好天の谷川岳 馬蹄形縦走(白崩避難小屋泊)


- GPS
- 21:09
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,860m
- 下り
- 2,847m
コースタイム
谷川岳ベースプラザ6:30−6:50土合橋登山口−9:45松ノ木沢ノ頭−11:40白毛門12:00−13:20笠ヶ岳−15:30朝日岳−16:00ジャンクションピーク−17:20清水峠/白崩避難小屋
【2日目】
清水峠/白崩避難小屋5:30−6:30七ツ小屋山−7:10蓬峠−8:15武能岳8:30−10:40茂倉岳−11:10一ノ倉岳12:00−13:00オキノ耳−13:15トマノ耳−14:00熊穴沢避難小屋−14:40谷川岳ベースプラザ
天候 | 26日、27日とも晴れ!殆ど風もなく暑いくらいの陽気。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
土合駅の待合室でステーションビパーク。この日は4、5名のグループと、単独の方1人が利用。フラットなベンチの上で就寝、思ったよりも快適。 コインロッカーがあって、あと飲料水の補給ができれば言うことないのだが… 27日の帰りは、15時31分の登り電車には間に合わなかったので、16時発の水上駅行きのバスを利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
谷川岳ベースプラザ〜土合橋登山口(20分) ・谷川岳ベースプラザのコインロッカーに不要なものを預け、登山指導センターの水場で給水。出発前の準備を整える。 ・土合橋登山口までは車道を下る。登山口の駐車場の雪は無くなっていて全面利用できるようになっていた。この日は5、6台の車が止まっていた。 土合橋登山口〜白毛門(4時間30分) ・前半はほぼ夏道で松ノ木沢ノ頭手前から残雪あり。 ・松ノ木沢ノ頭からアイゼンを利用。白毛門直下はクラック多数、クラックを避けながらの登り。 ・途中、地面が露出した場所を横切るが、コースに戻る取り付きが見つけにくい。ほぼ水平に横切ったところからコースに復帰できる。 ・中盤は雪面の急登、白毛門直下は夏道が出ているのでアイゼンを外す。 白毛門〜笠ヶ岳(1時間20分) ・白毛門からは雪面のなだらかな下り、笠ヶ岳への登りで再びアイゼンを利用。 ・山頂直下は夏道、アイゼンを外し山頂へ ★笠ヶ岳避難小屋は使用可。収容人数は3〜4名程度。 笠ヶ岳〜朝日岳(1時間40分) ・雪道半分、夏道半分。午後になり更に雪が緩んで踏み抜きが多くなり、体力が削られる。 ・特に危ない場所はないが、今回のルートで一番疲れた区間。 朝日岳〜清水峠/白崩避難小屋(1時間50分) ・雪が緩んで歩きにくいが、下り主体のコースなので、自然とペースが上がる。 ・クラック、踏み抜きを避け藪を進むこともあり。途中ナイフリッジになっているところもあるが、トレースを辿って進めば問題なし。 ★白崩避難小屋は10名くらいは泊まれそう。今回の利用者は2名のみ。山小屋ほどではないがトイレもあり快適。 1日目のコースは土合登山口から白毛門までの急登、笠ヶ岳から朝日岳の間の踏み抜きが苦しい。特に白毛門直下はクラックを避けながらの登りでコースが分かりにくくなるところもあるので注意。 アイゼン、ピッケルは松ノ木沢ノ下から白毛門直下、笠ヶ岳直下の登りのみ利用。 清水峠/白崩避難小屋〜七ッ小屋山〜蓬峠/蓬ヒュッテ(1時間40分) ・早朝出発だったので、まだ雪がしまっていて歩きやすい。 ・半分以上は夏道を進む。 ・前日のトレースに踏み抜きの跡が多数。午後になると歩きにくいルートになりそう。 蓬峠/蓬ヒュッテ〜武能岳〜茂倉岳(3時間10分) ・武能岳までは約200Mの登り、そこから150M下って、400M弱の登り。 ・周りの景色は良いがこの区間が一番長く感じた。 茂倉岳〜一ノ倉岳〜オキノ耳・トマノ耳(1時間45分) ・茂倉岳から一ノ倉岳はなだらかな稜線。 ・午後になり気温が上がってくると踏み抜きが増える。 ・一ノ倉岳からオキノ耳は雪が残っている場所は踏み抜きに注意。胸まで落ちてやっとつま先が地面に着くくらいのところもあり。 オキノ耳・トマノ耳〜熊穴沢避難小屋〜天神平ロープウェイ(1時間25分) ・トマノ耳を過ぎて肩の小屋からは広い雪原の下り。天狗の溜まり場まではシリセードで楽して下る。 天狗の溜まり場から熊穴沢避難小屋までは夏道がでている。 ・熊穴沢避難小屋を過ぎてしばらく進むとロープを使う登りあり。 ・天神平まではなだらかな雪道をすすむ。 2日目のコースも苦労したのは、午後になっての踏み抜き。一ノ倉岳からオキノ耳までの区間の踏み抜きが一番激しい。 全行程ノーアイゼン。天神からのピストンの登山者は最初からアイゼンを使っていたようだが、急な上り下りもあるがキックステップ、踵を使った下りで特に問題なかった。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック 1 50L
ストック 1
水筒 2 2L+1L
ヘッドランプ 1
ナイフ 1
コンパス 1
地図 1 山と高原地図
ストーブ 1
ガスカートリッジ 1
ライター 1
コッヘル 1
カトラリー 1 スプーン、フォーク
食糧 4食分+予備
携行食
帽子 1
グローブ 1
レインウェア 1
フリース 1
着替え アンダー、靴下、下着
タオル 1
マット 1
シュラフ 1
テント 1
GPS 1
ファーストエイドキット 1
予備電池 単3/単4
エマージェンシーシート 1
携帯電話 1
健康保険証/運転免許証
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感想
GW前半は谷川岳馬蹄形縦走。
以前からやってみたい山行のリストの上位にランクし、昨年、主稜線縦走をした後から機会を待っていた。
ちょうどGW前半の2日、天気も良さそう(さらに奥に機嫌も悪くなさそう)で、実行を決める。
どせならということで金曜の夜からのステーションビパーク、避難小屋泊、節約だけでなくいろいろと試してみることに。
金曜夜は土合駅の待合室でステーションビパーク、この日は5〜6名のグループ(改札の内側に陣取っていた)と、車で来た方1名のみ、フラットなベンチにシュラフを広げ、快適に就寝。
翌日は余計な荷物は、谷川岳ステーションプラザのコインロッカーに預け、6時30分にスタート。
谷川岳は2週間前に登ったばかりだが、わすか2週間でだいぶ雪解けが進んでいた。全行程でも半分は夏道で、アイゼンを使った区間も、白毛門直下と、笠ヶ岳直下の登りの区間のみ。
反面、踏み抜きに難儀した。膝上、股下、ひどいときは胸までずっぽしと...
体力の半分は踏み抜きから抜け出す時に使ったのではないかと思うくらい。
とはいえ、好天に恵まれ、殆ど風もなく、暑いくらいの陽気でコンディションとしては最高の2日間、稜線を歩いていると進行方向も、通ってきたルートもぐるり見回すことができ、キレイな景色を堪能することができた。
宿泊場所にした白崩避難小屋も、管理人が常駐しているわけはないので、山小屋ほどキレではないが、それでも十分快適に過ごすことができた。トイレまであったし。
疲れていたせいもあり19時には就寝、途中1度目が覚めたものの、後は早朝までぐっすりと快眠。
GWということでもう少し、人が多いと思ったが、避難小屋を利用したのは自分の他、お一人のみ、2日目も一ノ倉岳まではすれ違ったのは2名のみで、静かな山行を堪能できた。
オキノ耳までくると人が増えた感じはしたが、紅葉シーズンの人ごみには程遠く、普通の週末程度の賑わいだった。
2日間、結構長いコースだったが満足度の高いコース。
途中、お会いした方の半分は馬蹄形ではなく巻機山への縦走、今度は上越国境線の縦走や、昨年あまり天気の良くなかった主稜線縦走、娘をつれて天神からののんびりピストンもいいな...
などと、次はどうしようか、楽しみである。
コメント
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こんにちは。
多分、一ノ倉山頂で会った者です。ヤマレコでは、STsnowです。
馬蹄形縦走されてたんですか。
大きな荷だったんで、気付くべきでした。
自分の娘達は、山は肌に悪いとパスされます。
うらやましいです。
時々、谷川山系は行くので、娘さんとご一緒の時とか
お会いするかもですね。
スキーでの降下、気持ちよさそうですね。
一ノ倉でお見かけした後も、何人かのBCの方とすれ違いましたが、少し羨ましくもありました。
今年、高校に入学した長女がつきあってくれます。
春休みは瑞牆山に登ってきましたので、GWのうちにどこかに誘ってみようと思っています。
自分も谷川山系によく行きます。(今年は既に3回目だったりするのですが)
お会いできればいいですね。
2014/7上旬に同じルートを辿ろうと思っています。蓬から白樺へ降りようと考えていましたが、かなり雪渓のコンディションが悪いと云う報告もあって懐かしい一の倉から沖の耳方面に考え直しました。60代半ばの二人ですが、参考になる記録を見て良かったです。
tanzawano-ari(ヤマレコ名ari9484dです)
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