岩湧山でバリエーションルート講習:井関谷右岸尾根・権現尾根
- GPS
- 06:32
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,046m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:32
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
岩湧山山頂から梨の木トレールを通って下山しました。 バリエーションルートになります。 権現尾根の下降点は踏み跡が不明瞭でわかりにくいが、横谷への登山道がトラバースに入る所から、ほぼ真北に下降すれば尾根に乗れる。急斜面の下降なので、スリップによる転落に注意が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
|
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共同装備 |
補助ロープ
|
感想
コロナ禍にあって、大学からは合宿の許可が出ず、日帰り登山しかできない。ハイキング程度では技術の向上は難しい。急斜面や岩場の登下降の技術と、読図およびコンパスを使ったナビゲーション技術の向上を目的として、地形図に道が示されていないバリエーションルートを使って講習会を行った。
天見駅をスタートし、流谷から井関谷右岸尾根に取り付いた。流谷では偶然に歩荷訓練中の関西大ワンゲル部の2名と会った。井関谷右岸尾根は地形図に道は示されていないが、踏み跡はある。ただし、部分的に急斜面の直登が要求される。アシ谷からの登山道が合流すると、道は明瞭になる。根古峰からダイトレに出て、岩湧山の山頂を踏む。山頂はハイカーで賑わっていたが、ススキの死角になっている秘密のベンチは空いていた。
下りはダイトレを横谷・ネバシ谷分岐まで進み、そこから地形図に道が示されていない権現尾根を下降した。最初は踏み跡もなく、急斜面の尾根は明瞭ではないので、読図とコンパスでのナビゲーション能力が要求される。ポイントは、横谷・ネバシ谷分岐から横谷への登山道を80mほど進むとトラバースに入るので、トラバースに入る地点からほぼ真北に下降すること。部員にはこの下降地点でコンパスの方角を固定してもらい、コンパスでナビゲーションしながら下降してもらった。
梨ノ木峠まで小ピークを4回通過するので、小ピークごとに位置の確認を行った。地形図に示されない小ピークもあるので、標高差10mがどんなものかを体験してもらうことができた。また100mという距離がどれくらいかを把握していることも読図には重要になってくる。
学校峠(362)と権現山の間はアルペンチックな様相になり、簡単な岩場登りの経験ができる。権現尾根の末端にある最後のピークである権現山からは権現滝方面に急な尾根を下降するが、岩場の下降もあり、いい訓練になった。やはりハイクだけだと岩場に慣れないこともあり、岩場の登下降は技術的な課題と思われた。バスの時刻まで時間があったので、下山後に、岩登り練習の候補地である横谷の岩場にあるゲートロックを見学してもらった。
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