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Yamareco

記録ID: 344678
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

唐松岳〜不帰ノ嶮

2013年09月14日(土) ~ 2013年09月15日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
30:23
距離
22.8km
登り
2,163m
下り
2,417m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:10
休憩
1:29
合計
8:39
5:35
46
6:21
6:23
32
6:55
6:55
19
7:14
7:16
49
8:05
8:10
13
8:23
8:27
39
9:06
9:24
17
9:41
9:52
37
11:38
11:45
15
12:00
12:17
46
13:03
13:10
41
13:51
13:51
23
14:14
2日目
山行
4:54
休憩
0:24
合計
5:18
6:26
51
7:17
7:17
75
8:32
8:52
22
9:14
9:15
12
9:27
9:28
2
9:30
9:32
15
9:47
9:47
32
10:19
10:19
38
10:57
10:57
13
11:10
11:10
9
11:19
11:19
25
11:44
●9月14日(土)
05:31黒菱駐車場〜06:18八方池山荘06:18〜06:59八方ケルン06:59〜07:10八方池07:15〜08:24丸山ケルン08:26〜09:04唐松岳頂上山荘09:22〜09:38唐松岳09:50〜10:27不帰曲南峰10:27〜10:40不帰曲北峰10:40〜11:35不帰喫の頭11:42〜11:55不帰キレット11:55〜13:07天狗ノ大下り開始地点13:07〜13:49天狗の頭13:49〜14:10天狗山荘(幕営)

●9月15日(日)
06:24天狗山荘〜06:49鑓温泉分岐06:49〜08:33白馬鑓温泉08:54〜10:17小日向のコル10:17〜11:13水芭蕉平11:13〜11:34白馬鑓温泉登山口11:34〜11:42猿倉
 
天候 9月14日(土):快晴→晴れ→ガス→夜大雨
9月15日(日):曇り時々雨
 
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
行き:黒菱駐車場(100台程度?/無料/5時頃到着時駐車率は6〜7割)
帰り:猿倉〜黒菱駐車場(タクシー/6400円/八方まで相乗り)
 
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
八方池山荘にあり。

【コース状況】
●黒菱駐車場〜八方池山荘
駐車場から黒菱平までは、アルペンクワッドリフトの軌道下を通る管理用の舗装された道路を進みます。
クワッドリフト終点の黒菱平に出ると、目の前には鎌池湿原が広がります。
湿原の中の木道から八方尾根自然研究路に入り、九十九折の散策路を登ります。
黒菱駐車場から小一時間で八方池山荘に到着です。

●八方池山荘〜唐松岳
八方池山荘から道は登山道と散策路の二手に分かれ、
登山道の方は尾根を直登する岩ゴロのルートとなります。
散策路と合流するとここで再び登山道は二手に分かれます。
今度は直登ルートと木道ルートという巻き道に分かれますが、
巻き道を使うように促す看板が立っていたので言いつけ通り木道ルートで進みます。
直登ルートと木道ルートは公衆トイレ付近で合流。
ようやく一本道となり、八方ケルンを通過すると、ほどなく八方池に到着。

下ノ樺、上ノ樺と樹林帯の中を進むと、登山道は扇雪渓に突き当たり折れ曲がります。
登り詰めたところが丸山(ケルン)。
丸山(ケルン)を過ぎると唐松岳頂上山荘に向けてガレ場のトラバース道が続きます。
道中、桟道があったり落石防止用ネットが張ってたりします。
ちなみにこの付近、冬期は尾根通しのルートとなります。
唐松岳頂上山荘からもうひと登りして唐松岳山頂に到着です。

●唐松岳〜天狗山荘

不帰ノ嶮の通過は、喫〜曲北峰間の核心部が下りとなるため、
白馬→唐松よりも、唐松→白馬の方が難易度は高くなるでしょう。

【不帰ノ嶮景】
不帰ノ嶮景は黒部川に巻くので、危険箇所もなく順調に通過できます。クサリやハシゴ類もありません。

【不帰ノ嶮曲】
曲は八方尾根から見ると台形の形をしていて、台形の上辺の唐松岳側が南峰、白馬側が北峰となります。
南峰から北峰までは若干のアップダウンがあります。こちらも特に危険箇所はありません。

曲南峰から喫とのコルまでが、不帰ノ嶮の核心部となります。
白馬側に切れ落ちた岩場となっていて、クサリを使い下降→トラバースを繰り返しながら下っていきます。
有名な空中ハシゴの直前でルートは稜線を挟んで白馬側から黒部側へ入れ替わります。
空中ハシゴを過ぎてからは岩稜地帯に入り、曲と喫のコルにたどり着くまでが、
クサリ場の連続となり注意が必要です。

【不帰ノ嶮喫】
曲と喫のコルから喫の頭まではガレ場となります。
急登ではあるものの、手を使うことはほとんどありません。
喫の頭からの下りも目立った危険箇所はなく、下りきったところが不帰キレット(2411m)となります。

【天狗ノ大下り】
言い古されていると思いますが、唐松側から来た場合は大登りとなります。
不帰キレットから標高差約300mの急登を九十九折に登っていきます。
下部は浮き石やザレているところが多く滑りやすいですが、
上部に行くに従ってガレ場から岩稜地帯となります。
途中、クサリ場が2箇所ありますがどちらもクサリを使わずに登ることができます。
登りきって水平になった登山道を進むと「ここより天狗の大下り 足元注意」の看板あり。

【天狗尾根】
天狗の大下り開始地点(唐松からだと終了地点)を通過すると、天狗の頭に向かって、
緩やかな登りが続きます。
天狗の頭からは下り基調となり、正面に大迫力の鑓ヶ岳を眺めながら20分程進むと天狗山荘に到着です。

●天狗山荘〜白馬鑓温泉
天狗山荘から稜線に上がりほどなく鑓温泉の分岐が現れ、
ここからガレ場の急斜面を九十九折に一気に下ります。
大出原を過ぎしばらくすると樹林帯に入り、岩場のクサリ地帯となります。
このクサリ地帯、パッと見はそんなに難しくないように見えますが、
沢に近いせいで濡れている場合が多く滑りやすくなっているので注意が必要かと思われます。
また、鑓温泉の小屋が見えてからの区間も引き続き滑りやすく、
右側斜面が雪渓に向かって切れ落ちているので、落ちたらタダでは済まないでしょう。
滑落事故が多発しているようで、クサリ地帯の入口と出口には注意喚起の看板があります。

●白馬鑓温泉〜猿倉
鑓沢、杓子沢を通過し、小日向のコルの手前までは小さなアップダウンを繰り返しながら
トラバース道を進みます。鑓沢を過ぎた辺りに雪渓が1箇所残っていました。
小日向のコルの手前からはコルに向かっての登りとなります。

小日向のコルを過ぎると、緩やかな下りが続き、水芭蕉平を通過するとほどなく林道に出ます。
林道からは10分ほどで猿倉に到着です。

【温泉】
みみずくの湯(500円)
 
【1日目】黒菱駐車場に着いて出発の準備をしていると見事な朝焼けが見られました
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【1日目】黒菱駐車場に着いて出発の準備をしていると見事な朝焼けが見られました
紫からオレンジに変わります
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紫からオレンジに変わります
雲の様相が秋を感じさせます
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雲の様相が秋を感じさせます
さて出発です。黒菱平に向かう作業道から早くも白馬三山がお出迎え
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さて出発です。黒菱平に向かう作業道から早くも白馬三山がお出迎え
想像してたよりも天気が良く、アガリます
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想像してたよりも天気が良く、アガリます
日の出と眼下には白馬の街
日の出と眼下には白馬の街
作業道が急登で意外とたいへん
作業道が急登で意外とたいへん
ハクサンシャジン【PHOTO by komemame】
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ハクサンシャジン【PHOTO by komemame】
実りの秋
朝日を受けながら登ります
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朝日を受けながら登ります
八方池山荘の前にたくさん咲いてました【PHOTO by komemame】
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八方池山荘の前にたくさん咲いてました【PHOTO by komemame】
タカネマツムシソウ【PHOTO by komemame】
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タカネマツムシソウ【PHOTO by komemame】
コウメバチソウ【PHOTO by komemame】
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コウメバチソウ【PHOTO by komemame】
シモツケ【PHOTO by komemame】
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シモツケ【PHOTO by komemame】
白馬三山
小蓮華岳も入れてもう一度
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小蓮華岳も入れてもう一度
こんなに晴れるとは思ってませんでした。うれしい誤算
こんなに晴れるとは思ってませんでした。うれしい誤算
なだらかな木道が続きます
なだらかな木道が続きます
左手には五竜と鹿島槍を眺めながら登り…
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左手には五竜と鹿島槍を眺めながら登り…
右手には白馬三山を眺めながら登ります。両手に花
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右手には白馬三山を眺めながら登ります。両手に花
これから進むルートが俯瞰できます。左から唐松岳→不帰ノ嶮鶚峰→不帰ノ嶮鵺峰→不帰ノ嶮鵯峰
これから進むルートが俯瞰できます。左から唐松岳→不帰ノ嶮鶚峰→不帰ノ嶮鵺峰→不帰ノ嶮鵯峰
お手軽にこんな絶景が見られる八方尾根はいいですね
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お手軽にこんな絶景が見られる八方尾根はいいですね
八方池に立ち寄るために下ります
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八方池に立ち寄るために下ります
八方池に到着。逆さ白馬三山
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八方池に到着。逆さ白馬三山
こちらは逆さ不帰キレットと逆さ天狗の大下り
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こちらは逆さ不帰キレットと逆さ天狗の大下り
【PHOTO by komemame】
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【PHOTO by komemame】
こういう時はワイドなレンズがうらやましい【PHOTO by komemame】
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こういう時はワイドなレンズがうらやましい【PHOTO by komemame】
前の写真で撮っていたのがこれ
前の写真で撮っていたのがこれ
下ノ樺。ダケカンバに光が当たってキレイでした
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下ノ樺。ダケカンバに光が当たってキレイでした
山イチゴ【PHOTO by komemame】
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山イチゴ【PHOTO by komemame】
前方に丸山を望む
前方に丸山を望む
唐松岳の山頂が見えてきました
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唐松岳の山頂が見えてきました
この辺りだけ秋
しばし雲に隠れていた五竜が再び姿を現しました
しばし雲に隠れていた五竜が再び姿を現しました
唐松岳山頂と不帰ノ嶮鶚峰が間近に
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唐松岳山頂と不帰ノ嶮鶚峰が間近に
唐松岳頂上小屋まではトラバース道が続きます。たまに桟道もあります
唐松岳頂上小屋まではトラバース道が続きます。たまに桟道もあります
五竜の存在感がどんどん大きくなります
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五竜の存在感がどんどん大きくなります
夏道を通るのは初めて
夏道を通るのは初めて
唐松岳頂上山荘が見えてきました
唐松岳頂上山荘が見えてきました
稜線に乗った瞬間、剱立山連峰がドーンと目の前に飛び込んできます。この先、必要以上に剱の写真が出てきちゃいます
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稜線に乗った瞬間、剱立山連峰がドーンと目の前に飛び込んできます。この先、必要以上に剱の写真が出てきちゃいます
剱アップで【PHOTO by komemame】
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剱アップで【PHOTO by komemame】
立山アップで【PHOTO by komemame】
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立山アップで【PHOTO by komemame】
薬師、赤牛、水晶
薬師、赤牛、水晶
赤牛、水晶をアップで【PHOTO by komemame】
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赤牛、水晶をアップで【PHOTO by komemame】
槍、穂高をアップで【PHOTO by komemame】
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槍、穂高をアップで【PHOTO by komemame】
八峰もよく見えます
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八峰もよく見えます
唐松岳頂上山荘から唐松岳を望む
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唐松岳頂上山荘から唐松岳を望む
山荘で休憩してから山頂に向かいます
3
山荘で休憩してから山頂に向かいます
白馬鑓ヶ岳と天狗ノ頭
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白馬鑓ヶ岳と天狗ノ頭
後立の稜線の東側斜面には雲海
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後立の稜線の東側斜面には雲海
稜線に乗ると五竜岳の存在感が引き立ちます
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稜線に乗ると五竜岳の存在感が引き立ちます
五竜と黒部の山々をバックに撮ってもらいました【PHOTO by komemame】
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五竜と黒部の山々をバックに撮ってもらいました【PHOTO by komemame】
秋の空の下に山頂の頂上標が見えてきました
秋の空の下に山頂の頂上標が見えてきました
唐松岳山頂に到着
唐松岳山頂に到着
山のポーズ
剱をバックに〜komemameバージョン
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剱をバックに〜komemameバージョン
剱をバックに〜danyamaバージョン
3
剱をバックに〜danyamaバージョン
山頂よりこれから進む不帰ノ嶮のルートを見下ろします
3
山頂よりこれから進む不帰ノ嶮のルートを見下ろします
山荘からは見えないけど山頂までくると五竜の後ろに槍・穂高が見えます
山荘からは見えないけど山頂までくると五竜の後ろに槍・穂高が見えます
山頂より剱〜立山〜薬師
山頂より剱〜立山〜薬師
山頂より毛勝三山
山頂より毛勝三山
山頂より前穂高〜奥穂〜槍〜鷲羽〜水晶〜赤牛〜薬師〜立山
山頂より前穂高〜奥穂〜槍〜鷲羽〜水晶〜赤牛〜薬師〜立山
豪快な東斜面
山頂からの眺めをたっぷり堪能したのでそろそろ不帰ノ嶮に向かいます
山頂からの眺めをたっぷり堪能したのでそろそろ不帰ノ嶮に向かいます
これから向かう鶚峰にはバルタン星人のような岩
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これから向かう鶚峰にはバルタン星人のような岩
下ります
振り返ると唐松岳。その頂にはたくさんの登山者で賑わっています
振り返ると唐松岳。その頂にはたくさんの登山者で賑わっています
おもしろ雲。キレイに映らないブラウン管のテレビのよう
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おもしろ雲。キレイに映らないブラウン管のテレビのよう
鵺峰南峰に到着
手前から鵺峰〜鵯峰〜天狗の頭〜白馬鑓ヶ岳
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手前から鵺峰〜鵯峰〜天狗の頭〜白馬鑓ヶ岳
鵺峰南峰から北峰へ
鵺峰南峰から北峰へ
ハイマツ帯を抜け…
ハイマツ帯を抜け…
ガレ場を登ります
ガレ場を登ります
振り返って鶚峰と唐松岳
振り返って鶚峰と唐松岳
不帰ノ嶮鵺峰北峰に到着。ここから鵯峰とのコルまでが核心部となります
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不帰ノ嶮鵺峰北峰に到着。ここから鵯峰とのコルまでが核心部となります
高度感たっぷり
鵺峰を少し降りたところから鵯峰を見下ろす
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鵺峰を少し降りたところから鵯峰を見下ろす
もう少し下ったところから。手前が鵯峰、奥が天狗の大下り
もう少し下ったところから。手前が鵯峰、奥が天狗の大下り
絶壁をトラバース
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絶壁をトラバース
慎重に進みます
手前に見える鵯峰とほぼ同じ高さまで降りてきました。奥には天狗の頭と右隅に白馬鑓ヶ岳
手前に見える鵯峰とほぼ同じ高さまで降りてきました。奥には天狗の頭と右隅に白馬鑓ヶ岳
有名な空中ハシゴ
2
有名な空中ハシゴ
空中ハシゴから稜線を挟んで白馬側から黒部側に入れ替わります
2
空中ハシゴから稜線を挟んで白馬側から黒部側に入れ替わります
一歩一歩慎重に下ります
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一歩一歩慎重に下ります
ちょっとしたテラスまでクサリで降ります。背後には剱
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ちょっとしたテラスまでクサリで降ります。背後には剱
同じ場所から剱メインで
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同じ場所から剱メインで
縦位置で剱
鵺峰を振り返ります。すごいナイフリッジ
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鵺峰を振り返ります。すごいナイフリッジ
鵺峰と鵯峰のコルから急登を登りきると鵯峰の頭に到着
鵺峰と鵯峰のコルから急登を登りきると鵯峰の頭に到着
鵯峰の頭を下ったところからパチリ。下りきったところが不帰キレット
鵯峰の頭を下ったところからパチリ。下りきったところが不帰キレット
雲が不帰キレットを通過しています
雲が不帰キレットを通過しています
天狗の大下りを登ります
天狗の大下りを登ります
天狗の大下りの上部は岩場となります
天狗の大下りの上部は岩場となります
あと少し!
この看板が見えたら急登は終了です
この看板が見えたら急登は終了です
ガスってきちゃいました
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ガスってきちゃいました
天狗の頭まで緩やかに登っていきます
天狗の頭まで緩やかに登っていきます
天狗の頭に到着
天狗山荘までの稜線歩き
天狗山荘までの稜線歩き
天狗山荘に到着
天狗山荘の水場の元となっている雪渓
天狗山荘の水場の元となっている雪渓
本日の我が家
こんな景色が目の前に広がるいいテン場です。三連休にも関わらずこの日は5張のみ
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こんな景色が目の前に広がるいいテン場です。三連休にも関わらずこの日は5張のみ
テン場から白馬鑓ヶ岳
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テン場から白馬鑓ヶ岳
まずはイチボの焼肉でビールを飲み干します
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まずはイチボの焼肉でビールを飲み干します
メインはキムチ鍋。温かいので外で楽しめました。締めに雑炊を予定してましたが、お腹いっぱいとなり、雑炊用の卵は溶き卵にしてスープを飲み干しました
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メインはキムチ鍋。温かいので外で楽しめました。締めに雑炊を予定してましたが、お腹いっぱいとなり、雑炊用の卵は溶き卵にしてスープを飲み干しました
【2日目】
夜はテントに雨が激しく打ちつけていましたが、翌朝は小雨でした
【2日目】
夜はテントに雨が激しく打ちつけていましたが、翌朝は小雨でした
雨なのに眺望はそこそこ利きました
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雨なのに眺望はそこそこ利きました
雷鳥のお出まし
その後、ゾロゾロと現れ計5匹が群れていました
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その後、ゾロゾロと現れ計5匹が群れていました
これからの季節に備えているのか、みんな肥えてました
これからの季節に備えているのか、みんな肥えてました
アップで。プクプク【PHOTO by komemame】
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アップで。プクプク【PHOTO by komemame】
真っ正面【PHOTO by komemame】
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真っ正面【PHOTO by komemame】
そろそろ稜線ともお別れです
そろそろ稜線ともお別れです
稜線から降りて鑓温泉まで下ります
稜線から降りて鑓温泉まで下ります
頸城山塊。見えているのは高妻・乙妻と妙高
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頸城山塊。見えているのは高妻・乙妻と妙高
雨にも関わらず遠見尾根と白馬の街まで見通せました
雨にも関わらず遠見尾根と白馬の街まで見通せました
白馬鑓温泉の手前付近からはクサリ場の連続
白馬鑓温泉の手前付近からはクサリ場の連続
岩が濡れているので思いのほか滑ります
岩が濡れているので思いのほか滑ります
鑓温泉が見えてきました
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鑓温泉が見えてきました
ウツボグサ
トリカブトがたくさん
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トリカブトがたくさん
鑓温泉に到着。小休止をしているとザ―ザーと雨が降り始めました。雨の中意を決して先を急ぐと雨は小降りに
鑓温泉に到着。小休止をしているとザ―ザーと雨が降り始めました。雨の中意を決して先を急ぐと雨は小降りに
コオニユリがまだ咲いてました【PHOTO by komemame】
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コオニユリがまだ咲いてました【PHOTO by komemame】
鑓沢。雪渓にハシゴが架かっています
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鑓沢。雪渓にハシゴが架かっています
ここだけ雪渓が残ってました
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ここだけ雪渓が残ってました
白いホタルブクロ
白いホタルブクロ
杓子沢。迫力あります
杓子沢。迫力あります
終わりかけのクガイソウ
終わりかけのクガイソウ
コバギボウシ
林道に合流
下山後、白馬のハンバーガー屋さんでランチ
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下山後、白馬のハンバーガー屋さんでランチ
アメリカンなバスの中で食べられます
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アメリカンなバスの中で食べられます

感想

 
さて台風です。
土曜日は天気が期待できるものの日曜日は徐々に崩れ、月曜日は大荒れの予報。
テン泊だと土曜日に入り、日曜日はさっと降りるだけの行程で考えないと…。

とりあえず黒菱駐車場に向かい、八方尾根を登って、
唐松岳から北に向かうか南に向かうかは、その時の気分次第で決めよう、
ということで出発です。

黒菱駐車場に着くと空をピンクに染める朝焼けが見られました。
反対側には白馬三山が早くも鎮座しているのが見えます。

小一時間で八方池山荘に到着し、ゴンドラ&リフトの終点に合流です。
ここからは快晴の中、左手に五竜・鹿島槍、右手に白馬三山と両手に花。
ほどなく誰もいない八方池に到着。風もなく八方池に映る白馬三山がとてもキレイです。
白馬鑓はやはりこちら側から眺めるにかぎりますね。

静かな八方尾根を楽しみたい場合は、
ゴンドラの営業時間前に黒菱から上がっちゃうことをおススメします。

無雪期に八方尾根を歩くのは初めてだったので、
積雪期とのルートの違いなどを確認しながら進むと唐松岳頂上山荘に到着。

ドーンと剱・立山連峰がお出迎え。このルート一番のアガる瞬間です。
途中ガスが昇ってくることもあり、このタイミングだけは晴れていて欲しい
と思いながら登った甲斐がありました。
この景色が見られただけで今回の山行の目的の半分は達成した気分です。

唐松岳頂上山荘で休憩しながら、これからどちらに向かうか逡巡します。
で、明日の天気を考えると白馬鑓温泉、大雪渓、栂池、蓮華温泉とエスケープルートが多く、
テン場も五竜山荘より天狗山荘の方が魅力的だったので北に向かうことにしました。

不帰ノ嶮は、曲北峰と喫との間のコルまでがクサリ場の連続となり、緊張感がありますが、
komemame曰く「私にちょうどいいくらいの難しさで、楽しめた」との感想でした。
不帰キレットを通過し、本日最後の難所、天狗の大下りの約300m登り返しです。

ヒーコラ言いながら登り詰めるとおおらかな稜線が目の前に広がります。
が、同時にガスも上がってきてしまいます。
白馬鑓ヶ岳まで続く稜線は見えたり隠れたりを繰り返す中、
天狗山荘までのゆったりしたルートを進みます。

天狗山荘はとてもいいテン場でした。
眺望よし、水は無料、トイレもキレイ、水場&トイレはテン場の近く、
大きな自炊室にビールの自販機あり。
何より人が少ないのがいい。この日テントは5張のみでした。

土曜日発だと金曜日夜ほとんど眠れないので、
焼肉&キムチ鍋を楽しんだ後、バタンキューでした。
夜中テントに雨粒が激しく打ちつける音で目が覚め、時計を見るとまだ21時。
寝惚けマナコで「明日は鑓温泉に下山だなぁ」と思いながら再び眠りに就きます。

翌朝。
雨は降っているものの、大降りではありません。撤収が完了すると雨も止んでいます。
「これだったら白馬三山を回れるなぁ」と一瞬アタマによぎりましたが、
ガスガスの稜線歩きは楽しくないし、台風はどんどん中部地方にも近づいてきているというので、
すぐに思い直し下山を選択します。

鑓温泉の分岐手前で5羽の雷鳥と遭遇。降りるだけの行程に彩りを添えてくれました。
しかも、近くを見ると雷鳥の抜けた羽が落ちているではありませんか。
ありがた〜く持ち帰らせていただきました。

結局天気はそれほど崩れることなく、降ったり止んだりを繰り返す感じで、無事下山。
台風接近という割には、思いのほか楽しむことのできた山行となりました。
 

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コメント

このコースも行きたかった!
今回もすばらしい写真をありがとうございました。
実はこの連休、私は最初八方尾根から五竜・鹿島槍を予定しておりました。
直前になって先月撤退した穂高に変えてしまいましたが、改めて八方池の写真を見ると後立山の方が良かったかな〜と思えてきました。(写真がすばらしいからですね)

最終日は雨になってしまい残念でしたが、お互い無事に下山できて良かったですね。
またすばらしいレコを期待しております
2013/9/18 13:52
初めましてnurupoです(`・ω・´)
いつもひそかに見てました。

写真が綺麗ですねぇ。自分のデジカメとはやっぱり違うなぁと感じます。ぼかし具合も良い(`・ω・´)

どんなカメラ使ってるんですか?
2013/9/18 15:55
綺麗な写真ありがとうございます!
danyamaさん、komeyamaさん、はじめまして(^^)v

台風前のチャレンジお疲れ様でした
以前から気になっていたのですが、黒菱からは作業道があるんですね
あまりこちらから歩いているレコを拝見したことがなかったので、思わずお邪魔してしまいました、そしてとても参考になりました

おっしゃる通り天狗山荘のテント場、良いですよね♪
ロケーションや設備などなど素晴らしく、割りと静かで穴場的なテント場で
ワタシの2012年度ベストテント場でしたw

そこまで雨にも降られなかったようで、ステキな旅を楽しめましたね(^^)
2013/9/18 20:43
お会いできたかもでしたね。
yamaya1127さん

こんばんは。
コメントありがとうございます!

yamayaさんはジャン〜奥穂でしたか。
一番天気の良かった土曜日が核心部の通過で良かったですね。
奥穂、唐松の山頂からもキレイに見えてましたよ。

日曜日の雨は、織り込み済みだったので、
精神的ダメージはありませんでした。
むしろ土曜日が期待以上の晴れだったのでそれで満足でした。

もし予定通り八方尾根からの五竜・鹿島槍だったら、
お会いできたかも知れませんね。残念です!
2013/9/18 21:51
nurupoさん、初めまして!
nurupoさん

こんばんは。初めまして!
いつもひそかに見ていただき、ありがとうございます(笑)

写真お褒めいただき光栄です。

カメラは5Dmark2、レンズはF1.4まで開く50mの単焦点レンズです。
山の写真を撮るのに単焦点?とよく言われます(苦笑)
ズームが使えないので、ムダな動きをしながら登ってます(汗)
2013/9/18 22:11
kamasenninさん、初めまして!
kamasenninさん

初めまして!
いつもkamasenninさんの記録を楽しく拝見していたので、
初めてのような気がしませんが…。

黒菱の駐車場はロープウェイなどの時間に縛られないし、
無料だし、早出すれば八方尾根の渋滞知らずだし、おススメです。

天狗山荘のテン場、お気に入りに追加です。
場所が白馬頂上宿舎と唐松岳頂上山荘、鑓温泉の
間に位置してるからでしょうか、三連休にも関わらず空いてましたね〜。

土曜日は思ってたよりも天気が良く、
日曜日は思ってたよりもヒドくなかったのでよかったです。

これからもkamasenninさんの記録、楽しみにしてます。
コメントありがとうございます!
2013/9/18 23:01
さすがのお二人ですね
こんにちは!

前の三連休、台風の接近のすきを突いてこんなハードなコースを登られていたんですね。

まだ本調子とは言えない私にとってはとっても羨ましいです。

不帰ノ嶮早く行きたいです
2013/9/19 23:41
ご自愛くださいませ
espritさん

こんにちは。

不帰ノ嶮は、言われているほど危険な感じはありませんでしたが
(もちろん落ちたらタダでは済みませんが…)、
天狗の大下り(大登り)は途中でちょっとウンザリしてしまいましたが、
その分、登りきった後のおおらかな稜線が目に飛び込んできたときは
うれしかったですねぇ〜。

espritさんのこの三連休での復帰、
楽しみにしていますが、膝が傷まないかちょっと心配です…。
くれぐれもご無理なさらなぬようご自愛ください。

コメントありがとうございます!
2013/9/20 13:42
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利用交通機関: 車・バイク
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