奥穂高岳〜前穂高岳 縦走 （1日目：上高地〜横尾〜涸沢〜ザイテングラート〜穂高岳山荘，2日目：穂高岳山荘〜奥穂高〜吊尾根〜前穂高〜重太郎新道〜岳沢〜上高地）

2013年09月26日(木) ~ 2013年09月29日(日)

• GPS: 14:47
• 距離: 27.8km
• 登り: 2,208m
• 下り: 2,182m

コースタイム

＜1日目＞上高地〜穂高岳山荘
5:30 上高地バスターミナル
5:35 河童橋
6:15 明神館
7:05 徳澤園
7:20 新村橋
7:55 横尾
8:55 本谷橋
9:50 涸沢小屋と涸沢ヒュッテの分かれ
10:00 涸沢ヒュッテ 10:40
11:05 見晴岩
11:40 ザイテングラート取付き 11:45
12:45 穂高岳山荘

＜2日目＞穂高岳山荘〜上高地
6:15 穂高岳山荘
6:50 奥穂高山頂
8:05 最低コルの分岐
8:25 紀美子平
8:50 前穂高山頂
9:15 紀美子平
9:40 雷鳥広場
10:05 岳沢パノラマ
10:25 カモシカの立場
11:40 岳沢小屋 1200
12:45 天然クーラー
13:10 岳沢登山口
13:30 上高地バスターミナル

天候

登山日の2日間(27〜28日)を含めて、全日ともに晴天に恵まれました。

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

上高地までは平湯温泉バスターミナル前の宝タクシーさん(0578-89-2463)を利用。
8人でジャンボタクシー1台。6500円＋安房トンネル往復代(平日：1100円,土日祝日：800円)で、27日(金)は7600円，28日(土)は7300円でした。
乗っていった車(2台)は宝タクシーさんの駐車場で、山から下りてくるまで無料で預かってくださいました。

コース状況／危険箇所等

＜1日目：上高地〜穂高岳山荘＞
本谷橋まではほとんど平地歩きで、本谷橋を過ぎると徐々に登りだします。
涸沢をまでは特に道に迷うことも無いと思います。
サイテングラートは手も使って登る所も出てくる様な岩場の厳しい登りです。
自分が落石を落とさない様に気をつける必要がありますし、上の人が落とす落石にも注意が必要です。

＜2日目：穂高岳山荘〜上高地＞
穂高岳山荘から奥穂高への道は、いきなりハシゴが出てくるような急な岩場で、朝一の歩き始めでもあり緊張しました（少し怖かったです）。
奥穂高から紀美子平へ向かう吊尾根も気の抜けない岩場で、少し怖いところもありました。目印の岩にかかれた○印も、少しわかりにくいところもありました。
紀美子平から前穂高への登り/下りも厳しい岩場で、手を使って登り/下りするところ多数です。
重太郎新道はとてもキツイ下りになります。特に、紀美子平からすぐの鎖場は天候がよければ気をつけていれば大丈夫だと思いますが、雨等、岩が濡れれば少し危険だと思います。
前穂高の上り/下りと重太郎新道の下りはザイテングラートと同様、自分が落石を落とさない様に気をつける必要がありますし、上の人が落とす落石にも注意が必要です。
岳沢を越えれば、やや急ではありますが、比較的普通の登山道になります。

1日目・2日目ともに晴天で風もなく、天気がとてもよかったので、特に道迷いや足を滑らせる等のこともありませんでしたが、涸沢〜ザイテングラート〜穂高岳山荘〜奥穂高〜吊尾根〜前穂高〜重太郎新道は、ガスが出れば目印の○印がよく見えなくなり、道がわかりにくくなるところもあると思います。また、雨が降れば岩が滑りやすくなり、気をつけないと滑落や転倒等の危険があると思います。実際、我々のパーティの後方隊が雷鳥広場付近でソロ登山者の滑落に遭遇、県警に通報するハプニングがありました。
幸い滑落者は自力で登山同に登り返した様です（自力で動ける程度の怪我だった様です）。

GPSログはiPhoneで録ってますが、上高地からの歩きはじめで少し調子が悪く、何度か電源が落ちてしまっておりおかしいのと、奥穂高山頂付近と前穂高山頂からの下り〜重太郎新道の途中までは上手く録れなかったのか、とんでしまってます。

写真

9/26 13:19

いよいよ初めての北アルプス遠征の日がやってきました。
木曜 午後半休で退社、名神高速 大津SAに集合。
メンバはH隊長、A隊長、K隊長、Ak隊員、F隊員、S隊員と記録係その1 hiro4さん、記録係その2 ワタシの8人パーティ。

9/26 13:21

車2台でまずは岐阜へ向かいます。
やや風があるものの気持ちのよい晴れの天気。大津SAからは琵琶湖が一望できます。琵琶湖の向こうには比良山系の山？も見えます。

9/26 13:24

ワタシ：「山行中、天候に恵まれますように。雷などにあいませんように」
路上の印：「ワシに言われても．．．ワシは"雷"やのうて"電"やし」
ワタシ：「あなたには言ってません。ひとり言やし」

9/26 17:16

名神〜東海北陸道で高山に到着。素泊まり先の高山セントラルホテルへ。入浴と夕食は外に出て、ひだまりの湯で。風呂はぬるめで今ひとつでしたが、S隊員オススメのメシ（定食類）はボリュームがあって美味かったです。
更にカーボローディング？のためにホテルそばの鍛冶橋で高山ラーメン(ちょっとスープぬるく残念)を食べて炭水化物を補給（食べたかっただけですが）
、明日の登山に備えます。

9/27 4:25

明けて登山初日の27日（金）。
5:00（上高地へのゲート開門時間らしいっす）に出発できるように平湯バスターミナル前の宝タクシーさんへ。

9/27 5:18

ジャンボタクシーで安房トンネルを越えて、いざ上高地へ！

運転手さん：「ジャンボ！ジャンボ！」
我々：「朝からアフリカ？」

9/27 5:24

運転手さんがETCカードを忘れるプチハプニングをのりこえ、15分ほどで上高地バスターミナルに到着。
H隊長が登山届けを提出。

9/27 5:30

上高地バスターミナル周辺は、早朝ですが多くの登山者でにぎわっています。

9/27 5:33

5:30。1日目のゴール穂高岳山荘目指します。
それではいきますよ〜。山のぼり大好き〜っ！！

ガイドの加藤さんと笹倉さんと島田さんは集合時間になっても現れなかったので、置いていきました。
（そもそも呼んでませんし、来てくれません）

9/27 5:35

そして河童橋。実物を見るのは初めて。
まだまだ元気なF隊員。
（そりゃ、まだ河童橋ですから）

9/27 5:36

山が朝日を受けて輝きます。

9/27 5:37

K隊長：「モッ・モ・モルゲンロート！！」
（ハリーポッターの呪文ではありません）
はじめて見ました。感動！！

9/27 5:40

我々：「山が呼んでいる！早く行こう！！」
早く登りたくなり、駆け足で山を目指します。
（例によって写真がブレただけです）
小梨平を通過。

9/27 6:01

山座同定の練習不足でコンパスと地図をくるくる回しますが何山かわかりませんが（おいおい）、見事な景色です。

9/27 6:09

少し歩くと開けた場所に出ます。

9/27 6:09

山：「ワシ、何山やと思う？」
我々：「わかりません」

9/27 6:14

そして　×：谷村山荘　○：明神館　に到着。
当然、市毛良枝はいませんでした。
（映画 岳 をご覧下さい）

9/27 6:22

我々：「やっぱり市毛良枝はおらんかった」
ガッカリして先へ。

ちなみに、大人の山歩きも9／末で終了。

9/27 6:25

ココでAk隊員が何かに呼ばれ振り返ります。

9/27 6:25

山：「わしじゃよ、わし。気ーつけて来られいよ。」
我々：「何山？」
山：「自分で調べてください」

9/27 6:25

中尾彬 宅へ。

いや、横尾方面へ。

9/27 6:53

穂高�喫�、穂高�曲�、穂高�景�、その他です。
山：「0点」
（勉強不足でわかりません）

9/27 6:57

場面は変わって、WRC ラリー・グレートブリテンからのひとコマ。
ナビゲータ：「L3！すぐにR4っ！！」
高速の左コーナーに進入。

9/27 6:57

L3（左3ね）の後、すぐにR4のコーナー。
軽い揺り返しを利用して全開でクリアしていきます。
（歩いてるだけですが）

9/27 7:03

車を降りて歩き続けます。（そもそも車は平湯に置いてきましたが？）

徳澤園が見えてきました。

9/27 7:05

徳澤園到着は7:05。早朝より開いております。
ソフトクリームが美味しいそうなのですが、我々は先を急いでおります。またの機会として、今回はあきらめます。

9/27 7:17

しばらく進むと吊り橋登場。
吊り橋：「新村橋どえーす」
渡って行くとパノラマコースに行く様です。
ナイロンザイル事件の碑があるそうです。
（ちなみに"氷壁"はまだ読んでいません）

9/27 7:30

梓川沿いに所々見事な景色が広がります。

9/27 7:31

あまりの美しさ。どや顔の山。
山：「どや？」

9/27 7:36

BEWARE　OF　FALLING　ROCKS！
我々：「YES！TAKASU　CLINIC！」

9/27 7:42

梓川と山。（何山？）

9/27 7:53

中尾彬がやってきました。

間違えました。横尾山荘が見えてきました。

9/27 7:54

滑落情報が記された掲示板。
"死"とかいう字もあります。
我々：「ひえーっ！えらいとこに来てしもたっ！！」
無理せず気をつけて行きましょう。

9/27 7:55

横尾大橋と山。壮大。
横尾大橋：「男前やろ」

9/27 7:55

チラシ：「クマに注意」
死んだふりはダメな様です。
釣りキチ三平から得た知識によると"バチバチにメンチ切りながら、ゆっくり後ずさりして立ちさる"とのこと。ワタシはおそらくメンチ切り負けると思います。
クマの横にちゃっかり横尾大橋が映ってます。
横尾大橋：「てへっ」

9/27 7:56

貫禄十分の横尾山荘。お風呂もあるとのこと。
ワタシ：「うーん、泊まってみたい」
三船敏郎：「うーん、寝てみたい」

9/27 7:57

横尾大橋と晴天の山。
横尾大橋：「どや。足長いやろ」
我々：「それ、足？」
横尾大橋：「てへぺろっ！」＜死語？

9/27 7:58

横尾大橋の又の間からパチリ。（だから、それは足？）
横尾大橋：「いやん」

9/27 7:59

振り返ってパチリ。
横尾山荘とアルピニスト？達。

9/27 7:59

真ん中まで行ってパチリ。
横尾大橋を堪能します。

9/27 8:04

横尾大橋：「気をつけてね」
我々：「ありがとう。行ってきます」

9/27 8:04

前穂高？：「気をつけて参られよ」
我々：「そのつもりです。お手柔らかにお願いします」

9/27 8:05

横尾大橋を渡ります。
モンローウォークで橋を渡るAk隊員。
Ak隊員：「ププッピドゥ」

9/27 8:05

川の水が綺麗です。
三船敏郎：「うーん、寝てみたい」

9/27 8:18

横尾を過ぎると山道らしくなってきます。

9/27 8:22

荒天から逃れて重太郎が逃げ込んだといわれる岩小屋跡？
涸沢を目指します。

9/27 8:22

見るからに屏風岩でしょうか。
屏風岩？：「かっちょええやろ」

9/27 8:33

屏風岩？：「いつかは垂直にチャレーンジ！」
我々：「来世以降にしときます」

9/27 8:46

山：「ワタシはだーれだ」
我々：「すみません。わかりません」

9/27 8:47

まだまだ元気なパーティの面々。日差しも出てきて気持ちのいい登山日和。

9/27 8:47

迫力の山。（だから何山？）

9/27 8:52

8:55本谷橋。
ココを過ぎると本格的に上りだす様です。
H隊長：「うわっ！山めっちゃ綺麗や。高級カメラ持ってきて正解や！」

9/27 8:52

高級カメラで綺麗な山をうれしそうに撮影するH隊長をうれしそうに撮影するS隊員。（ややこしいわ！）

9/27 8:52

バカなことはさておき、本谷橋を渡ります。

9/27 8:52

水が綺麗。
三船敏郎：「うーん、寝てみたい」（もう帰ってください）

9/27 8:54

ほっといて先へ。

9/27 9:06

ツェルマットから見るマッターホルン。よく見るとイッテQ登山部のイモトが見えま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜せんっ！
山：「そもそもツェルマットちゃうし」

9/27 9:18

正気に戻って少し歩きにくいガレた道を行きます。

9/27 9:27

どんどん行きます。
チラりと見える山。

9/27 9:28

何山？

9/27 9:35

同じような写真が続きますが、撮らざるをえないほどの好天。

9/27 9:42

近畿地方では見れない風景。

9/27 9:47

涸沢小屋と涸沢ヒュッテとの分れに来ました。
S隊員：「隊長、どっち行きます？」
H隊長：「"ヒュッテ"ってどんなん？」
S隊員：「わかりません」
H隊長：「ヒュッテの方がひゅっ！て着くかも知れんな」
Ak隊員：「親父ギャグ？」
とりあえず、涸沢ヒュッテを目指します。

9/27 9:48

山：「ちょっと。ワシを差し置いて何撮ってんの？」

9/27 9:48

S隊員でした。
S隊員の指がピースではなく、3本に見えます。（心霊写真！？）
S隊員：「フジテレビのマークです」（3本でしたっけ？）

9/27 9:50

晴天の下、あんまり楽しそうじゃない様子で進んで行くパーティ。（めっちゃ楽しいです）

9/27 9:53

目玉親父：「おいっ！鬼太郎っ！おいっ！！」
我々：「父さん、こっちで合ってますか？」
目玉親父：「おまえらに父さん言われる覚えないわっ！（怒）」
我々：「せっかくノッたったのに」

9/27 9:55

岩：「ここは"パノラマコース"です。きゃりーぱみゅぱみゅ風に言うと、"ぴゃのりゃまきょうす"」
我々：「はぁ？」

9/27 9:56

ぐったりとして先へ。
涸沢ヒュッテが見えてきました。

9/27 9:58

涸沢ヒュッテ到着は10:00。
涸沢ヒュッテ：「ようおこし」

9/27 9:58

テント場にはカラフルなテントが。
写真でしか見たことありませんが、ハイシーズンは足の踏み場もないくらいのテントで埋め尽くされる様です。
今の季節はまばら。

9/27 10:00

青い空と白い雪渓とカメラの使い方に悩む老人。（うそです。もしかして見ておられたらスミマセン）
老人：「説明書持ってきたらよかった」（老人じゃないってば！）

9/27 10:00

涸沢ヒュッテから見る涸沢小屋と山（北穂高？）と青い空。
こころ洗われます。

9/27 10:09

ヒュッテのテラスで大休憩。昼メシとなりました。持参のおにぎり2個をペロリとたいらげ、せっかくここまで来たのだからということで、涸沢ヒュッテ名物（と聞きました）おでん。
こころ洗われます。（？）
たまご150円、だいこん100円。
家の近所にあったら毎日買いに来ます。

9/27 10:41

涸沢にあった案内看板。絵心あり。

9/27 10:41

大休憩を終え、涸沢ヒュッテを後に。ザイテングラートを目指します。
まずは涸沢小屋方面に下りて行きます。

9/27 10:42

大きな石がごろごろする道を歩いていきます。
石は大きいのですが、石と石がぶつかる音は非常に乾いた音がします。

9/27 10:43

雪渓。スキーができそうです。（縦版）

9/27 10:43

雪渓。スキーができそうです。（横版）
写真の縦横にいつも悩みます。

9/27 10:43

非常におどろおどろしい字です。
岩：「オークーホーっっっ！カハッ！！（口から血）」
（恐いのでやめてください）

9/27 10:48

涸沢あたりは雄大な景色が広がります。
ケツの穴の小さいワタシも、雄大な気持ちに。

9/27 10:49

パラノイア、ではなくて、パノラマ。（どう見てもパノラマですが）

9/27 10:58

左にピコっと見えるのはもしや？

9/27 11:05

見晴岩にて。
我々：「おおーっ！この岩ええ景色やっ！」
我々：「みんな乗れ乗れっ！」
我々：「YES！TAKASU　CLINIC！！」

9/27 11:06

見晴岩：「いまワシのこと踏んどったやろっ！（怒）」
我々：「踏んでません」
見晴岩：「うそつけっ！あのワシントンかて、桜の木切りましたって正直に言うたんやぞ！（怒）」
我々：「踏んでません」

9/27 11:06

山：「踏んどった、踏んどった」
我々：「チッ！」

右にピコっと見えるのはもしや？？

9/27 11:06

この辺りから3隊長＋S隊員4人のバケモノアルピニスト隊（体力的に。4バケ隊と命名）が先行。

9/27 11:10

4バケ隊との差はぐんぐんひらき、マトリョーシカの一番ちっちゃい人形くらいの大きさに。

9/27 11:13

4バケ隊は猛然と先行のインド隊（勝手に命名。全員日本人ですが）に迫ります。

9/27 11:16

赤二重丸：「おいっ！鬼太郎っ！おいっ！！」
我々：「父さん、心なしか充血してませんか？」
赤二重丸：「目薬を持ってくるのじゃっ！」
我々：「持ってきてません。ちなみに、おわんも持ってきてません」

9/27 11:16

白赤丸の中に赤点：「おいっ！鬼太郎っ！おいっ！！」
我々：「はいはい」
白赤丸の中に赤点：「寂しい」

9/27 11:18

インド隊（日本人です）は遠くに見える巨大な岩付近を通過中。

9/27 11:22

そのとき、上空のデススター（スターウォーズですよ）からスーパーレーザーがっ！！
雪渓：「あつう〜、あつう〜」

9/27 11:23

インド隊は巨大岩を通過してザイテングラート方面へ。遠くから見ると空也上人の口から出てくる南無阿弥陀仏像の様です。

9/27 11:25

巨大岩に到着。ここにも目玉親父が。
目玉親父：「おいっ！鬼太郎っ！おいっ！！インド隊を追うんじゃっ！」
我々：「もう許して下さい」

9/27 11:30

ぐったりして先へ。もこもこした緑色のところがザイテングラートです。

9/27 11:30

槍さまっ！？
槍さま？：「父さん、僕の妖怪アンテナが泉ピンコ立ちです！」
目玉親父：「鬼太郎！そこにおったのか」

9/27 11:35

看板：「落石注意。おいっ！落石注意やっちゅうてんねんっ！！聞いてるか！？」
コンタクトレンズを落としたAk隊員はそれどころではありません。（うそ）

9/27 11:35

リーゼングラート（八方？）じゃなくて、ザイテングラートの取り付きが見えてきました。

9/27 11:35

ここらあたりから記録係その1 hiro4さんがやや遅れ気味に。
マトリョーシカの一番ちっちゃい人形くらいの大きさに。

9/27 11:38

ザイテングラート取り付き。しばしhiro4さんを待ちます。
水分補給するAk隊員。
手前は涸沢で食べたものを全て吐き出すF隊員。（吐いてません）

9/27 11:43

Ak隊員：「はぁーしんど。何でこんなとこきてしもたんやろ．．．」

9/27 11:43

Ak隊員、神の声を聞きます。
山：「そこに山があるからさ．．．」
Ak隊員：「ジョージ・マロリー！？」

9/27 11:44

インド隊に追いつきました。（くどいようですが、日本人です）

9/27 11:48

ザイテングラートは追い越し困難。インド隊にペースを任せ、コバンザメ作戦に切り替えます。

9/27 11:49

ダイイングメッセージ並みに薄いですが（恐いんでやめてください）見えますでしょうか。
危険なのでアンザイレンしろとあります。もとい。ザイテンと書いてあります。（ザイルは持ってません）

9/27 11:51

白丸：「おいっ！」
我々：「鬼太郎ちゃうしな」
白丸：「自分らホンマに関西人か！？ノッてからツッコめや！！」
我々：「芸人ちゃうし。アルピニストやし」
白丸：「ほほう？アルピニストだと？」

9/27 11:52

我々：「何これ！どこ登ったらええの！？」
岩道：「どこでもええし登ってこいっちゅうねん。その代わり絶対石落とすなよ！」

9/27 11:56

振り返るとそこに涸沢。もうこんなに登ってきました。

9/27 11:57

岩：「ミニ・槍ヶ岳で売り出し中！ハカセみたいな白髪付！」
我々：「がんばってください」

9/27 11:58

前を行くツアーガイドさん：「インド隊の世話、もう疲れたわ．．．」
山：「ちょいちょいちょいちょい！インド隊ちゃいますよ！！」

9/27 12:02

おたすけロープポイントにアンブレラが。
傘：「使こてくれてもええねんで」
我々：「はっきり言ってジャマです」
傘：「傷つくなぁ」
我々：「ごめん、ごめん、そんなにキツく言うつもりはなかったんです」

9/27 12:04

しょうもないことを言っているうちにインド隊に遅れを取ります。
そしてそんな様子を見守るのは、槍さま！？

9/27 12:09

出ました。はしご。
はしご：「登ってくれてもええねんで」

9/27 12:10

はしごをクリアするAk隊員。

9/27 12:18

そしてヒラリーステップ。（違います）

9/27 12:21

ホタカ小ヤ 20分 ○ って書いてあります。字画が多すぎて、漢字で書いたらただの白丸になってしまうからカタカナ？
我々：「"20分○"やのうて、書くんやったら"20分。"が普通ちゃいますか？"モーニング娘。"みたいに」
岩：「理屈っぽい人キライ！」

9/27 12:22

山：「まあまあ、喧嘩しなさんな。ほれほれ、こんなに天気がええのに」
我々：「何山？」
山：「自分で調べなさい」

9/27 12:24

低酸素による意識混濁の影響で、ついに四足歩行に先祖返りしたAk隊員。
Ak隊員：「ウゥ〜ッ、ワンワンッ！」

間違えました。岩場を攀じ登るAk隊員。

9/27 12:30

Ak隊員：「何山かわからんけど、とりあえず撮影して、後で調べよう。仮にガッシャーブルム�喫�、ガッシャーブルム�曲�、ガッシャーブルム�己�としておこう」
（ガッシャーブルム�景�はどこへいった？）

9/27 12:32

再び涸沢。マトリョーシカの一番ちっちゃい人形も入れないくらいの大きさに。

9/27 12:40

穂高岳山荘が近づいてきました！
穂高岳山荘：「もうちょっとやで〜」

9/27 12:43

到着！
A隊長：「待ったぜ」
K隊長：「待ったぜ」
S隊員：「マッチョだぜ」
ワタシ：「あれ？H隊長は？」

9/27 12:45

H隊長は無防備に昼寝中。
マッチョではあるが無防備なH隊長を完璧にガードするA隊長、K隊長、S隊員。（ガードしてません）

9/27 12:45

穂高岳山荘：「おつかれちゃん。今日はゆっくりしてってや」

9/27 12:45

ワタシ：「涸沢のひとーっ！聞こえますかーっ！！」
涸沢の人：「サバンナ八木？」

9/27 12:45

うつろな表情で到着のAk隊員。
Ak隊員：「めっちゃ楽しかったっ！キャピ、キャピ！きゃりーぱみゅぱみゅ！！」
既に高度障害が出てきている様です。（そんなことはひと言も言ってませんし、高度障害も出ていません）

9/27 12:47

ワタシ：「Ak隊員もどうぞっ！！」
Ak隊員：「涸沢のひとーっ！聞こえますかーっ！！」
涸沢の人：「サバンナ八木が2人？」

9/27 12:54

そして日本語禁止の時間帯にF隊員も到着。
我々：「コングラチュレーション！」
F隊員：「アーハー？」
（そんな時間帯はないので安心して来てください）

9/27 12:56

飲むまいと思ってましたが．．．
500ml 800円也。ココで飲むBeer。この味、プライスレス。

9/27 12:56

ワタシ：「さあ、おまえも言うてみぃ」
缶ビール：「涸沢のひとーっ！聞こえますかーっ！！」
涸沢の人：「ちょっと酒臭い？」

9/27 13:02

瀕死のインド隊（皆元気な日本人です）に混じってhiro4さんが見えてきました。

9/27 13:06

記録係その1 hiro4さんも無事到着。
hiro4さん：「いやいや、記録してたらさぁ、すっかりおそくなっちゃってさぁ。まいっちゃったよ」
（hiro4さんはバキバキの関西人です。標準語はしゃべれません）

9/27 13:12

hiro4さんがインド隊（ちゃうって）の日本人ガイドさんからもらったというバイ○グラ。

ではなくて、葛根湯。

でもなくて、足が攣ってもすぐになおる薬。

ドン、ミスィット！

9/27 13:45

受付を済ませて小屋の中に。
三船敏郎：「うーん、寝てみたい」
我々：「まだおったんかい」

9/27 13:52

マイ靴下。（使用済み）
全日本 臭い選手権とかあったら全国大会のベスト8くらいまでは行けそうです。

9/27 14:22

×：デススター内部
○：穂高岳山荘内部

9/27 17:01

豪華メシ。
チョップスティックでいただきます。（ハシって言え）

9/27 17:45

美味しい楽しいメシ終了。
下界から徐々に雲が出てきました。
パノラマでお届け。
左がA隊長（兄）で右がA隊長（弟）。（うそです。写真の都合です）

9/27 17:45

奥穂高方面にそびえる山。（山小屋のすぐ横）
奥穂高方面にそびえる山：「明日は待ってるぜ」
ワタシ：「お手柔らかにたのみます」

9/27 17:45

徐々に蕎麦焼酎（雲海？）みたいなことになってきました。

9/27 17:45

天命水？貯蓄タンクと、その横のテント場にはテントがちらほら。

9/27 17:46

スモークがたかれて五木ひろし待ちです。
（いくら待っても出てきませんよ）

9/27 17:46

夕日が沈んでいきます。
ワタシ：「五木ひろしはまだかな？」（出ません）

9/27 17:47

沈みゆく夕日の向こうがわ、遠くからかすかに五木ひろしの歌声が．．．
かすかな声：「与作は木を切る〜」
ワタシ：「あれっ？サブちゃん？」

9/27 17:48

スミマセン、あまりにもヤマレコと関係のないことを書いておりました。

ほんでもって、今日は五木ひろしは出てきませんでした。（だから出ないってば！）

9/27 17:50

これには涸沢方面もガッカリ。

涸沢の人：「今日は出ーへんかったね。五木ひろし」
ワタシ：「出る日もあるんすか！？」（ありません）

9/27 17:51

五木ひろしをあきらめて、代わりに穂高岳山荘をパノラマでお届け。

9/27 17:51

夕暮れ迫る穂高岳山荘。横の山が奥穂やと思ってましたが、もうちょっと先とのことです。（教えていただきました）
横の山：「明日のコースも結構ハードやさかい、早よ寝ぇーや」

9/27 17:52

読書コーナー。
山の本が沢山おいてありました。

9/27 14:42

読書コーナーにまだ読んでいない小西政継さんの本がありました。

9/27 14:42

小西さんの直筆サインがっ！！しかも山学同志会の山岳会名入り！
うーん、感動。（山登りの疲れもあって全部は読めませんでした）

9/27 19:08

夜の帳が下りて、星を見に外へ。
何ということでしょう！素晴らしい星空が広がります。上空パノラマ撮影で、この感動を皆様にも！
（山小屋しか写ってません）

9/27 19:09

☆、☆、☆！！
（って、やっぱり何も写ってないやん）

9/28 4:46

左の方に見えますでしょうか。ブラウン管のワイドテレビを切ったときに最後まで写ってる光の点です。（お月さまだってば！）

9/28 4:59

夜でしょうか？朝でしょうか？

正解は朝です。窓の外に綺麗な朝焼けが広がります。
昨晩は、同室になった奥穂〜西穂（！）に行かれるというベテラン夫妻に"初の穂高で重太郎新道を下りにとるのはオススメできない"と言われ、キン○マがきゅんきゅんして一睡もできませんでした。
（うそです。よく寝れました）

9/28 5:14

たまらず外へ。無風。気温もそれほど低くありません。雲もありません。本日も好天の予感。

9/28 6:08

わかってはいましたが、朝メシを頂いている間に日が出てしまいました。
遅ればせながら、日の出をパチリ。
お日さま：「今日も安全、がんばろう」
我々：「おおっ！」

9/28 6:08

小屋の横の山：「カマーン」

9/28 6:09

日の出、雲海、そして山。
お日さま：「今日も天気はワシにまかせとけっ！」
我々：「ホントによろしくお願いします」

9/28 6:09

何山？

9/28 6:09

6:15。お世話になった穂高岳山荘を出発！登山2日目のはじまりはじまり〜。

9/28 6:12

身体もあったまらないうちに、いきなり急峻な岩登りになります。

9/28 6:13

山：「今日も気ーつけてや」
我々：「了解っす」

9/28 6:13

朝一からこの登りは辛い！

9/28 6:17

下を見るとインド隊（？）のみなさまが円陣を組んで体操しています。
ワタシ：「しまった。体操して身体を暖めてから上り始めるべきだった」

9/28 6:23

お月さまが見守るなか、○を追って急な岩場を登り続けます。
身体の動きも硬かったので、正直ちょっと怖かったです。

9/28 6:23

S隊員が落としたコンタクトレンズは一瞬で岐阜県側に吸い込まれて見えなくなりました。（落としてません）

9/28 6:29

山：「天気はええねんし、視界良好、風もなし。落ち着いていこう」
我々：「あざっす。そうします」

9/28 6:29

岩登りに若干の苦手意識を持つF隊員。
小屋はあんなに小さくなりました。落石を落とさないように慎重に歩を進めます。

9/28 6:31

槍さま！？槍さまでは！？
槍さま？：「ふおっ、ふぉつ、ふおっ」
（違ってたりして）

9/28 6:34

なんか知りませんが、かっちょええ写真が撮れました。
よく見るとジャンダルムがチラリ。

9/28 6:35

天気最高。パノラマでおすそ分け！

9/28 6:37

○印を追って岩道を先へ進みます。

9/28 6:41

険しめの道が続きます。
○印：「こっち、こっち」

9/28 6:43

振り返ると、そこに槍さま。（ホントか？）

9/28 6:44

ジャンリュックブラッサール、略してジャンダルム。（信じないで下さい）

9/28 6:45

ロード・トゥ・ジャンダルム。急峻です。まさにナイフリッジ。
ジャンダルム：「どや？来てみるか？」
我々：「ひえーっ！」

9/28 6:47

健脚K隊長：「高度障害で漢字がよー読めへんけど、ひょっとして着いたんちゃうん？」
そうです！奥穂高岳山頂に到着しました！

9/28 6:47

山頂にはヘルメットをかぶったしらない現場監督が大声で指示を出していました。
監督：「おまえとおまえは帰ってよしっ！」

9/28 6:49

祠からプレート？方面をパチリ。
山頂は狭いです。

9/28 6:49

違いのわかる？アルピニストAk隊員。
本日のベストショット。

9/28 6:53

奥穂高山頂の祠に雲竜型の土俵入りを奉納する健脚K隊長。

9/28 6:55

マッチョな身体を高級ウェアで包むH隊長とユニクロ＋イグニオ（アルペンブランド）に身を包むワタシ。奥穂高山頂の一枚。
ワタシ：「H隊長、ついにやりましたね！」
H隊長：「チョップスティック・プリーズ」
意味不明のコメント。3000mを越え、高度障害の影響が出始めています。（もちろんうそです）

9/28 6:56

雲海の向こうに五木ひろしがっ！じゃなくて、富士山がっ！！
富士山：「どうもーっ、世界遺産でーす」

9/28 6:59

奥穂山頂堪能。紀美子平を目指して吊尾根へ。

9/28 7:01

吊尾根上も壮大な景色が広がります。
雲海が見事！

9/28 7:01

しばし、壮大な景色をお楽しみください。

9/28 7:01

人生ゲームの盤の上にある山のように立体的な山々が広がります。（そりゃ、ホンモノですから）

9/28 7:01

見返り美人風のジャンダルム。
ジャンダルム：「ジャンでーす。挑戦者募集中でーす」

9/28 7:02

H隊長：「絶景ポイント。高級カメラでパチリ」
A隊長：「S隊員を取り込んで3本目の足が生えてきたぞっ！」
やはりバケモノ？

9/28 7:03

K隊長：「涙で何も見えない。この景色、プライスレス！」

9/28 7:04

看板：「なんとなくワシ、倒れそうになってへんか？」
我々：「まだ大丈夫だと思います」
看板：「ホンマか？"大丈夫だと思います"やのうて、"大丈夫です"って言い切ってくれや」
我々：「それは．．．ムリです」

9/28 7:04

尾根線を進んで行きます。行く先も見るからに険しそうです。
我々：「えらいとこに来てしもた．．．」
（といいつつも楽しんでます）

9/28 7:09

そして鎖場。
雪彦、御在所とこなしてきました。今こそ、その訓練の成果を！
A隊長：「関西も信州も鎖は同じや！でも、下見たらキン○マがスースーするなぁ」

9/28 7:10

岩場に悪戦苦闘するF隊員。
見守るK隊長とAk隊員。

9/28 7:12

ちょっと関西にはなかなか無い高度感です。（知らんだけかもしれませんが）
A隊長：「キン○マがスースーするわ」

9/28 7:12

捉えられたチェコスロバキア兵。
ではなく、鎖場を下りるS隊員。
この先も厳しい道が続きます。

9/28 7:41

まあまあ険しいです。
岩稜地帯の苦手なF隊員を健脚K隊長とAk隊員がサポート。

9/28 7:46

ザ・ヤマレコ。また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

9/28 7:52

道も岩々していて歩きやすいとはいえません。

9/28 7:52

ハイマツでしょうか。季節的なものなのかもしれませんが、普通の松と違って、とても柔らかいです。

9/28 7:56

hiro4さん：「こっちで合ってるんやろうか」
○印：「○」

9/28 8:01

高度感たっぷりの道で小人を追いかけるガリバー。
（写真が何となくそういう風になっているだけです）

9/28 8:05

最低コルの分岐。
最低コル：「いっつもサイテー、サイテー言われて、平気な顔してますけど、ホンマはちょっと傷ついてるんです」
我々：「じゃあ、最高コルに改名したら？」
最低コル：「鞍部じゃなくなるやん」

9/28 8:06

携帯の占いに夢中のhiro4さん。
hiro4さん：「今日のみずがめ座の運勢は．．．」（そんなはずはありません。星座も適当です）

9/28 8:06

○印を追ってエベレスト街道を行きます。（吊尾根です）

9/28 8:11

前方にとんがった岩が。まさにアルプス。

9/28 8:12

とんがり岩：「挑戦者募集中。ガストン・レビュファの挑戦も受けます」
我々：「残念ながらレビュファさんはもういませんわ」
とんがり岩：「ええっ！？弔電打っといたほうがええかなぁ」
我々：「もう相当前の話ですわ」
とんがり岩：「そうですか．．．じゃあ、山野井泰史さんの挑戦も受けます」
我々：「たぶん来ないと思いますよ」
とんがり岩：「ええっ！？」

9/28 8:15

長くなるので先へ。
A隊長：「景色はええけど、足元がスースーするなぁ！」

9/28 8:16

A隊長：「ひょえーっ！！」

9/28 8:18

険しい道になってます。ココイチで例えると7辛くらいでしょうか。（実はあんまりココイチ行ったことありません）

9/28 8:21

落ちたら終わりなので、落ちないように慎重に進みます。

9/28 8:24

無事に吊尾根を通過し、紀美子平に到着。
我々：「こげなとこに紀美子ちゃんば寝かしとったんとね」

9/28 8:26

ザックをデポして前穂アタックの準備に取り掛かります。

9/28 8:26

前穂高：「カマーン」

9/28 8:32

結構登りがしんどいし、結構のぼります。

9/28 8:37

手も使いながら登る急登。
岩を攀じ登る3匹のバケモノアルピニスト（単なるバケモノ？）。
3バケトリオ：「ウキキーッ！」

9/28 8:38

○印を頼りに登っていきます。
3バケトリオ：「ウキキーッ！」

9/28 8:45

そして来ました！前穂高岳山頂！！
楽勝のS隊員。パーティ最年少。来年中学生です。
（うそです。既に会社員です）

9/28 8:46

息も絶え絶えのおじさまアルピニストのワタシ。
無事登頂。
ワタシ：「いやーっ、君に会いたかったんや」
前穂山頂の碑：「皆さんそうおっしゃいます」

9/28 8:46

ここも360度の大パノラマ。絶景。
ファイティングポーズを決めるH隊長の後ろはるかかなたに槍さまの姿が。

9/28 8:47

三角点にザ・タッチ！
三角点：「ちょっと、ちょっとちょっと！」

9/28 8:48

ケルンの先に広がる景色。

9/28 8:49

下を見れば昨日歩いた梓川沿いの道が見えます。

9/28 8:49

角度を変えてもう一枚。下から見えていた山は前穂だったんでしょうかね。

9/28 8:49

見事な風景。稜線の道が気持ちよさそう。

9/28 8:50

絶景につき、パノラマショット！！
しかし、山頂は（も？）岩だらけです。

9/28 8:50

小さくて写真じゃよくわかりませんが、富士山が見えました！
富士山：「どうもーっ、世界遺産でーす」（小声で）

9/28 8:51

そして槍さま！？
槍さま：「父さん！妖怪アンテナが泉ピンコ立ちです！！」

9/28 8:53

槍さまと知らんおっちゃんとK隊長。
北アルプス一期一会。

9/28 8:53

前穂山頂を堪能。紀美子平に戻ります。
Ak隊員：「紀美子ちゅわーん」

9/28 8:54

紀美子平への厳しい下り。決して、岩に腰を掛けてくつろいでいるわけではありません。
それにしても岩だらけ。

9/28 8:59

やっぱりキツイ前穂の下り。下から登ってくる人と道を譲り合いながら下ります。

9/28 9:01

突然思いつめるAk隊員。
Ak隊員：「アカン。会社のこと思い出してしもた」

次の瞬間には忘れます。

9/28 9:06

ヒーヒー下って、紀美子平に戻ってきました。

9/28 9:15

前穂：「重太郎新道の下りはキツイよ〜。心してかかれよ〜。そして、また来いよ〜」
我々：「ありがとう！また来ます！」

9/28 9:17

ホタカオク？
我々は逆の重太郎新道方面へ。

9/28 9:20

紀美子平からすぐに名物の鎖場。足元のツルッとした岩は谷の方にスラントしています。岩には一応ステップが切られてました。
晴天・無風の本日はいいですが、悪天候ではかなり怖そう。

9/28 9:21

まわり込むと"スリップ注意"の看板。
我々は下からの人とバッティングしませんでしたが、下から上がってくる人とバッティングするとかなり怖そうです。

9/28 9:27

A隊長：「重太郎新道、恐るべしっ！」
鎖、チョー長いんすけど。

9/28 9:30

登ってくる人は皆、あまりの急登にハーハー言ってます。
"登り優先"ということでコチラは道を譲って待ちます。
我々：「どうぞ」
登ってくる人：「ハァ、ハァ、ありがとう、ハァ、ハァ、ござい、ハァ、ます、ハァ、ハァ」
譲られた人はそれなりに急がねばならず、相当登りがキツイので、かえってしんどそう。

9/28 9:38

雷鳥広場に到着。

9/28 9:39

雷鳥さんが見えるかと楽しみにしてましたが、五木ひろしと同様、出てきてくれませんでした。
少し遅れた後方隊はバッチリ見れたそうです。

9/28 9:56

岩でバッキバキの尾根線を行きます。

9/28 10:02

遠くに岳沢小屋らしきものが見えてきました！

9/28 10:02

そう、ここは岳沢パラノイア。じゃなくて、岳沢パノラマ。

9/28 10:08

厳しい下りは、なおも容赦なく続きます。

9/28 10:15

鎖・鎖・鎖・鎖・鎖。

9/28 10:20

はしご・はしご・はしご・はしご・はしご。

9/28 10:26

カモシカの立場に到着。
大勢のカモシカが休んでいました。
もとい、大勢の若いカモシカが休んでいました。
間違えました。大勢の若者が休んでいました。

9/28 10:27

長い長い重太郎新道。足も疲れてきます。
看板：「この先、事故多発地点！年間100を越えるカモシカが事故を起こしてます」
我々：「カモシカ？」
なんてバカなこと言ってないで、気を引き締めて下ります。

9/28 10:31

どこまで行っても厳しい下りが続きます。
先週トレーニングに行った鎌ヶ岳の下り×5くらいのイメージでしょうか。

9/28 10:38

長いはしごを降りていきます。とにかく縦方向の移動が多いです。

9/28 10:41

信州にもありました、メタボチェック岩。

9/28 11:00

山：「山に捨てちゃいけないものは？」
我々：「ゴミと猪木！」
山：「おしいっ！」
（おしくありません）

9/28 11:20

後方部隊と少し離れてしまっていたのですが、しばし待ちます。30分ほど待っていると、F隊員とサポートのK隊長、Ak隊員からなる後方部隊が見えてきました！（写真では全然わかりませんが）
途中、雷鳥広場付近で滑落事故現場に遭遇、携帯で県警と連絡をとったりと大変だった様です。幸い、滑落された方は無事に登山を続けられたとのこと。

9/28 11:36

更に下って、ようやく岳沢小屋のテント場が見えてきました。

9/28 11:38

そして岳沢小屋が見えてきました！

9/28 11:59

岳沢小屋に無事到着。
岳沢小屋：「おつかれちゃん」

9/28 11:53

ここで穂高岳山荘で作ってもらったお弁当を食べました。
生還の喜びもあいまってガッつくF隊員。
やっぱりコメを喰うと元気がでますね！
クロード・チアリ：「ボクも日本人。ここで一句。コメ喰えば、鐘が鳴るなり法隆寺」
我々：「？」

9/28 11:56

岳沢小屋の後ろには高い高い山が。我々はあんなところから下りて来たんでしょうか。
山：「見えた。あら、美味しそうじゃな〜い」
我々：「美味しいです！」

9/28 11:56

岳沢小屋の後ろには高い高い山が。その2
山：「ワシら見ながら喰ったら美味いやろ。天然のふりかけ言われてますわ」
我々：「確かに」

9/28 11:56

岳沢小屋の後ろには高い高い山が。その3
イカつい岩山。
イカつい岩山：「せっかく高いとこまで運んだ飯をわざわざ持って下ってきて食べてんのか！残したらワシが頭突き喰らわす！」
我々：「頭割れます」

9/28 11:59

エネルギーチャージ完了。全員そろって上高地方面へ。
この辺から"前ホ"の字が"麦ホ"（第3のビールね）に見えてきます。

9/28 12:01

ガレガレの水なし沢でしょうか。渡渉します。（水はありませんが）

9/28 12:02

渡渉ポイントの中間点より下をパチリ。

9/28 12:02

渡渉ポイントの中間点より上をパチリ。

9/28 12:03

疲れ果てたパーティ。疲労遭難寸前。（うそ、メシも喰って、まあまあ元気元気）

9/28 12:38

途中、右か左かよくわからない分岐が出現。どちらに行っても、すぐに合流しました。

9/28 12:44

そしてよく見る天然クーラーが出てきました。

9/28 12:44

看板：「風穴でおま。岳沢名物 天然クーラーでんねん」
心なしか冷たい風が出てきます。

9/28 12:53

更に進むと、今度は木道が出てきました。

9/28 13:05

×：樹木希林（ロッケン・ロー by 内田裕也）
○：樹林帯（全然違いますね）

9/28 13:07

岳沢の登山口まで下りて来ました。
生還！

9/28 13:07

H隊長：「みんなそろてるか？番号！」
その他：「1、2、3、4、5、6、7、8」
H隊長：「うん？全部で8人やのに何でワシのけて8やねん」
三船敏郎：「うーん、寝てみたい」
H隊長：「なんや、三船さんでしたか」
我々：「知り合い！？」

9/28 13:09

そんなはずもなく、先へ。

9/28 13:09

河童橋を目指します。

9/28 13:09

水ですよ。水。英語でワーター。（発音よすぎ？）とても綺麗。

9/28 13:09

ワーター。あまりの綺麗さに思わず二度見。

9/28 13:10

複線？の木道を行きます。気持ちの良い道。

9/28 13:13

美しい流れに我慢できず川に飛び込むhiro4さん。
hiro4さん：「ウキッ！ウキキキキッ！」
先祖返り中。
我々は暖かい眼差しで見守ります。

9/28 13:17

厳しい山行でしたが天候に恵まれ、いつものイグニオ（アルペンブランド）のズボンと、トップバリューの安タイツ、パチモン疑惑のぬぐい切れないGORE-TEXアディダスシューズで無事乗り切れました。

9/28 13:19

山：「無事に上高地にたどり着いたみたいやな。また来てや」
我々：「是非」

9/28 13:20

H隊長：「かっちょよく撮ってくれよ」
S隊員：「ムリっす。って言うか、何とかなりません？そのポーズ」
H隊長：「何だとっ！（怒）」

9/28 13:21

ノッポさん（女性でした）の後ろに雄大な姿を見せる北アルプス。
（何山かわからなければ、とりあえず"北アルプス"って言っておけば間違いなし）

9/28 13:22

河童橋が見えてきました！全員無事にスタート地点に戻ってこれました。

9/28 13:26

河童橋のたもとにBeerが！
しかも山上は800円でしたが、半額以下（何ぼやったか忘れましたが、400円はしなかったと思います）にディスカウント！
買わざるを得ません。

9/28 13:28

河童橋は多くの観光客でにぎわってました。

9/28 13:29

上高地バスターミナルに向けて梓川沿いの道を行きます。

9/28 13:30

今日も綺麗な梓川。
三船敏郎：「うーん、寝てみたい」
我々：「ちょっと流れが速そうですが、大丈夫ですか？」

9/28 13:39

帰りもうまく宝タクシーさんのジャンボタクシーをおさえられました。
さらば上高地！さらば北アルプス！！

9/28 14:06

＜おまけ＞
本日のお宿は平湯バスターミナルそばのひらゆの森どすえ。

9/29 7:17

＜おまけ＞
クマちゃん：「くわっ！飲みすぎるなよ！」

9/29 8:40

＜おまけ＞
昨晩は生還の喜びから飲みすぎて、夕食を食べたかどうかも覚えていないありさま。（ワタシだけ？）
本日も晴天。とりあえず、ひらゆの森そばの平湯大滝を見物。
後ろに見えるのは、ワタシの大好きな平湯温泉スキー場。パシパシに圧雪された気持ちのよいカービングバーンと下を見ると足がすくむ激坂、そこをつなぐ林間中斜面と、リフト2本の小さなスキー場ですが一通りそろっています。年寄りのワタシには十分のスキー場です。

9/29 8:44

＜おまけ＞
せせらぎと吊り橋。滝はまだ見えません。

9/29 8:45

＜おまけ＞
キャメラマンK隊長。超望遠レンズで吊り橋の先の大ネズコを狙います。（見えません）

9/29 8:46

＜おまけ＞
吊り橋が。渡って行くと大ネズコ（巨樹らしいっすぜ）が見れる様です。

9/29 8:55

＜おまけ＞
見えました！平湯大滝どす。
ちょっと前に行った兵庫の天瀧もみごとでしたが、平湯大滝もグレイト。冬は氷瀑となる様です。

9/29 8:55

＜おまけ＞
落差64メートル。

9/29 8:59

＜おまけ＞
もっとそばに寄れるようです。
キツかった登山で心地よい筋肉痛の残る足を引きずりながら更に奥へ。

9/29 8:59

＜おまけ＞
我々：「わおっ！」
平湯大滝：「いらっしゃい」

9/29 9:01

＜おまけ＞
豊富な水が流れます。とても綺麗。
スイカと蒲鉾を冷やしたくなります。（蒲鉾？）

9/29 9:02

＜おまけ＞
滝：「スイカと蒲鉾、冷やしてくれてもええねんで〜」
ワタシ：「今は持っていません」
滝：「チッ！」

9/29 9:03

＜おまけ＞
バーチャル滝行で身を清めるK隊長。
K隊長：「愛宕往復が20分くらいで行ける様になりますように」
滝：「さすがにムリ」

9/29 9:05

＜おまけ＞
神通川（！）水系だそうです。
おこじょ？：「くつろいでる様に見えますが、一応仕事中です」

9/29 9:05

＜おまけ＞
堰堤：「ホンマかいな。ええかげんなこと言うとったらデレーケさんに言いつけるぞ！」

9/29 9:06

＜おまけ＞
おこじょ？：「一応、国交省勤務ですわ」

9/29 9:13

＜おまけ＞
電灯：「オシャレなシャッポでっしゃろ。あごひももついてまんねん」
我々：「シャッポ？あごひも？」

9/29 9:18

＜おまけ＞
駐車場まで戻ってきました。よく見ると乗鞍登山口の案内が。ここから乗鞍に登れるようです。

9/29 9:18

＜おまけ＞
看板：「またよかったら来てや」

9/29 9:19

＜おまけ＞
見事な山（何山？）をバックに不死身のH隊長。

9/29 9:39

＜おまけ＞
平湯大滝のあと、どこに行くか迷ったのですが、結局、熊牧場に。熊の学校（ショー）は待ちきれず、見ることなく退場。

9/29 12:13

＜おまけ＞
高山に戻り、いきなり高速には乗らず、せせらぎ街道へ脱出。パスカル清見で昼食としました。
写真はしょうが焼き定食。とんかつ定食の方が良かったかな？皆は飛騨牛ステーキ丼（！）等を食べてました。

9/29 14:23

＜おまけ＞
郡上八幡から高速にのり、伊吹PAで休憩中。
伊吹山：「こっちにもまた来てや！」
我々：「また行きます」

9/29 15:09

＜おまけ＞
H隊長：「家に帰るまでが遠足です」
我々：「これって遠足だったんすか」

天候に恵まれ、無事怪我もなく帰って来れました。
とてもキツクて、とても楽しい山行になりました。
お疲れさまでした。

撮影機器：

iPhone 4S Apple

感想

H47A

初めての北アルプスだったので、色々とわからないこともあり不安でしたが、ほんとうに良いお天気に恵まれて、最高の山行になりました。

行くまでは、"上高地から一気に穂高岳山荘まで上がれるのか"とか、"吊尾根や重太郎新道は行ってみて歯がたたなかったら戻れるのか"など、不安イッパイで夜も眠れませんでした。（寝ましたけど）

不安だった点としては、まずはコースタイム。
いつも山と高原地図のコースタイムよりは少し早く歩けるのですが、ひょっとしてとても厳しい道で、ものすごく時間がかかるのではないかと心配しました。
そのため、少しでもスタートを早めようとタクシーを捜して朝一から出発。それでも山小屋到着は15時くらいになるのではないかとビビッてましたが、おかげさまで、風なし、雨なし、岩場の濡れなし、視界よしの好天に恵まれて、結局お昼過ぎには穂高岳山荘に着くことが出来ました。
2日目も、1日目の疲れや、厳しそうなコースから、上高地着は15時位になるだろうと思ってましたが、コチラも好天にも助けられ、お昼過ぎには無事下山できました。

もうひとつ不安だった点は、コース。
事前の調べでも、吊尾根や重太郎新道はキツイと書いてありましたし、山小屋で一緒の部屋になったベテランご夫妻（奥穂〜西穂へ縦走に来られた！）からも、
「重太郎新道は勾配がキツいので、初めてならなおさら登りで使った方がいいんじゃないかしら？登りは滑落することはまず無いけど、下りは下手したら滑落するわよ。私達もあのコースは登りでしか使ったことがないわ」
等アドバイスをいただき、皆で震え上がりました。
とにかく行ってみて、ダメだったら引き返そうということで実際行ってみると、厳しいコースではありますが、無理をしなければ何とか乗り越えていけるコースでした。
ただやはりコチラも、風なし、雨なし、岩場の濡れなし、視界よしの好天に相当助けられたのかなとも思いました。

さらに不安だったのは急勾配をふんだんに含んだ長時間の歩行。
低山なら普段からアップダウンのある20km程度は歩いているのですが、いかんせん山が高すぎます。しかし、この点もひとりの落伍者も無く何とか全員無事に歩きとおせました。
ただ、やはりコースは相当厳しいようで、手（！）も足も、山を下りた次の日から久しく味わったことの無い筋肉痛になりました（足の筋肉痛は3日間ほど続きました）。

低山も面白くて好きなのですが、高山？には高山にしかない楽しさがありますね。
また是非行ってみたいです。

いつかは重太郎新道を登りでホイホイ登れるように（絶対ムリ？）トレーニングに励みます。