ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4577037
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

常念岳 〜 蝶ヶ岳からの縦走、穂高と槍を真横から眺める

2022年08月10日(水) ~ 2022年08月11日(木)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
31:01
距離
23.0km
登り
1,859m
下り
2,032m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:51
休憩
0:50
合計
6:41
距離 12.0km 登り 1,214m 下り 68m
7:35
8
7:43
35
8:18
8:20
49
9:09
9:35
72
10:47
113
12:40
12:53
27
13:20
13:28
33
14:01
14:02
3
14:05
蝶ヶ岳ヒュッテ
2日目
山行
7:32
休憩
0:56
合計
8:28
距離 10.9km 登り 642m 下り 1,968m
6:13
6:14
14
6:28
6:30
52
7:22
7:23
151
9:54
10:20
53
11:13
11:19
31
11:50
11:57
44
12:41
12:42
19
13:01
13:02
22
13:24
13:35
38
14:13
8
天候 8/9:曇り 時々 雨 8/10:ガス のち 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
1. 車で松本入り、コインパーキングに駐車(松本駅西口:\800/日×2)
2. 入山:バスで上高地へ(ナショナルパークライナー 5:30→7:05,\2570)
(上高地 → 蝶ヶ岳ヒュッテ泊 → 常念岳 → 一ノ沢)
3. 下山:一ノ沢からタクシーで穂高駅(常念小屋で予約,\5840)
※ 予約客の分を順番に回しているようだったので、多少時間に遅れても大丈夫そう。
4. 大糸線で松本戻り(\330)
コース状況/
危険箇所等
常念岳直下(蝶ヶ岳、常念小屋側の両方とも)ザレ気味の箇所あり。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
早朝の松本駅。駅近くの駐車場に車を停めて、バスで上高地に向かいます。
2
早朝の松本駅。駅近くの駐車場に車を停めて、バスで上高地に向かいます。
5時半発の「ナショナルパークライナー」に乗車。予約制なので注意です。
2
5時半発の「ナショナルパークライナー」に乗車。予約制なので注意です。
準備を整えて、7時半前に上高地をスタート。天気予報から予想はできていたけど、上の方はガスで穂高も見えません。今日は雨に降られず、蝶ヶ岳ヒュッテに到着できればいいかな。梓川はいつもどおりに清い流れで、それが救いです。
8
準備を整えて、7時半前に上高地をスタート。天気予報から予想はできていたけど、上の方はガスで穂高も見えません。今日は雨に降られず、蝶ヶ岳ヒュッテに到着できればいいかな。梓川はいつもどおりに清い流れで、それが救いです。
まずは徳沢を目指して遊歩道を行きます。不意に陽が差してきて、そんなに天気は悪くないのかも。いい兆候です。
2
まずは徳沢を目指して遊歩道を行きます。不意に陽が差してきて、そんなに天気は悪くないのかも。いい兆候です。
明神岳の上はやっぱりガスの中。
5
明神岳の上はやっぱりガスの中。
河童橋から45分で明神。ここは素通りで進みます。
2
河童橋から45分で明神。ここは素通りで進みます。
さらに50分で徳沢に到着です。ここの明るい雰囲気は何回来ても良くて好きです。
2
さらに50分で徳沢に到着です。ここの明るい雰囲気は何回来ても良くて好きです。
そして徳澤園。蝶ヶ岳に向けて、きつい長塀尾根に入る前に休憩です。ここでまとまった雨が降って来て、気が滅入りそうに…。でも、すぐに弱まりました。天気がコロコロ変わります。
3
そして徳澤園。蝶ヶ岳に向けて、きつい長塀尾根に入る前に休憩です。ここでまとまった雨が降って来て、気が滅入りそうに…。でも、すぐに弱まりました。天気がコロコロ変わります。
まだスタートしたばかりだけど、徳沢に来たなら、やっぱり食べておかないと。
2
まだスタートしたばかりだけど、徳沢に来たなら、やっぱり食べておかないと。
ということで、朝からソフトクリームをいただきました。安定の美味しさです。
10
ということで、朝からソフトクリームをいただきました。安定の美味しさです。
それでは長塀尾根、行きますか。長くて、急で、と評判です…。徳沢は賑わっていましたが、こちらに進む者はほとんどいませんでした。
4
それでは長塀尾根、行きますか。長くて、急で、と評判です…。徳沢は賑わっていましたが、こちらに進む者はほとんどいませんでした。
取り付きからめちゃ急登です。木々に囲まれていて湿気も多く、一気に汗が吹き出します。
6
取り付きからめちゃ急登です。木々に囲まれていて湿気も多く、一気に汗が吹き出します。
所々にこんなミニ木製梯子もあり、どんどん高度を上げて行きます。ちなみに、徳沢から蝶ヶ岳の標高差は1100mほど。
3
所々にこんなミニ木製梯子もあり、どんどん高度を上げて行きます。ちなみに、徳沢から蝶ヶ岳の標高差は1100mほど。
樹林帯の中なので、特にイベントもなく淡々と進みます。もう2時間以上歩いたのに、やっと中間点の看板。心が折れそうになりました…。
2
樹林帯の中なので、特にイベントもなく淡々と進みます。もう2時間以上歩いたのに、やっと中間点の看板。心が折れそうになりました…。
花の数が増えて来たので、撮影しながら。カニコウモリはあちこちでたくさん咲いていました。
4
花の数が増えて来たので、撮影しながら。カニコウモリはあちこちでたくさん咲いていました。
ゴゼンタチバナ
長塀尾根の上部は傾斜がきつくなくなり、ゆるゆると登って行きます。
4
長塀尾根の上部は傾斜がきつくなくなり、ゆるゆると登って行きます。
長塀山に到着。徳沢から3時間掛かりました。ここもまだ眺望はありません。ほんと登るだけ…。
3
長塀山に到着。徳沢から3時間掛かりました。ここもまだ眺望はありません。ほんと登るだけ…。
カラマツソウ。雨の湿気で細い花がくっついていますね。
6
カラマツソウ。雨の湿気で細い花がくっついていますね。
ミヤマアキノキリンソウかな?
5
ミヤマアキノキリンソウかな?
ウサギギク
林の中にひっそりと妖精の池が現れました。池の畔には花がたくさん。
2
林の中にひっそりと妖精の池が現れました。池の畔には花がたくさん。
ハクサンフウロ
オトギリソウ
ウメバチソウ
ミヤマコゴメグサ
9
ミヤマコゴメグサ
クルマユリ
ハクサンボウフウ
6
ハクサンボウフウ
妖精の池から少し進むと樹林帯を抜けて、ハイマツ帯へと変わります。いよいよ稜線は間近ですね。
5
妖精の池から少し進むと樹林帯を抜けて、ハイマツ帯へと変わります。いよいよ稜線は間近ですね。
ヨツバシオガマ
ハクサンイチゲ
ミヤマキンポウゲ
7
ミヤマキンポウゲ
不意に前方の視界が開けました。何も見えないことも覚悟していましたが、蝶槍に続く稜線とその背後の大天井岳が見えます。
5
不意に前方の視界が開けました。何も見えないことも覚悟していましたが、蝶槍に続く稜線とその背後の大天井岳が見えます。
穂高も見えて来ました。上部はガスの中ですが、その大きさは分かります。ここまで眺望がなくて、いきなりこの風景なら、晴れていれば、それは感動するでしょうね。
5
穂高も見えて来ました。上部はガスの中ですが、その大きさは分かります。ここまで眺望がなくて、いきなりこの風景なら、晴れていれば、それは感動するでしょうね。
蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳も。
6
蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳も。
蝶ヶ岳は平らなので、あまり山頂感はないですが、いちおうピークに到着。長かった。。
13
蝶ヶ岳は平らなので、あまり山頂感はないですが、いちおうピークに到着。長かった。。
穂高と槍ヶ岳は隠れていますが、蝶ヶ岳ヒュッテのロケーションは抜群です。明日、縦走する予定の常念岳までの稜線がしっかり見えます。
6
穂高と槍ヶ岳は隠れていますが、蝶ヶ岳ヒュッテのロケーションは抜群です。明日、縦走する予定の常念岳までの稜線がしっかり見えます。
小屋で受付して落ち着いたら、ちょっと早いですが、15時半ぐらいから夕飯を兼ねたひとり酒タイム。今回は自炊にして、まったりと過ごすことを決めていました。前菜のつまみはキュウリとちくわのナムルぽいの。
14
小屋で受付して落ち着いたら、ちょっと早いですが、15時半ぐらいから夕飯を兼ねたひとり酒タイム。今回は自炊にして、まったりと過ごすことを決めていました。前菜のつまみはキュウリとちくわのナムルぽいの。
メインは「山めし礼讃」を参考にさせてもらった「明太子さきイカのモヤシ炒め」。空心菜を入れてアレンジしています。これはお酒が進みます。2本目は担いで来た「ほろよい甘夏」で。
11
メインは「山めし礼讃」を参考にさせてもらった「明太子さきイカのモヤシ炒め」。空心菜を入れてアレンジしています。これはお酒が進みます。2本目は担いで来た「ほろよい甘夏」で。
瞑想の丘の展望盤から。残念ながら穂高はいまだ見えずですが、ゆったりとした時間を過ごせました。
5
瞑想の丘の展望盤から。残念ながら穂高はいまだ見えずですが、ゆったりとした時間を過ごせました。
常念岳に続く縦走路。明日が楽しみです。
5
常念岳に続く縦走路。明日が楽しみです。
安曇野の街を見下ろして。
3
安曇野の街を見下ろして。
ほろ酔い加減で小屋に戻って1時間ほどウトウト。18時過ぎに夕焼けはどうかな?と外に出てみると、穂高が姿を現していました。これは嬉しい。
14
ほろ酔い加減で小屋に戻って1時間ほどウトウト。18時過ぎに夕焼けはどうかな?と外に出てみると、穂高が姿を現していました。これは嬉しい。
日没の時間(18:45ぐらい)まで、瞑想の丘で過ごします。槍ヶ岳方面はまだガスが支配的ですね。
5
日没の時間(18:45ぐらい)まで、瞑想の丘で過ごします。槍ヶ岳方面はまだガスが支配的ですね。
と思ったら、わずかにその頂が見え隠れ。これは晴れて来そうな予感。
9
と思ったら、わずかにその頂が見え隠れ。これは晴れて来そうな予感。
常念岳の精悍な山容にも惚れ惚れとしてしまいます。
10
常念岳の精悍な山容にも惚れ惚れとしてしまいます。
前穂、吊尾根、奥穂。前穂の上は笠雲のように。
8
前穂、吊尾根、奥穂。前穂の上は笠雲のように。
槍ヶ岳もクリアになって来ましたよ。
6
槍ヶ岳もクリアになって来ましたよ。
やはり槍の穂先は存在感がすごいです。
10
やはり槍の穂先は存在感がすごいです。
南側の眺望は遠くに乗鞍岳と御嶽山。雲の隙間もわずかに見えて、薄雲がほのかに茜色に染まっています。
6
南側の眺望は遠くに乗鞍岳と御嶽山。雲の隙間もわずかに見えて、薄雲がほのかに茜色に染まっています。
穂高の上も真っ赤になってくれないかな、と思ったけど、反対側の雲は厚そうなので、難しいでしょうね。
4
穂高の上も真っ赤になってくれないかな、と思ったけど、反対側の雲は厚そうなので、難しいでしょうね。
前穂高岳
奥穂高岳
北穂高岳と大キレット
5
北穂高岳と大キレット
ちょうど日没時間の頃。薄暮の空は淡い群青色に。雲間にはもうすぐ満月の月も昇って来ました。
4
ちょうど日没時間の頃。薄暮の空は淡い群青色に。雲間にはもうすぐ満月の月も昇って来ました。
大天井岳と裏銀座(野口五郎岳あたり?)の向こうはしっかりと焼けているようです。
2
大天井岳と裏銀座(野口五郎岳あたり?)の向こうはしっかりと焼けているようです。
ほぼ完璧にクリアとなった槍穂のライン。こちらは残念ながら夕焼けにならず。それでも、心満たされる時間でした。
4
ほぼ完璧にクリアとなった槍穂のライン。こちらは残念ながら夕焼けにならず。それでも、心満たされる時間でした。
2日目の朝。真っ白なんですけど…。常念岳への縦走を楽しみにしていたので、心折れました。日の出時刻から1時間待っても回復しないので、仕方なしに出発。
2
2日目の朝。真っ白なんですけど…。常念岳への縦走を楽しみにしていたので、心折れました。日の出時刻から1時間待っても回復しないので、仕方なしに出発。
何も見えない稜線を行きます。横尾に下りることも考えたけど、いちおう予報では回復基調みたいなので、それを信じて進むことに。
1
何も見えない稜線を行きます。横尾に下りることも考えたけど、いちおう予報では回復基調みたいなので、それを信じて進むことに。
こういう天気なので、雷鳥に会えました。近くにはお母さんもいました。可愛くて、ちょっとだけテンション上がります。
11
こういう天気なので、雷鳥に会えました。近くにはお母さんもいました。可愛くて、ちょっとだけテンション上がります。
蝶槍まで来ても、まだガスガス。時々、雨もパラついています。
3
蝶槍まで来ても、まだガスガス。時々、雨もパラついています。
蝶槍からは下り。正面の2592ピークが見えているので、これは回復して来てくれているのかも。
1
蝶槍からは下り。正面の2592ピークが見えているので、これは回復して来てくれているのかも。
しばらくは樹林帯の中を進むことになります。いくつかアップダウンを越えて行きます。
1
しばらくは樹林帯の中を進むことになります。いくつかアップダウンを越えて行きます。
森の中に、絵にかいたようなキノコたち。
7
森の中に、絵にかいたようなキノコたち。
安曇野側では陽が差して来ましたよ。期待しちゃいます。
1
安曇野側では陽が差して来ましたよ。期待しちゃいます。
マルバダケブキ
サラシナショウマ
4
サラシナショウマ
シモツケソウ
トリカブト
P2592を過ぎてしばらく行くと、それは突然でした。木々が開けた先に、常念岳が大きくどっしりとそこにありました。ちょうどガスが切れて行くところで、5分待って、この写真を撮ることができました。
8
P2592を過ぎてしばらく行くと、それは突然でした。木々が開けた先に、常念岳が大きくどっしりとそこにありました。ちょうどガスが切れて行くところで、5分待って、この写真を撮ることができました。
P2512は常念岳手前、最後の小ピーク。ここも格好いい常念岳が見えそうですが、山頂は再びガスの中。休憩がてらに15分ほど粘ってみましたが、クリアにはならず。鞍部まで下りたら、あとは常念岳本体の登りが残るのみ。ただ、山頂まではなかなか険しいルートになります。
4
P2512は常念岳手前、最後の小ピーク。ここも格好いい常念岳が見えそうですが、山頂は再びガスの中。休憩がてらに15分ほど粘ってみましたが、クリアにはならず。鞍部まで下りたら、あとは常念岳本体の登りが残るのみ。ただ、山頂まではなかなか険しいルートになります。
おおっ、穂高のガスも取れて来ましたね。雲を割るように姿を現しはじめた穂高の山々。息を呑む風景です。
4
おおっ、穂高のガスも取れて来ましたね。雲を割るように姿を現しはじめた穂高の山々。息を呑む風景です。
ややガレている岩稜線を登ります。
5
ややガレている岩稜線を登ります。
振り返ると蝶ヶ岳。ちょっとだけ尖って突き出ているのが蝶槍です。
6
振り返ると蝶ヶ岳。ちょっとだけ尖って突き出ているのが蝶槍です。
穂高の空は青空も出てきました。一瞬一瞬で移ろっていく風景に、ちょっと感動してしまっているかも。そして、やっぱり穂高が好きなんだって確信。
6
穂高の空は青空も出てきました。一瞬一瞬で移ろっていく風景に、ちょっと感動してしまっているかも。そして、やっぱり穂高が好きなんだって確信。
前穂には陽が当たって。躍動する雲と山容が輝き、力強くも美しい光景に心が震えます。
4
前穂には陽が当たって。躍動する雲と山容が輝き、力強くも美しい光景に心が震えます。
北穂高にも光が。大キレットの切れ込み具合がすごい。
5
北穂高にも光が。大キレットの切れ込み具合がすごい。
常念岳の山頂が一気に近くなったように感じます。大きな岩々のピークは縁を回り込むように行きます。
3
常念岳の山頂が一気に近くなったように感じます。大きな岩々のピークは縁を回り込むように行きます。
槍の稜線に掛かるガスはしつこいですが、抜けてくれることを祈りながら。
2
槍の稜線に掛かるガスはしつこいですが、抜けてくれることを祈りながら。
ガスの中に浮かびあがる槍穂のシルエット。
2
ガスの中に浮かびあがる槍穂のシルエット。
近いようでなかなか縮まらないピークへの距離。息は絶え絶えだけど、山に登っている、って実感できる時間でもあります。
3
近いようでなかなか縮まらないピークへの距離。息は絶え絶えだけど、山に登っている、って実感できる時間でもあります。
横では槍ヶ岳が応援してくれている、かも。
2
横では槍ヶ岳が応援してくれている、かも。
前常念岳に延びる稜線の向こうには浅間山の姿も。
2
前常念岳に延びる稜線の向こうには浅間山の姿も。
常念岳の直上も雲が晴れて青空が広がります。それにしても、最後の登りが苦しすぎます。
3
常念岳の直上も雲が晴れて青空が広がります。それにしても、最後の登りが苦しすぎます。
もがいている横で、いつの間にかクリアな姿になっている槍ヶ岳。穂高と槍、本当に好きなのはどっちなんだろ?みたいなことを考えて今回の山行をしていたけど、結論、どっちも同じように好きってことがわかった瞬間。
4
もがいている横で、いつの間にかクリアな姿になっている槍ヶ岳。穂高と槍、本当に好きなのはどっちなんだろ?みたいなことを考えて今回の山行をしていたけど、結論、どっちも同じように好きってことがわかった瞬間。
常念から蝶ヶ岳に向かう登山者も多かったです。ガレている下りは注意して。
5
常念から蝶ヶ岳に向かう登山者も多かったです。ガレている下りは注意して。
いや、ほんと、いつになったらこの登りは終わるんだろう…。風景のスケールが大きすぎて、距離の感覚がおかしくなってしるのかも。
8
いや、ほんと、いつになったらこの登りは終わるんだろう…。風景のスケールが大きすぎて、距離の感覚がおかしくなってしるのかも。
穂高はまたガスに隠れてしまいました。
3
穂高はまたガスに隠れてしまいました。
秋の空のようなヒツジ雲を見上げて、もうひと踏ん張り。山頂の登山者の声が聞こえて来る距離なので、本当にもう最後でしょう。
4
秋の空のようなヒツジ雲を見上げて、もうひと踏ん張り。山頂の登山者の声が聞こえて来る距離なので、本当にもう最後でしょう。
ということで、蝶ヶ岳のスタートから4時間で常念岳に到達。山頂はなかなか賑わっています。
8
ということで、蝶ヶ岳のスタートから4時間で常念岳に到達。山頂はなかなか賑わっています。
今日、歩いて来た稜線を振り返って。疲れましたが、確かな達成感があります。
7
今日、歩いて来た稜線を振り返って。疲れましたが、確かな達成感があります。
常念岳山頂の空。
5
常念岳山頂の空。
残念ながら穂高はガスの中のままです。でも、ここまで心動かされるような風景をたくさん見せてくれたので、これでも良し。
3
残念ながら穂高はガスの中のままです。でも、ここまで心動かされるような風景をたくさん見せてくれたので、これでも良し。
新しい風景は横通岳と大天井岳へと続く稜線。こちら側もいいですね。
4
新しい風景は横通岳と大天井岳へと続く稜線。こちら側もいいですね。
山頂の祠で記念撮影。てるてる坊主たちは風で傾いて、目線が合わず(苦笑)
12
山頂の祠で記念撮影。てるてる坊主たちは風で傾いて、目線が合わず(苦笑)
前常念岳から稜線も気持ち良さそうです。
2
前常念岳から稜線も気持ち良さそうです。
軽く昼休憩をしたら下山開始です。常念小屋から一ノ沢に下ります。
6
軽く昼休憩をしたら下山開始です。常念小屋から一ノ沢に下ります。
このまま歩いて行きたくなるような横通岳、大天井岳への稜線。いつかは大天井岳まで線を繋ぎに歩きに来ようかな。
10
このまま歩いて行きたくなるような横通岳、大天井岳への稜線。いつかは大天井岳まで線を繋ぎに歩きに来ようかな。
大天井岳と裏銀座縦走路。
6
大天井岳と裏銀座縦走路。
常念小屋が思った以上に下に見えます。これはなかなか骨の折れる下りです…。
7
常念小屋が思った以上に下に見えます。これはなかなか骨の折れる下りです…。
心が折れそうな時は槍穂の景色を見ましょう。穂高のガスも取れているようです。
8
心が折れそうな時は槍穂の景色を見ましょう。穂高のガスも取れているようです。
それにしても、ガレ気味の下りはスピードも出ないし、急斜面を九十九折で下るので、見かけ以上に時間が掛かります。
4
それにしても、ガレ気味の下りはスピードも出ないし、急斜面を九十九折で下るので、見かけ以上に時間が掛かります。
もうすぐ見えなくなる槍ヶ岳の雄姿。これぞ夏山って感じ。また会いに来ます。
7
もうすぐ見えなくなる槍ヶ岳の雄姿。これぞ夏山って感じ。また会いに来ます。
山頂から1時間近く掛かって常念小屋。小屋で一ノ沢登山口のタクシー手配をお願いします。コースタイムどおりの3時間後に予約しました。
5
山頂から1時間近く掛かって常念小屋。小屋で一ノ沢登山口のタクシー手配をお願いします。コースタイムどおりの3時間後に予約しました。
さようなら、常念岳。いい山でした。
4
さようなら、常念岳。いい山でした。
一ノ沢までも長い下りになりますが、焦らずに行きましょう。
2
一ノ沢までも長い下りになりますが、焦らずに行きましょう。
稜線は風があって心地良かったけど、樹林帯に入って蒸し暑く、どんどん体力が奪われる感じがします。
1
稜線は風があって心地良かったけど、樹林帯に入って蒸し暑く、どんどん体力が奪われる感じがします。
30分ほど下ると「最終水場」で沢に出ます。ここで顔を洗ってリフレッシュ。
2
30分ほど下ると「最終水場」で沢に出ます。ここで顔を洗ってリフレッシュ。
登山道は沢に沿って付いていて、ずっと水音が聞こえるので、疲れているけど気が紛れます。
2
登山道は沢に沿って付いていて、ずっと水音が聞こえるので、疲れているけど気が紛れます。
何度か丸太橋で沢を横切って、どんどん下山します。
2
何度か丸太橋で沢を横切って、どんどん下山します。
タクシーの時間も気にしながらなので、ちょっと気が急いで、いつもより疲れた気がします。王滝ベンチのところで沢に下りて最後の休憩。沢を渡る風が涼やか。
1
タクシーの時間も気にしながらなので、ちょっと気が急いで、いつもより疲れた気がします。王滝ベンチのところで沢に下りて最後の休憩。沢を渡る風が涼やか。
すっかり傾斜は穏やかになりましたが、最後がなかなか長い。
1
すっかり傾斜は穏やかになりましたが、最後がなかなか長い。
立派なトチの木を祀った山の神。今回も無事に帰って来れたことに感謝のご挨拶をします。
2
立派なトチの木を祀った山の神。今回も無事に帰って来れたことに感謝のご挨拶をします。
最後はヘトヘト。よく歩きました。タクシーの予約時間を5分オーバーしたけど、なんとか一ノ沢登山口に下山完了です。
5
最後はヘトヘト。よく歩きました。タクシーの予約時間を5分オーバーしたけど、なんとか一ノ沢登山口に下山完了です。
タクシーで穂高駅へ。そこから大糸線で松本駅に戻りました。駅の高架通路から常念岳を見上げて、ちょっとだけ感慨に浸ったりして。
3
タクシーで穂高駅へ。そこから大糸線で松本駅に戻りました。駅の高架通路から常念岳を見上げて、ちょっとだけ感慨に浸ったりして。
車を回収した後、日帰り湯「湯の華銭湯 瑞祥」に移動して、2日間の汗を流してさっぱり。食事処の山賊焼き定食、ボリューム満点で美味しくいただきました。でも、なんで納豆ついているんだろう?
8
車を回収した後、日帰り湯「湯の華銭湯 瑞祥」に移動して、2日間の汗を流してさっぱり。食事処の山賊焼き定食、ボリューム満点で美味しくいただきました。でも、なんで納豆ついているんだろう?

感想

残雪期に登って至近距離で眺める穂高の風景に魅せられた蝶ヶ岳。そこから見た常念岳もまた、心引きつけられる山容で、いつかは登りたいと思っていた山。その時はぜひ縦走で、と計画していた今回の山行。

前回の蝶ヶ岳は三股からだったので別ルートを歩きたく、上高地出発で徳沢から長塀尾根で登ることに。曇り空の河童橋をスタートして、徳澤園で朝からソフトクリーム食べて、長塀尾根へ。この尾根は急で、長く、眺望もないので、修行の時間でした。でも最後の最後に穂高の大パノラマが得られるので、それを目指して頑張るしかないです。といっても、今回はガスが掛かり、ご褒美感は少なかったけど、それでも穂高の大きさを感じることができました。夕刻になると、曇り空ではあったけど、穂高も槍ヶ岳も常念岳も顔を出してくれて、ゆったりと流れるを感じることができました。

2日目の常念岳への縦走、朝起きたらガスガスの真っ白で、ちょっと心が折れそうに。天気は回復基調のようで、それに期待しながらの出発。蝶槍からは樹林帯に入って、我慢の歩きが続きましたが、その瞬間は突然、来ました。木々が開けると、いつの間にかガスが晴れていて、正面に精悍な山容の常念岳が。徐々に晴れ間が広がって、開放的な稜線に出ると穂高や槍ヶ岳のガスも取れて行きました。なんだかタイミングが最高。刻々と移ろっていく風景に、ちょっと感動していたかも。常念岳への最後の登りはかなり険しく、苦しかったけど、横を見ればそこに槍穂があって、つらさを忘れることができた気がします。常念岳から一ノ沢への下山は疲れもあって、なかなかしんどかったけど、充実感でいっぱいでした。

槍穂を見ながら、穂高と槍ヶ岳、本当に好きなのはどっちなんだろう?とどうでもいいことを考えていたけど、最終的にはどっちも同じくらい好きに落ち着きました。やっぱり夏山はいいです。

ブログもぜひ↓
稜線に吹く風のむこうへ
https://ridgeline-wind.hatenablog.com/entry/jonen/220801

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:753人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
燕岳から蝶ケ岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
長壁尾根から蝶、大滝山、中村新道で徳本峠
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら