檜洞丸、蛭ヶ岳、鍋割山、寄、さざんかの湯
- GPS
- 13:59
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,439m
- 下り
- 2,687m
コースタイム
-檜洞丸11:40(昼食)12:08-神ノ川乗越13:10-臼ヶ岳13:42-蛭ヶ岳15:18
11/23(土):蛭ヶ岳7:10-棚沢ノ頭7:47-丹沢山8:39-竜ヶ馬場9:00-塔ノ岳9:46
-金冷シ10:05-鍋割山10:50(昼食)11:30-後沢乗越12:13-栗ノ木洞12:37
-くぬぎ山12:53-車道分岐13:19-寄14:05
天候 | 二日間共に快晴! |
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過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
11/23(土):寄14:40-(富士急湘南バス)-新松田15:10 510円/人 富士急湘南バスはSUICA使えます |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇西丹沢自然教室〜檜洞丸 ・西丹沢自然教室にトイレ有り。係の方が登山届けを書くように指導されています。 その場で用紙へ記載してもいいのですが、事前に用意して提出したいですね ・ツツジ新道入口は車道を歩けば道標がでてきます ・ゴーラ沢出合の渡渉箇所は。。水量が多いのか靴濡れます。。 ・展望台は分岐からすぐなので富士山を堪能しましょう ・道は特に危険箇所もなく、迷うこともありません ・檜洞丸は平日にも関わらず7〜8パーティの方々が昼食されてました ◇〜蛭ヶ岳、蛭ヶ岳山荘 ・檜洞丸から蛭ヶ岳方面はグッと登山者が減ります。すれ違ったのは2名のみ ・檜洞丸から元も子もないぐらい下ります。悲しいぐらい。。 しかも蛭ヶ岳まで臼ヶ岳を入れて5回ほど小ピークを登り下りします。 蛭ヶ岳が目の前にドーンと見えてるのですが、あそこにこれから行くの。。的なプレッシャー(笑)がかかります ・臼ヶ岳にもベンチあり ・蛭ヶ岳への最後の急登は。。キツイ。。 高度は稼げますが片側が切れ落ちている場所もあり、高度感と疲れでふらっときたらヤバイです。 鎖などでしっかり整備されていますので慎重に歩きましょう ・この日の蛭ヶ岳山荘は宿泊者が15人ほど。 山と渓谷カードで500円割引、素泊まりで4,500円/人 ビール、日本酒紙パック、水500mlが500円。水2Lが1,200円。 山バッチ500円。 ・小屋内や自炊室もストーブがあって暖かいです。 山荘内もとても清潔で小屋番さんがとても優しいし。 トイレは便器3つで簡易水洗。混雑時はちょっと大変かな。。 布団は毛布2枚に掛け布団。汗臭いにおいもなくとても快適に寝れました ◇〜丹沢山、塔ノ岳、鍋割山 ・7:00から10:00ぐらいまでは道もまだぬかるんでなく歩けます ・蛭ヶ岳から丹沢山に2箇所ほどクサリ場 ・アップダウンと気持ちの良い稜線歩きが交互にでてきます ・塔ノ岳は10:00前にも関わらず大混雑 ・鍋割山は11:00前に到着しましたが、鍋焼きうどんは既に20〜30分待ち 山荘前も大混雑。 大倉尾根もそうですが、鍋割山も大倉から上がってくる方がひっきりなし 下山者は道譲りの時間ロスを相当見込む必要あります ◇〜栗ノ木洞、寄 ・後沢乗越から栗ノ木洞に登る道は、標高差約100m足らずですが疲れた足に思った以上にキツイです ・それ以降は植林のスギ林をなだらかに下っていきます 道も明瞭で迷うことはありません ・お茶畑がでてくると寄方面の看板から宇津茂集落方面に向かいます。 これからはバス停方面の道標がないので地図の確認が必要です。 車道にでる途中、本当にお茶畑の畑わき道を通りました ・寄バス停の近くに自然休養村管理センターがあり、トイレが借りられます。 ベンチもあり、バス時間に間がある時は休憩に便利。自販機もあります 14:40発のバス乗車は12〜3名程度。全員座れました。 ◇秦野天然温泉 さざんか ・東海大学前駅より徒歩10分弱(改札から5分じゃ着かない) 休日700円/人 山帰りの方が多くいらっしゃいました。 男湯は激込み状態。ノンビリは。。休日無理かも ・併設の食事処「さざんか」、生ビールが330円。安い! おつまみも安いので利用価値ありです。17:00過ぎには満席状態でした ※私が持っている「山と高原地図 丹沢」は1995年版(!)でチョー古いのですが、標準コースタイムは結構厳しい目でした 昔の人は足が速かった?? (地図そのものが今時珍しい4万分の1) |
写真
感想
平日に休暇取って、さてどこにしようか考えた挙句・・
まだ積雪もなく若干紅葉も期待できそうな好展望地、丹沢を縦走してきました。
前回に引き続き山小屋泊。
結果、ドーンとした富士山がずっと見守ってくれた天候にも恵まれ大正解な山行となりました。
新松田駅7:15発、西丹沢自然教室行きのバスは登山者が10名程度。
あ〜やっぱり平日登山は良いなぁ〜
天気も快晴! バスも時間も気持ちも何か余裕があります。
地元小学生の通学路として丹沢湖を経由して1時間強で西丹沢に到着。
バス停では自然教室の係の方がさわやかに挨拶してくれます。
事前に書いてきた登山届けを胸張って(笑)提出。いよいよ出発します。
車道を少し歩くとツツジ新道の入口。登山道に入ります。
この辺りは若干遅めですが、まだまだ紅葉が楽しめます。
ゆるやかな登りをゴーラ沢まで行き、渡渉箇所を探しますがどうもうまい場所がありません。
結局、えいっ!と足を突っ込んで。。あ〜案の定、濡れました。
展望園地までの登りを難なくこなして、今日始めての「富士」をバーンと!
あ〜凄いですね。でっかいなぁ〜富士山。
この後、常に富士山を意識しながら2日間を過ごすことになります。
んん。。この辺りからどうもコースタイムから遅れだしてきます。
相方が寝不足と日々の仕事疲れでいまひとつ調子がでません。
「足重い。。」
それでも檜洞丸まで何とか到着し、ここで昼食タイム。
ここでも富士山を見ながら相方が作ってくれたおにぎりと味噌汁で腹ごしらえします。
平日ですが6〜7パーティがお弁当中でした。
さて、いよいよ蛭ヶ岳へ向かいます。
っと、檜洞丸からこれまた下る下る。。ええ!こんなに降りちゃうの?
これまでの苦労なんぞ綺麗さっぱり捨て去るぐらい
「え〜もう下らなくてもいい!」相方が叫びます
むむ。。確かに。。こりゃ優しくないなこの道は。
目の前にずっと蛭ヶ岳の雄姿が見えてるんですけどね。
「今からあそこに登るんだ・・」不安そうな相方。
本当にこのままドンドン下りすぎると、ゼロスタートになりそうな勢い。
しかも檜洞丸〜臼ヶ岳〜蛭ヶ岳は結構なアップダウンが連続してあります。
それにも増して。。精神的にも疲れちゃいます。
「あ〜もう嫌だ。これ以上下りたくない〜」
そう、いつも正面に蛭ヶ岳見えてるけど。。一体いつ取り付きに着くんだ?
登り始めるとそこはピーク。超えるとまた下りとなり。。
「まただまされた〜 はぁ。。」そんなでっかいため息つかなくても。。
臼ヶ岳にやっとこさ到着すると相方は完全グロッキー。
一旦小休止して最後の急登に取り付きます。
これがまたキツイ!やはり片側が切れ落ちた崖であり、若干ザレたところもあり。
「大丈夫?」
「ダメだって進むしかないでしょ」と相方。頑張れー!
ふらついたり、こけたり、足を滑らせたら超危険です。
でもでも。。とうとう!
念願の丹沢最高峰、蛭ヶ岳に到着しました〜 やったぁ〜
そして目の前にバーン!!と富士山が〜
ああ、なんて雄大なんだこの景色。富士山、またまた凄すぎ!
山頂からは箱根の山々、さらには南アルプス。
東側には筑波山も見えます。しっかし良く晴れたな。
二人で大騒ぎしながら山荘にチェックインです。
ああ、相方も到着して元気になりました。
着替えた後はビール買って再び外へ。
「おお!富士山の裾野へ夕日が落ちていく〜」
思わず夕日に向かってバンザイしたのは決して私だけじゃないかと。
ビール片手に富士山を心いくまで堪能しました。う〜ん、素晴らしい!!
蛭ヶ岳山荘はなかなか快適です。自炊室もストーブがあり電灯も点きます。
ただ、水が無いので飲料水は自分で担ぐか有料のペットボトルを購入します。
今回は2日間分、二人で5Lを担ぎました。
おまちかねの夕食タイム。我々は今日の夕飯と明日の朝食、自炊です。
初日は相方が前日に仕込んでくれた「ポトフ」。
ジャガイモがうまいなぁ〜、とっても美味しいです。ありがとー!
これも一緒に担いだ日本酒を飲みながら。
ドンドン飲んでくれ!明日の荷物が軽くなるし〜
日が落ちると今度は町並みがまるでゴールドの海のようなきらめきで下界を染めています。
「うわぁ〜これも凄い!」相方、はしゃぎまくり。
来て良かったなぁ〜うんうん、ホントに。
人数も少ないせいか、皆さん和やかで楽しそう。(ちなみに23日は80人だそうです)
蛭ヶ岳山荘、それでもこの景色、来る価値はあります。
20:00の消灯には暖かい布団に入ってあっという間に眠りに落ちました。
次の日の朝も引き続き快晴。
小屋番さんも「こんなに晴れが続くのはここんとこ珍しい」とのこと。
日の出のご来光もしっかり見届けて、6:00に朝食を済ませてさあ出発です。
まだ霜柱が溶けていない道を丹沢山、塔ノ岳へ向かいます。
雪の帽子をかぶった富士山にずっと見つめられながら。
昨日同様にまたアップダウンと稜線歩きを繰り返し、遠くは相模湾、そしてスカイツリーまで見えた東京のビル群など展望抜群の道を進みます。
ただ。。もう塔ノ岳から鍋割山までは大人数。。まあ、祭日土曜日なんで仕方ないですね。
恐るべき秋の丹沢人気。
楽しみにしていた鍋割山の鍋焼うどんも大渋滞。。30分待ち。。
持参のカップラーメンで昼食としました。。うどんはまた次回に。
大倉のバス停、一体どんだけ人がいるんでしょうか。。
我々はあえて下山口を寄にして、マイナールートで下山。
こちらも正解でした。後沢乗越からはほとんど人とも会わずにノンビリ下山できました。
バスもゆっくり座れたし。
東海大学前の「さざんか」はちょっと混んでましたけど、ここで生ビールとおつまみで反省会。
いや〜我々にとってはよく歩きました。本当にお疲れ様〜
快晴と大展望、夕日と富士山、充実した2日間の山行になりました。
丹沢。。なかなか侮れません!
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