山頂周回は花グルグルでウッシッシ〜😁
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- GPS
- 11:14
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,512m
- 下り
- 1,498m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 11:11
天候 | 登山口は雨・中腹はガスガス・山頂は晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
札幌の部屋〜道道3・R274・日勝峠・R38〜新得町※1〜道道718〜トムラウシ温泉※2〜ユウトムラウシ林道・第二支線〜短縮コース登山口 【駐車場】 短縮コース登山口 (3箇所に別れて60台くらい。トイレ有) (5:30過ぎ着で40台弱) 【復路】 新得町まで戻る※3〜R38・R237〜美瑛町※4〜美瑛駅前※5 ※1:食糧調達・銭湯 ※2:前夜車中泊・メンバ合流 ※3:銭湯 ※4:食糧調達 ※5:翌日山行のため車中泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【短縮登山口(a)〜温泉コース分岐】 林道の終点から平らな山道へ入る。 ダケカンバと笹の道をゆるゆる登る。 【〜カムイ天上】 分岐点から少しだけ勾配が急になるが、植林が全く無い原生の森を登っていく。 木道・木段を交えて整備は良いが保水の多い森のため沢状の道も多い。 少しぺったりな天上ポイントは森の中。 【〜コマドリ沢出合】 ほぼ横のゆるゆるアップダウンは泥濘みが多い。 長々と標高を稼いだあたりで一気にコマドリ沢まで急降下。 沢音がする谷に至って並行して谷を登る。地図では降下ポイントからトラバースできそうな地形だが、道を作った時に何かの障害があったのだろうね。 谷を渡るポイントが出合。道標は「分岐」と記されているが、旧道は面影もない。 【〜前トム平】 徒渉後は支沢の源頭部にあたる谷へ。すぐに雪渓谷になり、薄くなった雪上を急登する。 細長い急斜面の雪渓途中で左岸側へ抜けて、大きなガラの広い斜面を登り、樹林限界とともにガラ場の大幅なトラバースをして直登した肩が前トム平。 晴れてたらゆったりしたくなりそうな花々の肩であった。 【〜トムラウシ公園】 いかにも火山の前トムを越して、さらに大岩の斜面をトラバース調で登ったら、トム山を見上げるポイントに出るがガスガス。 小刻みなジグザグで下ったコルが公園にあたるが、もちろん市街の公園のような整備はなく、うれしくなるような自然の箱庭。 【〜南沼キャンプ指定地(b)】 本峰の肩にあたるキャンプ指定地まで登りは急上昇直登の途中から斜めトラバース調。 下りてきたオジサンの「ピークは晴れてて、旭岳までバッチリ!」のニコニコ顔にモチベーションも急上昇。 トラバース手前に空はブルー! キャンプ地手前の分岐でコバルト色。 【〜△トムラウシ山】 キャンプ分岐点からは古い火口壁にあたる岩山登り。 岩稜の各所でフサフサと咲くのはチングルマがメインだが、蝦夷の花々が散らす。 地獄から天国へ彩りを変えようとするプロセスのよう。 ラストの急坂の乗越してピークに立つと、大雪山系の主脈がゼブラ模様でバーン! 【〜北沼】 北へ向かうピーク尾根を辿っていくが、途中で東側のルート(バリ)を選んでしまった。 丹沢のバリルートで知り合った3人だけに、北海道に来てもバリがお似合いか・・・(;^_^A 北沼の南岸は分厚い雪渓が残り、その周りはチングルマだらけ。 【〜(b)】 山頂直下の南下周回ルートは花だらけと沼の回廊。 岩礫地帯は花の彩りで地形よりも天国に見える。 【〜(a)からの道で戻る】 登ってきた来た道を戻る。 コマドリ沢下からの登り返しはカンベンしてくれ〜 |
その他周辺情報 | 【温泉】 新得駅前温泉 (420円、アメニティ無し、トムラウシ温泉の湯を使用) (登山口下にトムラウシ温泉があるが、買物と移動の関係で新得町へ) 【買物】 新得町の中心部にスーパーマーケット(19:00まで)とコンビニがある。 早めに無くなり、18:30くらいで惣菜はほとんど残っていない。 |
写真
数年前、同じ場所で山友さんが無背景の記念写真をお披露目してたのでリベンジ代行〜(^_^)v
これにて、日本百名山92座目ゲット!
花の百名山●●座目ゲット!
北海道百名山●●座目ゲット!!
装備
個人装備 |
ザック:チャチャ35
靴:ツォロミー4
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感想
『山頂周回は花グルグルでウッシッシ〜😁』
7/15(金)、来道してくれたタンザワラーさん(丹沢をこよなく愛する神奈川県民の尊称)2人と合流し、憧れのトムラウシで花まみれな景観を堪能しました(^^)
「午前なら晴れるかも」って予報を呪いたくなるような雨の中、諦めた人や前日山頂泊の人が下ってきて、異口同音に「シトシトです・・・」(~_~;
「ま、せっかくなんで行けるとこまで」ってスタンスで、ミスト状態の雪渓を登り、ナキウサギの声がする岩場を跳び、水玉模様のシラカバ森を抜けたら、クリスタル装飾の花畑が迎えてくれた(^^)
花柄模様の山肌にウハウハしながら「晴れてたらなぁ〜」と祈るような声を出してたらー
ニコニコオジサンが下りてきて「山頂は晴れてるよ〜旭岳もバッチリさー」
ニヤニヤカップルが追いついて「噂では青空が広がってるそーですよ〜」
フワフワガスがながれていって「青い空がすけてるよー」
一気にテンション超アップ!
前を登るパーティも、立ち止るオバチャンも、みんながみんなニッコニコ!
山頂の岩を乗越したら、みんな「おぉー!!」が共通語(^○^)
【ルート】
短縮登山口(a)〜温泉コース分岐〜カムイ天上〜コマドリ沢出合〜前トム平〜トムラウシ公園〜南沼キャンプ指定地(b)〜△トムラウシ山〜北沼〜(b)〜(a)からの道で戻る
<ピストン&山頂部周回≒18km>
【山行記】
“大雪の奥座敷”と呼ばれ、難関がゆえに夏は美し過ぎる花々の群生が山肌を彩る営みが大古から続いているらしい。
トㇺラ・ウㇱ・イは「緑色の藻たちが群れるとこ」
トンラ・ウㇱは「温泉の水垢が多いために滑る川」
アイヌの人々は秘境の山を表わし、今のガイドブックではその言葉を「花の多いところ」と解すように、花々が夏の衣装のように山肌を覆っている。
天候が急変する山域は、大きな遭難事故を繰り返し、美しさと厳しさが相俟った岩稜帯。
雨シトシトを登りは「いつでも撤退!」が晴れたピークじゃ「もうちょっとゆっくり」に急変する山域は、大きな心変わりを繰り返し、戒めと緩みが相俟った岩稜帯。
シトシトが山頂で晴れたのは、本当に運が良かったね。
パラパラが下山中だったのは、本当に運が良かったね。
ウキウキとドキドキの同居は、本当に運が良かったね。
トムラウシの山旅は、いつもよりもっと巡り合わせ。
同じ季節に大きな大きな遭難が起きたことが想像できない南沼の畔、テン場で出会ったニコヤカオジサンはここが大好き過ぎる大雪山系のストレンジャー。
「ここはね、ゆっくりゆっくり楽しむんだよ。
ここはね、花たちに塗れながら過すんだよ。
ここはね、空のゴキゲンがすぐに変るんだよ。
ここはね、ダメな時はゆっくりと待つんだよ」
明日は雨予報。オジサンは「それなら忠別岳で2泊するかも」って。
一気にガスっていく中、オジサンは僕らをニコヤカに見送ってくれました(^^)
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