出してもらった。
2021年08月15日 09:24撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 9:24
c1130m付近 F2 遠目で難しそうだったが、滝の下にいくと登れることが分かる。ここから滝の落ち口に移るところが微妙だった。ロープを出してもらった。
c1140m付近
2021年08月15日 09:41撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 9:41
c1140m付近
c1180m付近 F3
2021年08月15日 09:48撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 9:48
c1180m付近 F3
お助け紐を出してもらったが、不要だった。
2021年08月15日 09:51撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 9:51
お助け紐を出してもらったが、不要だった。
c1190m付近
2021年08月15日 09:52撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 9:52
c1190m付近
c1190m付近 F4
2021年08月15日 09:54撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 9:54
c1190m付近 F4
c1120m付近 F5
この上に出てくる、オレがロープを引いたF6の写真を撮り忘れた。F6は、滝の左岸を1箇所ハーケンでランニングを取って登った。空身で登ったので、ザック引き上げによりザック水浸し。GPS不調に陥る。
2021年08月15日 09:59撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 9:59
c1120m付近 F5
この上に出てくる、オレがロープを引いたF6の写真を撮り忘れた。F6は、滝の左岸を1箇所ハーケンでランニングを取って登った。空身で登ったので、ザック引き上げによりザック水浸し。GPS不調に陥る。
c1140m付近 F7
2021年08月15日 10:29撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 10:29
c1140m付近 F7
c1250m付近 F8
2021年08月15日 10:30撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 10:30
c1250m付近 F8
c1250m付近 F8の上
2021年08月15日 10:32撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 10:32
c1250m付近 F8の上
c1270m付近 山谷に掲載されているF9
2021年08月15日 10:34撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 10:34
c1270m付近 山谷に掲載されているF9
ここが難しかった。ザックは岩にぶつかるし、ホールドスタンス乏しく滑るし、シャワーは冷たいしで辛かった。この後、ザックを棚の上において、空身で突破。岩と岩の間を直上することも一考か。
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ここが難しかった。ザックは岩にぶつかるし、ホールドスタンス乏しく滑るし、シャワーは冷たいしで辛かった。この後、ザックを棚の上において、空身で突破。岩と岩の間を直上することも一考か。
c1280m付近 1960m峰が見えてきた。
2021年08月15日 10:57撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 10:57
c1280m付近 1960m峰が見えてきた。
c1300m付近
2021年08月15日 11:01撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 11:01
c1300m付近
c1320m付近 たぶん山谷で紹介されているスラブ滝。最後の5mが厳しいようだったので、左岸を巻いて、上からロープを垂らした。ロープがあれば、特段問題なく登ってきた。
2021年08月15日 11:03撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 11:03
c1320m付近 たぶん山谷で紹介されているスラブ滝。最後の5mが厳しいようだったので、左岸を巻いて、上からロープを垂らした。ロープがあれば、特段問題なく登ってきた。
c1330m付近
2021年08月15日 11:06撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 11:06
c1330m付近
c1350m付近
2021年08月15日 11:31撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 11:31
c1350m付近
c1370m付近
2021年08月15日 11:33撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 11:33
c1370m付近
c1400m付近
2021年08月15日 11:37撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 11:37
c1400m付近
c1430m付近
2021年08月15日 11:42撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 11:42
c1430m付近
c1450m付近 雪渓の残骸
2021年08月15日 11:48撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 11:48
c1450m付近 雪渓の残骸
c1460m付近
2021年08月15日 11:51撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 11:51
c1460m付近
c1460m付近 この後が嫌らしかった。中段の棚を左側にトラバース(斜登)してから登った。
2021年08月15日 11:53撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 11:53
c1460m付近 この後が嫌らしかった。中段の棚を左側にトラバース(斜登)してから登った。
トラバース(斜登)してくる若者
2021年08月15日 11:57撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 11:57
トラバース(斜登)してくる若者
c1480m付近 残置ハーケンあり。登るシーンが数枚続きます。
2021年08月15日 12:06撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 12:06
c1480m付近 残置ハーケンあり。登るシーンが数枚続きます。
c1480m付近の滝その2
2021年08月15日 12:06撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 12:06
c1480m付近の滝その2
c1480m付近の滝その3
2021年08月15日 12:07撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 12:07
c1480m付近の滝その3
c1480m付近の滝その4
2021年08月15日 12:08撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 12:08
c1480m付近の滝その4
c1480m付近の滝を登ったら、この滝がありました。直登できそうもないので、左岸を巻きました。
2021年08月15日 12:22撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 12:22
c1480m付近の滝を登ったら、この滝がありました。直登できそうもないので、左岸を巻きました。
c1510m付近
2021年08月15日 12:33撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 12:33
c1510m付近
c1520m付近 もう水をかぶりたくなかったが、仕方がありません。
2021年08月15日 12:40撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 12:40
c1520m付近 もう水をかぶりたくなかったが、仕方がありません。
水をかぶった後、滝の落ち口に登るまでの数手が微妙だった。
2021年08月15日 12:45撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 12:45
水をかぶった後、滝の落ち口に登るまでの数手が微妙だった。
c1540m付近
2021年08月15日 12:52撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 12:52
c1540m付近
c1550m二股 左股を行きます。
2021年08月15日 12:54撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 12:54
c1550m二股 左股を行きます。
左股に入ってすぐの滝
2021年08月15日 12:55撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 12:55
左股に入ってすぐの滝
c1620m付近
2021年08月15日 13:12撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 13:12
c1620m付近
c1800m付近の高巻き。山谷に紹介されている最後の滝はガスって周囲がぼんやりしていたので、写真を取らなった。右岸のハイマツをつなげて巻いた。巻いている途中でメンバーの一人が2mほど落ちたので、ロープを出した。
2021年08月15日 14:12撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 14:12
c1800m付近の高巻き。山谷に紹介されている最後の滝はガスって周囲がぼんやりしていたので、写真を取らなった。右岸のハイマツをつなげて巻いた。巻いている途中でメンバーの一人が2mほど落ちたので、ロープを出した。
ハイマツをつなげて沢に戻ろうとしているところ。
2021年08月15日 14:25撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 14:25
ハイマツをつなげて沢に戻ろうとしているところ。
c1840付近 源頭
2021年08月15日 14:38撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 14:38
c1840付近 源頭
c1880m付近
2021年08月15日 14:47撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 14:47
c1880m付近
c1900m付近 頂上直下の岩稜帯はうまくかわせた。
2021年08月15日 14:55撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 14:55
c1900m付近 頂上直下の岩稜帯はうまくかわせた。
稜線に出ました。
2021年08月15日 15:11撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 15:11
稜線に出ました。
ピーク
2021年08月15日 15:11撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 15:11
ピーク
お疲れさま
国境稜線
2021年08月15日 15:30撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 15:30
国境稜線
綿帽子をかぶった花
2021年08月15日 15:52撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 15:52
綿帽子をかぶった花
c1856m付近にあるという幕営地まで行きたかったが、メンバーの疲労度合いを見て、c1900m付近のちょっとした平地に幕営。
2021年08月15日 17:49撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 17:49
c1856m付近にあるという幕営地まで行きたかったが、メンバーの疲労度合いを見て、c1900m付近のちょっとした平地に幕営。
オレのツェルト。
2021年08月15日 17:51撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 17:51
オレのツェルト。
ツェルト内
2021年08月15日 18:46撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 18:46
ツェルト内
ヘッドランプを紛失。どこで無くしたか不明。メタを灯してプチ焚火。チビチビやりながら小1時間楽しめた。
2021年08月15日 19:05撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 19:05
ヘッドランプを紛失。どこで無くしたか不明。メタを灯してプチ焚火。チビチビやりながら小1時間楽しめた。
寝る前にキジ打ちに外に出たら、我らのツェルトの周りに蛍の光らしきものが。写真撮影を試みたが、真っ黒ケッケ。写真ではよくわからないが、オレは、確かに複数の光をこの目で見た。こんなに標高が高く、気温が低いところに光を放つ虫は生息しているのだろうか。お盆時期の何かだろうか。
2021年08月15日 20:28撮影 by  iPhone 11, Apple
8/15 20:28
寝る前にキジ打ちに外に出たら、我らのツェルトの周りに蛍の光らしきものが。写真撮影を試みたが、真っ黒ケッケ。写真ではよくわからないが、オレは、確かに複数の光をこの目で見た。こんなに標高が高く、気温が低いところに光を放つ虫は生息しているのだろうか。お盆時期の何かだろうか。
街の灯りと山影も写してみた。
2021年08月15日 20:28撮影 by  iPhone 11, Apple
8/15 20:28
街の灯りと山影も写してみた。
夜中に小雨(霧雨か)。色んなものが水を吸って、ザックが重くなった。二日目ご出立。
2021年08月16日 05:57撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 5:57
夜中に小雨(霧雨か)。色んなものが水を吸って、ザックが重くなった。二日目ご出立。
c1856m幕営地。一等地だ。
2021年08月16日 06:30撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 6:30
c1856m幕営地。一等地だ。
北戸蔦別岳
2021年08月16日 07:51撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 7:51
北戸蔦別岳
コンパスで方向を確かめず、感覚で踏み跡を進む我ら。幌尻岳方面に進んでしまった。
2021年08月16日 08:18撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 8:18
コンパスで方向を確かめず、感覚で踏み跡を進む我ら。幌尻岳方面に進んでしまった。
途中雲が切れ、少しだけ山並みが見えた。
2021年08月16日 08:18撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 8:18
途中雲が切れ、少しだけ山並みが見えた。
c1881m分岐まで行って、間違いに気が付き、来た道を戻る我ら。往復1時間のタイムロス。
2021年08月16日 08:45撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 8:45
c1881m分岐まで行って、間違いに気が付き、来た道を戻る我ら。往復1時間のタイムロス。
色々ありましたが、無事c631m二股の車止めに戻りました。
2021年08月17日 14:45撮影
8/17 14:45
色々ありましたが、無事c631m二股の車止めに戻りました。

感想

【行動概要】
 7月下旬に行ったペンケ札楽古川で初めての日高!!沢を経験したカンは、やぶ尾根の下降はヘビーだったけれど、沢そのものはそれほど難しくなかったとの感想。
 これは、日高の!!☆沢を行くしかないでしょうと、お盆休みを利用しての一泊から二泊の山行を計画。
 カンとタマさんの意見を踏まえ、一泊二日で遡行できるこの沢に決定。
 当初計画は14日〜16日の期間で一泊二日予備日1日とした。日々変わる天気予報を見ながら、14日は現地までの移動日にして、15日〜16日で遡行することに決定。山行前々日の天気予報で14日(土)の天気が今一だったことを考慮しての決定だったが、結果論としては三日間とも大差ない天気。やはり山は現地判断。天気予報に一喜一憂(躍らされてしまう)するオレって・・・。
 14日が移動日になったので、実家に帰省して線香を上げてから山に入ることにした。親父の新盆なので。
 実家経由の現地入りとなったので、今山行での移動走行距離は約760kmとなった。我ながらよく走った。
 日高町に着いたのは夜遅くとなったので、道の駅にて車中泊。セコマのかつ丼で明日からの山行に向けて気合を入れ、軽く飲んで就寝。
 翌朝起床時の気温は10度前後。車止めの二股で9度。沢を登る気温ではない感じ。前の週までの猛暑はいずこ。
 お盆休み期間中だけあって、車止めの駐車スペースは満杯。車止めの少し手前の道路脇スペースに駐車した。
 計画書作成に当たって、参考にしたのは山谷とHクラブの記録。二股から取水ダムまで1時間、取水ダムから四の沢出会いまで1時間としたが、四の沢出会いまで2時間弱を要してしまった。我らの歩みは遅いのか・・・。
 四の沢を過ぎ、標高1100m以降は滝が続く。気温が低いのに、のっけからシャワー。寒さに意気消沈するやいなや、次の滝が現れる。カンが積極的に前に出る。遠目に難しそうに見えたので、ロープを出してもらったが、滝の下から見ると手足はそれなりにしっかりあった。
 以降、断続的に滝が続く。主にカンが先頭を切って登ったが、オレも頑張って二つの滝でロープを引っ張った。
 山谷に記載されているF9の滝は中段の棚までは問題ないが、そこから落ち口までがむずかった。カンはザックを棚に置いて、冷たいシャワーを浴びながらロープを引っ張った。
 山谷に記載されているスラブ滝は、最後の5mくらいが手足がおぼつかないようだったので、左岸を巻いてロープを垂らした。ロープがあれば、問題なく登ってきたので、精神的なプレッシャーに打ち勝つかどうかなんだろうと思う。
 その後も滝は続く。登れる滝ではあるが、滝はもういいやという気分で、カンと顔を見合わせる。
 標高1800m付近、これも山谷に記載されている滝だと思う。ガスっていて全貌が見渡せなかった。分かったのは直登不可ということ。ここは右岸のハイマツをつないで巻いた。ここの巻きでタマさんが2mほど落ちた。古傷の膝裏を痛めたとのことでヒヤリとしたが、自力歩行可で一安心。念のため沢に戻るまでロープを出す。
 源頭はヤブ漕ぎなし。ピーク直下の岩稜帯もうまく巻いて、国境稜線に出ることができた。
 ピークからは、Hクラブの記録にならい、ピパイロを踏んでからポンチロロ川に下降することを考えていたが、ピパイロを踏みたいと思うメンバーだれもいなかった。
 タマさんの膝の具合や疲労度を考慮して、ポンチロロ川に下らずに、夏尾根を下ることにした。万が一を思い、水2L担ぎ上げてよかった。タマさんも2L担ぎ上げていたので、共同水として使うことにした。
 c1856mまで行けば、幕営スペースがあると聞いていたが、遅々とした歩みにパーティー全体の疲労を感じ、c1900m付近のちょっとしたスペースに幕営することにした。こんなこともあろうかと、ツェルトポールを装備していてよかった。
 国境稜線での日高の山並みと星空を期待していたが、ガスで真っ白ケッケ。気温も低く、外でのお湯沸かしかチョイ辛い。
 暗くなって、ヘッドランプが無くなっていることに気がつく。どこで紛失したのか、皆目検討がつかない。山行ごとに何かがなくなっている。一体どうしたんだ、オレ。
 非常用燃料兼焚き付け燃料のエスビットの太いやつを六分割して、ビリー缶の底に置いて室内焚火とし、チビチビやった。一カケラ約10分燃焼で一時間ほど楽しんで就寝。
 寝る前にトイレに出ると、カンのツェルトから明かりが見えた。まだ、起きてるのかなと、目を凝らすと、カンのツェルトの外にホタルの光のような明かりが灯っていた。辺りを見渡すとタマさんのツェルトの周りにもいくつか明かりが見える。見た感じはホタルの光だか、吸血昆虫が皆無になるくらいに気温が下がった日高の国境稜線上にホタルのように発光する虫が生息するのだろうか?それともオヤジの新盆だけに、ここまでついてきたのだろうか?今となっては謎だ。
 2日目は、急ぐ旅ではないので、5時起床としたが、早く寝ている分、年寄りは早く目が覚める。タマさんは3時半くらいからゴソゴソやっていた。このことに気がつく俺も目が覚めていた。カンは5時までしっかり寝ていた。さすが。
 夜中に霧雨が降ったので、ツェルトは水分をしっかり吸った。濡れたロープやガチャ類を入れたザックは重くなった。
 昨晩の霧雨と朝露で国境稜線上のハイマツは濡れている。上下雨具で出発。この日もガスで真っ白ケッケ。
 北戸蔦別岳で休憩を取り、コンパスで方向を確認しないで、感覚で踏み跡を辿ってしまい、戸蔦別岳とのコルまで行ってしまった。戻る道の辛いこと。往復一時間のタイムロス。
 糠平岳からの下りは急。春はシリセードであっという間だったが、夏道下山は足元悪しで滑るし、時間がかかる。あまり良い天気とは言えないが、数組の登山者に会った。ここを登るのはヘビーだなぁ。
【感想】
 久々の日高の!!☆の沢で精神的に疲れた。すべての滝をリードしたわけではないのに、一杯一杯になっているのが今の自分。等身大の自分を分かった上で今後の日高の沢を考えなくてはならないなぁと思う。
 山行終了後の身体のダメージもヘビー。これは沢の困難度に比例していないというのが、言わずもがな。今の俺は二泊三日の山行ができるのだろうか?コイボクシュシビチャリ川の本流に行きたいのに…。
 さて、9月の三連休はどこに行こうかな。

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