春めく月山・大岫（おおぐき）峠

2022年03月16日(水) [日帰り]

• GPS: 05:50
• 距離: 7.9km
• 登り: 489m
• 下り: 487m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:46
• 休憩: 1:05
• 合計: 5:51

6:35 スタート地点
8:57 9:01 1150.9m三角点
9:07 9:07 大岫峠
9:27 9:48 引き返し地点
10:17 10:18 大岫峠
10:25 10:25 1150.9m三角点
10:35 11:08 休憩
11:58 12:04 休憩
12:26 ゴール地点

天候

快晴→くもり。無風〜微風。0度→3度程度。顔に当たる東風がぬるかったです。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・月山第一トンネルの東側出口脇の駐車スペース利用。広いです。
・スペース入口の電話ボックスの裏から除雪の山の上を歩くと入口建屋の裏にまわれます。

コース状況／危険箇所等

・ピンクテープ等ありません。ガスに巻かれなければ読図で迷うことはないと思います。登る尾根の東側はガケ・雪庇あります。
・今日の雪は，朝はサクサクとカリカリの交錯，下りはすべて融けてシャバシャバでかなり重くなりました。スノーシュー使用でほぼ沈まず。アイゼンは出番なしでした。

その他周辺情報

・道の駅庄内あさひの月山ワインコーナーは冬季休業中でした。

写真

年齢のせいか，山の中で

きれいな景色を見ると，

なぜか涙がすこし出ます。

きらきらがあふれています。

この広大な景色のなかで，

足跡は自分だけ。

これを　パラダイス　というのかも。

月山・姥ヶ岳・湯殿山の三峰が目に入ります。このコースはだいぶ前からあたためていた計画で，

時期と天気と都合が合うのをみはからっていました。うれしいです。

白い赤見堂岳がずっと展望の中心です。

その隣，石見堂岳の奥に小朝日・大朝日・西朝日。

赤見堂岳の奥には以東岳，オツボ峰から戸立山へ続く長い稜線。

東側は，遠く白鷹山を脇侍にして，蔵王連峰・雁戸山から仙台神室あたりまで。

反対の西側に，けわしい風貌の摩耶山。

3/16 6:18

この電話ボックスのうしろから出発します。なんと快晴です。やったぁ。

3/16 6:40

もうすぐ谷間にも朝日が来そう。最初のほうは，先週末の？トレースがうすく残っています。

3/16 7:21

ブナ林に陽が満ちてきました。

3/16 7:46

どこでも足跡をつけてよい，るんるんな歩行。カリカリ凍ったところを選んで登ると，スノーシューの歯がサクサク効きます。

3/16 8:21

台地状のところまで出ると，湯殿山のお出まし◎　この景色を思い描いていました。どきどきが止まりません。

3/16 8:39

登るにつれ木が減ってゆき，どきどき感マックスです。霧氷が残ってくれていました。

3/16 8:41

こんなきれいな場所に自分は居ていいのか？なんて思っちゃいます。どきどき。

3/16 8:55

1150.9mピークの広大な山頂部に着きました。湯殿山の周囲の山も視界に。

3/16 9:06

広い尾根をさらに進んでみます。

3/16 9:28

自分が行けるのはやせ尾根になる手前までです。ここで引き返しします。

3/16 9:29

尾根のとりつきの雪に数m規模のクラックが入り，相当悪くなっているようです。

3/16 10:11

ゆっくり戻りながら，何度も振り返ります。

3/16 10:25

1150.9mの三角点の位置には，木にピンクテープが巻かれていました。

月山のブナの実（の殻）はとても大きいです。新潟の里山のブナの倍くらい大きいかも。クマには恵みですね。

熊棚はっけん。ところどころにありました。

3/16 11:53

国道112号（旧道）の上を歩いています。まだ厚い雪の下です。

自分用のおみやげに「ゆどのの山塩」（原料：鶴岡市内の温泉水）。どこの温泉なのか...まさかの御神体？　「35gで702円（税込）」は世界屈指の高価な塩(^^;でしょう。白くて大粒の結晶です。まずは目玉焼きにかけてみましょう（羽川さんは何もかけないんでしたね...）。

撮影機器：

LUMIX DMC-GF5 パナソニック

COOLPIX W300 ニコン

感想

blueblu

ずっと行ってみたかった雪の大岫峠に行けました。世界がきれいすぎて，現実ではないかのようでした。パラダイス　とはこういうものかも，と思ったりして。今年も月山に近づき，ふところに入ってお山を拝むことができ，安堵と満足と期待の気持ちを得ました。今日は自分以外にこのコースに入山者はおられず，誰にも会いませんでした。