大台ケ原〜大峰山
- GPS
- 22:08
- 距離
- 48.9km
- 登り
- 2,451m
- 下り
- 3,415m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 4:58
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 10:10
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■水場 ・大台ヶ原付近 あまりニーズはないと思うが、ビジターセンターと山頂の間の道に沢が多々あるので適宜採水可能 ・伯母ヶ峰付近 伯母ヶ峰の谷あいからドライブウェイにむけて沢水が出ているので適宜採水可能。 また、伯母峰峠駐車場の、閉じている休憩施設の裏のタンクから結構な勢いで水が排水されていて一応採水可能。上下水道が整備されていとは思えず、たとえ整備されてたとしても浄水を排水する意味がわからないので、付近の沢水を集めたものの溢れか、井戸水か、下水だと思われる。 ただタンクから出ているのでおそらく沢水だろうと信じ、この水を煮沸して使った。特に問題なし。 (トイレはボットンで手洗いも貯め水) ・大普賢岳付近 笙ノ窟付近に湧き水があるので、採水可能 ・行者還岳付近 行者還岳山頂への道の分岐から、行者還避難小屋に向かう道の途中、尾根から巻道になるところの谷に湧き水があり、採水できた。 パイプや人工物があったので比較的安定して汲めるのではないかと思う。 タイミング的に生水でガブガブ飲んだが、特に問題なし。 行者還岳から弥山にかけて、尾根線上には採水できそうなところはなかった。 弥山の北東の谷筋に寄ってみたが水はなし。 弥山〜八経ヶ岳の沢筋は未確認。尾根線には水はなし。 ■危険箇所 要所のみピックアップ ・日出ヶ岳〜川上辻 非登山道だが、踏み跡が明瞭にあり、歩ける。 ただ大台ヶ原の登山道とはまるで違うマイナーな登山道という感じなので、気軽には使えない。倒木も多い。 また、川上辻側に植生保護と鹿罠設置のため立入禁止の看板があったので、本来は通行NGと思われる。(日出ヶ岳側には看板がなかった) ・笙ノ窟〜大普賢岳、七曜岳付近 岩場、ハシゴが連続する。 比較的よく整備されているので、気をつけて歩けば問題ない。 |
その他周辺情報 | ・天川川合付近の「かどや食堂」 地元の食材を使った定食等を食べられる。美味しい。 店主も気さくで登山者にも優しいお店だった。 |
写真
感想
(百名山線つなぎ中)
百名山一覧を見たとき、大台ヶ原と大峰山は比較的近いので、この2つは縦走して歩くものだと思い込んでいたのだけど、思ったより全然遠く、それぞれで歩くのが一般的のようだった。
それでも線をつなぐためには延々と歩くしかなく、北海道のときと同じ装備で2泊歩いた。
歩きながら思ったのが、当然、北海道より全然暖かい。
台風一過で快晴だったのもあるかもだけど、もう少し軽い装備にできた気がする、と後悔しながら、これから雪山だからそれのトレーニングだ…と思い込み歩いた。
山自体は期待以上のすごくいい山だった。
そもそも道自体はわりと歩かれているようだったので、そこまで深く下調べをしてなかったこともあるのだが、どの日もすごく素敵な山容を見せてくれた。
・1日目(大台ヶ原〜伯母峰峠)
大和上市駅から季節運行のバスで大台ヶ原登山口へ。
大台ヶ原はハイキングコースのようで、ある程度動きやすい格好なら全然歩ける。
牛関ヶ原との周回が一般的なようだった。
全体的に、低い笹と苔、森が合わさって美しい、居心地のいい山だった。
のんびりとお出かけ感覚で登るのが楽しいのかもしれない。
日出ヶ岳からは川上辻まで尾根線を歩き、その後は大台ヶ原ドライブウェイを15kmほど延々と歩く。
16時頃伯母峰峠についたが、出発が遅いこともあってからあっさり終わった1日だった。
伯母峰峠駐車場は、本来なら自炊テント等NG。
ただ、近くにテン場があるわけでもなく、交通手段もないのでやむを得ず暗くなってから東屋の下に幕営。
翌日できる限り痕跡を残さずこの場を去った。
・2日目(伯母峰峠〜弥山)
今回の縦走の要所。
笙ノ窟あたりまでは、ゆるゆるとした尾根線を歩く。踏み跡が薄い部分もあったけど、藪がないので尾根伝いに歩けば大丈夫。
笙ノ窟からは大普賢岳に向けたピークで、ハシゴ等よく整備されているけれども、わりときつい道だった。
このあたり、和佐山ヒュッテを起点によく歩かれているようで、この日は日曜日で天気もよく登山者が多かった。
大普賢岳からは縦走路。
縦走路はメジャーな山でも歩きづらいことがよくあるが、大峰山の縦走路はとても歩きやすかった。
バスこそないものの、色々な登山口から歩かれているようで、縦走者しか歩かない道がないのが大きい。
途中行者還岳の水場でここぞとばかりに補水。
万が一弥山で水がない場合を想定し、ギリギリ翌日まで持つ2Lばかりを採水した。
弥山が見えてくるとラストピーク。
階段等が整備されていて歩きやすいけど、縦走中の1日の終わりに急登は厳しい。最後の方はダラダラと登り、とはいえほぼ予定通り登頂。
弥山は意外と先客がいて5張りほど。
ついたとき管理人さんが不在で水が確保できず、行者還岳で汲んだ水で明日まで持たせなきゃいけないか…?とビクビクしていたが、18時頃戻られていて無事水を手に入れた。
弥山のテン場は綺麗で、すごくテン場らしさがあった。
関西にいたら度々来たくなるようなテン場だ。
・3日目(弥山〜天川川合)
天気予報では10時頃から晴れで、6時頃テントを出たらまわりはガスまみれだった。
ここのところ晴れ続きだったので、たまにはガスも良いと思いながら出発。
ちょうど八経ヶ岳の登りに差し掛かるところで晴れてきて、山頂では見事な雲海を見ることができた。
また初めてのブロッケン現象も見れて、霊山のこの山でとても神々しい雰囲気だった。
下山道は苔の森でとても快適。だが長い。
荷物の重さにひいひい言いながら予定通り下山。
かぎや定食でお昼。地元の食材を使ったご飯で美味しかった。
店主も気さくで居心地のいいお店だった。
全体としてとてもいい山だった。
ただ、大台ヶ原、大峰山とそれぞれ山全体の半分くらいしか歩いてないので、大台ヶ原周回や大峰山縦走などが機会あればやりたいなぁと思う。
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