金剛山キャンプの後に葛城山へ
- GPS
- 08:30
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,280m
- 下り
- 1,681m
コースタイム
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 3:18
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 4:44
天候 | 曇りのち雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:近鉄御所駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
金剛山のカトラ谷は荒れ気味だった。葛城山の櫛羅の滝コースは路面がかなり掘れていて,下りにくかった。 |
写真
装備
個人装備 |
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
調理器具
ライター
レジャーシート
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
傘
カメラ
ポール
シェラフ
テントマット
|
---|---|
共同装備 |
テント
ランタン
タープ
|
感想
2022年6月25日(土)〜26日(日)に友人と金剛山にキャンプに行った。その友人とは昨年(2021年)の秋に一緒に金剛山キャンプをしようと言っていたが,都合がつかず断念していた。そして,今回やっと一緒に金剛山キャンプに行くことができた。
梅雨の時期なので,事前の週末の天気予報はころころ変わったが,最終的に土曜日は午後から雨,日曜日は曇りになりそう,という予報だった。でも,今回は北アルプスでテント泊をする練習を兼ねていたので,少々の雨なら決行しようということになった。行き先は金剛山のちはや園地にある金剛山キャンプ場。2021年11月の時と同じように,南海電鉄で河内長野駅まで行き,隣のビルの地下1階にあるスーパーで食材を買った。買ったものは,牛肉,豚肉,缶チューハイ,エリンギ,カット野菜,焼肉のタレ,だった。塩,コショウ,オリーブオイルは家から持っていった。
河内長野駅前からは金剛山ロープウェイ行の南海バスで金剛登山口に向かった。河内長野駅前のバス停は「3番」のバス停で,すでにバスが待っていたので,午前10時の金剛山ロープウェイ行きのバスに乗れた。そのバスは国道310号線で五條市に向かい,途中,楠翠台,楠台の中を走り,再び国道310号線に出て,小深から府道214号線,府道705号線と走って金剛山ロープウェイ前駅のバスターミナルに向かう。今回は金剛山ロープウェイ前駅よりも手前の金剛登山口までバスに乗った。そこから千早本道を行こうと思っていたが,せっかくなら登ったことの無いルートを行こうとなり,カトラ谷経由で金剛山に登ってみた。
金剛登山口バス停に着いたのは10時半頃だった。今回はカトラ谷に行こうとなったので,まずはセトに向かい,途中でカトラ谷に入った。セトへの道は沢沿いの林道を行き,カトラ谷との分岐の近くでまず林道と分かれる。木の標識に手書きで行き先が書いてあるが,セトへの道はちょっと間違いやすい感じがした。登山口から一定のペースでできるだけ止まらずに,と思って登ったが,今回は暑さもあるのか,とてもしんどくて,何度も立ち止まってしまった。カトラ谷が若干難しい,というのもあるかもしれないが,やはり一番は荷物の重さかな?
カトラ谷では,滝の横を登ったり,はしごがあったり,ロープやスリングの補助が必要なところがあったり,結構楽しいコースだった。また,倒木などが下流に行かないようにネット状の柵(?)みたいなのがあったが,そこは左側から巻いて乗り越えないといけなかった。さらに,上の方に行くと,ルート近くが崩落したところがあり迂回路があったが,そこが若干わかりにくくて迷いかねないなぁ,と思った。それでもなんだかんだで,2時間ほどで山頂広場に着いた。いやぁ,疲れた。
山頂広場では,休憩を兼ねてライブカメラに写っておいた。そこら転法輪寺に向かい,途中,トイレ休憩の後,売店前の自動販売機で飲み物を追加した。そこから転法輪寺,葛木神社を経由して,伏見峠近くのキャンプ場を目指した。途中,一の鳥居の先で左上に登って湧出岳の一等三角点に寄っておいた。また,ちはや園地にかかる辺りにある大阪府最高地点にも寄っておいた。さらにちはや園地に入ってすぐにある展望台に登って周りをみておいた。
展望台からちはや園地内の散策路を歩き,休止中の香楠荘前に出た。そこはすぐ横に星と自然のミュージアムがあるので,ミュージアムに寄っておいた。それからキャンプ場の管理事務所に行って宿泊の受付をした。今回もサイトは A-13 で,前回と同じ場所だった。
キャンプ場に着いたのは午後2時頃だった。天気予報だと午後3時頃から雨で,午後5時頃には止みそうな感じだったので,とりあえず遅めのお昼ごはんを食べることにした。そこで,Aサイトの炊事場の屋根のある所に陣取って,買ってきた肉やらエリンギやらを焼いて食べた。味付けは主に焼肉のタレを使った。最初は牛肉を食べ,次にエリンギを炒め,豚肉を食べてから野菜炒めを作った。ご飯はアルファ米をお湯で戻したものを食べた。やっぱり山の上での焼き肉はいいねぇ。チューハイも飲めたし…。
また,同じ日に大学生の集団が泊まると管理事務所で聞いていた。我々がうだうだ食べていると若人の集団が来た。どうやらその手段が件の大学生みたいだった。彼らはまずテントを張りに行き,その後でまとめてパスタを作ると言って,お湯を沸かし始めた。さすがに 3kg のパスタを茹でるのは大変みたいだった。話を聞くと,彼らは立命館大学のワンダーフォーゲル部の山岳チームということだった。例年,1学年は3〜5名程度なのに,今年は1回生が15人も入った,と言っていた。
大学生たち食事の用意を始めてからしばらくすると予報どおりに雨が降り出した。しかし,予報よりもかなりきつい雨だった気がする。屋根のある炊事場のテーブルでも,端に近い部分の椅子は雨でびしょびしょになってしまった。風もあったからねぇ。我々はお腹いっぱいになって休憩してる時だったので,すぐに内側に移動して,荷物が濡れるのを避けておいた。
ある程度お腹が満たされたら少し暇になってきたので,薪を買って焚き火をすることにした。そのためにわざわざ焚き火台を持って行ったしね。今回はピコグリルのバッタもんを持ってきた。薪は大きめの束(一束 800円)を買った。着火をどうするか迷ったが,樹皮がついていたので,それを剥いで火種にして火をつけた。火はチビチビバーナーでつけた。一度火がつくと,薪を適度に投入すると火は維持できた。頻繁に火吹き棒で空気を送り込んだけどね。ある程度薪で遊んでいると,雨がやんでテントを立てられそうになってきた。そこで,焚き火を放置してテントを立てに行った。
今回は雨に降られるかも,と思っていたので,二人用のテント以外に軽量のタープを持っていってみた。実際にはテントの出入り時の際には雨に降られなかったので効果はわからないが,あのテントの小さな前室よりは遥かに快適な感じだった。テントを張り終わって炊事場に戻ると,焚き火が消えかかっていた。そこで,火吹き棒でガンガン空気を吹き込むと,そのうち火が復活したので,薪を全部消費するまで炊事場にいた。最終的には午後9時前にお開きとなった。
テントは二人用だが,荷物スペースはないので結構狭く感じた。寝る時には互いに逆向きになり,各々が足の下に荷物をおいて寝た。足元の狭さ意外はまあまあ快適だった。でも,あの足元の狭さはちょっとしんどい感じがした。
2日目は午前5時頃に目が覚めた。そこでトイレに行き,さっさと朝ごはんを食べることにした。今回の朝ごはんは友人が持ってきたビバークレーションだった。期限が迫っている(微妙に期限切れ?)ビバークレーションを消費したい,ということだったので,食べることにした。味はカレー味だった。そのほかに前日食べきれなかった牛肉の残りも食べた。朝からお肉もいいねぇ。
その後スティックコーヒーを飲んでいると,なんとなく雲行きが怪しくなってきたので,さっさとテントを撤収することにした。当初は,10時のチェックアウト前に山頂広場の方まで散歩に行って,後でテントを片付けようと思っていた。しかし,できれば濡れる前に撤収する方がよさげだったので,急いでテントを撤収した。テントやその他の荷物を抱えて炊事場の屋根のあるところに戻ると,まあまあしっかりと雨が降ってきた。いやぁ,間に合ってよかった。
予定外に早い時間に撤収してしまったので,その後どうするかが問題になった。当初は10時前に撤収して,念仏坂を下ってバスで河内長野に戻ろう,と思っていた。しかし,今回はかなり早い時間にチェックアウトしたので,せっかくだからとダイトレ(ダイヤモンドトレール)を逆行して,大和葛城山に登ることにした。雨はすぐには止みそうになかったので,レインウェア上下を着て,ザックカバーをつけて下った。雨は言うほど大したことはなく,また路面もそこまでひどくならなかったのでよかったが,いかんせん暑くて,登山道から林道に出る頃には汗でびしょびしょになってしまった。私があまりに暑そうにしているので,みかねた友人がザックの交換を申し出てくれた。かなりべばっていたので,今回はお言葉に甘えてザックを入れ替えてもらった。友人はいいトレーニングになる,と言っていた。軽いザック効果は絶大で,かなりラクに歩くことができた気がする。最終的には次の葛城山の下りの残り1/3ぐらいまで友人が重いザックを背負ってくれた。いやぁ,ありがとう〜♪ 金剛山の林道に出る頃には雨もほぼ止んだ感じだったので,水越峠手前にある東屋でレインウェアの上下を脱いでおいた。また,林道途中の水場で水を汲んでおいた。
水越峠から先はかなり急登で葛城山に登る。何度か下ったことはあるが登ったことはなかったので,いまいち距離感がわからなかった。途中,何度か傾斜が緩い箇所があり,そのたびに「もう急登は終わり?」と思ってしまった。実際には水越峠から葛城山の山頂までほぼ1時間かかった。やっぱり長いねぇ…。また,葛城山の山頂に着く頃にはすっかり天候は回復していた。そのためかなり蒸し暑くなっていて,とても疲れてしまった。葛城山の山頂で写真を撮った後は,さっさと下山することにした。ルートは櫛羅(くじら)の滝へ下るルートにしてみた。しかし,そのルートは,途中,雨水で削られてすごく深くなった部分があり,至るところで迂回させられた。なんであそこまで掘れるのかなぁ?
それでもなんとか1時間ほどで登山口にあたる葛城山ロープウェーの駅にたどり着いた。もしいい時間にバスがあれば乗りたい,と思ったが,20分ほどまでに出たばかりで,次のバスは2時間近く後だった。仕方ないので,暑い中を近鉄御所駅まで歩いた。疲れた足と重い荷物を背負っている身にはなかなかにしんどい行程だった。ここでもほぼ1時間で近鉄御所駅に着いた。暑かったので,思わずすぐそばのパン屋で売っていたソフトクリームを食べてしまった。
近鉄御所駅からは,尺土駅に向かい,そこから近鉄南大阪線であべの橋に向かった。友人がご飯を食べたいというので,別の友人にいいところがないかを聞いたところ,スタンドぶじ,を勧められた。スタンドふじとふじ子は梅田と天王寺にあるが,天王寺の店はルシアスビルの地下1階にあった。しかし,行った時には4組ぐらい並んでいたので,今回は諦めて近くの定食屋に入り,友人はチキン南蛮と生ビールを,私は鶏の香草焼き定食と生ビールを注文した。そこでしばしうだうだしながら「反省会」をしてから帰路についた。
今回は重い荷物を背負って金剛山でキャンプをしてみた。キャンプ自体はそこまで大変ではなかったが,焚き火台とかいろいろ余計なものを持っていったせいで荷物が 17.5kg になり,暑さもありものすごくへばってしまった。言い換えるといいトレーニングになったかもしれない。これで夏に北アルプスでテント泊できるかなぁ???
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