悪沢岳魚無沢(鳥倉口→前小河内岳東尾根→小西俣→魚無沢→悪沢岳→主稜線→鳥倉口)

2021年10月09日(土) [日帰り]

• GPS: 17:53
• 距離: 38.7km
• 登り: 4,067m
• 下り: 4,061m

コースタイム

日帰り

• 山行: 16:03
• 休憩: 1:09
• 合計: 17:12

0:34 鳥倉林道登山口
1:08 1:08 豊口山のコル
1:31 1:32 ほとけの清水
1:47 1:47 塩川・鳥倉ルート合流点
2:01 2:07 三伏峠小屋
2:34 2:34 烏帽子岳
3:02 3:04 前小河内岳
3:53 3:53 小西俣（三等三角点）
4:26 4:57 西俣慣合集落跡
10:28 10:58 悪沢岳
11:39 11:40 荒川中岳避難小屋
11:43 11:44 中岳
11:52 11:52 前岳
12:47 12:48 高山裏縦走路水場
12:57 12:58 高山裏避難小屋
13:39 13:39 板屋岳
14:02 14:03 大日影山
15:14 15:14 小河内岳
15:36 15:36 前小河内岳
16:00 16:01 烏帽子岳
16:23 16:24 三伏峠小屋
16:32 16:32 塩川・鳥倉ルート合流点
16:44 16:44 ほとけの清水
17:02 17:02 豊口山のコル
17:20 17:20 鳥倉林道登山口
17:53 鳥倉林道ゲート（駐車場）

天候

快晴→ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

10/9 0:00

聖岳直接尾根に続き、またも0:00スタート。

10/9 2:13

三伏峠の少し先には朝露を纏うマツムシソウが美しかった。

10/9 3:04

前小河内岳から東尾根に乗る。一般にバリ尾根の下降を暗闇でやるのは危険行為ですが、sunatomoさん含め何人かが概して「快適」と評していたのでやっちまいました。

10/9 3:23

印は豊富。踏み跡は薄い。
(暗闇下での印象です)

10/9 3:53

2253三角点。

10/9 4:28

慣合とうちゃこ。そこには「風に舞いあがらないブルーシート」あり。

10/9 4:53

小西俣の遡上にはお古のランシュー。モンベルの沢靴見に行きましたがお高い。今回は撤退覚悟で様子見の装備。

10/9 4:56

慣合では夜明けの気配。

10/9 5:38

岸の先に切り立った箇所があれば高巻きを探すより渡渉してしまった方がラクだと思います。もちろん所により高巻きする場合もありますが。

10/9 5:39

苔が豊かな場所もある。

10/9 5:41

渡渉中の図。川底は滑りやすい。

10/9 5:46

沢の水面に映える瞬間。

10/9 6:18

美しいV。これは左岸高巻き。

10/9 6:21

このように。

10/9 6:28

名もなき出合の中には美しい滝も。

10/9 6:52

これが魚無沢出合。

10/9 7:02

山行開始からの獲得標高をほぼチャラにする「エクストリーム水汲み」プレイを楽しもう🎵

10/9 7:24

登山靴に履き替えて登るも、予想外に水は豊富。沢靴で登った方が気はラクかも。

10/9 7:26

ウォータースライダー♪
装備が無いのでもちろん巻きます。こうした箇所はいずれも獣道らしき高巻きを利用できます。

10/9 7:56

ある程度高度が上がってくると小河内岳と前小河内岳のピークがわかるようになる。

10/9 8:29

素晴らしい紅葉。西小石尾根側。

10/9 8:31

いよいよ目標の悪沢岳・中岳のコルが見えてきた。素晴らしい景色。

10/9 8:50

振り返ると小河内岳・前小河内岳・塩見岳。

10/9 8:58

高度を上げるにつれ勾配は増え、ゴーロ→ガレ→ザレと変化していく。

10/9 9:26

いよいよ目標コルは間近！直登する沢筋を外してしまったのでトラバース気味に修正をかけるところ。

10/9 9:29

直登沢筋に復帰。いよいよじゃ！

10/9 9:47

これが魚無沢をやる動機。美しい。

10/9 9:51

あとは悪沢岳ピーク部(一般道)を登るだけ。

10/9 10:29

「山頂で食べるラーメンは最高だねぇ。」

10/9 10:33

雲海は素晴らしい🎵

10/9 10:33

悪沢岳ピークにはベッドがあると初めて知った！

10/9 10:38

雲海から富士サム。

10/9 10:38

赤石岳チラリ。

10/9 10:42

効っく〜！

10/9 10:45

魅惑の西小石尾根の先は蝙蝠尾根。間ノ岳・西農鳥岳も見えてます？

10/9 10:57

荷物で記念撮影。36Lザックです。

10/9 11:01

トウヤクリンドウ。

10/9 11:12

中岳も相当美しい。

10/9 11:17

悪沢岳は最高。

10/9 11:27

悪沢岳と魚無沢(氷河遺跡)！
どうです？登りたくなりませんか？笑

10/9 11:43

中岳ピークから、これから歩いていく稜線。

10/9 11:54

前岳の小渋側の大規模崩壊。ここが荒川の源頭で、「荒川岳」の名称の由来？

10/9 11:57

崩壊の先には中盛丸山と大沢岳。

10/9 12:03

大規模崩壊箇所の際から山腹に外れる。

10/9 12:58

高山裏避難小屋。

10/9 13:13

樹林帯はよく整備されている。

10/9 15:15

小河内岳、ガスっちまった…

10/9 15:36

これが前小河内岳から東尾根に乗る印(ピンテ)。

10/9 16:21

三伏峠小屋はカラフルに変身。

10/9 17:20

暗くなる前に何とか下山完了。最後は割と急いだ。、

10/9 17:31

秋のゆふぐれ。

10/9 17:53

ゴール。さすがにライト無しでは見にくい暗さ。このルートを成功できてよかったWA🙆🏾‍♂️

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

SGtyuta

sunatomoさんの西小石尾根から悪沢岳登頂
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3256849.html
にインスパイアされたルート。

永野氏の藪山讃歌には悪沢岳西小石尾根と同様に魚無沢も掲載されている。今年7月末に悪沢岳・中岳のコルから魚無沢を眺めた時にそのあまりにも美しい姿に感動し「これは是非やってみたい」と思っていた。そんな折、尊敬するkaikaireiさんが小西俣を遡上され様子がわかったので、実行に移した。

小西俣の遡上を含め、魚無沢は人生最高の体験の一つとなった。紅葉の尾根に挟まれながら、悪沢岳・中岳を見上げながら、小河内岳・前小河内岳・塩見岳を背後に感じながら、たった1人しかいない美しい氷河遺跡の中で高度を上げていく体験♪

当然帰りは暗くなる事を覚悟して計画。帰路に南ア主稜線を配置し、何かあっても点在する避難小屋を利用する手筈であった。実際には帰路の中で「あ、やっぱ暗くなりたくないわ」と思ったので、疲労の中で急いで進んだ。ガスって眺望が無く、心置き無くさっさと帰ることができたのも大きい。

初見を楽しみたい方のために詳しい紹介は避けますが、ロープ等の道具によるクライミングは必要ないという情報だけは示しておきたいと思います。この記録をここまで読まれた方はきっとご存知と思いますが、前小河内岳東尾根→小西俣→魚無沢の区間はバリエーションルートです。

【参考山行】お気に入り登録していた記録
kaikaireiさん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3513856.html

ebi0813さん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-511925.html
および
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1578401.html