丹沢の尻尾を横断(ズナ峠ルート・角取神社奥社ルート・大洞山北面ルート)
- GPS
- 09:01
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,100m
- 下り
- 1,087m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎山道入口〜大ブナ〜ズナ峠(丹沢西端・西道志登山詳細図名:ズナ峠古道痕跡探勝ルート) 詳細図には古道の痕跡を探勝する篤志家向けのバリルートとして記載。 踏み跡やテープ目印もあり、予想よりは歩き易い道でした。 ただし、踏み跡が錯綜してる所があるので、道迷い注意。 ◎ズナ峠〜佐久間東幹線287号鉄塔〜林道綱山線下降点(丹沢西端・西道志登山詳細図名:ズナ峠ルート) 詳細図には経験者向けのバリルートとして記載。 10年くらい前までは登山道だったようで、踏み跡は明瞭でした。上部は一部少し道が悪く、滑り易い所があります。 287号鉄塔から下部は鉄塔巡視路を歩きましたが、入る所が崩壊していて、少し下った所から、崩壊地を横断して巡視路に合流しました。 ※詳細図ではこの崩壊地がある為に通行禁止の表記あり。 ◎角取林道〜作業道入口〜堰堤横断部〜大洞山(丹沢西端・西道志登山詳細図名:角取神社奥社ルート) 詳細図には熟達者向けのバリルートとして記載。 作業道の入口付近が工事の土砂で分かりづらくなってます。また途中も土砂の押し出しや抉れで歩きづらい所が多く、足元注意でした。 堰堤横断部から尾根道の取り付き部も少し分かりづらく、更に土砂が滑りやすく少し難儀しました。 尾根道の下部は尾根が広く、踏み跡も薄い為に分かりづらいです。また稜線まで全て急登な感じで、体力を消耗しました。 角取神社奥社は岩場にあるので、足元注意。 ◎P1366峰 [角取山]〜ゲート(丹沢西端・西道志登山詳細図名:大洞山北面ルート) 詳細図には熟達者向けのバリルートとして記載。 上部は尾根が広く全くの踏跡不明瞭で、GPSを頼りに歩きました。 中部の経路も下草が多く不明瞭でした。 下部の林道状の仕事道は明瞭で歩き易いです。 ☆上記ルートは自己責任で(事が起った時に自らで解決する装備・スキルを持つこと)。地図・コンパス、GPS必須 ◆ その他の一般登山道・林道は割愛。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ガスバーナー
ガス燃料
ポット
カトラリー
カップ
水筒
ディート剤
ヘルメット
チェーンスパイク
ファイヤースターター
ナイフ
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感想
「丹沢の尻尾」とも呼ばれる三国山陵はハンス・シュトルテさんの「続々丹沢夜話」を読んでから、気になってました。
で、普通に一般登山道で三国山陵を縦走しようかと思ってたのですが、「丹沢西端・西道志登山詳細図」を眺めてると、気になるバリ道が三国山陵を横断するように4ルートあったので、歩いてみました。
尚、三国山陵付近はヤマレコのエリア的には「富士・御坂」エリアなのですが、自然科学的には丹沢山地の一部なので「丹沢」エリアに載せました。(ハンスさんも載せてるし)
山中湖側からズナ峠(ヅナ峠)を越えるルートである「ズナ峠古道痕跡探勝ルート」は事前の予想より、踏み跡やテープ目印があって歩きやすく、更に雰囲気の良い好ルートでした。
途中にある大ミズナラと大ブナの木は立派な大木で、見れて良かったです。
小山町側へ下る「ズナ峠ルート」は10年くらい前までは登山道だったらしく、道は明瞭でしたが、一部崩れて滑りやすい所もあるので注意が必要です。
佐久間東幹線287号鉄塔からは鉄塔巡視路を下りましたが、入る所が崩壊していて、少し降った所から崩壊地を横断して巡視路に合流しました。
(詳細図には通行止めの表記あり)
大洞山への登りで歩いた「角取神社奥社ルート」は尾根取付きまでの作業道が思ったより悪く、少し難儀しました。また、後半の尾根道自体も踏み跡も薄く、急登続きで更に暑かったせいか、大変に疲れました。
でも、苦労して下から歩いて塩ビ製の鳥居を潜り奥社に参拝できたので、達成感に浸る事は出来ました。
大洞山からの下りは「大洞山北面ルート」を歩きました。
稜線直下から明瞭な仕事道に合流するまでは尾根が広く踏跡不明瞭で、GPS頼りに歩きました。道迷いの心配はありますが、緩斜面なので危険な感じはないルートでした。
三国山陵付近の地図を眺めてると、詳細図には記載の無い破線ルートがまだまだ多くあるので、楽しみがまた一つ増えました。
コメント
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ヅナ峠で交差するバリエーションルートは、私が富士箱根トレイルを歩くたびに気になってきた道ですが、ここを歩いた山行記録はほとんどなく、とても貴重です!嬉しいです😂
小山町が富士箱根トレイルを整備した頃(2010年頃?)は、南東側の富士スピードウェイに降りる道はまだ公式のハイキングコースのひとつでしたが、その後に一部が崩落して通行止め扱いになり、ほとんど歩く人もいなくなりました。
最新の状況がわからないので歩くのが不安、富士スピードウェイに降りた後の交通の便が悪い、立山方面へ歩く道の方が森林が気持ちが良い…ということで、ずっと気になりながらこれまで歩く機会がありませんでした。
でも時々ヤマレコの「地図検索」でヅナ峠付近を詳細検索して「誰か歩いていないかなー」と調べてはいたんです。なのでartpanoramaさんの記録がとても嬉しいです。
1/25000地形図にはヅナ峠から北西方面へ下る破線が延びていますが、実際にヅナ峠に行くと踏み跡はまったく見当たらず、完全に自然に戻ってしまったのだろうと思っていましたが、「ズナ峠古道痕跡探勝ルート」と命名されたルートがあるのですね!初めて知りました。緑の美しい好ルートとのことなので、私も歩いてみたくなりました。というか、多分、近々歩きます。
私はヅナ峠を横断するVルートがあるのを知ったのは、「丹沢西端・西道志登山詳細図」とヤマレコの足跡でして、予習の為にヤマレコ地図検索の高精度圏検索を足跡にかけても、なぜかフリーズして検索できなかったので、少し不安になりつつも歩きましたが、意外と踏み跡やテープ目印があって拍子抜けしました。
「ズナ峠古道痕跡探勝ルート」はレコの通りで、途中、踏み跡が錯綜してたり薄くなる所もありますが、山慣れた方なら問題の無いルートだと思いました。
下りで歩いた「ズナ峠ルート」は富士スピードウェイに下るのが本来の登山道だったようで、私は途中で鉄塔巡視路を歩きました(入るところが崩壊していて少し危険でした)。富士スピードウェイに下る道の方が、やはり踏み跡ははっきりしている感じでした。
コメント、ありがとうございます。
自分の拙いレコがお役に立てて嬉しく思い、今後の励みにもなります。
昨日、やっとヅナ峠からのバリエーションルートを歩いてきました😃
出発前にこの山行記録を読み返して臨みましたが、やはり「写真で見たのを覚えている」のと現地で自分の目で見るのとでは大きな違いがあり、また、大崩落地で堰堤工事が進んでいて様子が変わっており、渡れそうな場所を見つけるのに時間がかかって焦りました。
帰宅後、気になって過去に小山町が発行していた富士箱根トレイルの地図を探してみたところ、980m地点の鉄塔付近から南西に折れていました。地形図では直進するルートが載っていて、現地には南東方向へ踏み跡が続いていましたが、南西に折れるのが「正解」のようです。当時はまだ崩落しておらず楽に鉄塔巡視路に入れたのだと推測します。
このヅナ峠ルートは10年以上私の宿題帳に載っていたルートです。ようやく達成できて嬉しいです。まーとぴさんのこの記録が役立ちました。お礼申し上げます。
ヅナ峠ルート、歩かれたのですね。
確かに写真で見たのと、実際の状況は違いますよね。私もレコで予習していても、違う事がままあるので、その場で臨機応変に対応することができる力を養う事が大事だと思います。
980m付近の鉄塔から南西に折れるルートは「丹沢西端・西道志登山詳細図」にも記載されていて、それを元に歩きました。仰られる通り、980m付近からは鉄塔巡視路を辿るルートだと思います。
山行、お疲れ様でした。
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