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記録ID: 44998
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トレイルラン
富士・御坂

富士山トレラン(御殿場口コース)

2009年08月25日(火) [日帰り]
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kenken474 その他14人
GPS
--:--
距離
18.0km
登り
2,336m
下り
2,318m
過去天気図(気象庁) 2009年08月の天気図
アクセス
予約できる山小屋
御殿場口新六合目・半蔵坊
御殿場口七合四勺・わらじ館
2009年08月25日 09:04撮影 by  DMC-FX30, Panasonic
8/25 9:04
2009年08月25日 09:15撮影 by  DMC-FX30, Panasonic
8/25 9:15
2009年08月25日 09:59撮影 by  DMC-FX30, Panasonic
8/25 9:59
2009年08月25日 11:06撮影 by  DMC-FX30, Panasonic
8/25 11:06
2009年08月25日 18:49撮影 by  DMC-FX30, Panasonic
8/25 18:49
2009年08月25日 19:49撮影 by  DMC-FX30, Panasonic
8/25 19:49

感想

月曜に故郷の愛媛から列車を乗り継ぎ、静岡県御殿場市に到着した。前泊して、今日は富士山トレイルランに参加してきた。

いつもお世話になっているセブンヒルズのツアーで、16名の参加者がいた。チームセブンヒルズからは、TANEYAさん、ゆっち、守さん、なつきちゃんが参加していた。

8時に御殿場駅に集合して、車&バスにて御殿場登山口へ向かう。この登山口は、標高が1440mという低さからスタートとなる。(河口湖口だと2350m)よって、今回のトレランの標高差は、2300m近くある。

このコースのよい点は、人が少ないこと、下りはフカフカの大砂走を疾走して降りることができることになる。難点は、1440mから3000mの山小屋までトイレがないこと。登りの景色がほとんど変わることなく、火山灰をひたすら、つづら道を登ることになる。

天気は、霧が濃くはあるが、一応、晴れの中スタートとなった。最初は、勢いよく先頭集団についていったが、あっという間に引き離されて、どんどんと後方集団に取り込まれていく(笑)今回のメンバーは、セブヒルズの上級コースというだけあって、かなりの足自慢が集まっている。7時間30分ほどのコースを50分に一度休憩をしながら、5時間弱で登る予定とのことだ。たぶん先頭集団は、休憩で我々を待つということがなければ、4時間くらいで登れてしまうんだろうな。

本当に無限地獄のように、同じ風景の登りが続く、高度計で高さを見るが、標高差2300mはとてつもない。いつまで経っても、半分進んでないんだもの(笑)ただ、霧が濃いために、先が見えず、そのことが逆に精神的にはよいのではないかと談笑しながら進んでいく。

とにかく、途中に山小屋がないので、目印もなくトイレもない。登山客もまばらになっているが、このコースを登る人は健脚が多いらしくペースもそれなりに速い。7月に河口湖コースにて道場メンバーと富士山トレランを経験しているおかげで、ある程度の予備知識を持って挑めているので、長い登りにも耐えながら進むことができた。

8合目を過ぎたあたりで、雲海の上に出る。そこは先ほどとは打って変わって、雲ひとつない青空が無限続く空間が広がっていた。すばらしい景色が広がっている。ようやく3000m地点になる。ここでトイレに入る。残り700m、ここからは多少岩場が出てくるが、河口湖コースほどではない。

3300mを過ぎたあたりで、やつは突然にやってきた。立ちくらみである。高山病の一歩手間の症状らしいが、7月にも経験しているので、無視してフラフラしながら登り続ける。

風もほとんどなく、気温も高めで用意したウィンドブレーカーを着る必要が全くなかった。アンダーシャツと長袖シャツ、半そでシャツの重ね着と長タイツ、短パンという服装でちょうどよかった。休憩中だけ、手袋をするようにしていた。

5時間経過して、予定どおりに山頂へ到着。今日は、ここから剣が峰という最高峰地点へ向かう。真の3776m地点になる。これが、短いながらも急登を越えていかねばならない。薄い酸素でフラフラとなりながらも到着。みんなで記念撮影をして、下山へ移る。

下山は、8合目の山小屋までは登り道と同じルートになるので、登り優先で無理に走らず、じっと大砂走に到着するのを待つ。

大砂走は、濃霧の中にある。1m先が全く見えないようなコースである。しかし、気にしないで突っ切ることになる。

スキー場でいえば、30%くらいの傾斜があるように思える。シューズが30cm以上、火山灰の中に埋もれるようなフカフカの道を前傾姿勢で飛ぶように駆け落ちる。

あまり恐怖感は感じることなく、そしてズルズルと滑ることもなく、ズポズポと走っていく。すごいスピードで落ちる。この爽快感は、確かに病みつきになりそうだ。

調子にのって、先頭集団の下りに付いていったとき、砂にはまった後ろ足が抜けずにそのまま前方に2mくらい吹っ飛ぶようにヘッドスライディングして転倒した(笑)でも、全然、痛くはなかった。靴の中も、服の中も砂だらけ、口の中にも容赦なく砂が入ってくるが、笑いながら、みんなで駆け抜ける。

5時間かけて登った2300mを、1時間30分ほどで一気に下り切った。

7時間の長丁場のトレイルランとなったが、こんだけの爽快感を感じたトレランは初めてだった。天気も8号目までの霧はすごかったけど、それ以外は風もなく、暖かくて最高だった。

下山後は、温泉&焼肉&ビールで締め括る。

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