蛭ヶ岳/寄-蛭ヶ岳南尾根-臼ヶ岳南尾根-ユーシン-雨山峠-寄
- GPS
- 13:00
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,269m
- 下り
- 2,255m
コースタイム
- 山行
- 11:58
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 12:53
天候 | 曇→時々晴れ→曇→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト ・寄大橋手前から登山道方面に入ってすぐの、森林管理棟にあります。 ■トイレ ・寄バス停の南側、道路を渡った先のグラウンドの脇にあります。 ・寄バス停から寄大橋方面へしばらく行った道路沿い(寄大橋に向かって右側)にあります。水栓、トイレットペーパーあり。ここが一番快適かな。 ・寄の森林管理棟の先、200mほど先にもあります。 ・あとは蛭ヶ岳山荘とユーシンロッジにあります。 ■寄コシバ沢 ・涸れた沢を歩きます。 ・沢がふた手に分岐している地点で右岸(上流に向かって左側)の斜面に取り付きます。 ・荒れていてわかりにくいので注意してください。 ■鍋割峠〜オガラ沢乗越(旧鍋割峠) ・鍋割峠から北側へ延びる踏み跡をたどりますが、すぐに踏み跡は消えますので、小さな尾根を伝って何度かガレた沢に下り、ガレ沢をトラーバースして向こう岸の尾根を登り…を何度か繰り返します。 ・ザレた斜面をトラバースするのは危険を伴います。落石もありますので、十分に注意してください。 ・最後のザレ沢へ降りる箇所とその先のオガラ沢乗越へ登る斜面にはお助けロープがあります。 ■鍋割山北尾根 ・歩きやすい尾根ですが、これもバリエーションルートで、公式な道標は一切ありません。 ・標高1000m付近で尾根が分岐しますので、西側の尾根に引き込まれないように注意です。 ■玄倉林道 ・尊仏ノ土平〜熊木沢出合の間は荒れ放題です。 ・何箇所か、斜面から落ちてきた土砂で埋まっているところ、林道が陥没して沢まで抜け落ちているところがあります。通行はオススメできません。 ■雨山橋〜雨山峠 ・橋が完全に崩落・崩壊して通行できなくなっています。いったん沢に下り、壊れた橋の箇所を過ぎたところから斜面を無理やり登って登山道に復帰しました。 ・逆コース(雨山峠→雨山橋)の場合、無理やり登った斜面を下ることになります。これはかなり危険です。確保するためのロープなど、装備と技術がないと通行は厳しいと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 2
1/25,000地形図 2 蛭ヶ岳南尾根、臼ヶ岳南尾根
ガイド地図 1
コンパス 1
デジカメ 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 1 1.5リットル程度
ティッシュ 2
笛 1
獣避け鈴 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書 1
レインスーツ 1
防寒着 1 薄いダウン、フリース
ストック 2
時計 1
非常食 1 500kcal以上
ツェルト 1
ファーストエイドキット 1
コンロ 1
コッヘル 1
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感想
本当は日曜日にどこかの山を歩こうと漠然と考えていたのですが、直前になって天気予報が「日曜日は雨で土曜日は曇り時々晴れ」になったので、急遽土曜日の家庭内の予定を調整して山友と丹沢に出かけることにしました。
天気はあまり期待できないので展望が無くても何かしら得られるコースを…ということで、前々からいつか歩いてみたいと思っていた蛭ヶ岳の南陵を登ることに。
厳しい蛭ヶ岳南陵に挑むのですから準備は万端に…するつもりでしたが、これまたいつもの通り直前になっての決定だったので、準備をする時間があまりなく、良い意味でも悪い意味でも適当にパッキングして済ませてしまいました。
良かったこと
・寒さを予想し、毛糸の帽子、ネックウォーマー、ダウンジャケットなど、防寒対策をしっかりとした。
→蛭ヶ岳の山頂はめっちゃ寒く、防寒着が役だった。
悪かったこと
・すぐに食べれてエネルギーチャージができる食べ物を持参しなかった。
→雨山峠への登りでシャリバテに。残しておいたオニギリはリュックの底にあり取り出す気力がわかず。
・行動予定時間を詳しく検証しなかった。
→夕方には下山完了するつもりだったが、そんなことは元から不可能だった。ソロだったらビバークを余儀なくされていたかも。
無事に帰ってこられたから良かったものの、油断していたと反省しました。
下山が大幅に遅れてしまったものの、道中の所々で携帯の電波が通じ、妻と連絡を取ることができました。山友も一緒だったので心配はしていなかったそうです。電波が通じなかったら警察に連絡されて山行禁止令が出てもおかしくありませんでした。助かりました。
さて、肝心の蛭ヶ岳の南尾根ですが、基本的に急登をひたすら登るだけです。迷うような分岐はありません。詳しくは他の方の詳しいレポを参考にしてください。
途中にちょっとした岩場っぽい場所がありますが、その岩場そのものより、岩場の手前に転がっていた持ち主不明のザックにビビりました。最初は遭難者の仏様のように見えたので、恐る恐る近づいて調べてみたところ、そこにあったのは苔むしたザックだけ。でも、「64年」の賞味期限の書かれた粉末ポカリスエットやタッパーに入れられた常備薬などがそのまま残っていて不気味でした。昔、蛭ヶ岳の南尾根を下る途中で滑落遭難した方がいて、仏様さけ下ろしてザックはそのまま置いてきた、といような話を誰かから聞いたような覚えがあります。その時に放置されたザックなのでしょうか。合掌してご冥福を祈りました。
melonpanさん、こんばんは。
ええ 朝からそんなに食べるの?しかもロングなのに出発時間遅過ぎ オガラ沢にて、さすが沢やの隊長早すぎ置いてかないで〜、蛭を午後2時出発?急がないと〜 、 雨の中の沢歩きは怖いよ〜
と、突っ込みどころ満載ですね
やっぱり鍋割峠から旧鍋割峠間は危険だし一旦1220mまで登った方がいいですかね。毎回苦労します。
南稜は7回くらい登ってますが、ザックには気づきませんでした ビビりますね 次登るとき注意して歩きます
isさんの、蛭ヶ岳に登った後に丹沢山と塔の岳と鍋割山を経由して下山するレポも参考にしましたが、とても真似出来ませんでした。
鍋割峠から旧鍋割峠間はバリエーションルートを行くか一旦鍋割山方面に登るか判断に迷いますが、初心者を連れていない場合はたいてい前者を選択してしまいます。
ザックには隊長も私も最初は気づかなかったのですが、遅れている私を確認するために上から隊長が下にいる私を振り向いたとき、ちょっと離れたところにザックが転がっていることに気づきました。そんなものを見つけて無視するわけにもいかず…。
毎回毎回、計画立案が直前(前夜)になってしまい、準備を整える時間がありません。今回は、それが時間配分の確認をおろそかにするということに結びつきました。山で自己を起こす前に改善しなければ、とは思っているのですが、忙しさにかまけてなかなか実行できません。
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