【過去レコ】 黒部五郎岳・薬師岳・水晶岳・鷲羽岳・笠ヶ岳
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- GPS
- 152:00
- 距離
- 79.9km
- 登り
- 6,383m
- 下り
- 6,383m
コースタイム
新穂高温泉駐車場6:00 笠新道分岐7:30 わさび平小屋7:45 秩父沢橋9:50 イタドリヶ原10:55 シシウトガ原11:40 鏡平13:00(鏡平小屋)
第2日 8月18日(水)
鏡平小屋5:20 弓折乗越6:10 雪田6:30 双六小屋7:30(稜線ルート)双六岳9:15 三俣蓮華岳10:55 黒部五郎小屋13:10
第3日 8月19日(木)
黒部五郎小屋4:30 黒部五郎岳6:40 赤木岳9:25 北ノ俣岳10:25 太郎平小屋12:00 薬師小屋14:30
第4日 8月20日(金)
薬師小屋3:40 薬師岳 4:50 日の出5:07 太郎平小屋7:30 薬師沢小屋10:05 奥日本庭園14:00 雲ノ平山荘14:20
第5日 8月21日(土)
雲ノ平山荘4:30 祖父岳5:50 ワリモ北分岐7:00 水晶小屋7:40水晶岳8:30 鷲羽岳11:10 三俣山荘12:40
第6日 8月22日(日)
三俣山荘4:30 双六小屋7:00 弓折乗越8:25 秩父平11:50 笠ヶ岳山荘1405(受付) 笠ヶ岳14:30
第7日 8月23日(月)
笠ヶ岳山荘5:30 笠ヶ岳新道登山口11:30 わさび平小屋11:50(食事) 新穂高温泉駐車場14:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天気も晴れが続き、危険と思われる所は無かった。 |
写真
感想
【2013.12. 5】
第1日
穂高温泉無料駐車場に5:00に着くが、平日と云えどもお盆明けなので駐車 場は既にほぼ一杯である。
憧れの雲ノ平を周回する日本百名山を五山踏破する山旅にやって来た。
例によって初日は寝不足で笠新道の分岐では計画通り笠新道を登るか迷ったが予備日もあり天気も続くようなので、有名な笠新道の急登に挑み1日目で潰れて も困るので、計画を変更して通り過ぎることにした。
結果的にこれが正解で、デブは暑さに弱く鏡平山荘手前でバテバテになり、1 3:00頃から夕日が沈むまでビールを飲みながら鏡池で逆さ槍を観察すること になる。
似たような仲間がいるので、一緒に時の経つのを忘れて鏡池に見とれていた。
第2日
鏡池で日の出を見て5:20に出発する。
弓折乗越まで登ると展望が開け、さらに進むと花見平の花々に出会う。
双六小屋を通り過ぎ、稜線ルートを双六岳に登る。
双六岳から丸山を超え三俣蓮華岳に至るルートは、晴れていれば日本ではないような素敵な山岳景観に出会える。
ゆっくりと景色を楽しみ、今日も13:10に黒部五郎小屋に着く。
笠新道へ踏み込まなかったので、昨日・今日と素晴らしい景色を堪能できた。
明日からが本番である。
第3日
今日は朝一番に黒部五郎岳に標高差5百mを登り、中俣乗越に4百mを下って赤木岳・北ノ俣岳と2百m登り返して、薬師峠に350m下って薬師岳山荘へ4百m登るという登山時間で約9時間の長丁場になり、道中は太郎平小屋まで水場は無い。
4:30に3.5Lの水を背負って小屋を出る、巨岩が散らばる五郎のカールを登る、黒部五郎岳山頂部に日が当たり巨大な岸壁が美しい、肩から山頂に回り込むと山頂は大展望台だ。
穏やかな稜線を太郎平小屋まで進み、丁度12:00なので食事をとって最後の4百mの登りにかかる、この頃になるとバテバテでようやく14:30に新築間もない薬師小屋に到着する。
第4日
薬師岳山頂で日の出を見たくて3:40に小屋を出る。
空身なので足取りも軽く4:50に山頂に着くとモルゲンロートが始まり感動の景色だ、山登りをしていて良かったと思う至福のひと時である。
北側は北薬師岳先の雲海に剱岳・立山が聳えて、南は雲ノ平周りの山々と槍ヶ岳の山並みが一望できる。
薬師小屋に戻り朝食を食べてから雲ノ平を目指す、太郎平小屋を経由し、薬師 沢小屋の先の急登を2時間かけて雲ノ平に登り上げる。
奥日本庭園・アラスカ庭園を通るが期待していたほどの美しさはない。
雲ノ平山荘に14:20到着する。
建て替えられた山荘はまだ内壁が出来てなく、シーズンをこの状態で稼いでオフに仕上げるのだろうか。
それにしても凄い作りの山小屋だ、この太い通し柱やハリをヘリコプターで運ぶのも大変だったろう。
山小屋は金曜日だというのに人で溢れかえっていて、布団二人になるかもしれないという。
二日かけなければ来られない所だが好天が続いたので団塊の人達が押し寄せてきたのか、日本最後の秘境と聞いてきたのにどういうことか?
幸い二人寝はしないで済んだが、聞けば今は高天原のことを秘境と言うそうなので来年はそちらを訪ねてみたい。
第5日
雲ノ平山荘を4:30に出て、ほどなく祖父岳山頂に着く、ワリモ北分岐にザ ックをデポして水晶岳へ往復する。
途中で話の種に建て替えられた水晶小屋に寄って、水の計り売りを500ml購入する。
水晶岳山頂まで来ると赤牛岳の奥にある立山・剱岳が近くなり、真横から大きな薬師岳を見て、振り返れば鷲羽岳・黒部五郎岳、さらに奥に笠ヶ岳を見ること ができる界隈は百名山の宝庫である。
ワリモ北分岐まで戻り、ワリモ岳の岩場を通って鷲羽岳山頂に着く。
北の水晶岳を振り返ると右に真砂岳・野口五郎岳の裏銀座縦走コースが、南には 三俣蓮華岳から双六岳にかけての山並みと、槍ヶ岳が鷲羽湖の向こうに聳えている。
三俣山荘に12:40に到着する。
早いが今日は土曜日で双六小屋まで伸びると混雑が予想されるので、初めてでも あり旨いコーヒーが評判な三俣山荘に泊まることにする。
第6日
三俣山荘を4:30に出る。
今日は登山時間で7時間半だが相当アップダウンがあるようなので、稜線ルートは よして、20分ほど短縮される中道ルートを行くことにした。
双六小屋を通過が7:00、往きでは山頂を踏まなかった弓折岳山頂を踏んで大 ノマ乗越から大ノマ岳に登り、秩父平に下り抜戸岳に登り返す。
ゴーロ帯に入ると程なく笠ヶ岳山荘に着く(14:05)。
受付を済ませて缶ビール大を買って笠ヶ岳山頂に登る。(14:30)
播隆平を見下ろし、今回の山旅を思って暫し感慨にふける。
第7日
小屋で日の出を見て5:30に出発する。
今日は笠新道を下るだけなのでゆっくりだ。
昨日は雲がかかっていた笠ヶ岳も今日は雲ひとつない快晴で綺麗だ、下りながら表情が変わる姿を記録する。
6時間かけて笠新道登山口まで下り、わさび平小屋に寄って山旅の終了を祝って一人生ビールを飲み、カレーで昼食をとる。
帰宅してからしばらく焼酎を飲む時に思い出にしたろうと、わさび小屋の水を3Lいただき背負って帰ることにした。
コメント
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