黒岩峰−巻機山
- GPS
- 30:32
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,864m
- 下り
- 1,761m
コースタイム
6:00 駐車地点発−6:40 尾根合流−8:22 一枚岩−11:58 黒岩峰−16:40 ビバーク
11月3日(日)
5:35 ビバーク地点発−6:30 舞殿−8:03 登山道合流−8:05 割引岳−8:25 神字山−8:40 割引岳−9:10 御機屋−9:31 牛ヶ岳−9:35 追悼碑−9:40 牛ヶ岳−10:03 御機屋−10:20 避難小屋−12:03 桜坂−12:32 清水バス停
天候 | 11月2日(土) 晴れ 11月3日(日) 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
清水バス停には自転車をデポ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈登山ポスト〉 登山ポストはない。 新潟県警察に登山届を提出。 http://www.police.pref.niigata.jp/osirase/sangaku/ 〈水場〉 巻機山避難小屋まで水場がない。 3Lの水を持ったが、ぎりぎりだった。 〈道の状況〉 入山地点から尾根までの杉林は、踏み跡を見つけてたどるとよい。 今回も踏み跡に乗れず、余計な労力をついやした。 尾根に出てから一枚岩までは、ほぼ踏み跡がたどれる。 かなり険しいところもある。 一枚岩から黒岩峰までは、踏み跡がわかりにくくなる。 尾根が合流しているので、引き返して下山する場合には正しい尾根の判断が難しい。 黒岩峰から舞殿では、尾根が一本でルートは明らかだが、ヤブこぎがきつい。 密生した低木を尾根ぎわに避けて進むことができれば御の字だ。 舞殿から割引岳では、背丈をこえる笹をこぐ。 割引岳に近づくにつれて樹種が増え、ヤブこぎがきつくなる。 本当はヤブこぎで割引岳に登るのでなく、神字山方面にトラバースがしたかった。 斜面を直登する方が進みやすいので、割引岳の山頂近くまで登ってしまった。 〈ビバーク適地〉 4時の気象通報に合わせて行動を停止しようとしたが、ビバーク適地がなかった。 天気図を記録してから暗くなるまでに間があったので、もっといい場所をさがしに先に進んだ。 それでも、ヤブがうすくて平らなところは吹きさらしの尾根の上しかなかった。 3時を過ぎたらもうビバーク地点を探しはじめるべきだった。 〈天気〉 積雪、降雪があってもおかしくない時季だ。 巻機山はすでに3回雪をかぶったそうだが、ほとんど消えていた。 用心のために持参したアイゼン、ピッケルを使わずにすんだ。 明け方の外気温は8℃。 防寒着を着込み、冬用シュラフに入って寝たら、シェルターでも快適だった。 朝3時にはすばらしい星空だったが、5時にはすっかり曇ってしまった。 風があると体感温度が一気に下がるが、おおむね風がなかったのは運がよかった。 〈注記:ルートの赤線について〉 出発点から井戸尾根1460M付近まではGPSログ。 そこから清水バス停までは手入力。 ニセ巻機山あたりでGPSに電池残量なしの表示が出た。 核心部が終わっていたので電池を交換しなかったら、やはり途中で切れてしまった。 〈下山後の温泉〉 さくり温泉健康館 入浴料370円。10時〜21時。年中無休。 http://www.moegien.jp/Sakuri.html |
ファイル |
(更新時刻:2013/11/04 18:50)
(更新時刻:2013/11/04 18:51)
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写真
装備
個人装備 |
つば広帽子
腕時計 SUUNTO vector
GPS GARMIN etrex20 予備電池
カメラ NIKON coolpix AW100
山と高原地図 2011年版
電子国土地形図
コンパス
55Lザック ザックカバー
レインウェア/スパッツ ゴアテックス 1.5kg
シェルター HERITAGE エマージェンシーソロシェルター 200g
ペグ 5 80g
シート 85×170cm 140g
銀マット 100×200cm 240g
エアマット 50×90cm 340g
シュラフカバー ミクロテックス 260g
シュラフ 800g
フリース上下/ウール手袋/オーバーミトン/目出帽/予備靴下
アルコールバーナー/コッヘルセット 900g
ラジオ 100g
天気図用紙
救急用品 三角巾・テープ・コムレケアなど
ナイフ 40g
熊よけ鈴 100g
熊スプレー 40g
水 2.1L
スポーツ飲料 0.9L
食糧/非常食/行動食 2.5日分 1kg
ヘッドランプ 予備電池 330g
赤テープ
軍手
補助ロープセット 8mm×20M カラビナ スリング 1040g
ピッケル
アイゼン
貴重品
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感想
藤島玄の『越後の山旅』(富士波出版社 1979年)を読むうちに、このルートを歩いてみたくなった。
黒岩峰−割引岳の尾根には、30年ほど前まで登山道があった。
現在その尾根をたどると、時々踏み跡があらわれるが、あまり歩かれている様子はない。
金城山−巻機山ルートであらわれる踏み跡の方がよほどはっきりしている。
もともとの登山道のコースは、水に入ることなく神字川−幕岩沢を遡行して、黒岩峰の先で尾根に出るというものだった。
しかし、金山沢分岐手前の馬止メと呼ばれた730M地点にいたる神字川両岸の林道は、もう通れなくなっている。
黒岩峰の先には沢からの踏み跡らしきものが2箇所あったが、本当に踏み跡かどうかは不明。
今回、黒岩峰までは営林署の林道をたどった。
そのルートなら、日帰りで黒岩峰まで往復するという楽しみ方もできる。
要所に赤テープなどをつけながら登り、自分のマークを回収しながら下山すれば安全だ。
割引岳の手前の1750Mの平坦部には、舞殿という名前がある。
巻機山の機姫の御殿という意味だ。
草原が枯れて荒涼としていた。
舞殿の北向かいには、形のよいピークが見える。
それが神字山ではないかと思われる。
その1880Mのピークには、「巻機大権現」と刻まれた石柱がある。
もともとは神字山こそが巻機の本山とされていた。
現在、地図には神字山の表記がなく、[url=http://www2.plala.or.jp/ja0cno/sub00-01.htm]百山百色[/url]サイトが隣の1870Mピークを神字山とするなど、神字山の位置は確定していない。
とはいえ、なんといっても巻機山らしいと感じるのは、御機屋から牛ヶ岳にかけてのなだらかな稜線だ。
結局ここが歩きたくて何度も巻機山に登るのだ。
天気予報がかんばしくなかったにもかかわらず、巻機山から井戸尾根にかけて30人ほどの登山者とすれちがった。
井戸尾根では赤テープがやけに目立ったが、雪が積もってから登るのに備えてつけた人がいたのかもしれない。
すでに避難小屋には雪囲いがされており、来週はもう雪山になってもおかしくない。
桜坂の料金所も来週10日までとか。
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