夏山納めの後立山縦走(二泊三日)
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- GPS
- 42:01
- 距離
- 45.3km
- 登り
- 5,212m
- 下り
- 5,104m
コースタイム
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 7:40
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:58
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 9:47
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:晴れのち曇り 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
猿倉〜白馬岳 白馬尻小屋までは林道。大雪渓はアイゼン無しで10分程。岩室以降は風が抜けてくる。当日は強風のため、稜線は20m/s程の風が吹いていた。 白馬岳〜杓子岳 稜線歩き。杓子直下のみザレ場の急登。 杓子岳〜白馬鑓ヶ岳 稜線歩き。白馬鑓ヶ岳直下は岩場混じりの急登。 白馬鑓ヶ岳〜天狗山荘 アップダウンのゆるい稜線歩き。 天狗山荘〜不帰キレット 天狗の頭までの稜線では右手に剣岳〜穂高連邦、左手に八ヶ岳、富士山を臨める。当日は見つけられなかったが、時期にはコマクサも咲いているらしい。天狗の大下りはザレ場で斜度が大きい。 不帰キレット〜唐松岳 鎖場のある岩場のアップダウン。一峰、二峰北峰、二峰南峰を越えていく。三峰もあるが、右に巻き唐松岳に至る。 唐松岳〜五竜山荘 唐松頂上山荘直下の牛首は鎖場で高度感のあるトラバース。右前方に大きく五竜岳が臨める。大黒岳付近は標高を下げるので結構暑い。 五竜山荘〜五竜岳 最初はザレ場を右に巻きながら、後半は鎖場のある岩場。五竜山荘からご来光ピストンの方も多く、暗い中でペンキマークを見落としルートミスしている方もいたので注意(ペンキマークは豊富なのできちんと確認しながら登れば問題ない)。 五竜岳〜キレット小屋 基本的に岩場のアップダウン。G4、G5等難所はあるが、鎖も足場も安定している。 キレット小屋〜鹿島槍ヶ岳南峰 八峰キレットは梯子、鎖場があるが非常に短い。本行程の難所(不帰キレット、G4、G5)の中で最も易しいと感じた。鹿島槍ヶ岳北峰までは岩場の登り。吊尾根分岐にデポしてピストン可能。 鹿島槍ヶ岳南峰〜冷池山荘 布引山までは右手に剣立山を臨みながら気持ちのいい稜線歩き。ここまでに比べ斜度もゆるく楽しみながら歩くことができる。 冷池山荘〜爺ヶ岳南峰 ここまでに比べ標高差も小さい。当日は爺ヶ岳北峰に向かう道と思われる登山道は植生保護の看板があり通行出来なかった。爺ヶ岳中峰、南峰は巻道あり。 爺ヶ岳南峰〜種池山荘 斜度のゆるいザレ場。ここの稜線歩きも楽しい。 種池山荘〜扇沢(柏原新道) よく整備された歩きやすい登山道。 |
その他周辺情報 | 温泉:八方の湯(800円、シャンプー、リンス、ボディーソープ有) 食事:炭火焼肉 深山 |
写真
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ポール
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
テント
|
感想
夏山の〆に半年前から計画していた後立山縦走へ行ってきました。体力おばけのmusasabijumpについていけるように毎週山でトレーニングしてきましたが、やはり健脚、余裕のあるそちらと呼吸困難のこちらといった、傍から見るとコントラストが激しいパーティとなりました。
1日目
下界は晴れ予報でしたが、稜線に出るとガスと強風、風に耐えながらの登りとなりました。寒すぎて白馬山荘でカレーと甘酒でまったりした後、意を決して天狗山荘に向け出発。危険度の低いこのルートだから良かったものの、同日は先の鹿島槍ヶ岳や涸沢で滑落事故があったようです。
2日目
1日目とはうってかわって快晴。朝一は剣立山〜穂高連峰まで、今夏赴いた山々を眺めながら気持ちの良い山歩きができました。最初の核心、不帰キレットは、先々週行った大キレットのおかげか、恐怖感はなく展望も楽しみながら通過することができました。行程は不帰キレットの方が長いですが、唐松岳直下の牛首の方が高度感ある鎖場でした。
3日目
この日も快晴、五竜岳でご来光を拝んでから2つ目の核心、G4、G5へ。こちらも程よい高度感を楽しみながら通過。個人的にはこの山行で最も辛かったのは鹿島槍ヶ岳の登りです(結構長かった、、、!)。この日は冷池山荘テン泊予定でしたが、翌日雨予報ということもあり、扇沢までそのまま下山しました。
下山後は白馬麓をゆっくり満喫。冬しか来たことない白馬、夏シーズンも一味違う魅力を見せてくれました。課題のあった体力不足、冬シーズンに向けてまたトレーニング頑張ります!
オツルミズ沢からレスト1.5日。バキバキに筋肉痛の残る体でやり遂げた自分を褒めてあげたい。
もちろん、オツルミズの下山で登攀具を全部私に背負わせ逃亡したメンバーへの恨みは忘れない。
体力的にはけっこうキツかったが、久々の稜線を歩きを堪能できて、登山もいいもんだな、としみじみ思った。
景色の良さはpoochanが書いているので割愛。
印象に残ったエピソードを記したい。
‥袈藥柿颪離謄鷯譴妊謄鵐箸鮨瓩飛ばされる。
初日は白馬の稜線付近からかなりの暴風。平均で15m以上だろうか。
テン場について一段落と思って、山荘で一杯やっていたら、急に風の音が荒くなった。
いやな予感がしてテン場を見に行ったら、ものの見事にテントが吹き飛ばされていた。
ペグダウンできるところは全てして、内部には3泊分×二人の荷物が入っていたのに…
天頂部分に5センチほどの穴が空いており、テーピングで応急処置。
五竜山荘で相方の職場の方々と遭遇する。
お昼寝をしていたら、相方が興奮して「M田さん達がいた!」と起こされた。
美味しいビールをごちそうになりながら、山の話や仕事の話を聞いた。知らない顔なのに暖かく接してもらって、話も盛り上がって楽しかった。
フィールドコアが経費で落とせる会社、いいなあ!
ヤマメシにクスクスを導入
映画「メルー」を見て、興味を持っていたのでお試し。
結果は「軽い・かさばらない・美味」
クスクスそのものの味が強いと、食べるのがシンドい。
水を気持ち多めにするのと、塩気、脂気、程よい酸味や辛味が大事。カルディーのハリッサソースが◎
トマト系、カレー系も合う。
ず能日にK子くんと一緒に下山した
4日目の天気が悪いので一気に下山しようか。しかし、扇沢のバスに間に合わなかったらタクシーで高額請求。。。
誰か割り勘してくれないかなー、ということで、同じ行程で抜きつ抜かれつしていたお兄さんに声をかけると、快諾。
このお兄さんがK子くんである。
聞けば、ほぼ岡山寄りの広島から来たという。
高速使っても9時間オーバーなのに、一人でほぼノンストップで来たという変態さん。
白根三山往復(奈良田に降りない)などの変態エピソードも聞けて面白かった。
下山後に別れてからも色々縁があったので、また会える気がする。
コメント
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