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Yamareco

記録ID: 4149207
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

乗鞍春山=北半縦走

2022年04月05日(火) ~ 2022年04月07日(木)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
26.7km
登り
2,206m
下り
2,407m

コースタイム

1日目
山行
5:35
休憩
3:32
合計
9:07
8:58
28
スキー場前バス停
9:26
9:35
46
休暇村
10:21
10:32
37
三本滝BS
12:28
12:51
44
適泊地[標高2300]
13:35
13:50
24
位ヶ原[標高2500]
14:14
14:14
33
14:47
16:53
30
17:23
17:23
10
17:33
17:33
9
17:42
17:50
15
18:05
2日目
山行
5:54
休憩
1:38
合計
7:32
8:13
56
9:09
9:20
24
9:44
10:00
37
10:37
10:37
29
11:06
11:40
28
12:08
12:08
47
12:55
13:17
48
P2328
14:05
14:08
40
14:48
15:00
40
15:40
15:40
5
3日目
山行
3:58
休憩
0:42
合計
4:40
7:08
7:16
49
P2390
8:05
8:26
51
P2113
9:17
9:30
95
国道158号[P1659]
11:05
平湯温泉バスターミナル
天候 4月5日:快晴
4月6日:晴れ時々曇り
4月7日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
松本駅7時過ぎ発のアルピコ交通新島々行(渚駅までの代行バスあり)
新島々バスターミナル8時5分発白骨温泉行でスキー場前BSで下車。
スキー場の営業は今シーズンは4月3日で終了しているのでゲレンデ最下部から徒歩となる。休暇村までは車道で。その先はゲレンデ上を登高する。
コース状況/
危険箇所等
【スキー場前→肩の小屋】
特になし。ツボ足のトレースもあった。天気もよく視界良好。バスアプローチなので入山が遅く、ツアーコースの入り口で8人程度の登山の大パーティにすれ違う。その後も時折スキーヤーとすれ違い、位ヶ原までで6人のスキーヤー、1人のボーダーとすれ違った。また、肩の小屋に着いた頃には朝日岳をトラバースしながら降りてくる登山者の方一人を見かけた。
【肩の小屋→桔梗が原】
朝方、剣ヶ峰へアタックする方を一人見かける。摩利支天は適当に観測所の東肩に向かって雪付きを登る。またハイマツの露出も進んでいる。そのまま稜線上を富士見岳へ向かって降りようとするが、岩場に阻まれ難所。北斜面をトラバースしながら下降した。堅いアイスと粉雪が交互に現れ地味に歩きにくい。斜度があるのでガシガシ下ると粉雪ゾーンで足を取られそうな感じ。富士見岳にはソロの登山客が登っているのを見かけた。その方は大黒岳まで先行し、鳥居尾根方面を下りて行かれた。ということでその先はトレースなし。しかし、桔梗が原のスカイラインは路面が出ているところもあるほどで歩きやすい。この日はかなりの強風で大黒岳頂上のコンクリート東屋以外ではまともに休憩できないほどであった。
【桔梗が原→十石山】
スカイラインを外れ、平湯への登山道に入る。雪付きはしっかりしており、四ツ岳北面から姫が原にかけてスケールの大きな谷の景観が広がる。姫が原は想像よりは風が抜けるようだが幕営には問題なさそう。トレースは全くなく歩く人は少ない様子。四ツ岳北面も、顕著な岩場があるためかシュプールひとつ見られない。その先、視界がよければ金山岩の登りまでは特に危険個所はない。硫黄岳の下りは標高が下がるにつれて踏み抜き、ズボリが増え、登りに差し掛かると若干ラッセルしているかのような様相に。しかし金山岩との最低コルは風よけになる針葉樹林が入り平地もあるので幕営適地であろう。二重稜線では登山道の谷中を避けて県境に沿う細尾根に上がるも、やはり樹林の足元でズボリ気味。できるだけハイマツの埋め立てられたところを歩く。乗鞍権現の上部は雪付きのほとんどない岩場になるが、南側急斜面のラッセルを避けて枝を掴みながら無理やり上に乗り上げる。少々切れたリッジを辿るとハイマツの濃い広い斜面が出るので雪のない稜線トップを避けるように北側の雪付きを登ると平湯方面からのトレースが現れた。おそらく二重稜線で北側の尾根に乗って緩斜面からトレースに合流するのが最善手であったように思われる。金山岩から十石山まではトレースも濃い。数か所で短いが切れたリッジになり、雪質にもよるだろうが、注意して進めば問題ない。
【十石山→平湯温泉】
十石山からはトレースがなくなり、再び入る人の少ない積雪期限定のバリエーションとなる。飛騨側は落ちたら即死するような急崖だが、しばらく信州側は非常に穏やかな雪面が続く。風に磨かれ歩きやすい雪質と、風で粉雪が溜まり足を取られる領域がまだらに現れる。標高2400mほどで飛騨側へ別れる枝尾根を下降しようと考えていたが、正面の穂高と岳沢に向かってまだ少し先に続く真っ白の稜線に惹かれてもう少し進むことにした。急斜面に疎らに樺などの小木が生える所もあるがほぼハイマツの吹き曝しでこの時期はしっかり雪に覆われている。P2390からは際どい急下降が始まり、飛騨側の断崖を避けて雪の急傾斜をピッケルを付きながら慎重に細かなトラバースで標高を下げていく。正面にそびえる前穂と奥穂はかなりの絶景で、間違いなくここが穂高の特等席だが、滑落には要注意である。やがて徐々に傾斜が緩まると幕営適地かというような平地となりそこはもう完全に樹林の中である。笹まで現れ、一部が雪解けですでに露出していた。このP2113の付近は微地形が細かく地形読みが少々難しい。まだ雪も厚いので適当にP2113の西面を国道に向けて下った。まっすぐ下りると対処できないほどの急傾斜があるので、若干南に回りつつ薄い尾根に乗って下る。最後は広い谷中に降り立ち、しばらく下れば国道が現れる。
国道上はスキートレースが濃い。ワサビ谷より下は特に増える。標高1500付近は激しい雪崩の跡が多く、注意が必要と思われる。一方だいぶ雪解けが進み、ついに路面上の雪が途切れるところも出現している。ヘアピンのショートカットはすぐにでも入りたかったが、雪解けにより笹原となっていて面倒そうなのでしばらく国道を進む。カーブ手前の標高が緩むところはまだ雪が多かったのでここを突っ切った。アイゼン、ワカンは既に標高1500mほどの地点で外していたが、ツボ足でも問題ない。ただし踏み抜きには注意。国道の山腹側は高い柵が連なるが、一か所切れているところがあったのでそこから復帰した。
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