東日原BS-一石山神社-酉谷山-三ツドッケ-東日原BS
- GPS
- 09:00
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,625m
- 下り
- 1,631m
コースタイム
07:40 一石山神社
08:30 一石山
08:50 金袋山のミズナラ
09:40-09:45 すず坂ノ丸
10:15 ウトウノ頭
11:15 長沢背稜
11:30 滝谷の峰
12:20 酉谷山
12:35-13:00 酉谷避難小屋
13:40 七跳山
14:05 ハナド岩
14:25 三ツドッケ(天目山)
14:40-14:45 一杯水避難小屋
16:15 東日原駐車場(バス停付近)着
※長沢背稜、ヨコスズ尾根は半分くらい走ってます。
天候 | 曇→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
神社〜一石山:前半は急斜面をつづら折れに登っていく。砂地に落ち葉でやや滑りやすい。北へ折れてからは傾斜が緩んで楽になる。踏み跡が薄い場所もあるが、尾根伝いに登れば迷わない。 一石山〜すず坂ノ丸:基本的に尾根伝いなので道迷いはないが、踏み跡は薄い。ミズナラの巨木からしばらくはどこを歩けばよいのやら。 すず坂ノ丸〜ウトウノ頭:この辺りから道が見えなくなってくる。倒木も多く、行き止まりのサインなのかと思ってるとその先が道だったりする。地形と方角を信じましょう。北に折れてからの急登は間違ってるとしか思えない急斜面。もはや踏み跡とかは全く見当たらず、斜面を無理繰り登っていく。でも登りきるとトラロープと赤テープがあったりする。急斜面はかなり下まで続いてるので、滑って落ちたらヤバイと思います。 ウトウノ頭〜長沢背稜:ウトウノ頭直後の下りは割と危。一しきり下った後は岩を左へ回りこんでかなり下ります。岩の下まで下りきってから次のピークへ向かいます。次のピークへの上りも、ちょっと無理繰り登るカンジ。登ってから長沢背稜への合流点までは概ね平坦で楽に歩けます。途中から作業用のモノレールに沿って歩きます。 長沢背稜:ずっとトラバース。アップダウンは少なく、平坦で歩きやすい道です。現在整備作業中なので、若干フワフワした踏み心地でしたが、固まればメチャメチャ歩きやすいルートになりそうです。崖に沿って丸太橋がかかってる場所がたくさんあります。谷は深く、滑ったらアウトな予感。整備されてなかったら多少ハードなルートなのかも。 酉谷避難小屋:昭文社の地図だと酉谷峠からややある様に見えるけど、実際は酉谷峠から40m下れば着きます。っていうか峠から眼下に見えます。 七跳山への往復:踏み後薄いです。分岐点には表示なし。 三ツドッケ付近:急に岩がゴツゴツして険しくなる。手を使う場面もあります。山頂を越えてから一杯水避難小屋までは急斜面の下り。赤テープとか標とかは無いので方角確認必須。 一杯水避難小屋〜東日原駐車場(BS):ほとんどがゆるーい下りのトラバース。土質がちょっぴり泥っぽくて、結構ズルリといきます。最後はつづら折れになって、配水所を過ぎると間も無く下山。建物が現れて少し下ると、山側に鉄条網が現れるので要注意。更に進むと谷側に電気柵が出てきて左右から圧迫されます。崖よりこっちのが怖い。 |
写真
感想
月・火と仕事が休みだったので、どちらかで山へ行こうと決めていました。
日曜は仕事の帰りが遅く、とても翌日行く気にはなれず、しかも月曜はジャンプの日なので、天気は良かったけど見送りました。
火曜は奥多摩の天気予報が終日曇だったので、山なら多少降る程度かなぁなんて思ってたら本意気で降られちゃいました。
で、水曜日も木曜日も暖かい陽気の素敵な青空。数少ない降雨の日を見事に引き当ててしまったわけです。完全に雨男になってしまったようです。泣。
ルート設定ですが、今まで破線のルートを通ったことがなかったのでチャレンジしてみる事にしました。路がはっきり付いてるわけじゃないので、冒険感が高くて楽しかったです。
実は今回はトレイルランのつもりで準備していたんですが、破線のルートは走ってると道に迷いそうな気がして(ウトウノ頭の前後はとても走れる地形じゃなかったし)、前半はゆっくり歩いて慎重に進みました。
長沢背稜に出てやっと走りやすい道になったのですが、今度は雨で濡れて滑るし、暗いし視界悪いしで、結局あんまり走れない。一杯水から東日原までの降りなんかはコンディションがよければずっとハイスピードで走り続けられそうだったんですが…。
今回のメインの目的地は酉谷山(滞在時間15秒程度だったけど)でした。奥多摩の山々の中でもアクセスが悪く登りにくい山…とガイドブックに書いてありましたが、確かにそう感じたし、林道の通行止めで拍車がかかってますね。
とはいえ、東日原には自家用車でも行けてキレイな周回コースが描けるので、電車利用かピストンが前提の山よりは行きやすいとも言えると思います。
林道の通行止めによって、想定していたエスケープルートが塞がれ、途中からは先に進むしかない状態になりました。でもこの、迷いも後悔も関係ない世界を体験できるのが登山の素晴らしさの一つだと、今回改めて思いました。
雨で足場は悪いし、立ち休憩すら出来ない。どうしよう?って思うんだけど、どうもこうもない、歩くしかないわけで、下山しなきゃ死んじゃうんだから、そんな葛藤には全く意味がないわけです。でも心の機能として自動的に葛藤は生まれてる。葛藤はしてるけど、それとは無関係に歩き続ける決断は終わっているわけで、ちょっと仏教っぽくいうと、葛藤している心が自分そのものなのではないって事が分かってくる。
登山でこれを繰り返してるうちに、日常生活の中で、別に追い込まれてなくても、同じことが出来るようになってきて、葛藤や後悔を超越した考え方ができるようになる。
この事が、今までは漠然と感じられていただけだったけど、今回ハッキリと理解できた。降雨によって少し追い込まれたからだと思う。
実は山へ行く時は、前日からちょっぴり嫌だなぁって思う事が多いんです。だって、すごく疲れるに決まってるし、道迷いや滑落で死ぬかも知れない。ああ嫌だ、行きたくないって気持ちがどこかにある。その時心には葛藤があるし、実際に行かないっていう選択も出来るんだけど、既に心が「行く」と決めてるから仕方がない。その、行くって決めてるのが、葛藤からは切り離されたところにいる、自分自身そのものなんだと思う。
何の話だ?ってかんじですが、今回の山行ではそんな事を感じました。これを理解させてくれた雨に感謝。
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