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Yamareco

記録ID: 4519162
全員に公開
ハイキング
朝日・出羽三山

月山・姥沢 花だより 古道の石跳川から姥ヶ岳周遊

2022年07月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
blueblu その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:31
距離
11.9km
登り
864m
下り
859m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:59
休憩
1:28
合計
8:27
6:04
3
6:07
6:07
57
7:04
7:11
36
春木戸(休憩)
7:47
7:47
62
一ノ木戸
8:49
8:55
64
9:59
10:10
17
休憩
10:27
10:32
25
10:57
11:35
19
11:54
11:54
31
12:25
12:25
6
12:31
12:36
6
引き返し点
12:42
12:42
21
牛首
13:03
13:03
44
13:47
14:02
14
雄宝清水
14:16
14:16
13
姥沢小屋跡
14:29
14:30
1
14:31
ゴール地点
天候 上空はほぼ晴れ+雲海+山はガスまとい,直射日光ほぼなし。昼に山上で17度程度。風ややあり。暑くも寒くもなく,この日射の強い時期にしてはベストかな〜。
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・姥沢駐車場は,朝4時で10台程度。下山したら奥のアンテナのところまで満車で,一部道路脇まではみ出てました。整理の方ついておられました。
コース状況/
危険箇所等
・今日のコースはすべて,最近にものすごく丁寧に広く草刈りがしてあり,きわめて快適でした。雨後でしたが衣類は濡れませんでした。整備ありがとうございます。来たタイミングがラッキーでした。
・牛首〜リフト分岐までの雪渓は,短い横断が4カ所ありました。今回軽アイゼンは使いませんでしたが,朝の凍った時間帯や心配な方は軽アイゼンのご用意をお勧めします。雪渓上の登路ぞいに張ってあるロープは方向を示すためのもので,荷重を支えるようにはなっていません。それでも手で持つ人が多数ですがお勧めしないです。

今日のおめあては,石跳川沿いのかつての登拝路「玄海古道」(の上半部)に遊ぶことです。下から延々続く石だたみの道は,上流部で川の際や中を進むようになります。この,
2022年07月24日 08:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8
7/24 8:20
今日のおめあては,石跳川沿いのかつての登拝路「玄海古道」(の上半部)に遊ぶことです。下から延々続く石だたみの道は,上流部で川の際や中を進むようになります。この,
巨石をいしだたみに並べる発想と苦労を思うと,信仰の持つ力を感じざるを得ません。天狗様の力を借りたのかも...(妄想
2022年07月24日 08:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/24 8:26
巨石をいしだたみに並べる発想と苦労を思うと,信仰の持つ力を感じざるを得ません。天狗様の力を借りたのかも...(妄想
今日の予報は雨のち曇り。歩き始めは傘さしてかなーと思って月山トンネルを抜けて駐車場に上ると,あららお山がばっちり+青空ですやん? うれしい誤算♪
2022年07月24日 05:31撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
4
7/24 5:31
今日の予報は雨のち曇り。歩き始めは傘さしてかなーと思って月山トンネルを抜けて駐車場に上ると,あららお山がばっちり+青空ですやん? うれしい誤算♪
まず姥沢駐車場から,石跳川の谷に向かって,ブナの大木の間を下りていきます。きれいな道です。整備ありがとうございます。
2022年07月24日 06:35撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/24 6:35
まず姥沢駐車場から,石跳川の谷に向かって,ブナの大木の間を下りていきます。きれいな道です。整備ありがとうございます。
この,天まで続くかのような石だたみが,
2022年07月24日 07:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/24 7:11
この,天まで続くかのような石だたみが,
たまりません。
2022年07月24日 07:17撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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7/24 7:17
たまりません。
「一ノ木戸」跡を過ぎて道が本流沿いになると,ときどき視界が開けて,湯殿山東面の山容がどーんと見えてきます。
2022年07月24日 07:49撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
7/24 7:49
「一ノ木戸」跡を過ぎて道が本流沿いになると,ときどき視界が開けて,湯殿山東面の山容がどーんと見えてきます。
川沿いはあちこちでオニシモツケに彩られていました。
2022年07月24日 08:16撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/24 8:16
川沿いはあちこちでオニシモツケに彩られていました。
周囲の木が低くなったころに振り返ると,石跳川が大井沢の断層直線谷にまっすぐつながっていくのが見え,ここがかつての「大井沢口」登拝路なんだなぁと改めて感じます。朝日も今日は日差しがよわくて歩きやすいかな〜。
2022年07月24日 08:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/24 8:33
周囲の木が低くなったころに振り返ると,石跳川が大井沢の断層直線谷にまっすぐつながっていくのが見え,ここがかつての「大井沢口」登拝路なんだなぁと改めて感じます。朝日も今日は日差しがよわくて歩きやすいかな〜。
装束場が近づくと,ちょうどガスが流れてきて,いい雰囲気に。煩悩まみれの私にも,阿弥陀浄土が近づいたかも...(^^
2022年07月24日 08:40撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/24 8:40
装束場が近づくと,ちょうどガスが流れてきて,いい雰囲気に。煩悩まみれの私にも,阿弥陀浄土が近づいたかも...(^^
このかすかに石築が残る平地が,往時に大きな掛け小屋「姥小屋」があった跡だそうです。
2022年07月24日 08:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/24 8:42
このかすかに石築が残る平地が,往時に大きな掛け小屋「姥小屋」があった跡だそうです。
装束場の施薬小屋。中は使えないみたいでした。左にあったトイレ棟は解体されてなくなっています。今置いてあるヘリコ荷役の並びは,解体の廃材なのか,新築の資材なのか...
2022年07月24日 08:48撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/24 8:48
装束場の施薬小屋。中は使えないみたいでした。左にあったトイレ棟は解体されてなくなっています。今置いてあるヘリコ荷役の並びは,解体の廃材なのか,新築の資材なのか...
装束場からの湯殿山は富士山形です。ここから,高山景観に変わったなかを流れる石跳川源流部の浄身川に沿って進みます。
2022年07月24日 08:58撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/24 8:58
装束場からの湯殿山は富士山形です。ここから,高山景観に変わったなかを流れる石跳川源流部の浄身川に沿って進みます。
浄身川も細くなり,湯殿山が遠のいていきます。湯殿山かっけーっす。雲にかこまれて,あれが須弥山か…的な…
2022年07月24日 09:54撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/24 9:54
浄身川も細くなり,湯殿山が遠のいていきます。湯殿山かっけーっす。雲にかこまれて,あれが須弥山か…的な…
雪渓・ガス・お花畑,の三拍子そろった夏山景観の姥ヶ岳。
2022年07月24日 10:52撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8
7/24 10:52
雪渓・ガス・お花畑,の三拍子そろった夏山景観の姥ヶ岳。
牛首のコルまで行って金剛沢側を覗いて(何も見えませんでした),下山です。下の雪渓ではジュニアのスクール?をやっていて,オリンピックメダル級のスラロームが展開されていました(素人の主観です)。
2022年07月24日 12:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
13
7/24 12:42
牛首のコルまで行って金剛沢側を覗いて(何も見えませんでした),下山です。下の雪渓ではジュニアのスクール?をやっていて,オリンピックメダル級のスラロームが展開されていました(素人の主観です)。
これが今日のマックス青空。
2022年07月24日 13:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/24 13:01
これが今日のマックス青空。
リフト分岐を過ぎると急に静かになって,チングルマに囲まれた木道をるんるんです♪
2022年07月24日 13:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/24 13:10
リフト分岐を過ぎると急に静かになって,チングルマに囲まれた木道をるんるんです♪
下山路も,ものすごくキレイに草刈りされたばかりで,ハイウェー状態でした。整備ほんとうにありがとうございます。
2022年07月24日 13:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
7/24 13:39
下山路も,ものすごくキレイに草刈りされたばかりで,ハイウェー状態でした。整備ほんとうにありがとうございます。
雄宝清水から振り返る本峰。今日もありがとうございました。
2022年07月24日 14:00撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/24 14:00
雄宝清水から振り返る本峰。今日もありがとうございました。
自分用の鶴岡みやげはたいてい,木村屋さんの古鏡(こきょう)です。少なくとも50年以上前から変わらぬ意匠で作られている銘菓です。道の駅・ドライブイン等で購入できます。うまいよー◎
2022年07月24日 16:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/24 16:37
自分用の鶴岡みやげはたいてい,木村屋さんの古鏡(こきょう)です。少なくとも50年以上前から変わらぬ意匠で作られている銘菓です。道の駅・ドライブイン等で購入できます。うまいよー◎
■まず樹林帯の花々です。

木の花2種。これはサワフタギ,花が繊細だな〜。
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■まず樹林帯の花々です。

木の花2種。これはサワフタギ,花が繊細だな〜。
そしてミズキ。
樹下の背丈の低い花々は,ヨソのお山で6月ごろから見ているものが今おいついて,咲いてます。マイヅルソウ。
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樹下の背丈の低い花々は,ヨソのお山で6月ごろから見ているものが今おいついて,咲いてます。マイヅルソウ。
ズダヤクシュは,実になったもののほうが多かったです。
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ズダヤクシュは,実になったもののほうが多かったです。
ツマトリソウもまだちらちら。
2
ツマトリソウもまだちらちら。
エゾノヨツバムグラ最盛期。かわゆす。
2
エゾノヨツバムグラ最盛期。かわゆす。
ヒメヘビイチゴありました。
4
ヒメヘビイチゴありました。
沢沿いでは,ヤグルマソウがどーん。
5
沢沿いでは,ヤグルマソウがどーん。
数は多くないものの,タマガワホトトギスに間に合って見れました。
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数は多くないものの,タマガワホトトギスに間に合って見れました。
■樹林帯から偽高山帯まで,カラマツソウがとても多かったです。
これはミヤマカラマツ,
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■樹林帯から偽高山帯まで,カラマツソウがとても多かったです。
これはミヤマカラマツ,
カラマツソウ,
そしてモミジカラマツ。
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そしてモミジカラマツ。
■ここから偽高山帯の花々です。

咲きあがり中のヨツバシオガマ。
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■ここから偽高山帯の花々です。

咲きあがり中のヨツバシオガマ。
流れのそばにわさわさと,
4
流れのそばにわさわさと,
ミヤマダイモンジソウに,
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ミヤマダイモンジソウに,
オオバミゾホオヅキ。どちらも涼しげ。
5
オオバミゾホオヅキ。どちらも涼しげ。
湿原では,キンコウカがこのように,
4
湿原では,キンコウカがこのように,
咲きあがり中。
ホソバノキソチドリが,
6
ホソバノキソチドリが,
たーくさん咲いてました。
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たーくさん咲いてました。
「バカモノではない」( ^ω^ )のみなさまの一団。
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「バカモノではない」( ^ω^ )のみなさまの一団。
いつも元気なウサギギク。
4
いつも元気なウサギギク。
タテヤマウツボグサ+ヤマハハコ。
3
タテヤマウツボグサ+ヤマハハコ。
タカネアオヤギソウ
2
タカネアオヤギソウ
ミヤマリンドウ
ミヤマウスユキソウはもう盛期をかなり過ぎて乾燥途上。
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ミヤマウスユキソウはもう盛期をかなり過ぎて乾燥途上。
ミヤマコウゾリナ,たくさん咲いてました。
5
ミヤマコウゾリナ,たくさん咲いてました。
ちらほらと遅咲きのハクサンイチゲ。
2
ちらほらと遅咲きのハクサンイチゲ。
トウゲブキ。
夏の進行を感じさせるトモエさんたち。篠原ともえさん好きですよはい。
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夏の進行を感じさせるトモエさんたち。篠原ともえさん好きですよはい。
やんちゃ盛りな,もふもふな方々。
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やんちゃ盛りな,もふもふな方々。
マルバシモツケ
雪渓のそばに,イワイチョウと
2
雪渓のそばに,イワイチョウと
ハクサンボウフウ(たぶん)。
4
ハクサンボウフウ(たぶん)。
雪消えの跡には,この
5
雪消えの跡には,この
チングルマや,
コイワカガミや,
2
コイワカガミや,
ヒナザクラや,
ヒメイワショウブ。
7
ヒメイワショウブ。
アオノツガザクラは盛りです。
4
アオノツガザクラは盛りです。
そして山上では,ウメバチソウの花芽がたくさん伸びてて,一部はもう咲いていました。晩夏はもうすぐそこに。
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そして山上では,ウメバチソウの花芽がたくさん伸びてて,一部はもう咲いていました。晩夏はもうすぐそこに。
■今日のコースの最後のおたのしみは,雄宝清水のお花畑と盛大に流れる冷たい湧水です。

リュウキンカ,
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■今日のコースの最後のおたのしみは,雄宝清水のお花畑と盛大に流れる冷たい湧水です。

リュウキンカ,
オオバミゾホオヅキに,
4
オオバミゾホオヅキに,
これは...フユユキノシタですね〜。
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これは...フユユキノシタですね〜。
そしてゴールドがゴージャスかつ元気なオタカラコウ。

たくさんお花を見せてくれましていつもありがたいお山でした。
6
そしてゴールドがゴージャスかつ元気なオタカラコウ。

たくさんお花を見せてくれましていつもありがたいお山でした。

感想

月山のかつての登拝路のひとつ「大井沢口」は,主に南方の米沢・会津方面からの参拝者の受け入れ口として栄え,「大井沢から湯殿山までの道は,行人のかぶる笠で途切れることなく埋め尽くされている」とまで表現されたそうです。その拝路の最終部分にあたる石跳川を歩き,石だたみに往時をしのびました。

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1/5
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