やってみました奥秩父主脈縦走
- GPS
- 44:46
- 距離
- 70.4km
- 登り
- 5,010m
- 下り
- 6,182m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:39
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:15
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 10:55
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:06
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:26
天候 | day1 終日晴(気温高め) day2 午前曇 午後雪(気温上がらず)夜雨時々雪後晴 day3 晴時々曇(寒気と暖気せめぎあい大気の状態不安定) day4 晴 day5 終日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【積雪に関する情報】 瑞牆山荘〜金峰山 稜線直下に(残雪ありチェーンアイゼン推奨) 金峰山〜大弛峠 朝日岳手前から残雪あり鉄山より以降は踏み抜き三昧 大弛峠〜国師のダル 残雪多数。つぼ足のトレースはついているが早朝は踏抜きは1-2割程度。但し踏抜くと膝上〜足の付根まで行ってしまうので覚悟が必要。 水師手前〜甲武信小屋 残雪、凍結箇所多数でチェーンアイゼン推奨。 甲武信小屋〜賽の河原(木賊山巻道) 残雪あり踏抜きトレース多数。早朝はほぼ踏抜きないがチェーンアイゼン推奨。 破風山〜 残雪、落下した霧氷が少々あるもノーアイゼンで対応可能 【その他】 国師のダル〜東梓 倒木多くコース見失う箇所多数あり 将監峠〜大ダル 崩落一箇所(沢)あるが、上に巻道あり。 飛竜〜三条のダル 木橋のステップがない部分で滑りやすい箇所があった。 |
その他周辺情報 | 河辺温泉まで電車で移動。 はなの舞で打ち上げ(昼から居酒屋メニュー飲み放題あり1800円/2時間) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
バッテリー
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
比較的東京から近い奥秩父山系、奥多摩山系を擁する奥秩父主脈は、部分的に歩いているところも多いのだが、一度は縦走したいガッつり歩けるコース。
ゴールデンウィークを利用してしっかり歩いてきました。
金峰山〜甲武信ヶ岳は12月に2度歩いたことがあるが、どちらからアプローチしても結構辛いことは承知しており、季節柄踏抜き覚悟のアタック。
また雲取山〜は春から初夏の天気になるであろうということで冬山装備もある程度準備、かつ4泊自炊のテン泊のため、ファブリックはFine track中心に、テントはSix moon design のGatewood cape (ポンチョにもなるフロアレスシェルターテント300g)を導入するなど軽量化を図って臨んだ。
初日
瑞牆山荘から大弛小屋までではあるが好天で気温が高く情報通り金峰山からの下りに多くの時間を割かざるを得なかった。
また初日のためたっぷりの食材と持参酒の重量が体力を奪い、遅着、疲労のためテン泊を諦め急遽小屋泊となった。
小屋では宿泊者が他1名で余裕があったのは幸運だった。
二日目
踏抜き覚悟、今回最大の難関と見る国師超え。
出発は5時30分となり、北奥千丈岳ピストンも加え少し時間を使ったが、踏抜きは少なく残雪帯を切り抜けることができた。
その後東梓、富士見、水師と延々と展望の少ない稜線を進み、甲武信ヶ岳登頂(これまた展望なし)、程なく想定より早い時間に甲武信小屋に到着。
みぞれ混じりの中、テント設営し食事をするが寒さのため深酒することなく夜露と格闘しながら就寝した。
(深酒しないということは荷物の重量が減らないことを意味する…ので意外に重要なのです)
三日目
心が折れかけていたZacky氏は夜急遽小屋泊に転向したが、そのかいあって精神的に回復したので縦走を続行するが、将監小屋まで18kmの今回一番の長丁場であるため、リハビリのため木賊山は回避して巻道で破風山を目指す。
破風山までは天候は良好で富士山、南アルプス、中央アルプスを眺めつつ気持ちよく歩を進めるが、雁坂峠以降は冷たい風も吹いてきて服装の対応が面倒だった。
自分以外は笠取山も巻いたが、どっしりと構えた秀麗な山容に吸い込まれてしまい、辛い急登を登ってしまった。
下からの眺めとは異なる雄々しい岩稜からの大菩薩嶺、雲取山から石尾根の展望はまた格別。
やや急いで下山、唐松尾山で追いつくべく登って手前で合流。
この辺から陽が指すと暑く、でも雪がふるなど天候不安定になり唐松尾山山頂において雷鳴を聞き、少し怯える。
しかしながら将監小屋のあたりは何も降ってなさそうなので少し安心しながら歩を進め、予定よりやや遅れて将監小屋に到着。
小屋は営業しており、とりあえずのビールよりまずコーラが美味かった!!!
夜は天気もよく故に吹き下ろす風も冷たい中での晩ごはんでこの日も深酒なし。
四日目
飛竜、雲取を超え七ツ石小屋という一部未踏ながらホーム感満々のエリアに突入!
歩く山道は奥秩父のそれから奥多摩の雰囲気に見える。
のっけから地図見間違え将監峠に登ってしまうが、かえって楽な歩き出しとなり、大ダルからの南アルプス展望、富士山と大菩薩嶺のランデブーを楽しみながら飛竜山を目指す。
途中から新雪(恐らく前日の雷雲のもと降った雹と思われる)があったがノーアイゼンで切り抜ける。
飛竜山では鹿の群れが逃げもせず草をはんでいる。展望はないが青空と木々と雪の景色が静寂とマッチして心地よい。
さらに雲取を目指し歩を進めるが三条のダルまで想像以上のアップダウンがあり少し参ったが小休止をはさみ一気に雲取山へ。
さらに七ツ石山も登頂し定宿の七ツ石小屋に到着。
今回初めて温かい日差しを受けての宴会にリラックス。
残る食材を周囲のテン泊者や小屋番さんに振る舞いワイン、日本酒、ウヰスキーと残る酒もほぼ飲み尽くす笑笑。
泥酔直前でグランドファイナルイブは終了。
最終日
巻道で奥多摩を目指す選択肢もあったが稜線歩きを選択。
いつもの下から来ると面倒で巻いてきた千本躑躅、高丸山、日陰名栗山、鷹ノ巣山、石尾根城山と縦走し六ツ石山ピストンで下山するが流石に六ツ石山からは脚が動かない。
石尾根と別れを告げ、舗装路と山路を繋いでついにおくたま奥多摩駅へ!!!
大過なく大満足のうちに70kmを超えるロングトレイルを完歩することができた。
チームの方針?で、食事と酒類が軽量化と相反はするのだが、Zacky 氏は軽量化が途上のため少し重量物も多く、辛い山行になったようだ。
しかしながら、山小屋などの事前情報などから残雪対策(というか覚悟)もあり、ほぼ想定内であった。
日程と食料計画はmineシェフであったが、難しい小屋立地のなか、日程と食料(=重量)の選択もベストチョイスと言えると思う。
終わってみれば、心残りは木賊山のみ巻いたこと。
とにかくお疲れさまでした!!!
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