宝剣岳〜空木岳(駒ヶ岳ロープウェイ〜菅の台BT)
- GPS
- 31:40
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,328m
- 下り
- 3,104m
コースタイム
09:30 駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅出発
10:20 乗越浄土
10:25 宝剣山荘(休憩)
10:40 宝剣岳取付
11:25 宝剣岳
14:00 濁沢大峰
16:00 檜尾岳(避難小屋方面で幕営)
<2日目>
06:00頃 幕営地発
06:10 檜尾岳
10:00 東川岳
10:20 木曽殿小屋(約20分大休止)
11:50 空木岳第一ピーク
12:40 空木岳
13:10 駒石
16:20 空木岳登山口林道終点(池山登山口)
17:00過ぎ 菅の台BT
天候 | 初日:ガス&強風(降雪はほぼなし) 2日目:快晴(風は初日よりましだった) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
バスおよび駒ヶ岳ロープウェイの詳細は以下をご参照ください http://www.chuo-alps.com/ropeway/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはロープウェイ千畳敷駅内にあり 危険個所などは写真のキャプションをご参照ください |
写真
感想
昨年秋に行った宝剣〜空木の積雪期トライ。
千畳敷から乗越浄土までは、まあ普通です(雪崩には注意)。
宝剣山荘(冬期閉鎖中)でハーネスをセットし、ロープを用意して宝剣岳へ。
はじめはロープなしで登っていたが、途中から念のためスタカットに切り替えた。
フリーでも登れると思うが(実際登られていた方もいらっしゃった)、
セーフティを考えるとロープを使った方がベターなのは言うまでもないでしょう。
僕たちが上ったルートはクサリが設置されている夏ルートです。
クサリはまだ雪の上に出ていました。
宝剣岳山頂へは60mロープ1ピッチで到着。誰もいない。
宝剣から先も念のためアンザイレンで進む。
セカンドがビレイして、ロープが一杯になったところでコンテ。
適当なところでピッチを切り、先頭を交代しながら進む。
クサリは出ていたので、ロープなしでも行けると思うが、
そのあたりは自己判断ですね。
三ノ沢分岐から先は稜線ルート。
風が強く、体力を消耗する。
またガスが濃いのでルートロストを念頭に置き
時々コンパスで方向を確認しながら進んだ。
が、1回ルートロストしてまった。
千畳敷から宝剣を経由し、檜尾岳まで6時間半もかかった。
己の体力不足を痛感した次第です。
ちなみに同行したJは、ぜんぜん余裕。
いつも付き合ってもらってスンマセン、Jくん<(_ _)>
僕は避難小屋に泊まる気マンマンだったのだが、
J曰く「経験だから」とテン泊となった。
避難小屋手前の小屋跡にシングルウォールテントを設営。
ラーメンをひとり2袋喰って19時頃に就寝。
僕は小屋泊まりを想定してたので、寝袋はモンベル#3(化繊)。
ダウンパンツを持ってくるつもりが忘れてしまい、結構寒かったです。
足にダウンジャケットを巻き付け、なんとか寝ることができました。
寝ている最中、時折強風でテントが煽られ、
テント内側に着いた氷が顔に落ちてくる度に目が覚める。
(ちなみに明け方の気温はテント内でマイナス10度前後、
外は時計の温度計が計測できず。たぶんマイナス10度以下だったと思われます)
翌日は予報どおりの快晴。
ときどき体が煽られる程度の風はありましたが、
前日に比べるとたいしたことないと感じました。
何事もやはり経験なんですね〜。
それにしてもアイゼン歩行はしんどい。
昨年秋に同じルートを歩いたときより荷物は軽かったのだが
コースタイムは大幅にオーヴァーしてしまった。
もちろん、わずか1年とはいえ、加齢による体力の衰えも否定できませんが(笑)
檜尾岳から空木岳まで6時間半。
山と高原地図の標準タイムが4時間半(だったと思う)だからお話になりませんね。
繰り返しになるが、Jはぜんぜん余裕で、常に僕のずっと先を歩いている。
待ってくれい〜!
木曽殿小屋から空木岳の登り返しは、
アイゼンワークさえしっかりできれば問題なしの状況でした。
もちろんこの先の積雪具合によって状況が変わると思いますが。
岩場のクサリは出てたり出てなかったり。
でも、個人的にはまあ問題なかったです。
それよりも、第一ピークを過ぎてから、
「次が本峰か!」と期待するも2回裏切られ、その度にガックシorz
あれ、去年はこんなんだったっけ? 記憶とはあいまいなものですな。
空木岳から先は、もう降りるだけ。
といってもここからも結構長いんだよね〜。
空木岳頂上を出発したのが、12:45頃。
昨年のCTでは池山登山口まで4時間15分かかった。
ということは、昨年ペースでも池山登山口に着くのは17時じゃん。←間違い、19時
しかも、それからさらに菅の台BTまで降りないと行けない。
ということで、結構急いで降りた結果、
池山登山口に16時20分、菅の台BTには17時過ぎに到着した。
檜尾岳から菅の台まで約11時間。しんどかった…。
ということで、今回はこのあたりで。
Jくん、いつもいつもアリガト!
また山に行こうぜ☆
※宝剣から先にトレースを作っていただいたtarehashiさん
お会いできませんでしたけどありがとうございました。
※ubejinさん、またどこかの山でお会いしましょう!
備忘録
■服装■
<上>
ファイントラック「フラッドラッシュ アクティブスキンL/S」
アイスブレーカー「テックトップL/Sクルー(BODYFIT260)」
パタゴニア「R3 ジャケット?」たぶんR3だったと思う…
ホグロフス「スピッズジャケット」
ミズノ「ブレスサーモ・インナーニットグラブ」
ブラックダイヤモンド「スーパーランブラ」
ホグロフス「FANATIC PRINT CAP」
モンベルのバラクラバ(薄い方)
サングラス
ゴーグル(使わず)
<下>
エバーウォームのパッチ
TNF「アルパインパンツ」
スマートウール「マウンテニアリング」
ファイントラックの薄いインナーSOX
<予備>
ダウンJKT
ウール手袋
インナー手袋×2
イスカのウェザーテックオーバーミトン
予備の靴下(スマートウール)
■装備など■
寝袋/モンベルの#3の化繊(だいぶ古いヤツ)
エアマット
ヘルメット
アイゼン12本爪
ピッケル
簡易ハーネス
環付きビナ×3
120スリング×2
ビレイディバイス
ロープ60m
サーモスの山専500ml
アルミのコッフェル、カラトリ
レスキューセットとか
■共同装備■
テント
ジェットボイル「ZIP」
ヌンチャクとか、ナッツとか、ヒートンとか
メシ(袋ラーメン6袋、その他パンとかお菓子とかいろいろ)
■CT比較/2012年秋無雪期と今回■
<千畳敷駅〜檜尾岳>
07:30千畳敷駅発〜12:55檜尾岳発/約5時間30分
09:30千畳敷駅発〜16:00檜尾岳着/約6時間30分
<檜尾岳〜空木岳>
05:25檜尾岳〜10:25空木岳/5時間
06:10檜尾岳〜12:40空木岳/6時間30分
<空木岳〜池山登山口>
10:45空木岳〜15:00池山登山口/4時間15分
12:45空木岳〜16:20池山登山口/3時間35分
筋肉痛との格闘中でしょうか??
翌日の朝焼けスゲーね
日中もドピーカン!
積雪期の中ア縦走は楽しそうだね、
「次は本峰か?」ってめちゃシンドかったんやね、お疲れ様でした☆
まいど☆
今回、Pちゃんとも一緒に行きたかったけど、残念やったね。
やっぱり強風は、体力的にも気持ち的にもしんどいよ。
当初はもうちょっとサクッと行けるんちゃうか?
と思ってたけど、アマかったです…orz
ただいま絶賛筋肉痛なり☆
今度、行こまい!
こりゃこりゃ、おつかれさまでした。
硫黄から2人が空木登ってるの見えたぜ(うそ)
でもそんぐらい、天気良かったね!
さて次は年末ね
まいど☆
ワシらも硫黄岳に登ってる2人が見えたよ(ゴラァ
とにもかくにも、お連れさんの初雪山が晴れてよかったね!
年末、ダラダラになりそな悪寒(笑)
木曽殿小屋から先の感想、まったくの同意でした。
連続するニセピークに心が折れ、やっと立った本峰からの下りは長すぎて長すぎて、思考停止。
宝剣から下降するお二人の様子を眺めていましたが、
自分の知らない世界、とてもかっこよかったです。
また、どこかの山でお会いしましょう。
2日間、お疲れさまでした。
昨年、無雪期とはいえ同じルートを歩いたにも関わらず
空木岳のニセピークにはやられました。
どうやら体力だけでなく学習能力も低いようです(笑)
>宝剣から下降するお二人の様子を眺めていましたが、
>自分の知らない世界、とてもかっこよかったです。
いえいえ、
スノーシューを履いたubejinさんが他の登山者から離れ
八丁坂をひとり直登されてた姿もかっこよかったです。
今度はどこの山でお会いできるでしょうか。
楽しみにしています!
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