白馬越えて温泉 蓮華温泉in欅平out

2022年07月29日(金) ~ 2022年07月31日(日)

• GPS: 21:11
• 距離: 32.2km
• 登り: 2,766m
• 下り: 3,608m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:14
• 休憩: 0:37
• 合計: 7:51

距離 12.9km 登り 1,754m 下り 508m

7:53 蓮華温泉バス停
7:55 7:56 蓮華温泉
8:01 8:02 蓮華温泉キャンプ場
8:34 滝見尾根分岐
8:52 瀬戸川仮橋
10:38 10:41 鉱山事務所跡
12:26 12:40 塩谷精練所跡
12:47 12:50 鉱山道水場
13:27 13:32 鉱山道分岐
14:30 14:31 三国境
15:13 15:22 白馬岳
15:34 白馬山荘
15:44 白馬岳頂上宿舎

2日目

• 山行: 11:06
• 休憩: 0:15
• 合計: 11:21

距離 16.4km 登り 790m 下り 2,743m

5:04 白馬岳頂上宿舎
6:02 6:03 裏旭岳
7:19 清水平
7:38 7:51 清水岳直下
10:11 10:12 不帰岳避難小屋
16:17 祖母谷地獄
16:25 祖母谷温泉

3日目

• 山行: 0:49
• 休憩: 0:01
• 合計: 0:50

距離 2.9km 登り 226m 下り 388m

7:13 祖母谷温泉
7:46 名剣温泉
8:00 8:01 欅平駅
8:03 ゴール地点

天候

29日快晴30日快晴から雷雨31日快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

糸魚川駅アルプス口駐車場に停めると蓮華温泉行き糸魚川バス停は至近。始発のバスで蓮華温泉7:45着。下山後は黒部峡谷鉄道→富山地方鉄道→北陸新幹線と乗り継いで糸魚川駅着。新幹線を利用すると駐車場が4日間無料です。黒部渓谷鉄道は臨時便が出ることがあるようで、今回は8:52発に乗れました。詳しくは切符売り場で問い合わせください。

コース状況／危険箇所等

鉱山道は一部雪渓が残っていますがツボ足で通過可能。草が覆っている個所も多いので朝露で脚元がびしょびしょになります。清水尾根は下草刈りがされていますが細いトラバースが多く、雪崩によって登山道が削られている個所もあるので要注意です。今回30日午後から雷雨になり路肩が緩んで一度斜面を滑り落ちました（怪我なし。泥まみれ）

その他周辺情報

白馬岳頂上宿舎は白馬山荘営業自粛の影響で小屋泊/テン泊とも混雑していました。祖母谷温泉のテント場は土曜で5張り。

写真

7/29 6:02

国道147号をひた走り糸魚川駅に到着。蓮華温泉行きのバスが来ました。約1時間半くらいの行程で蓮華温泉駐車場に着きます。

7/29 8:20

蓮華温泉を8：00にスタート。今日は鉱山道で白馬岳に向かい、頂上宿舎でテント泊です。このコース、途中の水場が豊富なので携行した飲料水は500mlのみ。これでも喉が渇くことなくテン場まで行けました。

7/29 8:31

しばらく歩きやすい道が続きます。あまりレコの無いコースですが、整備はしっかりされています。

7/29 8:45

シモツケソウ

7/29 8:45

イワオトギリ

7/29 8:47

こういうところは毎冬の雪で削られているのでしょう。細くかつ傾斜した踏み跡なので上からの落石にも注意しつつ慎重に通過します。

7/29 8:48

シナノナデシコ

7/29 8:51

渡渉点に架けられていた橋。

7/29 9:44

こんな枯れ沢のようなところを行く個所もあります。

7/29 9:51

日影になるところにキヌガサソウの群落。花が大きいのでみごとです。

7/29 9:51

7/29 10:41

ハクサンコザクラも行程中にたくさん咲いていました。

7/29 10:41

7/29 10:57

神ノ田圃と名付けられた池

7/29 10:58

クルマユリもあちこちに咲いています。

7/29 10:59

ハクサンフウロ

7/29 11:09

サンカヨウはほとんど終わっていましたが、ここだけはまだ見ごろ。

7/29 11:09

シナノキンバイは花が大きいのでよく目立ちます

7/29 11:11

タカネナデシコ

7/29 11:11

3か所くらい雪渓を横切る個所がありました。ツボ足で通過できます。

7/29 11:14

7/29 12:46

たしかにうまかった！

7/29 12:46

鉱山道は長いですが歩きやすい印象でした。

7/29 13:07

ガスってきました。

7/29 13:24

この先向かう尾根

7/29 13:27

鉱山道分岐に到着。この手前はやや傾斜もあってテン泊装備にはきつかったです。

7/29 13:33

気持ちいい稜線です。白っぽい石灰岩の小石とハイマツの緑。

7/29 14:02

唯一この周辺にこっていたウルップソウ

7/29 14:09

三国境までのきつい登り

7/29 14:28

ようやく三国境に到着。

7/29 14:37

船越の頭から蓮華岳方面の稜線。昨年栂池から歩いています。

7/29 14:37

7/29 14:38

ダイモンジソウ

7/29 14:38

ウサギギク

7/29 14:38

ハクサンチドリ

7/29 14:59

白馬に向かうビクトリーロードはガスの中

7/29 15:03

7/29 15:05

道端で雷鳥が砂浴びをしていました。

7/29 15:05

まだ若い雌のようです。近くに雛はいなかったのでまだカップルにはなっていないよう。

7/29 15:05

人が近づいても平気で闊歩する。

7/29 15:12

山頂についたらガスがきれました。白馬岳は5回目くらいかな。小休止して頂上宿舎まで一気に下りました。テント場は半分くらい埋まっていた感じです。平日にしては混んでた？

7/30 5:08

翌30日。今日は祖母谷温泉までのロングルートです。夜は無風で快適に眠れました。5時に出発です。

7/30 5:14

旭岳に下る斜面にはコバイケイソウがたくさん。

7/30 5:14

旭岳もモルゲンに染まります。雪の上にベンガラで道が案内されています。

7/30 5:14

コバイケイソウの斜面の向こうに劔立山

7/30 5:16

チングルマの斜面

7/30 5:20

休業中の白馬山荘に荷揚げのヘリが来ていました。コロナの第7波急拡大は小屋にも打撃ですね。この土日、ホントだったらたくさんの利用者で賑わっていたはず。

7/30 5:24

昨日歩いてきた稜線のほう

7/30 5:24

先々週あるいた黒部源流方面。槍も尖っています。

7/30 5:43

お花畑の向こうに白馬鑓ヶ岳

7/30 5:49

劔は何度も立ち止まって眺めてしまう。

7/30 5:50

写真奥の台地上の山が清水岳（しょうずだけ）です。手前の尾根筋から続いています。

7/30 5:55

歩く前から楽しいことがわかっているコース。

7/30 6:00

ここのチングルマは花穂になっていました。朝露がついてかわいいです。

7/30 6:04

ヤマハハコ

7/30 6:07

山の間から富山の市街地が見えます。日本海が近い。

7/30 6:29

正面の尖ったピークは左を巻いていきます。

7/30 6:50

唐松岳の方。こっちの角度から眺めるのは初めてかな。長野県がわと対照的な優しい斜面です。

7/30 6:51

7/30 6:54

この辺の斜面にはシナノキンバイがたくさん

7/30 6:54

7/30 7:07

きもちいい道が続きます。

7/30 7:10

五竜、鹿島が見えます。

7/30 7:10

7/30 7:21

清水岳が近づいてきました

7/30 7:21

7/30 7:26

7/30 7:43

清水岳に到着。山頂はここからハイマツの中を少し登ったところですが、景色はここで十分、お花畑もあって休憩するにはとても気持ちいい場所です。劔立山を眺めながらおやつタイム。

7/30 7:43

7/30 7:45

チングルマがあちこちに咲いて平坦地が華やかです。

7/30 7:45

ミヤマアヅマギク

7/30 7:58

池の向こうに劔

7/30 8:05

イブキトラノオ

7/30 8:05

ハクサンフウロ

7/30 8:11

庭園を散策しているよう。

7/30 8:15

ゆるい傾斜で下っていきます。つまり長い行程ということ。

7/30 8:16

イブキジャコウソウ？

7/30 8:17

マルバタケブキ

7/30 8:19

テガタチドリ

7/30 8:19

ニッコウキスゲ

7/30 8:19

カンチコウゾリナ

7/30 8:20

グンナイフウロ

7/30 8:25

7/30 8:28

ここも庭園

7/30 8:40

ニッコウキスゲの斜面

7/30 8:39

7/30 8:57

下草が刈り払われて歩きやすい道です。

7/30 10:06

不帰避難小屋に到着。ここでお昼休憩にしました。中は湿気が多いせいかすこしかび臭い。

7/30 10:08

小屋のすぐ下にある水場はこんこんと湧き出ていました。

7/30 11:27

不帰避難小屋から先は樹林帯の中をひたすら歩きます。この先まだ1000m以上下降するのですが、一向に標高を下げない道が延々と続き忍耐の道です。

7/30 16:08

14時くらいから雷雨となって、ただでさえ細くて歩きにくいトラバースが雨水でゆるんでグズグズ。途中一度足を踏み外して斜面を滑り落ちました。幸い柔らかい斜面に蕗の茂った場所でケガはせずに済みました。黙々と歩いてようやく祖母谷温泉に到着。全身ずぶぬれで、テント設営したら一目散に温泉。その後のビールのおいしさは格別でした。

7/31 6:32

翌31日。今日は欅平までの歩きなのでゆっくり出発です。温泉には朝も入りました。

7/31 6:59

有名な（？）丸見えの男湯。ややぬるめですが気持ちいいお湯でした。

7/31 7:10

気さくな女将さんが切り盛りする温泉宿。お世話になりました。

7/31 7:13

テント場は左の一段下がったところ。

7/31 7:43

名剣温泉が見えてきました。

7/31 7:57

黒部渓谷鉄道欅平駅に到着。

7/31 8:47

トロッコ列車で帰ります。

撮影機器：

Canon PowerShot SX720 HS Canon

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ テント テントマット シェラフ クマ鈴 ランタン

感想

tobi8549

祖母谷温泉に行ってみたくて、周回するなら車をどうするか？で、蓮華温泉へのバスが運行始める時期を狙って糸魚川起点で周回してきました。清水尾根は予想以上に長くハードなルートで祖母谷温泉についたらヘロヘロでした。疲れた身体に温泉が沁みました。

コメント

まこ

tobiさんこんばんは(^o^)
すごい、めっちゃ楽しそうなルートですね！
もっと体力つけたら歩いてみたいなぁと思いました(=´∀｀)
清水岳の景色、スバラ！
ぜひ行ってみたくなりました😆
白馬界隈のお花ぶりはほんと見事ですね✨

そして白馬山荘まで営業休止してたとは、涙を飲んだハイカーがさぞや多かったでしょうね、お気の毒です🥲

tobi8549

mako_hattoさんこんばんは！コメントありがとうございます。
お二人のレコ、いつも楽しく拝見させていただいてます。

このコース、どちらから行っても稜線までがなかなかハードですが
おっしゃる通り、稜線は静かで素晴らしい景色が楽しめるものでした。
二日目の午後が雷雨ですごく時間がかかってしまいましたが、
お二人の体力なら天気が良ければ清水岳から５時間もかからず降りられるのではないでしょうか。

アルプスの短い夏、お互い大いに楽しみましょう！

追伸＞実は鉄分も多い人間なので、トロッコ列車もワクワクしちゃいました。糸魚川駅にある鉄道ジオラマも！