蝶ヶ岳・テン泊(燕断念も絶景のご褒美)
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- GPS
- 25:45
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,482m
- 下り
- 1,465m
コースタイム
9:20三股駐車場 - 9:35三股登山口 - 10:00ゴジラの木 - 10:55まめうち平 - 13:45蝶ヶ岳ヒュッテ(テン泊)
【2日目】
8:10蝶ヶ岳ヒュッテ - 9:30まめうち平 - 10:25ゴジラの木 - 10:50三股登山口 - 11:00三股駐車場
天候 | 1日目:快晴 2日目:曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場には1日目9時の時点で10台程度。 スタッドレスは必須。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 ・登山口からうっすらと雪がある。 ・まめうち平から先は雪が深くなるが、先行者の方々のトレースに助けられる。 ・森林限界手前で夏道ルートと直登ルートに分岐するが、直登を辿った場合クラスト状態のハイマツ帯に入るためトレースがあっても難儀する。 ・アイゼン、ピッケルがなくても登れるかもしれないが使用した方が無難。 ■ヒュッテ・テン場状況 ・蝶ヶ岳ヒュッテは冬季小屋が使用可能。トイレもある。 ・この日のテン場は自分の一張りのみ。 ・テン場に雪はないが土が凍っているためペグは刺さりにくい。石メインで固定。 ・風はそこそこあったが飛ばされるレベルではない。 ・この日の最低気温は夜〜明け方にかけて-11度くらい。まだ序の口。 ■ドコモ電波状況 ・蝶ヶ岳ヒュッテの電波状況は良好。 ■温泉(というかお風呂) ・ほりで〜ゆ〜四季の郷を利用。大人500円。 ・地下にレストランがあり、そこそこの値段だがボリュームもあるので良心的。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
積雪期に一度登ってみたかった燕岳。
この週末が林道閉鎖前のラストチャンス、ということで中房温泉を目指して車を走らせる。
ところが、行ってみると何と通行止め!?
え〜、来週からじゃなかったの???
リサーチ不足・・・反省。
しかし、こんな時だけは頼れる脳ミソがフル回転。
・・・とりあえず近場だと常念か蝶・・・一ノ沢は雪崩たら嫌だし、日曜日も早めに帰りたいので蝶ヶ岳でマッタリテン泊とするか。
そんなわけで次の目標は三股登山口に決定。
三股林道も通行止めが怖かったが、めでたく駐車場に到着。
なんとなく既に登頂した気分(笑)
通行止めは本当に怖い。
この時停まっていた車は10台程度。やっぱりこの時期になると極端に人が少ない。
ただでさえ出発したのが遅めだった上に、計画変更で更に遅延。
結局登山口を出発したのは9:20分頃。
午前中のほうが天気が良さそうだったので曇らないように祈りながら登る。
標高があがるにつれて当然ながら積雪量も増えてくる。
トレースがあったので歩くのに特段苦労もなく、先行の方々のラッセルに感謝しながら登っていく。
樹林帯を抜けてヒュッテに向かって直登するルートを辿っていくと、クラストしたハイマツ帯に若干苦労させられる。
ズボっと埋まる上にハイマツの枝が絡まってくる。
「ハイマツちゃんごめんよぉ〜」と心の中で謝りながらひたすら最後の坂を登っていく。
そしてヒュッテ到着。
・・・絶景。
文字通り、絶景としか言いようがない光景だった。
1ヶ月ほど前にもこの稜線から槍穂高は眺めたが、やっぱり雪をまとったその景色は格段に美しい。
しばらくその景色を堪能してからテントを設営する。
山頂を含めこの時間の稜線には自分以外誰もいなかった。
意外と日帰りの方が多かったのと、同じテン泊でも稜線ではなく樹林帯に設営した方もいたようだった。
夕暮れ時、夕食のおでんを作りつつ、夕陽の写真を撮るために「今日の稜線は独占かな〜?」等と考えながらテントの外に出てみると、なんと女性がひとり登ってきていた。
そういえば駐車場を出てすぐに単独でテン泊装備の女性を見かけたが、まさかこの時間に稜線まで登ってくるとは。
すばらしい夕暮れの写真を思う存分撮り終えると、下ごしらえしてあったおでんを食べる、いや、その前に頑張って登ってきた女性におでんをおすそわけしよう。
山で人に声をかけることはあまりないが、この日ばかりは他に人がいないということもあり冬季小屋で山談義をしながら夕食を御一緒させていただきました。
その後、夜景と星空の写真タイム。
次から次へと写真タイムが来るので休む暇がない(笑)
安曇野、松本の夜景も素晴らしかったし、天の川?らしき満天の夜空も最高だった。
翌朝、5:00に目覚ましで起床。
テントの外を確認・・・うーん、やっぱりガスっている。
時々雪もちらつくようなイマイチな天気。
二度寝しようか迷うが、虫の知らせじゃないが、なんとなく起きた方がいいような気がしたので朝食を採る。
朝からカレー。寒いせいか辛いカレーがありがたく感じる。
ダメ元だが御来光を期待してテントの外へ出てみる。
気温は-11度くらい。カメラのバッテリーはポケットに入れて寝たので絶好調。
写真を撮りながらウロウロしていると、何やら空の雰囲気がおかしい。
御来光の時間はとっくに過ぎていたが、空と地面が、どんどん黄色く染まっていく。
こんな景色は初めてだ。
雪も空も木々も幻想的な色を映し出す。
黄色い太陽が薄い雲の向こうに透けて見える。
まるでUFOでも降りてきそうな不思議な光景だった。
「早起きは三文の得」と言うが、まさに山登りのためにあるようなことわざだと思った。
燕岳には行けなかったが、倍返しでもお釣りが来そうな素晴らしい山行となった。
いい山旅してるね。
冬季小屋って280×2枚、シュラフカバー、ダウン上下、テントシューズで乗り越えられるかね?
yamachanこんばんは。
今回も最高の山行になりました。
なんか、最近とても天候に恵まれてる感じです。
先週の蝶ヶ岳ならその装備でも行けそうかも。
寒さの感じ方は人それぞれですが、自分もあまり寒く感じなかったので。
厳冬期ならあと5度くらいは下がるので厳しいかもですね。
スノーシューデビューの計画も立てなきゃですね。
残念だけど、ある意味ほっとする回答かも。ノープロブレムだと、はまっちゃいそうだし^_^;
寒さには滅法弱いし、冬山はしばらくは日帰りor小屋泊で自重やね。
とりあえず、スノーシュー行きましょう!
yamachan、暖かいシュラフ買いましょう!
冬の澄んだ空気を通して眺める景色は夏では味わえません。
ボーナス後の購入候補ということでよろしくお願いします(笑)
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