幌尻岳 新冠陽希コース
- GPS
- 49:47
- 距離
- 41.6km
- 登り
- 2,540m
- 下り
- 2,523m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 4:54
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 8:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
携帯トイレ
|
---|
感想
過去山行記録です。
2021年7月22日~24日
海の日、スポーツの日を合わせて4連休となった7月の連休。1日有給を足して北海道は幌尻岳を狙ってきました!
五日間もあってたった一座しか登れなかったわけですが、何しろ遠い山なのです。
今回僕らが選んだルートは「新冠陽希コース」と呼ばれていて、新冠市内から未舗装林道を40km2時間掛けてイドンナップ山荘まで車で移動します。
その後は北電管轄の徒歩のみ許されている林道を19km歩いてベース基地となる新冠ポロシリ山荘まで歩いてやっと幌尻岳への登山口となるわけです。
ここの林道と幌尻岳の往復を日帰りでやってしまう健脚な方もいるはいるようですが、自分らには到底無理なため新冠ポロシリ山荘で2泊しての行程で歩いてきました。
今回北海道に行くにあたり、出来るだけお金を掛けたくないと言うのがあり、一番安く済む方法が自宅から八戸まで自走してフェリーで海を渡るという方法でした。
千葉からだと本来なら大洗から苫小牧までのフェリーのが便利なのですが、夕方便の場合19時45分の出港なため、仕事の業後の自宅から出発では間に合いません。
深夜便の場合は1時45分の出港ではありますが、現地に到着が19時45分となり、その日はもう何も出来なくなります。
その点、八戸からのフェリーだと千葉から自走して翌朝8時45分出港のに充分間に合う時間で移動でき、苫小牧港への到着は16時00分と、現地での山籠りの準備する時間も申し分ない時間帯で行動出来るのです。
何よりも距離の関係もありますが八戸フェリーのがお安いのも魅力でした。
7月21日朝の苫小牧行きフェリーに無事に乗ることができて定刻通り16時に苫小牧へ。
そこから車で新冠まで移動してその日は道の駅で車中泊しました。
翌日はイドンナップ山荘まで車で移動。市内から2時間半程掛かるようです。
未舗装な林道で普通車でも問題なく通行出来ると聞いてましたが出来れば車高の高い車の方が安全に走れると思いました。未舗装に入ったところから先はauもdocomoも圏外となるため故障した場合に救出を求めるのも容易ではないためです。
およそ2時間程未舗装を走るとイドンナップ山荘に到着。
そこから準備していよいよ19kmの林道歩きが始まります。
イドンナップ山荘から300mくらい歩くと早速一つ目のゲートが現れます。左右あるのですが、左は発電所施設と思われます。山へは右のゲートを行くのです。
ザック背負ったままでは通過出来ませんので下ろして受け渡ししながら通過します。
しばらく歩くと「ポロシリ山荘まで15km」の標識。5km刻みでこの標識が目安となります。
またしばらく歩くと2つ目のゲート。こちらはこのコースを歩く殆どの人が載せている回転式の通過ゲートです。
デブのワタクシには少しばかりキツイのですが、なんとか通過出来ました。
19kmと言いますが実際は18kmあるかな?くらいなわけなのです。とは言え小刻みなアップダウンもあるため
結構疲れます。ポロシリ山荘まで大体5時間くらいかかりますかね。
7時に出て12時前に到着と大体5時間程掛かりました。
新冠ポロシリ山荘ですが、現在人数制限をしているようです。そして事前申込制となっております。
定員で考えると40人程入れそうですが、コロナ禍のこの状況ですから多くて25人程に絞っているようです。
(山荘のウェブページを見る限り自分のイメージでは20人で制限している風に見えます)
自分達が泊まった22日、23日は両日とも満員となっておりましたが、実際はそこまでぎゅうぎゅうでもなく
快適な小屋泊まりさせていただくことが出来ました。
さて23日はいよいよ幌尻岳へと登ります。
どうも例年とルートが少しばかり違うところがあるとのことで、登りで大体5時間を要するとのこと。
前日に登ってきた方の話によると平均的には往復9時間程度掛かってる感じでした。
自分たちは歩くの遅いので3時スタートとしました。
日の出前なのでヒグマの恐怖に怯えながらの登山スタートとなりました。
結果的には会うことはなかったけれど、スタートから10分ほどの沢の脇を歩いている区間で
ガサガサガサ!!(草の茂みから逃げる音)ジャブジャブジャブ!!(沢を渡る音)
という、決して小さいサイズではない獣の逃げる音は聞いております。
シカなら良いけどね。クマだったらと思うと結構笑えない(;´Д`)
このルート唯一「徒渉」と言える沢を渡るところがありますが、それを超えてからがいよいよ急登の始まりです。
これが笹薮の急登なので本当にすごい!整備していただいてはいるのですが、足元が見えないくらいの
笹だらけでものすごい体力の消耗をします。
風も抜けないのでとにかく我慢の登りをぐっと耐えながらのため、何度も足が止まってしまうのです。
「中間点」の看板のあたりでやっと明るくなってきました。
そこからも藪漕ぎは続き、雪渓があった沢まで続きます。
雪渓があった沢では冷たい水が補給出来るのでたっぷり補給しました。
念のためろ過しての補給ですが。
そこからも急登は続きます。
お花畑となり目を楽しませてくれるので、それを楽しみながらとにかく上に見える大岩を目指します。
結構近いようで遠い区間です。ぐっと耐えながら大岩の横まで来るも、最後に70mくらいまだ上に登らないと
糠平川コースとの合流地点までは距離があります。
それを耐えて初めて緩やかになってまもなく山頂でした。いやはや大変な山でした。
山頂にはチロロ林道側から来た健脚者な方々がいっぱい。
日帰りチロロな方も、稜線幕営チロロな方もとにかく僕らよりキツイはず。凄いです。
当初は幌尻岳下山したらそのまま林道歩いてその日のうちに町に戻る予定だったのですが、
あまりの急登にへばりました。なので新冠ポロシリ山荘でもう一泊しました。
山荘へは12時前に着いてたので頑張れば何とか18時前には車に戻れましたが・・・無理してもいいことないですからね。
もう一泊して体力回復した状態で林道を歩いて車へ戻りました。
体力回復していても小刻みなアップダウンと18kmほどの長い林道歩きは堪えました。
やはり無理しないで2泊3日行程にして良かったと思います。
下山後はレコードの湯にてお風呂頂戴してゆっくりと過ごし、21時45分の八戸行きのフェリーに乗って帰宅。
折角の連休に1座しか狙えませんでしたが、価値ある1座でもありました。
幌尻岳・・・大変な山でした。
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