鹿島槍ヶ岳、五竜岳縦走(柏原新道in八方尾根out)
- GPS
- 19:04
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 3,284m
- 下り
- 2,865m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 5:59
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:37
天候 | 1日目:晴れのちガス 2日目:晴れ 3日目:晴れのち山頂域は雨、山荘より下は晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
船
マイカーにて、福岡の住居から新門司港へ カーフェリーにて、新門司港から大阪南港へ マイカーにて、大阪南港から白馬村八方へ 20日 八方に車をデポ 電車 6:10白馬→6:46信濃大町 510円 バス 7:10信濃大町→7:50扇沢 1390円 柏原新道から入山 22日 八方池山荘から下山 グラートクワッドリフト、アルペンクワッドリフト、ゴンドラリフトにて八方へ 1700円 車を回収 後移動 概ね行きと逆ルートで帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
柏原新道〜鹿島槍ヶ岳南峰:標高差はありますが、特に危険な箇所はありません。 鹿島槍南峰〜北峰:いきなり急登の岩下りとなり、緊張を強いられました。このルートで不安がある方は、北峰から先へと進むのはお勧めできません。 鹿島槍〜五竜岳:鎖場登り下りあり、崖地のトラバースあり、鉄梯子ありと、一定の技術を求められます。しかしこうした難所は一部で、大部分が普通の登山道ですが、アップダウンを繰り返し、急登もあるほか、鹿島槍まで登ってきたことで足も疲れていることの考慮が必要です。五竜岳の最後の登りは、急登の岩場&鎖場です。 このルートには、八峰キレット、G5などの難所がありますが、三点支持や通常の岩登りの技術があれば、問題無いレベルかと。ただ、疲労と天気に注意ですかね。 五竜山荘〜唐松山荘:八峰キレットほどではありませんが、岩場や鎖場があり、結構油断出来ません。 唐松岳〜八方池山荘:特に危険な箇所はありません。 |
その他周辺情報 | 冷池山荘と五竜山荘に泊まりましたが、感染対策から、予約制、マスク着用、寝具用インナーシーツ持参などとなっています。 下山後の温泉は、八方の湯に入りました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
ライター
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
寝具用インナーシーツ
マスク
メガネ
コンタクト
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感想
鹿島槍と五竜、それぞれ単体での登山も考えたが、やはりこの2座に登るなら、八峰キレットやG5を歩いておきたい。
小屋2泊での縦走とし、空いてそうな週明けから平日にかけて登る作戦。
鹿島槍は、柏原新道から入山するが、登山者が多い。連休だからか。
爺ヶ岳を過ぎる頃には、すれ違う人はだいぶ減ったが、冷池山荘の予約はソールドアウト状態。
標高差1200メートルくらいあるのに、何で人気なんだろうって思ってたら、翌日、鹿島槍南峰に登頂して分かった。
剱岳立山を筆頭に北アルプス名峰など、様々な山が見渡せる絶景スポットなのだ(°▽°)
そりゃぁ皆登りたくなるよね。
登山道も万人に向けだし。
おそらく大概の人がここ目的のようで、鹿島槍南峰からは人が少なくなる。
ただ双児峰なんで、標高が低い北峰まで登頂する人はそこそこいるが、ここで折り返すようだ。
なので、その先の五竜岳へと向かう登山者は、極端に減る。
なお、冷池山荘のテン場は、小屋から少し離れ不便かと思ったら、立山剱岳の眺望ポイントでもあり、絶好の場所( ^ω^ )
こりゃぁ、テント担いで、鹿島槍ピストンするはずだ。
五竜岳は、八峰キレットやG5など難所があるが、まずは、鹿島槍南峰を越えると、いきなり岩場下りへと激変し戸惑う。
八峰キレットやG5など各所に岩場の登り下りにトラバースと、一歩間違えば、谷底まで滑落間違いなしだが、それは鹿島槍から五竜岳までの一部で、だいたいが通常の登山道だ。ただ、やせ尾根や急登が多いけど(゜ω゜)
これまでの登山経験から行けると思っているものの、一番の難敵は、鹿島槍までの標高差で、足に乳酸と疲れが溜まっていることだ。
特に、鹿島槍北峰からキレット小屋までは、ほぼ下りで足に堪え、踏ん張りが効きづらい。
そこで、足の負担を減らすため鎖がある所は腕を酷使した。下山後は、久しぶりに両足両腕筋肉痛。
実際キレット小屋に着くまでが相当辛く、五竜岳が遠く、本当にたどりつけるのかと不安を感じることも。
しかし、アミノゼリーを飲み、パワーが補強されたのか、キレット小屋以降は盛り返し、北尾根の頭でしっかり昼飯を食べたのもあって、どんどん突き進む。
でも、五竜岳手間の岩稜帯の山は、巻いて登ると思ってたが、そのまま稜線を登り下りするのには驚いた(・Д・)
さらには、最後、五竜岳への急登は、近づいても、どこをどうの登るのかルートが分からない。
実際間近に迫り登れば、マークがあり、何とかなるが。
あと、五竜山荘側から登っても、岩場鎖場があり意外と手強いので、下るのも一苦労。
結果、五竜岳はどこから登っても、険しい山だ。
過去の経験値から、八峰キレットやG5のルートは、中央アルプスの空木岳から木曽駒への縦走に似たレベルかな。
でも難所の数から、こっちが上手か。
今回、雷鳥に出会えたし、山々の絶景を望めたし、ブロッケンや虹も見えたし、久しぶりの北アルプスは最高だった。残念なのは、山中で白馬三山を見れなかったことか。
これで百名山は95座と96座を登頂し、残りは片手で数えられるようになった。
あと、今回の縦走はもれなく三百名山の爺ヶ岳と唐松岳がついてくるのだが、共にガスで展望はほぼ無かった。
鹿島槍は、見ても目立つ双児峰で、頂きからの絶景も素晴らしい山。
いずれ天気の良い日に、最高のテン場で過ごし、山頂で山を眺めながらコーヒーでも飲みたいものだ。
五竜岳は、どこから登っても容易に行けない、厳かで神聖な山だと感じた。また会いに行きたいし、その時は名物Tシャツを買いに五竜山荘に泊まろう。
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