欲張ったけど全部は無理だった西丹沢(玄倉⇒ユーシン⇒同角ノ頭⇒檜洞丸⇒ツツジ新道で西丹沢自然教室)
- GPS
- 10:24
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 1,949m
- 下り
- 1,877m
コースタイム
玄倉林道ゲート 8:39
玄倉ダム 9:26
ユーシンロッジ着 10:33
ユーシンロッジ発 10:54
大石山 11:51
同角ノ頭 13:22
檜洞丸着 14:50
檜洞丸発 15:16
展望台 16:07
ゴーラ沢出合 16:34
西丹沢自然教室 17:15
天候 | 終日快晴♪☀ ときどきシャクトリムシ ( ̄▽ ̄;)!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
小田急線新松田駅 6:51着 富士急湘南バス 西丹沢自然教室行き 7:20始発 ※ 当日は始発前に増発。2便目に乗りました 帰り: 西丹沢自然教室発 新松田駅行き 18:58最終 17:05発から約2時間空きます… ※ 当日は親切なハイカーさんにご自宅最寄駅まで車で送って頂きました〜♪ 備考: 『山と高原地図2013丹沢』を見ると”新松田〜中川”の西丹沢自然教室行とは別系統のバス路線があるようにも見えます。富士急湘南バスのHPを見ると、確かに”松64”という路線コードはありますが、実際のバス便は全て西丹沢自然教室まで行ってます。つまり、中川まで歩けば別のバス便があるかも…と考えるのは間違いという事になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届:玄倉バス停 トイレ:玄倉バス停、ユーシンロッジ、青ヶ岳山荘、西丹沢自然教室 温泉:”中川温泉ぶなの湯”。西丹沢自然教室からバス (中川バス停)、又は徒歩(5Km, 1h) au携帯電話:4Gならば西丹沢自然教室はサービスエリア(のはずです)。3Gは中川温泉付近まで行かないとダメ (T_T) 玄倉バス停〜ユーシンロッジ: 10Kmで400mほど標高を稼ぐ林道歩きです。アスファルトをウォーキングシューズで歩く訳では無いので、そこそこ足に負担がある事はお忘れなく… ユーシンロッジ〜大石山: 歩行距離1.3Kmで500mという急登です〜。”大石”が見えてから山頂まで結構あります。大石山山頂はと〜っても展望の良い場所です♡ 大石山〜同角ノ頭: 大石山直下は長〜いザレた鎖場です。両側が切れ落ちたヤセ尾根、鉄梯子の付いた小規模キレット、空中桟橋(ザンザ洞キレット)など要注意箇所だらけの気の抜けない登山道で、万一落ちると一大事は必至。暑さで注意力の落ちる盛夏の日中に歩くのは薦められません。 同角ノ頭〜檜洞丸: 木道部分が多く基本的には歩き易い道ですが、崩壊している場所もあります。がっかりするほど一旦標高を下げ、石棚山稜へ登り返します。檜洞丸の山頂に近づくと、バイケイソウに木道という丹沢お馴染みの風景になります。きつかった道中の余韻を楽しめれば良いのでしょうが、トドメのひと登りという方が適切か? ^^; ツツジ新道: 上部は良く整備されており、シロヤシオとミツバツツジが大変美しいです。ツツジが無くなると両側笹薮、石ころゴロゴロのさえない登山道がゴーラ沢出合まで続きます。道が変化に乏しいので、一定のペースで速度を上げて降りる事が可能です。下山路に適していると思いました。 ゴーラ沢出合〜西丹沢自然教室: ゴーラ沢出合は広い河原。ぜひ手と顔を洗ってスッキリしましょう♪水量が多い時には靴を脱いで渡らなければならないと思います。終盤に本道と河原沿いのコースに分かれます。道標上の距離は両方1.5Kmと書いてありますが、河原沿いのコースは2度渡渉するので増水時は不可。おまけに少し長いように思えました。 |
写真
感想
やっぱり一度檜洞丸のシロヤシオを見ておこう。
玄倉ダムの水の色も捨てがたい。
犬越路の方の岩場にはコイワザクラが一輪でも咲き残っているかも…。
という事で、玄倉林道をユーシンロッジまで歩き、そこから同角山稜を通って檜洞丸へ登り、下山は犬越路を廻って西丹沢自然教室へ。というルートを当初考えました。
欲張り過ぎ!
ですよね^^;
一度もこのあたりを歩いた事が無いもので、妄想だけは膨らみました。それで…一番見込みが薄いコイワザクラはオプションにして、下山はツツジ新道で計画。同じルートを逆周りされた方のレコのアップダウンをひっくり返すと、登りは1800mを超えるようです。行程スタートの玄倉バス停から檜洞丸までは約15Km。個人的に最もタフな一日になるのだろうなと思いつつも、シロヤシオと玄倉ダムの”ユーシンブルー”が楽しみです!
西丹沢自然教室行きの始発バスは増便が出て、私は2便目に乗車。座って行く事が出来ました。玄倉で降りたのは私も含め3名でした。身支度を整えトイレを済ませ、8:00にスタート。ここからユーシンロッジまで2時間以上林道歩きです。川側にはニシキウツギ (ハコネウツギ?) の紅白の花。対岸に一か所黄色い花が見えましたが、ジャケツイバラでしょうか。玄倉林道ゲートの駐車スペースは満車状態。釣り客も多いのでしょう。
真っ暗な新青崩隧道を抜けるとすぐに待望の玄倉ダム。ダムと言っても本当に小さなミニダム。水は青く透き通って期待を裏切らぬ美しさでした。暑かったので、本当に飛び込んで泳ぎたくなりました。この後もずっと美しい新緑の渓谷沿いを歩くのですが、もしも海パンを持ってたら…山登りを放棄して川遊びに切り替えたかもしれません。ヒメレンゲやクワガタソウ、タニギキョウ、ジシバリが咲く林道を歩き、この道で本当に合ってるんだっけ??と不安になってきたころに道標。雨山峠への道を分けるとすぐにユーシンロッジへの分岐。道標の距離を見ると、ここが丹沢の中心地であることが実感できます。
ユーシンロッジは気持ちの良い場所でした。ツツドリの鳴き声が聞こえます。ウグイスもすぐ近くで鳴いていたのですが、姿は見えません。沢の方からはカジカガエル、山ではハルゼミも鳴き始めてるんですね。他にも数人ハイカーの方がおられましたが、皆それぞれ自然を楽しんでおられる様子でしたよ。おにぎりを一つ食べ、靴の中に入った小石を取り払って靴紐を締め直し、出発しました。
橋を渡って尾根に取り付くといきなり急登が始まります。すぐに東屋がありますが、もはや一息入れたい気分(笑)。その後もずっと急登が続いて、暑いわキツイわでいっぱいいっぱいでした。大岩が出てきて、道標に大石山まで440mとありましたが、体感的にはそんなもんじゃないだろ〜って感じでした。良く行くところでは笹子の清八山が似たような登りですが、あちらはそれで終わり。こっちはようやく半分。この時点で既に犬越路への下山は無しと決定です。それ以前に檜洞丸までたどり着けるのだろうかと少し不安になりました。
大石山の山頂には大学生と思しき二人組のおにーさん方が休憩中。シャッターを頼まれたので快く応じます。登りがキツかったですね〜といいながらも、君等全然疲れてるようには見えないよね。さすがだなぁ…。その二人はユーシンへピストンで戻り、分かれました。大石山はとても展望のいい場所で、塔ノ岳からぐるりと丹沢の主稜線が見渡せます。ザレ場からはきれいに富士山が見えました。そのすぐ下の長い鎖場にはビックリ!その先も両側ストンのヤセ尾根や小規模なキレットが続きます。2カ所ある鉄梯子は下りで使う事になり、降りた後振り返る時に注意を払いました。空中桟橋のかかるザンザ洞キレットは、下が良く見えなかったのであまり恐怖感は感じませんでしたが、落ちたらおしまいの場所らしいですね。もっとも、そういう場所は他にも沢山あったと思います…。そんな中でも、足元にはずっとクワガタソウとツルキンバイが咲いていて、時折りチクリとアザミのトゲが刺さります。石小屋ノ頭のような和む場所もあります。2カ所ベンチがありますが、その都度水分補給してリフレッシュしました。まわりはステキな自然林で、もう少し余裕があれば楽しめたんでしょうけどね。
そんなこんなで同角ノ頭に到着。展望はありませんがホッとするピークでした。まわりのブナが綺麗です。危険個所を終え、ようやく檜洞丸が視界に入ってきた事もあり、元気が戻ってきました。先の大石山で1個、ここで2個目のアミノバイタルゼリーを食べ、水分補給して出発。この後は一旦かなり標高を下げてしまいますが、戻って来た元気で乗り切れました。今日初めてのバイケイソウが現れて石棚山稜に合流。シロヤシオもたくさん出て来ました。木道とバイケイソウ…もう着くんだ〜♪と少し気が緩んでしまい、最後の(トドメの)ひと登りでヘロヘロになりましたが、何とか檜洞丸までたどり着きました。玄倉バス停を出発して6時間50分。長かったです。
山頂には先客が2組。日影になっているベンチは空いていなかったので、木陰に座って遅いランチ。パワーが出なさそうなランチパックを頬張り、冷たいアイスコーヒーで元気復活しました。とにかく虫がまとわりついてきて鬱陶しかったので、早々に山頂を退散しツツジ観賞をしながら下山する事にしました。とにかく、シロヤシオとトウゴクミツバツツジがきれいでした。あっちこっちで写真を撮りながらで、なかなか先に進めません^^;
ツツジが見えなくなるとツツジ新道は単調な道で、スピードを上げて降りる事が出来ました。この道を歩いていると、同角山稜の道がいかに素敵だったかが良く解ります。次に来る時にはもう少し余裕をもって楽しみたいと思いました。途中で何名かのハイカーを追い越しましたが、その中の一人にこの後助けて頂くことになります。バスの時間を勘違いしており、ゴーラ沢出合まで降りた時点で間に合うと判断し、手と顔を洗ってスッキリしました♡。西丹沢自然教室に着いたのが17:15で、10分差で間に合わなかった事を知りショック…でも最初からその時間を知っていたら、間に合わせようとは思わなかったでしょうね。
とにかく、帰宅が予定より遅れる事を妻にメールしようと思ったのですが圏外。地図で調べたところ、中川温泉まで行けば別系統のバスがありそうで、且つ携帯も通じるかもしれません。そこまで歩く事にしました。もう少しで到着というところで下山時に少しお話をした方が車で通りかかり、声をかけて頂きました。有難くご厚意に甘えさせて頂きました。
疲れましたけど、シロヤシオとユーシンブルーを見れて大満足です。このルートは紅葉の頃もう一度歩きたいと思いました。行程のスピードアップは望めないから最初から最終バスに乗るつもりで。
その分自然を楽しみながら歩けるといいなぁ (´∇`*)
tokumuraさん、おはようございます。
ユーシンブルーにブナ、シロヤシオ、タイミングばっちり
そしてツルキンバイとクワガタソウの応援団!本当にその通りですよね。
私も足元の花 にはいつも元気をもらっています。
同角山稜は、辛いけど 、よいルートですよね〜。
新緑もよいですが、よく登られる方がいうには、同角山稜はやはり秋が最高だそうです。
そういわれると、秋にも行かなくては!と思ってしまいます。
7番目の写真、先月、私もみまして、ヨウシュヤマゴボウかもってレコで書いてしまったのですが、マルミノヤマゴボウかな〜ってあたりをつけているのですが、いかがでしょうか??
hyouchanさん こんにちは (^-^)/
結局、行ってきてしまいました。
天気にも恵まれて、ツツジも渓谷も素晴らしく、欲張った甲斐がありましたよ〜
実際に歩いてみると、もっと欲張りになってしまいました ^^;
あれだけ綺麗な渓谷なのだから、是非河原に降りてコーヒーでも飲みたい…
あれだけアザミが沢山あるのだから、是非咲いている時に歩いてみたい…
もちろん紅葉も!
犬越路の方の展望も!
プランを良く考えて、また行ってみます〜
7番、マルミノヤマゴボウで間違いなさそうですね^^
ヨウシュヤマゴボウとは違うようですね。茎の色や花の密度など…
ありがとうございます 。普段同定に使っているサイトに該当種が無くて、時間がかかりそうだなぁと思っていたところでした ^^;
tokumuraさん、こんばんは。
John-hideと申します。
大石山山頂でお会いした2人組の片割れです。(メガネの方です)
写真ありがとうございました。登られた直後にお願いしてすみませんでしたm(_ _)m
あの後、檜洞丸まで行ったんですね。スゴイです。
私たちは初心者なので同角まではまだまだ行けそうにないです。(ビビリなので)
私たちは山頂についてから休憩後だったので、元気に見えたのかも知れませんが
余裕は全くなしでしたよ(笑)
調子良くていつもより大股歩きで林道を下山したら翌日になっていつもの膝痛が出てヒーヒーしてます(泣)
因みに私たち30半ばを超えたオヤジーズです(笑)
でも大学生に見えたなんて、ちょっと嬉しすぎますよ。ありがとうございます。
私たちもいつか檜洞丸まで周回で行けるように頑張ります。
ありがとうございました。
john-hideさん
コメントの返信遅れてすみませんでした
30代後半!?そうでしたか〜 (^^;) お二人とも溌剌としててお若く見えましたよ!
イケイケよりはビビリの方が山向きな性格だと思いますよ^^
それに、30代ってスタミナや筋力を含めた総合的な体力が一番充実する年代だと思いますので、これからもどんどんチャレンジして下さいね!
同角ノ頭付近は、危ない場所も確かに多かったけど、素晴らしい自然林でした♡
是非紅葉の季節に歩いてみる事をお勧めします^^
tokumuraさん、こんばんは。
実はオススメ頂いた紅葉の時期に今度は周回コースでまた来ようと友人と話しながら
下山していました(笑)
今の体力ではとても無理なので早くても来年以降かと思いますが・・・(;^ω^)
まだまだ初心者なので、少しずつ、体力・山筋つけて距離を伸ばせるように
頑張って行きたいと思います。ありがとうございました。
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