記録ID: 4423741
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
日光連山縦走(女峰山〜小真名子山〜大真名子山〜男体山)
2022年06月23日(木) [日帰り]
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体力度
9
2~3泊以上が適当
- GPS
- 15:57
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 4,093m
- 下り
- 3,425m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 14:22
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 15:57
距離 34.2km
登り 4,093m
下り 3,431m
3:04
28分
スタート地点
19:01
天候 | 曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
トイレがあるものの、主要道路に面していて通行が多く明るいので車中泊にはあまり向かないです。 東武バス 二荒山神社中宮祠19:51→安川町20:32(西参道入口の一つ先)¥1150 https://www.navitime.co.jp/bus/diagram/timelist?departure=00078304&arrival=00078283&date=2022-06-24&hour=3&departure=00078277&arrival=00078304&line=00021677&from=bottom.search.area |
コース状況/ 危険箇所等 |
西参道駐車場〜八風 二荒山神社左を回り込むように登山道へと入ります。 暗闇ではわかりづらいので、進行方向の確認を怠らないように気を付けたいです。 黒岩尾根は所々酷く伸びた笹薮が多く、山行当日ヒルもいました。 八風〜女峰山 八風より石までの区間は視界の開けたガレ場です。 山頂直下のガレ急登は体力を要する区間です。 登山開始から女峰山までがとても長く、女峰山単体でも既にお腹いっぱいのロング山行となります。 女峰山〜小真名子山 帝釈山を過ぎると鬱蒼とした樹林帯の下りが長く続きますが、一部倒木で荒れているので足元に気を付けたいです。 鞍部の富士見峠からはガレ場の急登でこちらも体力を要します。 浮石も中にはあるので落石に注意。 小真名子山〜大真名子山 鷹ノ巣までの下りは非常に急斜面なので足元に注意。 小真名子山ほどではありませんが、大真名子山への登り返しも同じく体力を要します。 大真名子山〜志津乗越 ダラダラと樹林帯の下りが続きます。 志津乗越手前は完全な藪漕ぎとなっていました。 志津乗越〜男体山 標高差700mを一気に登り返す最も過酷な区間で、ロングで疲れ切ったなかで最後にもう一度大きな山を登り始める感覚で、相当な体力、精神力が要求されます。 志津乗越避難小屋は二階もあり、広くて大変清潔でした。 男体山〜二荒山神社中宮祠 表参道のほうが標高差1200mと大きいため、最後の下りは意外と長いです。 ゴロ岩が多いので転倒に気を付けたいです。 四合目から三合目までは舗装路歩きです。 |
写真
下道走行2時間半で22時過ぎには西参道近くの日光市営第一駐車場に着きました。
主要道路に面していて交通量が多く明るいため、予想外に車中泊に向いていません。
山側に向き直して4時間程仮眠します。
起床後出発時の写真です。
主要道路に面していて交通量が多く明るいため、予想外に車中泊に向いていません。
山側に向き直して4時間程仮眠します。
起床後出発時の写真です。
ヘッデン解消となり、ザックにしまおうとすると、なんということでしょう。
右手薬指がヒルに噛まれて出血してしまいます。
初めてのことで奇声を上げてしまいましたが、薬指と言っても薬を出せるわけではありませんので、とりあえず女峰山を目指しましょう。
右手薬指がヒルに噛まれて出血してしまいます。
初めてのことで奇声を上げてしまいましたが、薬指と言っても薬を出せるわけではありませんので、とりあえず女峰山を目指しましょう。
ここまで6時間弱もかかってしまいました。
2週前の谷川主脈でも感じていた体力の低下はやはり間違いではなかったようで既にきつい歩きでした。
この時点で17時台のバスは諦めて19時台の最終バスに標準を合わせてゆっくり休憩することにします。
2週前の谷川主脈でも感じていた体力の低下はやはり間違いではなかったようで既にきつい歩きでした。
この時点で17時台のバスは諦めて19時台の最終バスに標準を合わせてゆっくり休憩することにします。
最終峰男体山へはなんと標高差700mの急坂が待ち受けています。
まさに縦走と言っても過酷なロングを歩き終えた上でもう一度大きめの山を登るような感じで、正直このルートは狂っています。
まさに縦走と言っても過酷なロングを歩き終えた上でもう一度大きめの山を登るような感じで、正直このルートは狂っています。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
着替え
日よけ帽子
サングラス
ゲイター
靴下
軍手
予備手袋
雨具
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
虫除け
コンパス
ヘッドランプ
ハンドライト
予備電池
地図(地形図)
携帯
保険証
時計
タオル
カメラ
マスク
|
---|
感想
今回の日光連山縦走は少なくとも本年初めには既に上半期の大目標として計画していて、そこに向けてのロングも意識して歩いていました。
さらに先月高山〜黒檜岳の縦走後は駐車場付近も下見していました。
真夏の日光は暑すぎて、時間的に渋滞しないだろうけど紅葉時期はなんとなく敬遠したい、そうなると休みの日程的に今回がラストチャンスかもしれない、と思い曇主体でしたが決行しました。
梅雨ではありますが、本格的に暑くなりすぎる前で日の長い夏至付近といい時期だったと思います。
最初の女峰山までが既にロングで、序盤でヒルに噛まれて出血してしまいました。
因みにヒル恐怖症はレコ作成している今現在も続いていて、ヒルを持ち帰ってきたのではないかとビクビクしています。
中盤の小真名子山、大真名子山を経て疲れ切っているなか、志津乗越から再度登り上げる巨大な男体山は当然厳しい歩きで、山頂に辿り着いた時は久々に感動しました。
5年ぶりの男体山も懐かしく思いました。
師匠であるOhMy_Naruさんの影響が大きいルートで、他の方も含めて参考にさせて頂きました。
皆さん尋常じゃない超健脚ハイカーばかりです。
写真コメントでも書いている通り、正直明らかに体力が低下していますので、とてもこれで肩を並べたわけではありません。
実際に歩いてみて、確かに谷川連峰馬蹄形縦走を上回る体力レベルだと感じました。
今まで歩いた中では笠ヶ岳〜弓折岳周回に次ぐ2番目のきつい山行でした。
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コメント
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やりましたね〜凄いです!日光連山縦走おめでとうございます!
前回のレコで”日光の縦走”と書かれていたのでまさかと思っていました
オーマイさんのレコの中で間違いなく一番きついコースでしょう
師匠並みに拷問度を上げて来られて下半期もますます目が離せなくなりました
ゆっくり体を休めてください。ほんとお疲れさまでした
今年は年始から日光連山縦走を上半期の大目標にしていました。
これからの夏本番はもっと他のところに行きたいし何よりも暑すぎるので、もうここしかないというタイミングでした。
OhMyさんも言われている通り馬蹄形より明らかにきつく感じました。
最後の下りももうなんでもいいから早く終わってくれと思っていました。
体力をもう一度作り直したいと思いつつちょっと暫くはここまでのロングはいいかなとも思っています。
じっくり拝見させていただきました。いやはや拷問級を超える「あり得ないレベル」の完遂おめでとうございます。
昔このコースをオーマイさんのレコで見たときに、即却下となった案件です。無尽蔵の体力だけでなく「精神力」を持ち合わせていないと完遂できない挑戦だったと思います。
序盤のヒルについても、よく集中力を切らしませんでしたね。このメンタルの強さは流石・・・としか言葉が出ません。
本当に男体山への登りは狂ってると思いました。
女峰山の時点で撤退も過りましたが、ヒルがいる黒岩尾根からの縦走をもう一度歩きたくないという思いが最後まで勝りました。
何度も歩きたくなるような気持ちのいい絶景稜線だったら逆に断念していたかもしれません。
感動させて頂きました!
私もナルオさんのレコを思い出しましたが、このとてつもないコースを序盤でヒル被害にあいながら撤退しない、しかもソロで、その精神力は尊敬に値します。
ゆっくり休んで下さい。
因みに太田市内のアバンセは私の庭ですw
今まで運良くか気付かなかったのかヒル被害にあってなかったので、縁がないと思っていましたので焦りました。
idatenさん達が、以前ヒル被害にあったことをすぐに思い出しました。
いまだに筋肉痛もですが、ヒル恐怖症が抜けなくて体中やたら気になってしまいます。
大田市内のアバンセは近いところにあるのでもしかしたらと思い載せましたが、やはり庭でしたか。
レコを拝見させて頂きただ感嘆するばかりです。
生憎の天候に笹藪地帯、ヒル攻撃など前半戦から体力、精神力も削られていくことが写真を見て伝わってきました。男体山に登頂した時の満足感は計り知れないことと思います。
体力が落ちていると書かれていますが、そもそもこのルートを歩ききるのは並大抵の体力ではないですし‥(笑)
たまにダジャレの入ったレコ楽しませて頂いています。お身体ゆっくり休ませて下さい。
本当に絶対に撤退しない精神力が要求されますね。
というか単純にヒルがいる笹薮地帯をもう一度歩くのが嫌なだけですが。
ちょっと体力の低下から過去踏破してきた方達に恥ずかしいくらいの亀足になってしまったので、夏の遠征の見直しが必要かもしれません。
逆に私でも踏破できたのだからと今後挑戦者が増えるかもしれません。
お疲れ様です。
久しぶりにサイトを覗かせて頂きました。
この度は、日光連山日帰り縦走の完結おめでとうございます。
相変わらず、勢いもあり、パワー、タフさを兼ね備え、また落ち着きのある流れの個性的な歩きに魅了されてしまいます。
この時期、暑さも厳しくなり、発雷確率も上昇することから、リスクのある環境下での達成感であったと思われます。
今回高低差1800m稼ぎの序盤戦、過酷な黒岩尾根でのヒルの奇襲的な惨劇は、その後の縦走継続において、非常に神経質にもなりますし、メンタル的にもテリブルな出来事であったと推測されます。
私的には、藪漕ぎでマダニに刺される衝撃を体験済でしたが、ヒルナンデスの方が恐怖ですね。
この日光連山縦走を完結させたのが、2016年かと思っていましたが、2015年5月でした。
その頃に影響を与えていたのかもしれませんが、今は山から遠く離れており、全くお恥ずかしい限りです。
この日光連山縦走を上回る「笠ヶ岳〜弓折岳」周回を既に、落山させていることから、逆に物足りなさを感じられたかもしれませんね。
私的には、約7年半の山行経験の中で、一番キツく、過酷で厳しい日帰り縦走でした。
tididiさんは、既に神の領域を超えているハイカーだと感じますので、今後ともお怪我のないよう、本来お持ちの個性的なスタイルを貫きながら、無理なく山ライフを楽しんで頂ければと思います。
いつの日か山を再開させる機会がありましたら、是非、山の世界をイチからご指導して頂けたら幸いです。
立派なレコを拝読させて頂きました。
上半期の総決算、お疲れ様でした。
Thank you very much.
Best Regards,
OhMy_Naru
OhMyさんからこのような言葉を頂けて感動です。
熊には気を付けてましたが、ヒルは正直未経験だったので他人事だと思ってました。
焦りましたし、なによりその後が本当に神経質になりました。
OhMyさんのレコがあったからの挑戦でしたし、当時は無理だと思いましたが、関東人として何れは達成したいと思っていました。
実際に歩いてみて確かに間違いなく馬蹄形よりきついというのがわかりました。
また、ロングを歩くと明確に体力が落ちてることがわかります。
OhMyさんの日光連山縦走は印象深かったので、7年も前だったことも信じられません。
ありがとうございました。
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