娘(12歳)と暴風雨登山。立山〜ザラ峠〜五色ヶ原〜薬師岳〜折立


- GPS
- 29:20
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,344m
- 下り
- 3,434m
コースタイム
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 6:43
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:52
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:13
- 山行
- 3:07
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 3:19
天候 | 1日目:雨のち強風雨 2日目:曇り時々雨 3日目:快晴のち曇り 4日目:曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
往路:竹橋22:30→立山7:00 復路:折立11:45→途中入浴・昼食休憩あり→新宿西口20:30 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:立山室堂 暴風雨:風はまだ大丈夫だったが雨がひどかった。テント場水没のため初日のテント泊は断念。 岩々ゾーンや崩れやすい箇所の通過あり。途中、水場なし。雨が多く一部流れていたが飲用には適していなそう。 コロナで山小屋が閉鎖となっているため要注意。 |
その他周辺情報 | 毎日あるぺん号が立ち寄ってくれる、グリーンパーク吉峰の温泉が良かった。 お食事、頼み過ぎに注意。昼食時には提供されるまで時間がかかる。 冷奴で10分以上、天ぷらそばなどは15分以上かかっていたので、バスの集合時間が気になる人は入浴を少し短めにした方がゆっくり食べられます。 |
写真
翌朝、ごはんにお茶漬け海苔。
チェックアウト後、お昼ごろにすれ違った人から五色ヶ原山荘はコロナのため本日より閉鎖になったと知りました。だから小屋の人たちも離れていたのか〜、登山者がマスクしていなかった時に強く指導していたのかと納得。早く元通りになりますように。。。
先に行ってしまっているので、大声をかけるわけにもいかず、そのまま歩いてもらいます。 (転ぶなよ〜) 荷物軽ければ問題ないと思いますが、15kgくらい背負って何日も歩いているからつまづいたりしないかちょっと心配。
感想
1日目、2日目土砂降り
3日目、4日目晴れたり雨降ったり
小学生夏休み最後の山歩き
この夏はお手軽登山ばかりだったので、ちゃんとテント泊で縦走したいのと、
以前読んだ新田次郎の「点の記」に出てきたザラ峠を歩くルートです。
別のルートも検討しましたが、テント場に予約が不要なので確定を延ばし延ばしにして、どうしようか迷っていました。
出発直前まで、毎日アルペン号の空きがあったのですが、直前で残り数席となって慌てて予約。
今回のミッション。
1.山行中に「点の記」を読む
2.2500m峰 3座
3.毎日、お米を炊いて健康に注意してしっかり食べる(野菜持っていく)
4.調理にはガスを使わない。ジェットボイルも使わない(念のため持っていく)
5.動画撮影の練習
娘のザック:14.7kg (ハイドレーション、飲料水は別)
父のザック:19.3kg(飲料水は別)
天気予報はイマイチですが、静かな山歩きができそう。
結果、大雨・降ったりやんだり、いろいろ大変だったが危険ということはなく歩くことができた。
■0日目
先週同様に竹橋に向かい、先週同様にトイレと受付を済ませ、先週と同じバス(?)に乗って出発。
■1日目
朝、7時前のバス到着時には先週見えなかった立山がしっかりと見えていましたが、準備をしているうちにどんどん曇ってしまい、歩き出すころには雨がポツリポツリ。
雨支度でのスタートです。
立山室堂には、そこそこの人たちがいて、子連れさんの姿もチラホラ。
五色ヶ原方面へ向かう人はほとんどなし。
日本百名山踏破直後の余韻登山で歩き、4月にも歩いた浄土山。一応、室堂山展望台にも立ち寄ってみたけれど何も見えない。
浄土山南峰を過ぎ、龍王岳から先は初ルート。さらに鬼岳、獅子岳というなかなか厳つい山名の山々が連なる。さすが立山。
天気が悪い分、雷鳥ファミリーは元気な姿を見せてくれました。
いよいよ大きく下って、待望のザラ峠。 あいにく雨は土砂降りになり、景色を見るどころか登山道が川になっている。
夏なのでまだ雨に濡れて風に吹かれてもどうにかなったが、気温の低い時期だとかなり厳しい環境。
テント泊の予定だったが、さすがにこの雨では翌日以降に影響が大きそうなので、五色ヶ原山荘に素泊まりさせていただいた。
乾燥室があって、全身ずぶ濡れの衣類も翌朝にはすっかり乾いてくれて良かった。
夕食は、ごはんを炊いてお肉を焼いたが自炊室が広くないので気を使っての調理。ちょっと失敗かな。。。 さつま揚げ。
ジャガイモはもう少し工夫すれば美味しく頂けそう。
■2日目
4:27起床。前夜のごはんを使ってお茶漬け。
私たち素泊まり客には何も説明がされなかったが「コロナ感染者が出たので営業は本日まで」とのことだったらしい。
何も説明もないまま、今日も曇り空からわずかに青空が見える中チェックアウト。
木道の先の踏み跡をたどって鷲岳(わしだけ2617m)をピストン。
続いて鳶山(とんびやま2616m)を通り、長い長い縦走路をたどって越中沢岳(2591m)。
これでミッションを1つクリア。
途中で、追い越していったお兄さんお姉さんたちは、あの大雨の中、五色ヶ原でテント張ったらしい。スゴイ!
その先は降ったりやんだり、何度も何度もレインウェアを脱いだり着たりしながら、スゴ乗越小屋のテント場到着。
端っこの方にテントを張らせていただき、小屋の売店でジュースとビール購入。
ようやく晴れ間が出てきて、歩いてきた険しい山の姿を見てよく頑張ったと思った。
名古屋からの大学サークルのお兄さんたち、グループで楽しそう。うらやましい。
夕食は、パスタとチーズベーコン。
■3日目
朝食、ごはんを炊いた。
雲1つない快晴。水1リットル100円×2リットル。
調理に使ったりしてちょっと心もとないが、間山、北薬師岳、薬師岳へとなかなか楽ではない縦走路。
前日ものんびりと歩かれるソロのオジサンを心配しながら数年ぶりの薬師岳。
あの時も、初日には山頂まで来ることができず、やっぱりキツイ薬師岳。
山頂に到着するとすぐに曇ってきてしまって展望ゼロ。
登ってきた方から太郎平小屋もコロナで閉鎖中とのこと。楽しみにしていたラーメンはお預けかな。
水分不足だったので、薬師岳山荘で、オレンジジュース(小)400円。 染み込む―
薬師峠まで下って、テント場到着。
子供のテント泊代は無料とのこと。その分、美味しそうに冷やされていたビールとコーラ購入。
前日もテント場でご一緒だったお兄さんお姉さんと一緒に夕食。
山で同じように苦労して、一緒に食べるご飯、美味しいです。
夕食はうどん、ベーコン。 (うどんは塩分が多く、ゆで汁がしょっぱい!)
■4日目
4:24起床。 朝食、今日もしっかりごはんを炊いて、サバの味噌煮、ふりかけ。フリーズドライ味噌汁2食分、コーヒー2杯、ココア。
燃料用アルコールは3泊4日で600mLほど消費。他に自動炊飯用固形燃料を使用。予定通りガスは使用せず。
時間にゆとりを持った計画であればアルコールだけでも大丈夫でしたが、条件が悪いとガスの方が楽。
帰りのバスの時刻11時45分に間に合えばよいので、太郎平小屋前のベンチに荷物を置いて、太郎山に立ち寄ってから下山。
下山中、今日もまた雨。途中からレインウェアを着て下山。
自炊テント泊装備でも、概ね予定通りに歩けて満足。
帰りの毎日あるぺん号は、途中で温泉施設で1時間20分ほど休憩してくれるので、お風呂に入り、お昼ご飯をいただけて嬉しい。
食事は、先週の白山の時と同じ失敗。お食事は盛りが良すぎ。お値段で判断してはダメでした。
お風呂は、モンベル割引き、JAF割引きがあります(どちらも10%引き)。子供は夏休み中は100円で入浴できます。
お湯もかなり良質。リピートしたいです。
まとめ:
山頂を通るだけの山歩きじゃなく、人との出会いや、気象、食事なども含めていろいろな経験など、とてもいい山歩きができたと思う。 初日のドシャ降りの雨にもめげることなくいつものように歩くことができ、メンタルも強くなってきたと思う。 遠くの景色だけでなく、足元の草花にも目を向け、岩や土の変化に対応した歩き方もできて成長を感じた。
また、多くの人たちとお話しをすることもできて、思い出に残る山行となった。
出会えた皆さん、ありがとうございます!
晴れた時のザラ峠も、いつの日か歩いてみたいと思った。
帰りの毎日あるぺん号、途中で入浴できて食事もできてとても良かった。シートもゆったりで満足です。 往路はカーテンのスキマ問題、おしゃべりする人など、改善点あり。 また利用させていただきます!
コロナで大変な状況の山小屋さん、頑張ってください! また遊びに行きます!
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2500m峰3座踏破、「剱岳点の記」読書、実り多い登山になりましたね(^_-)-☆
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