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Yamareco

記録ID: 4605041
全員に公開
沢登り
谷川・武尊

谷川 利根川水系 赤谷川本谷

2022年08月19日(金) ~ 2022年08月20日(土)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
17:27
距離
26.8km
登り
2,753m
下り
2,087m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:02
休憩
0:34
合計
10:36
5:36
119
16:13
宿泊地
2日目
山行
5:58
休憩
0:45
合計
6:43
5:52
226
宿泊地
9:44
10:18
50
11:07
11:18
10
11:28
11:28
18
11:47
11:47
24
12:11
12:11
14
12:37
天候 8/19 快晴
8/20 曇りときどき晴れのち雨
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
谷川インフォメーションセンター駐車場(無料)に一台停めて、もう一台で川古温泉手前の駐車スペース(10台ほど)に停めた
コース状況/
危険箇所等
谷川連峰 赤谷川本谷 沢3級下~上 (関東周辺の沢94によると3級下、丹沢の沢200ルートで有名なkamogさんによると3級上)
遡行図は沢登り銘溪62選と関東周辺の沢94を参考にした。あと、大学時代に沢登り講習でお世話になったkamogさんの記録が詳細で参考にさせていただいた。

○沢全体の特徴
赤谷川本谷は日本百名谷の1つであり、前半の裏越ノセンを筆頭とした圧倒的なスケール感、後半の癒やしの溪と、遡行者を飽きさせない素晴らしい沢である。
赤谷川本谷は同じ山域の湯檜曽本谷と比べ、アプローチの面倒くささにより、あまり多くの入渓者を迎えていない。事実、高巻き等で踏み跡は全くないので、遡行者は巻きのルートファインディングに慣れた中級者以上であることが望ましいと思われる。(自分が中級者レベルにあるかはわからないが)
今回はとても手が出せるレベルでなかったので突撃しなかったが、ドウドウセンを大高巻きせずに通過するには超上級者レベルの実力が必要らしい。

○入渓まで
赤谷林道は前半は普通の未舗装道で歩きやすいが、赤谷川橋の先はもはや林道ではない上にヒルがいた。林道終点からは登山道となるが、人があまり通らないのか荒れていて、いやらしいトラバースなどが何度かある。

○マワット下ノセン左壁登攀
短いゴルジュの先に20mほどの滝を構える。滝下ではどこにいても水しぶきのシャワーを浴びることとなる。
左壁を登り、灌木のあるあたりをくぐってトラバースし、落口まで登っていく。1pで越えたが、中間支点をこまめに構築した。使ったのは灌木×2とカム#1とハーケン1枚。終了点は落口近くの灌木。

○マワットノセン高巻き
コンパクトだが、大きな釜を持つ豪快な滝。右がを登れるようだが、今回は巻きを選択。
右岸ルンゼをツメていき、登りやすそうなところで灌木をつかみながらトラバースする。藪に覆われた尾根を乗っこし、落口の場所を意識しながら藪漕ぎで下っていくとフリーで落口付近まで到達できた。

○巨岩帯
巨岩帯といいながら、キレイな滝がいくつもあった。しかし、すべて直登は難しそう。基本は右岸巻きがうまくいく。適切にルートファインディングをしながらすすむ。巨岩帯ではお馴染みだが、ちょっとしたボルダーちっくに登る箇所が多い。

○裏越ノセン高巻き
裏越ノセン下は滝自体の豪快さももちろんだが、右岸側の崖上から天然の水のカーテンが注ぎ込み、空間としてのスケールの大きさに圧倒される。
右壁のバンドから登れるみたいだが、時間的に有利になるわけでもなさそうなので高巻きする。
滝下の大きな釜を浅いところを繋いで胸まで浸かって右岸のルンゼに取り付く。ルンゼ上はガレていて浮石が多く気を使う。登っていくと次第に藪っぽくなってくる。傾斜も強くなり、灌木が増えてきたあたりで灌木をつかんでゴリ押して右側の尾根上に乗り上がる。その後、木登りして沢筋を確認できたので、沢床あたりに向かってトラバースしながら高度を落としていくと、日向窪の最初の滝上に出た。一応ドウドウのセンの入り口くらい確認しようと思い、荷物をデポしてクライムダウンして見学しに行った。

○ドウドウノセン高巻き
ドウドウノセンは高巻きすると内部の様子はほとんど見ることができなかった。
まず、日向窪を遡行していって、チムニー滝の下で右に見える尾根上に乗り上がり、そのまま藪漕ぎで尾根を登っていく。しばらく登ると右側に露岩帯が見えてくるので、慎重に登っていく。尾根に乗り上がる手前あたりで露岩が減って草付ばかりになる手前のところで、右か左の灌木帯を伝って尾根に乗り上がる。少し尾根を漕ぐと、尾根上はかなり濃い灌木帯となってくる。かつ地形図上の崖マークを避けるために谷を右手に見ながらトラバースをする。しばらくトラバースをするとルンゼが現れる。ここが崖マークの最末端である。このルンゼを慎重に渡りトラバースして尾根に乗り上がる。ここからドウドウノセン上の河原が見下ろせたので、左手を見ながら尾根上の灌木帯を繋いで下っていくと、ドウドウノセン最上部(A滝とかB滝あたり?)に降りれるルンゼがみえるので、このルンゼをさらに乗り越えて目の前に見える笹藪の尾根上に乗っかる。その尾根の最下部あたりに太い灌木が数本あり、上流側に落口がみえるので、捨て綱を使わずに懸垂1回でちょうどドウドウノセン上に着いた。

ルート情報とは関係ないが、今回露岩帯上の草付をそのまま登ろうとして足場がなくなり進退窮まってしまい、草付に刺したハンマーで体重を支える羽目に。ハンマーで止まっている間にDaiUに上の灌木帯に登ってもらい、補助ロープを出してもらって確保してもらって事なきを得た。DaiUに感謝するとともに、草付の恐ろしさを身を以て知った。

○ドウドウセン上の河原(タープ泊)
ドウドウセン上はここまでの厳しい巻きが嘘かのような穏やかな渓相。右岸側に快適なテン場があるので、今回はここで泊まった。左岸の灌木と右岸の奥にある灌木でロープを渡し、タープを張った。前日までの雨による湿気のせいか、焚き火はうまくつかなかったのが心残り。夜は満天の星空を見ながら就寝。

○8m滝 右岸巻き
朝準備を整えて出発。すぐに8m滝に着く。右岸側をへつりながら登っていき、リングボルトが打ってある上あたりの灌木帯から登っていく。途中捨て綱があったが、見送ってそのまま灌木をつなぎながら上流側にトラバースしていく。ある程度高度をかせぎながらトラバースしていくと、滝の落口の上くらいまで到達したあたりで太い木がいくつか生えている。そいつらの1つを選んで懸垂支点構築し、捨て綱を使わずに落口まで懸垂下降。15mくらい。50mロープがあれば十分。

○癒やし溪
その後はなんでもない癒やし溪の沢歩き。たまにテン場適地が点在する。

○ゴルジュ帯
地形図上にもあるゴルジュマークあたりに200mくらいのゴルジュがあらわれる。難易度は低く、今回はへつりで股下以下程度しか濡れずに突破できた。晴れていれば、泳ぐと楽しそう。

○癒やし溪
ゴルジュを越えるとまた癒やし溪。ここまでに比べたらなんともない。ここらにもテン場適地が点在しており、とくに草原の台地が数か所あって気持ちよさそうであった。

○ツメ 奥の二俣で左
ひたすらすすんでいくと、奥の二俣が現れる。過去記録で簡単そうだった左俣を選ぶ。高度を稼ぎながら、両側を笹藪に覆われた細い沢を登っていく。少滝がいくつもあったが、どれもヌメヌメ。今回はフェルトだったので大丈夫だったが、ラバーだと辛いかも?しばらく進むと水が枯れ、さらに進むと沢がほぼ消え、崩壊地に出る。尾根に向かってヤブを漕ぎながら左にトラバースすると登山道に合流。脱渓。

○登山道 オジカ沢ノ頭~谷川肩の小屋~天神平
登山道なので割愛。肩の小屋以降は人だらけで渋滞しまくりだった。途中から雨も降ってきて濡れた。脱渓後で良かった。膝にやさしいロープウェイ下山を選んだ。
その他周辺情報 湯テルメ谷川で温泉に入る。630円。
打ち上げのご飯はちょうど空いていた「まつや」(牛丼チェーンではない)でもつ煮定食を食べた。他にもうどんやそば、丼もの定食などあり。
アプローチの登山道。入山者が少ないのか荒れている。
2022年08月19日 07:03撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 7:03
アプローチの登山道。入山者が少ないのか荒れている。
入渓点。すでにスケールが大きい。
2022年08月19日 07:34撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 7:34
入渓点。すでにスケールが大きい。
入渓点付近の枝沢
2022年08月19日 08:06撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 8:06
入渓点付近の枝沢
下部の小滝
2022年08月19日 08:14撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 8:14
下部の小滝
下部の小滝
2022年08月19日 08:22撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 8:22
下部の小滝
2022年08月19日 08:23撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 8:23
マワット下ノセン前衛のゴルジュ。右からへつって通過。
2022年08月19日 08:25撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 8:25
マワット下ノセン前衛のゴルジュ。右からへつって通過。
奥にマワット下ノセンが見える。左壁をリードで登る。
2022年08月19日 08:26撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 8:26
奥にマワット下ノセンが見える。左壁をリードで登る。
マワット下ノセンの滝上。
2022年08月19日 09:37撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 9:37
マワット下ノセンの滝上。
枝沢もキレイ
2022年08月19日 09:38撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 9:38
枝沢もキレイ
2022年08月19日 09:38撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 9:38
マワットノセン。釜が深い。
2022年08月19日 09:40撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 9:40
マワットノセン。釜が深い。
マワットノセン
2022年08月19日 09:41撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 9:41
マワットノセン
右岸のルンゼ状を登る。
2022年08月19日 09:41撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 9:41
右岸のルンゼ状を登る。
右岸ルンゼ
2022年08月19日 09:43撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 9:43
右岸ルンゼ
途中で藪こぎでトラバースしていく。
2022年08月19日 10:01撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:01
途中で藪こぎでトラバースしていく。
マワットノセンの落口付近まできれいに巻けた
2022年08月19日 10:01撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:01
マワットノセンの落口付近まできれいに巻けた
ここから巨岩帯に入る。
2022年08月19日 10:01撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:01
ここから巨岩帯に入る。
2022年08月19日 10:15撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:15
2022年08月19日 10:15撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:15
巨岩帯の小滝
2022年08月19日 10:18撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:18
巨岩帯の小滝
滝が連続する。
2022年08月19日 10:22撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:22
滝が連続する。
大きな壁
2022年08月19日 10:23撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:23
大きな壁
2022年08月19日 10:23撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:23
巨岩帯の滝
2022年08月19日 10:30撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:30
巨岩帯の滝
右岸沿いに巻いていく
2022年08月19日 10:30撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:30
右岸沿いに巻いていく
2022年08月19日 10:37撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:37
水のカーテン。小雨が降っているみたい。
2022年08月19日 10:37撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:37
水のカーテン。小雨が降っているみたい。
巨岩を乗っこしていく
2022年08月19日 10:43撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:43
巨岩を乗っこしていく
小滝
2022年08月19日 10:43撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:43
小滝
後ろを振り返るとキレイな稜線。見えているのは平標山とか笹穴沢とかかな?
2022年08月19日 10:46撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 10:46
後ろを振り返るとキレイな稜線。見えているのは平標山とか笹穴沢とかかな?
巨岩帯上部
2022年08月19日 11:03撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 11:03
巨岩帯上部
巨岩帯上部は快適に登っていける
2022年08月19日 11:11撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 11:11
巨岩帯上部は快適に登っていける
巨岩帯終点
2022年08月19日 11:29撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 11:29
巨岩帯終点
奥に裏越ノセンが見える
2022年08月19日 11:35撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 11:35
奥に裏越ノセンが見える
右岸から注ぐ水のカーテン。気持ちいい。
2022年08月19日 11:37撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 11:37
右岸から注ぐ水のカーテン。気持ちいい。
裏越ノセン。圧倒的なスケール。
2022年08月19日 11:45撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 11:45
裏越ノセン。圧倒的なスケール。
この空間に来られただけで大満足。
2022年08月19日 11:45撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 11:45
この空間に来られただけで大満足。
素晴らしすぎる。
2022年08月19日 11:53撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 11:53
素晴らしすぎる。
釜を胸まで浸かりながら右岸ルンゼに取り付き、振り返って撮った。
2022年08月19日 12:09撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 12:09
釜を胸まで浸かりながら右岸ルンゼに取り付き、振り返って撮った。
横からみた裏越ノセン。
2022年08月19日 12:09撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 12:09
横からみた裏越ノセン。
右岸ルンゼはガレガレ。落石注意。
2022年08月19日 12:10撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 12:10
右岸ルンゼはガレガレ。落石注意。
次第に藪になる。
2022年08月19日 12:28撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 12:28
次第に藪になる。
振り返ってパシャリ
2022年08月19日 12:28撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 12:28
振り返ってパシャリ
まだ藪を漕ぐ
2022年08月19日 12:42撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 12:42
まだ藪を漕ぐ
日向窪下部に出た。
2022年08月19日 13:04撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 13:04
日向窪下部に出た。
2022年08月19日 13:05撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 13:05
本流はこちら
2022年08月19日 13:05撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 13:05
本流はこちら
本流に戻ってドウドウセン取り付きを覗こうとした。
2022年08月19日 13:07撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 13:07
本流に戻ってドウドウセン取り付きを覗こうとした。
2022年08月19日 13:08撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 13:08
ドウドウセンの内部。あまりよく見えない。
2022年08月19日 13:08撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 13:08
ドウドウセンの内部。あまりよく見えない。
2022年08月19日 13:09撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 13:09
2022年08月19日 13:09撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 13:09
日向窪のチムニー滝手前から尾根上を登る。藪を漕いでいくと、右手に次第に露岩帯が出てくる。
2022年08月19日 13:55撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 13:55
日向窪のチムニー滝手前から尾根上を登る。藪を漕いでいくと、右手に次第に露岩帯が出てくる。
2022年08月19日 14:05撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 14:05
露岩帯。この上の草付で詰まってしまって、DaiUに補助ロープを出してもらって助かった。
2022年08月19日 14:05撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 14:05
露岩帯。この上の草付で詰まってしまって、DaiUに補助ロープを出してもらって助かった。
尾根に乗っかって、藪を漕ぎながらトラバースしていくと、小ルンゼが現れる。こいつもトラバースで越えて、また尾根に乗ると、、
2022年08月19日 15:06撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 15:06
尾根に乗っかって、藪を漕ぎながらトラバースしていくと、小ルンゼが現れる。こいつもトラバースで越えて、また尾根に乗ると、、
ドウドウセン上の河原がキレイに見渡せる。ここから左側を見ながら灌木帯をつないで下っていく。一度小ルンゼ状を渡り、小さな尾根に乗り、最末端に生えている大きな灌木を使って上流側に懸垂で下りる。
2022年08月19日 15:06撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 15:06
ドウドウセン上の河原がキレイに見渡せる。ここから左側を見ながら灌木帯をつないで下っていく。一度小ルンゼ状を渡り、小さな尾根に乗り、最末端に生えている大きな灌木を使って上流側に懸垂で下りる。
ドウドウセン上にちょうどおりてきた。
2022年08月19日 16:08撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 16:08
ドウドウセン上にちょうどおりてきた。
懸垂した斜面
2022年08月19日 16:08撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 16:08
懸垂した斜面
穏やかな河原。ここの右岸あたりでタープ泊。
2022年08月19日 16:08撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 16:08
穏やかな河原。ここの右岸あたりでタープ泊。
2022年08月19日 16:10撮影 by  SH-M19, SHARP
8/19 16:10
タープを張った様子。朝飯後。
2022年08月20日 05:09撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 5:09
タープを張った様子。朝飯後。
出発。小雨。
2022年08月20日 05:52撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 5:52
出発。小雨。
2022年08月20日 05:54撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 5:54
奥に8m滝。
2022年08月20日 05:54撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 5:54
奥に8m滝。
右岸をへつる。
2022年08月20日 05:57撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 5:57
右岸をへつる。
2022年08月20日 05:57撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 5:57
この先は悪そうなのでこの手前あたりの灌木を使って高巻き開始。斜上していく。
2022年08月20日 05:57撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 5:57
この先は悪そうなのでこの手前あたりの灌木を使って高巻き開始。斜上していく。
大きな木が生えていたので、懸垂をして落口まで。
2022年08月20日 06:29撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 6:29
大きな木が生えていたので、懸垂をして落口まで。
8m滝の落口。
2022年08月20日 06:30撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 6:30
8m滝の落口。
懸垂で降りてきた場所。
2022年08月20日 06:30撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 6:30
懸垂で降りてきた場所。
癒やし渓となる。
2022年08月20日 06:39撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 6:39
癒やし渓となる。
この程度の小滝がいくつか
2022年08月20日 06:40撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 6:40
この程度の小滝がいくつか
平坦すぎる。
2022年08月20日 06:42撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 6:42
平坦すぎる。
2022年08月20日 06:48撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 6:48
右岸側にテン場適地。
2022年08月20日 06:51撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 6:51
右岸側にテン場適地。
2022年08月20日 06:56撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 6:56
小滝はどれも容易に越えられる。
2022年08月20日 07:10撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:10
小滝はどれも容易に越えられる。
2022年08月20日 07:13撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:13
2022年08月20日 07:15撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:15
2022年08月20日 07:18撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:18
2022年08月20日 07:23撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:23
ゴルジュ帯。曇りで水が冷たいので、基本はへつりで越える。
2022年08月20日 07:26撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:26
ゴルジュ帯。曇りで水が冷たいので、基本はへつりで越える。
2022年08月20日 07:39撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:39
2022年08月20日 07:39撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:39
ゴルジュ帯も終わり、また癒やし渓。
2022年08月20日 07:42撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:42
ゴルジュ帯も終わり、また癒やし渓。
2022年08月20日 07:49撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:49
沢が大きく右にカーブするところ。
2022年08月20日 07:54撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:54
沢が大きく右にカーブするところ。
2022年08月20日 07:57撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:57
ここは池塘もあって気持ちいいテン場適地。
2022年08月20日 07:59撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 7:59
ここは池塘もあって気持ちいいテン場適地。
2022年08月20日 08:03撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 8:03
2022年08月20日 08:06撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 8:06
こんな感じでただの沢歩き。
2022年08月20日 08:09撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 8:09
こんな感じでただの沢歩き。
2022年08月20日 08:14撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 08:18撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 08:23撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 08:24撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 08:25撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 08:28撮影 by  SH-M19, SHARP
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こちらは行かなかった右俣
2022年08月20日 08:30撮影 by  SH-M19, SHARP
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こちらは行かなかった右俣
左俣に入る。こちらの方が水量が少ない気がする。
2022年08月20日 08:30撮影 by  SH-M19, SHARP
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左俣に入る。こちらの方が水量が少ない気がする。
2022年08月20日 08:33撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 08:34撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 08:36撮影 by  SH-M19, SHARP
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左俣に入ってからの小滝はどれもヌメヌメ。
2022年08月20日 08:38撮影 by  SH-M19, SHARP
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左俣に入ってからの小滝はどれもヌメヌメ。
2022年08月20日 08:40撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 08:46撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 09:02撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 09:05撮影 by  SH-M19, SHARP
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細くなっていく。
2022年08月20日 09:09撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 9:09
細くなっていく。
2022年08月20日 09:11撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 9:11
2022年08月20日 09:12撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 09:17撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 09:18撮影 by  SH-M19, SHARP
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崩壊地をつないでいき、崩壊地末端か左にトラバースして登山道へ。
2022年08月20日 09:20撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 9:20
崩壊地をつないでいき、崩壊地末端か左にトラバースして登山道へ。
振り返ると登ってきた赤谷川本谷が。
2022年08月20日 09:20撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 9:20
振り返ると登ってきた赤谷川本谷が。
崩壊地。
2022年08月20日 09:25撮影 by  SH-M19, SHARP
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崩壊地。
藪を漕いで、
2022年08月20日 09:27撮影 by  SH-M19, SHARP
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藪を漕いで、
登山道!
2022年08月20日 09:33撮影 by  SH-M19, SHARP
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登山道!
避難小屋が見えた。
2022年08月20日 09:39撮影 by  SH-M19, SHARP
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避難小屋が見えた。
避難小屋
2022年08月20日 09:41撮影 by  SH-M19, SHARP
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避難小屋
オジカ沢ノ頭!誰もいないので、ここで沢装備を解除。
2022年08月20日 09:44撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 9:44
オジカ沢ノ頭!誰もいないので、ここで沢装備を解除。
登山道を歩く。
2022年08月20日 10:19撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 10:19
登山道を歩く。
谷川岳が見える。
2022年08月20日 10:32撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 10:32
谷川岳が見える。
2022年08月20日 10:42撮影 by  SH-M19, SHARP
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中ゴー分岐の看板。
2022年08月20日 10:49撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 10:49
中ゴー分岐の看板。
2022年08月20日 10:49撮影 by  SH-M19, SHARP
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2022年08月20日 10:50撮影 by  SH-M19, SHARP
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谷川岳肩の小屋。人が多すぎて辟易。このあと天神平まで下りて、ロープウェイで下山。
2022年08月20日 11:20撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 11:20
谷川岳肩の小屋。人が多すぎて辟易。このあと天神平まで下りて、ロープウェイで下山。
まつやでもつ煮定食ご飯大盛りを食べた。
お疲れさまでした。
2022年08月20日 15:56撮影 by  SH-M19, SHARP
8/20 15:56
まつやでもつ煮定食ご飯大盛りを食べた。
お疲れさまでした。
撮影機器:

感想

今シーズンの沢登り完成編として、谷川連峰の利根川水系赤谷川本谷に行ってきました。

今シーズンの始めの頃から、夏頃には熟練者の力を借りずに3級あたりのロマンある沢に挑戦しようと目標を立て、様々なタイプの沢で訓練山行を積んできた。

本当は二泊三日で北アの小倉谷に行こうと計画していたが、天候的に1日半しか使えそうにない上に増水も予想されたので、今回はバックアップで考えていた赤谷川本谷に予定変更した。こちらは渡渉がシビアではないので、多少の増水なら耐えると踏んだ。

赤谷川本谷自体は沢登り銘溪62選で初めて知り、kamogさんやサワグルイさんなどの記録を漁る中でいつかは絶対行きたい沢の1つとなっていた。ドウドウセンを登る力はまだないので、高巻きで対処することとした。

実際行ってみると、上越らしい開けた明るい沢で、裏越ノセンを筆頭にスケールが大きい滝も多く、後半の癒やし渓とのコントラストも素晴らしい。自分の(貧弱な)沢登り経験の中では、間違いなく過去一番に美しく、困難で印象深い沢であった。沢の難易度としては、今シーズン行った鳶谷(3級)や奥ノ平谷(3級)よりも確実に難しい沢であったので、3級上という評価には少し納得がいった。

全体を通してみると、マワット下ノセンでは高度感のあるリード登攀をしたものの、他の主要な滝は全て高巻きで対処した上に踏み跡は皆無であったので、ルートファインディング能力がかなり求められた沢であった。沢特有の高巻きの勘に加え、大学時代に散々やった無雪期藪漕ぎの経験がものすごく生きた山行であった。

今山行は大まかなルートファインディングはかなりうまくいった。しかし、大きな反省点としては、ドウドウセン高巻きの露岩帯上の草付で行き詰まってしまい、草付に挿したハンマーで体重を支えられたものの足場が見つからず動けなくなってしまったことである。結局DaiUに補助ロープで確保してもらい事無きを得たが、草付の恐ろしさを身を以て知った。できるだけ草付を避けて灌木帯をつなぐようなルート取りを意識するべきであった。

色々あったが、今までの山経験をしっかりと発揮して無事予定通りのペースで赤谷川本谷を遡行できたので、今シーズンの目標は達成できたと思う。
まだ沢シーズンは続くが、来シーズンはさらにおもしろい沢に行くためにもさらに経験を積み、技術を磨いてレベルアップしていきたい。

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この記録に関連する登山ルート

沢登り 谷川・武尊 [2日]
赤谷川本谷〜谷川岳
利用交通機関: 車・バイク、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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