南八ヶ岳 (硫黄岳から阿弥陀岳へ縦走)
- GPS
- 09:59
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,940m
- 下り
- 1,932m
コースタイム
6:13 美濃戸山荘
7:37 赤岳鉱泉 7:42
9:06 硫黄岳
9:22 硫黄岳山荘(食事休憩)9:36
10:23 横岳
11:49 赤岳 11:59
13:06 阿弥陀岳 13:15
14:34 御小屋山
15:30 美濃戸口駐車場
天候 | 終日快晴♪ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・美濃戸口駐車場利用(1日500円)5時到着時点で駐車率たった一台。 ・トイレ有り(水洗)、自動販売機有 【アクセス】 上信越道、佐久IC下車。ビーナスライン〜大門街道〜八ヶ岳エコーラインを使いアクセス。 積雪凍結箇所は無いのでノーマルタイヤで問題なしです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 ・八ヶ岳山荘、赤岳山荘前に有り(用紙、ペン有り) 【コース状況】 ・全体を通して良く踏まれた明瞭な登山道です。 道迷いの心配は少ないと思います。 ・積雪は2700m以上から有ります。前日が悪天候だったせいか30儖未寮兩磴ありました。ふかふかの雪だったり、クラストしている所だったりと場所によって雪質はまちまちでした。 【美濃戸口〜赤岳鉱泉(北沢)】 2/3が林道を辿るルートです。堰堤広場までは林道歩きなので特に危険個所は無いと思います。たまに車が通るので注意が必要です。堰堤広場より沢沿いを通るルートの変わります。右岸・左岸を5〜6度橋を使って渡り返しながら進んで行きます。 早朝など木製の橋の上は霜が降りていて滑りやすいので少し、注意が必要です。 【赤岳鉱泉〜硫黄岳】 赤岳鉱泉玄関入口のほぼ目の前から硫黄岳の取り付きになります。 少し進みジョウゴ沢を過ぎた辺りから段々傾斜が増してきますが、登山道は九十九折につけられているのでペースを乱さず進みます。 ダケカンバ林に入り森林限界を超えると分岐点がある赤岩の頭です。 分岐点を進み岩砂利の稜線を進みます。 森林限界を超えると強風地帯になるので防寒対策は万全に山頂直下の岩塊は夏道が出てれば巻くことはできますが、本日は積雪があったので岩塊をよじ登りました。 硫黄岳山頂は広く目印が無いのでこれから先の時期はホワイトアウトに注意が必要です。 山頂付近の積雪は有りましたがアイゼンは必要ありませんでした。 【硫黄岳〜横岳】 硫黄岳山頂より南に進路を取りケルンつたいに大きく高度を下げていきます。 鞍部に到着すると硫黄岳山荘です。既に営業は終了していますが、稜線上の強風地帯から風がよけられ休憩に適しています。 再び、台座の頭まで登り返した辺りより完全な雪山です。 【横岳〜赤岳】 今回のコースの一番の核心部です。 ルートの殆どに積雪がありました。足が流れるような雪質だったり、クラストしている所だったり、場所によって雪質が変わるので注意が必要です。 鎖・梯子は殆どが出ていました。 【赤岳〜阿弥陀岳】 赤岳山頂より文三郎分岐まで大きく高度を下げていきます。分岐点まで積雪は有りましたが鎖はほとんど出ていました。いったん中岳を登り返し超えると中岳のコルに到着。 ここから、阿弥陀岳に取り付きます。 急坂でガレているので注意が必要です。 山頂は平坦で広く、展望が良く、休憩には適しています。 阿弥陀岳の登りは雪は殆ど付いていませんでした。 【阿弥陀岳〜美濃戸口(御小屋尾根)】 山頂から細く長く伸びた登山道を辿ります。 摩利支天を過ぎるとガレた足場の悪い登山道を設置されたロープを頼りに急激に高度を下げます。 不動清水までくればあとは緩やかに高度を下げていきます。 この区間は作業道など踏み跡が多いので道迷いには注意が必要です。 |
写真
感想
7日8日とtanukigoにとっては連休。
本来ならばテント泊で南アルプスを予定していましたが天気予報を見ると7日は全国的に荒れ模様。8日は天気が回復する予定の為日帰りでガッツリ歩ける山を選択。
まだ、厳冬期に歩いたことのない八ヶ岳の硫黄岳から赤岳のコースをシュミレーションをかねて、南八ヶ岳縦走に決定。
ということで日帰りで行ってきました。
前日、7日早めに就寝。久しぶりに自宅で睡眠をとってからの出発です。
最近は徹夜山行や現地で車の中で仮眠などあまり睡眠がとれない山行が続いていたのでやはり、自宅で少しでも眠ると楽ですね。
8日、午前1時自宅を出発。登山口である美濃戸口を目指します。
5時頃到着、平日で朝も早いので駐車率は少ないと思っていましたが、なんと予想通り1台しか駐車していませんでした。こんなに少ないのは初めてで驚です。
陽が上がる前にヘッドランプを点けて登山開始。
すぐに明るくなり赤岳鉱泉手前まで来ると本日目指すピークの一つ横岳が白く雪を被って現れました。
雪が有るのは想定していましたが予想以上に雪が付いていて本日のtanukigoの装備は軽アイゼンにダブルストックと軽装備…本来なら登頂意欲がわくのですが今回は不安になります。
硫黄岳の山頂に立つとやはり強風の洗礼をうけます。しかし、今の時期の八ヶ岳にしては微風程度、山頂付近も余り積雪が少ないので横岳へと進みます。
三叉峰直下のトラバースは凍結箇所が多く軽アイゼンでは緊張を強いられながら通過となりました。
タイムリミット13時までに到着と決めていた赤岳に12時前に到着。思っていた以上に積雪があったため行者小屋経由で下山も考えましたが時間に余裕が有った為、予定通り欲張って阿弥陀岳を踏んでの下山ルートを選択し進みます。
阿弥陀岳山頂に立つと本日縦走してきた赤岳から硫黄岳が目の前に広がりその光景は圧巻でした。
十分に達成感に浸り、御小屋尾根を使い下山。
メインルートの北沢・南沢ルートより静かな雰囲気の登山道ですが、新鮮味が有って心地よく美濃戸口まで戻りました。
今年3度目の赤岳…やはり何度来ても赤岳はいいなぁ〜♪って思う山です。
厳冬期の下見を兼ねて今回の南八ヶ岳縦走でしたが、思っていた以上に成果が得られ、充実した山行になりました。
次は厳冬期の縦走に挑戦する予定です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する