白山登拝(線状降水帯発生前後)
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- GPS
- 13:06
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,477m
- 下り
- 1,500m
コースタイム
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:16
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 8:43
天候 | 1日目:曇り&霧&雨、2日目:豪雨と雷、3日目:晴れ&霧&雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR松任駅から1日1便の白山登山バス利用 (平日便7:30発〜別当出会9:30到着) 市ノ瀬〜別当出会<登山>シャトルバス5:00~15:30 20分間隔 ・帰路 8月5日 金曜日(予定) 松任便 市ノ瀬 10:30 15:30 17:30 3便 上記が予定されていたが、前日の豪雨のため白山公園線が通行止めとなり、5日午前に通行解除となり、シャトルバスのみが運行されていた。室堂では通行止めが解除となったことはわかったが、松任便がないことの情報は得られなかった。 別当出会〜市ノ瀬 シャトルバス 9:30~17:00 20分間隔 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 登り: 〜砂防新道〜黒ボコ岩〜弥陀が原〜室堂〜 登山口直後の登りと下りが一方通行になっているところは登りは急な石段で狭いが一方通行なのですれ違いなし。黒ボコ岩手前、若干細くなっているところもあり。甚之助避難小屋直前で雨が降り出し雨具装着。霧と小雨が交互で視界不良ではあるが特に問題はなかった。さほど雨も強くなかった。弥陀ヶ原に入り急に風雨が強くなったが室堂は近かった。 下り: 出発時は晴れていたが、昨晩の豪雨を考慮し、なだらかであろうエコーラインを選択、その後、砂防新道へ合流。山と高原地図を見ると南竜分岐と南竜山荘との間に転倒注意の箇所があるとのことで豪雨の後でもあり丁寧に通った。甚之助避難小屋では快晴、暑いくらい。その後、中飯場で強い雨が降り出し、雨具装着。下り一方通行の箇所に崩落地点ありとの注意書きあり、片斜面側に近づかないようにやり過ごす。 |
その他周辺情報 | <室堂ビジターセンター> ・食事あり(朝6時から8時)、昼食(11時から13時〜2日目は宿泊者の数が少なく食堂が閉鎖されたためカップラーメンをいただく、500円)、夕食17時から17時30分の回だったが、人数が多ければ何回にも分かれるのだろう。 ・宿泊箇所、宿泊棟の部屋をグループごとに分けて使っていたようだ(人数が少なかったせいかも)インナーシーツ持参。ただし貸し出し1日500円あり。 ・WIFIなし、ビジターセンター受付周辺は携帯電波が届くので通信可能。充電は受付にて30分200円。 ・ビジターセンター入口付近のトイレは100円でウォッシュレット。 <白山比弯声匍祷殿> 白山登拝口にある奥宮への登拝の入口、こちらで御朱印が入手できる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
エマージェンシーシート
軽アイゼン
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感想
1)登拝
豪雨の翌朝の登拝だったため、登拝口で降りてきたご夫婦以外、誰とも会わず一人で山頂まで登り、祈祷殿に降りるまで静かな登拝をさせていただいた。途中、霧に包まれての登拝だったが、山頂に着くと太陽が現れ、霧が晴れ、青空が真夏の白山を演出し、雄大な景色を見せてくれた。霊峰白山にふさわしい日に登らせてもらい感謝し過ぎても足りない。
2)豪雨と雷雨に閉じ込められる
元々の計画では、大学時代の友人と、1日目登山、2日目山頂からお花松原、御池巡り、大汝峰など、3日目下山の予定でした。友人は諸般の事情によりDNS。元々下山日は別の予定だったので、2日目の天気予報を考慮して2日目は弥陀ヶ原散策、可能なら御前ヶ峰登頂、3日目下山と計画を縮小することでソロで登ることにしました。2日目、この地域に線状降水帯が発生するとは思ってはいませんでしたが室堂に滞留し(とは言ってもひどい雷雨だったので個人的には2日目に下山する気持ちは仮に下山予定だったとしても全く起きず)3日目下山としました。2日目夕方には虹と夕焼けも堪能し、真夜中は満天の星でした。朝は霧がかかっていたものの登拝は祝福されたもので予定通り下山しました。豪雨後の下山は道が崩落している可能性は全くないというわけでもないので注意深く下りましたが、ここは大丈夫でした。
3)道路通行止めに伴う交通手段の変更
室堂ビジターセンターで道路通行止めが解除になったこと、シャトルバスが運行していること、(松任便も動いているかは質問しました)など確認したので下山しましたが、実際シャトルバスに乗ってみると、本日は松任便は運行中止であるとのこと。市ノ瀬までは行けるがその後は公共交通手段がないことがわかりました。調べていくうちに、某方面のご厚意により北陸鉄道鶴来駅まで行くことができるようになり、そこから路線バスを乗り継ぎ、松任駅まで戻りました。その後、豪雨のため北陸鉄道が運行中止であることがわかり、松任駅からタクシーで金沢駅まで行き、無事新幹線に乗ることが出来ました。
というわけで思いもかけず、「真夏の大冒険」になってしまったわけですが、あちらこちらの皆様のご厚意、ご親切で無事に帰宅したわけなのです。
金沢駅に着くまで、ドキドキの展開でしたが、この地域の皆さんや白山の山の神様のおかげで登らせていただき無事に自宅まで帰らせていただきました。登山・下山以外にも遠い山、公共交通手段が限られている場合には思わぬ事態が生じることもあるということで今回はご報告させていただきました。
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