台風と地震と紅葉の黒部五郎岳・水晶岳（折立in新穂高out）

2021年09月18日(土) ~ 2021年09月21日(火)

• GPS: 76:03
• 距離: 49.1km
• 登り: 3,585m
• 下り: 3,829m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:02
• 休憩: 0:16
• 合計: 4:18

距離 6.4km 登り 996m 下り 37m

7:22 折立
7:28 十三重之塔 慰霊碑
8:24 太郎坂
9:00 9:13 青淵三角点
9:30 積雪深計測ポール
10:48 10:51 五光岩ベンチ
11:09 太郎兵衛平
11:40 太郎平小屋

2日目

• 山行: 10:00
• 休憩: 0:42
• 合計: 10:42

距離 15.6km 登り 1,282m 下り 1,062m

4:43 太郎平小屋
4:51 4:52 太郎山
6:21 神岡新道分岐
6:28 北ノ俣岳
7:03 赤木岳
7:43 中俣乗越
9:28 9:37 黒部五郎の肩
9:57 10:02 黒部五郎岳
10:14 10:15 黒部五郎の肩
12:06 12:31 黒部五郎小舎
13:58 13:59 三俣蓮華岳巻道分岐
15:25 三俣山荘

3日目

• 山行: 8:38
• 休憩: 0:58
• 合計: 9:36

距離 13.8km 登り 1,129m 下り 1,130m

5:14 三俣山荘
5:51 黒部川水源地標
6:59 7:00 岩苔乗越
7:13 7:14 ワリモ北分岐
7:51 水晶小屋
8:38 8:39 水晶岳
9:15 9:24 水晶小屋
9:55 ワリモ北分岐
10:03 岩苔乗越
10:55 黒部川水源地標
11:36 12:20 三俣山荘
13:05 13:06 三俣峠
14:24 14:25 双六岳中道分岐
14:29 双六岳巻道分岐
14:50 双六小屋

4日目

• 山行: 4:34
• 休憩: 0:21
• 合計: 4:55

距離 13.3km 登り 166m 下り 1,620m

6:30 双六小屋
6:33 双六池
7:06 くろゆりベンチ
7:16 花見平
7:35 7:36 弓折乗越
8:05 8:12 鏡平山荘
8:16 鏡池
8:45 シシウドヶ原
9:02 イタドリが原
9:16 チボ岩
9:25 9:30 秩父沢出合
10:06 小池新道入口
10:22 わさび平小屋
10:35 10:36 笠新道登山口
10:44 10:45 中崎橋
10:57 10:58 お助け風穴
11:12 11:16 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
11:21 11:22 新穂高温泉駅
11:25 ゴール地点

天候

9/18 曇のち雨
9/19 晴れ
9/20 晴れ一時曇
9/21 晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

■往路
　毎日あるぺん号　新宿都庁23:00 → 折立

■復路
　新穂高12:55 → 13:25平湯
　平湯14:35 → 19:00バスタ新宿

コース状況／危険箇所等

地震の影響？左俣林道で法面の崩落個所がありましたが通行影響なし。

その他周辺情報

■中崎山荘 奥飛騨の湯
　入浴料金900円
　https://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=3311

写真

9/18 7:21

台風は太平洋沿いを進むみたいで、念のためにレインウェアを着るけど、雨風の影響はほとんどなし！よかったー

9/18 9:08

ガスもあまりかかっていなくて、ちょっぴり青空も覗いて、レインウェアはお役御免。

9/18 9:22

紅葉が始まっていますね。

9/18 10:02

草紅葉だ。空が青ければ、きれいだったろうに。

9/18 10:45

五光岩ベンチの手前で雨が降り出し、慌ててレインウェアを着る。台風の影響というほどの強い雨ではなかった。

9/18 17:38

太郎平小屋の夕ご飯。カツレツ美味しかった。

9/19 5:05

2日目は明けやらぬ5時前出発。

9/19 5:24

雲海たなびく朝の光

9/19 6:04

朝日照らされ草紅葉。のどかな山道でいいなぁ。

9/19 6:29

北ノ俣岳はとても視界が開けていて・・・

9/19 6:33

左手前から右奥に、黒五、笠、乗鞍、御嶽の揃い踏みです！

9/19 6:38

とてもなだらかな丘陵といった感じで、2,500m超の高山には思えない。

9/19 8:19

薬師デカいし、ちょっぴり剱も見えるし。

9/19 8:47

そのままなだらかに黒五に登ると思いきや、坂が長くて意外に大変・・・。

9/19 9:28

黒部五郎の肩でヘトヘトです・・・

9/19 9:47

一登りで黒部五郎に登頂！これ以上ない青空で恒例の夫婦記念写真！やった！

9/19 10:02

北アルプスの中央展望台といった趣き

9/19 10:02

左から薬師、剱・立山、白馬、隠れ気味の五竜、赤牛。

9/19 10:02

水晶、手前に雲ノ平、鷲羽、三俣蓮華。
ん？鷲羽と三俣蓮華の間に長遠望で見える山はなんだ？

9/19 10:02

双六、槍、穂高

9/19 10:03

振り返って雲の向こうに白山

9/19 10:15

名残惜しいですが黒五を後にします。妻は大満足の表情。

9/19 11:01

カールに下りてきました。ここはまた違う世界。

9/19 11:05

巨岩ゴロゴロ

9/19 11:14

カールの紅葉は美しかった。The秋！

9/19 11:23

ここで写真撮影をされている方がいましたので、真似して撮ってみました。いい写真が撮れた。

9/19 12:02

カールを堪能して、黒部五郎小舎に到着。
気づけば出発から7時間。疲れたのでCCレモンを妻と半分こして一息。

9/19 12:56

黒部五郎小舎から三俣蓮華への急登を登ると黒部五郎のカールの全体が良く見渡せました。

9/19 14:53

ここまで10時間。ようやく、ようやく三俣山荘が見えた。長かった・・・。

9/19 17:43

ビックリの地震の後で夕食タイム。
三俣山荘の夕食はジビエのシカ肉シチュー。妻はこういうの苦手なんです

9/19 17:48

夕日に照らされる槍。地震の落石などがあったとは露知らず・・・。

9/20 5:26

3日目は黒部源流経由の水晶岳ピストン。

9/20 6:15

三俣蓮華が朝日に照らされてキレイ。
左に山荘。けっこう下って登り返したんだなぁ。

9/20 6:51

黒部の水を汲んで飲む。思ったほど冷たくなかったけど美味しいです。

9/20 6:58

岩苔乗越まで上がってきました。
水晶はまだまだ遠いです・・・。

9/20 7:18

岩苔小谷をぐるっと回るように登ります。

9/20 7:35

地味にキツい上り坂。よくよく考えると3,000m近いから空気が薄いんですね。

9/20 7:53

水晶小屋裏から見ると、水晶岳から赤牛までの稜線がとても美しい！こんな奇麗な山だったとは

9/20 8:12

しかし、水晶がこんなに険しいとは・・・！

9/20 8:14

ヘトヘトです・・・。
あとどれくらい？とスマホでルート確認。

9/20 8:15

足場の不安定なルート。
昨日の地震で大丈夫なんだろうかとちょっとでも思わなかったのは、能天気なのかイッパイイッパイだったからか。

9/20 8:34

なんとか水晶に登り切り、恒例の夫婦記念写真。雲ノ平の周りでは一番高い山なだけあって高度感あります。テッペンにいるなぁ。

9/20 8:36

読売新道。黒部ダムまで至る長い稜線。遠いんだろうなぁ。

9/20 8:37

山の連なりというより、谷がえぐっている地形という印象。

9/20 9:08

さて双六小屋に向けて長い道を戻ります。

9/20 9:20

水晶小屋でジュースを買ってカロリー補給。

9/20 10:26

朝は感じられなかったけど、黒部源流域に陽が射して紅葉の彩りがとても奇麗だった。

9/20 13:06

さすがに疲れたし、雲もかかっていて景色も望めないので、双六は巻きます。元からそのつもりでしたが（笑

9/20 14:18

あそこまで登れば、今日の登りはおしまい。最後の一頑張り。

9/20 14:29

双六のルートに合流。あとは下るだけ。

9/20 14:32

小屋見えました！
今日も長かったー。

9/20 17:32

夕食は天ぷら。いつでも変わりませんね。

9/21 5:03

4日目は朝ごはん付き。今日は下るだけなので、余裕たっぷりです。

9/21 6:18

左俣林道で地震の影響があったようなので、気を付けて帰りましょう。

9/21 6:23

さようなら鷲羽。
(;_;)ノシ

9/21 7:26

弓折乗越のあたりも草紅葉。

9/21 8:06

鏡平山荘でもCCレモンを妻と半分こ。思えばこの山行ではジュースをいつになくいっぱい飲んでいる気がします。

9/21 9:29

秩父沢。昨日までとは違って、標準CT以上で進んでいます。小池新道は歩きやすいですね。

9/21 10:06

林道に到着。
さてどこか崩落しているらしいのですが、気を付けていきましょう。

9/21 10:21

わさび平小屋。このあたりが震源だったようですが、どうなんでしょうね。なにも変わりないように見えます。

9/21 10:47

これが崩落個所でしょうか？すでに整備されたようです。ありがたし。

9/21 11:16

無事に下りました。良かったよかった。

9/21 11:22

ロープウェイのバス停まで到着。
まずはお風呂でひと浴び。

9/21 13:43

おまけ
平湯バスターミナルで食べたカツ丼。美味しかったのでご紹介です。

撮影機器：

DSC-RX100M3 SONY

DSC-WX500 SONY

SO-02L Sony

装備

個人装備

長袖シャツ

4

タイツ

3

ズボン

2

靴下

4

グローブ

2

防寒着

2

（フリース、ダウン）

雨具

1

日よけ帽子

1

着替え

靴

ザック

ザックカバー

飲料

ペットボトル500ml×2

ハイドレーション

プラティパス

地図（地形図）

ヘッドランプ

予備電池

GPS

ファーストエイドキット

常備薬

ロールペーパー

保険証

スマホ

時計

サングラス

手ぬぐい

ストック

カメラ

携帯トイレ

行動食

ドライパイン、カロリーメイト、ブドウ糖10、塩分タブレット10、アミノバイタル10

共同装備

日焼け止め

備考

雨で濡れるかと思って着替えを余計に持って行き過ぎた…

感想

cono

台風14号接近！？だいぶ以前からこの秋は黒五＆水晶の縦走と決めていたのに、なぜよりによってこのタイミングで台風が来るかなぁ・・・。と悩みと不安が尽きなかったけど、「じゃぁやめるの？」という声に対して、「いや2日目以降は天気がいいし・・・」ということで、毎日あるぺん号のキャンセルはせず。幸運にも台風の進路は太平洋寄りを取り、台風の影響は少なく済みました。4日もあれば1日くらい天気の悪い日はあるよねという程度で、幸運だったと思います。
今回の黒五＆水晶4日間は、総じて天気に恵まれ、美しい秋の山々を堪能できました。妻は紅葉を想定していなかったようで、予想外の嬉しさだったようです。

今回の山行計画では1日の行動時間を長くしてしまい、特に2日目の太郎平→黒部五郎→三俣山荘は、終わってみれば11時間近くも行動していたことになってしまいました。ここ最近は山に行けていなかったので、明らかに自分にも妻にもオーバーワークだったなと反省。コロナ禍で容易に宿泊場所を変更できないので、余裕を持った行程にするべきでした・・・。

そういえば、前に黒部五郎に行こうとしていたのは、笠ヶ岳とともに縦走しようとした3年前のことでした。今回、難関の一つである水晶岳とともに登頂できて、宿願を果たした気分です。