日勝峠〜ペケレベツ岳〜ウエンザル岳〜幌内岳〜パンケヌーシ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,053m
- 下り
- 2,649m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 10:28
- 山行
- 2:56
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:06
天候 | 3/29 晴れ 3/30 晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的にクラストして硬い雪面が多い パンケヌーシ岳直下だけアイゼン、他はスノーシュー |
写真
感想
先日の日勝峠〜狩勝峠に続き、今度は日勝峠から南下して芽室岳を目指してみた。この区間はまだ尾根も広く緩やかなところが多いけど、標高1500mを超える未踏峰もいくつかあり、日勝峠〜狩勝峠に比べると登山的な要素が多そうで楽しみだった。
・3/29
今回も前夜は源流橋の駐車場で車中泊。強風で一晩中車がガタガタ揺れて落ち着かなかった。夜明けと同時に出発、日勝峠園地から主稜線を忠実に辿っていく。雪は3/17のときよりも締まっていて、クラストして硬い雪面か、その上に吹き溜まりが浅く乗ったような感じ。シューでも沈まず快適だった。
小ピークを2つ越えてまずはペケレベツ岳へ。昨夜からの強風は落ち着き、北日高から大雪〜夕張までを見渡す素晴らしい眺望だった。コルから登り返し、なだらかな樹林帯を抜けて・1458ピーク。ここはヤマップでは「北ウエンザル岳」と表記されることがあるようだ。そんなに名を付けるほど目立つピークでも無い気がするが・・・。さらに1210mコルまで下り、再び登り返してウエンザル岳へ。
ウエンザル岳とは日勝峠と芽室岳の中間にある1576m峰で、地形図には山名表記は無いが、ウエンザル川の上流部にあることから便宜的にそう呼ばれて定着した山名なんだろうか。しかし、ここにある三等三角点の点名は「高尾山」(たかおやま)。日高山脈の高尾山・・・といってもほとんど通じないと思うけど、東京の高尾山に比べたらはるかに登り甲斐のある山だった。
・1654の幌内分岐峰からは空身で幌内岳へピストン。ここも地形図には山名表記は無いが、三角点名が「〜岳」となっていれば登ってみたくなる。分岐からは往復1時間、ここも眺望抜群なピークだった。日勝峠を起点に幌内岳〜ペンケヌーシ岳〜沙流岳、みたいな周回縦走をしてみても面白いかもしれない。
予想以上に速いペースで進めたので、初日のうちにパンケヌーシ岳を越えることにした。・1318コルからパンケヌーシ岳までは400m以上の登り返しがあってさすがにしんどかったが、締まった雪のおかげで消耗は少なく済んだ。
パンケヌーシ岳を下ったコルでテン泊。夜から2日目にかけて前線が通過するらしく、強風に備えてブロックを積んでおく。案の定、夕飯を食べた後から風が強くなり、20m/s超と思われる風が吹き荒れ始めた。風のうなりと揺れるテントの音で流石に安眠できず、早く夜が明けてくれ・・・と思った。
・3/30
朝になっても相変わらずの強風だった。物が飛ばされないように注意しながら撤収。稜線上は姿勢を低くしないと歩くのが難しい。余裕があれば久山岳までの縦走も考えていたが、この風では無理と判断。芽室岳もスルーして北尾根を下山した。
1000mあたりまで下るとようやく風も収まって一安心。山小屋芽室岳からの林道はまだ雪が深く、ツボでは踏み抜いてしまうのでゲートの1km手前までシューのまま歩いた。町道ゲートに到着し、デポしておいたバイクを回収して日勝峠に戻る。バイクに山行予定を書いた紙をぶら下げておいたのだが、「お疲れ様です。気を付けてお帰り下さい!」と心温まるメッセージが追加されていた。(お気遣いいただきありがとうございます)
今回はウエンザル岳、幌内岳、パンケヌーシ岳と未踏の三座に登ることができ、快晴の縦走を楽しめた。一方で、悪天候時のテン泊の限界を感じた。深く掘り下げたりブロックを高く積めばテントが吹き飛ぶことは無いのだが、それをするなら雪洞かイグルーを作ったほうが安眠できる環境が得られそうだ。テントを持たなければ装備も軽量化できる。今後は雪洞・イグルー泊の練習もしておこうと思う。
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