海抜0mから富士山制覇‼️ ルート3776とっても良いじゃん!
- GPS
- 27:57
- 距離
- 48.7km
- 登り
- 3,899m
- 下り
- 1,535m
コースタイム
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 8:21
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:41
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 10:53
天候 | 初日 晴れたり曇ったり 2日目 晴れのち大雨 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
富士市観光課のルート3776ガイドマップルートを歩いて、途中3か所でスタンプをもらい達成証と記念バッジをもらうのが普通です。 しかし、このルート旧料金所まで車道をひたすら歩く退屈な道です。隣の富士宮市や裾野市などにまたがったハイキングコースがいくつか有るので、スタンプに拘らなければ休養林協議会のハイキングマップを参考に楽しい道を選べます。 また、村山古道のようにハイキングマップにも掲載されていないルートもあります。村山古道の天照教社から上(六合目まで)は最短で歩けますし、まあまあ整備されています。反面、天照教社から下はとてもお勧めできない悪路です。 私たちは当初天照教社から村山古道を歩く計画でした。しかし最年少メンバー(12歳)の負担を考えて変更しました。PICAのスタンプも欲しくなったし・・。ハハハ。 ガイドマップのみなと公園出発点から15分。東海道線を歩道橋で渡るはずが、歩道橋は工事で閉鎖中でした。迂回しました。 最終コンビニはセブンイレブン富士市大渕八王子店。新東名から25分くらいでした。 最終自販機はNINOMARU Villageにありました。車道から見えますがちょい奥にありました。 広域農道富士山麓線はトイレとアズマヤがあるふじひのきパークから西進すると富士宮市境から先は車は通行止めでした。歩く私たちは危険なく突破しました。 ふじひのきパークとはこの一帯の檜の森のことを指すようで「パーク」と言うような施設は無さそうです。 ふじひのきパークというポイントも地図によって違い、2つあるので注意が必要です。 トイレとアズマヤのある「ふじひのきパーク」と、中継点と書いたゼロ富士の青い標識がある「ふじひのきパーク」があります。 旧料金所からがらん沢への道はバリエーションルートのようでした。雨水に掘られて歩きづらく、読図しながら左右の林床を歩きました。「この先道が無い」と戻ってきた挑戦者とすれ違いました。初心者には難しすぎる道のようです。彼らは馬力が有りますからスカイラインを五合目まで登ったそうです。 六合目から上は普通の登山道、普通の富士登山でした。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
HKWさんが「0mから富士山登ろうぜ」と言っていたのが確か1年半前。会のメンバーにリクルートをかけたら8人が集まりました。TMKさんが都合で行けなくなりましたが、12歳から大大人まで平均年齢57歳の7人が田子ノ浦を出発することになりました。
単調で苦闘の2日間+富士登山と思っていましたが、1~2日目も歩き遍路と同じでそこそこのアドベンチャー。仲間と歩くと苦闘ではなく楽しいでした。
ガイド地図の出発点の20分西の砂浜から出発したのは、海にタッチしたいHKWさんのリクエストでした。出発直後に富士山のピークだけが雲の上に姿を現しました、2日後にはあそこに!?と思ってもちょっと現実感が有りません。
今回の市内ルートは歩道があるか、車通りが少ないので、危険は有りませんでした。歩き遍路では車道でこわい目に遭っているので警戒していましたが杞憂でした。
コンビニをロケスマで探しながら休憩しました。コロナのためにイートインが使用禁止なのが痛いです。炎天下に店の前にベタッと座ります。
13時頃に最後のコンビニで明日の行動食や今夜のつまみを仕入れ、やがて今夜の宿やまぼうしの横に着きました。
明日の行程を少しでも短くしたい私達は、今日中にこの先のふじひのきパークまで歩くことにしました。
登りも急になりました。12歳のITKさんはショートカットで歩いた泥道に苦戦していましたが、16:45ころにトイレとアズマヤのある「ふじひのきパーク」に到着しました。
CBRさんの奥さんが車で迎えに来てくれたのです(ありがとうございました!)が、別のふじひのきパークで待っていてくれたために、私たちいい歳して危うく迷子になるところでした。(コース状況参照)
やまぼうしは良い宿でした。
美味しい野菜中心の料理を頂きながらの楽しい晩でした。この宿アルコールは置いていないのですが、電話で頼んでビールや焼酎を前もって買っておいてもらいました。
何とここの娘さんはCBRさんのお子さんのちょっと前の担任の先生でした。
2日目は、予約したタクシーでトイレとアズマヤのあるふじひのきパークまでワープします。タクシーはメーターでやってくれました。2,500円x2回転。
予想外の良い天気で真っ黒い富士山が目の前に聳えています。予定では村山古道を歩くはずでしたが、PICA表富士のスタンプが欲しいのと、午後の雨予報の中の村山古道は辛そうでした。
PICAと旧料金所、がらん沢を経由することにしました。
KCFさん親子は旧料金所まで頑張ったのですが、ここから下ることにしました。
五合目までショートカットする選択もあったのですが、潔くリトライに掛けることにしました、
ここからの道は水流跡のため凹んでいて、多くの足跡は左右の林床を勝手に歩いています。注意が必要なポイントです。(コース状況を参照ください)
どんどん道は急になり、第2火口壁ではザーッと雨が降り出しました。ギリギリでそれほど濡れずに宝永山荘に到着。
美味しいカレーを食べて、明日に備えて早々に寝床につきました。寝床近くにはコンセントがありスマホの充電もバッチリできました。
3日目は要らない荷物を宝永山荘に預けて出発。予想外の晴天に歓声をあげながら登りました。道は空いていて快適です。ゆっくり登ったので酸素不足にもならず、10:30に富士宮口頂上に到着しました。
ここで御殿場口から登ってきたNJMさんが待っていました。剣ヶ峰で記念写真を撮って一緒にお鉢巡りをしました。
茶碗のヘリを歩くイメージでいましたが、かなり違い荒涼とした縦走のようでした。
1周した富士宮口頂上でまた4人に戻り、富士宮口五合目15:30発のバスを目指します。
下っていくとだんだんと間に合わない時間になっていきます。
あっ!新7合目があるのを忘れていたのです。
低酸素で頭がパーになっているのでしょう。
宝永山荘で置かせてもらった荷物を持ちます。
おかみさんから「予約すればタクシー代が割引になる秘訣」を教えてもらいました。
バスをミスった私達には有難い!
ここの女将さんと若女将さん、よく喋ってとても親切です。
あとは富士宮口五合目まで下って帰るだけ。
タクシーの中で感じたことは「よくもこんなに歩いたものだ!」という驚き。
タクシーに揺られながら、日頃の縦走とも歩き遍路とも違う不思議な充実感を感じました。
富士山を海からじっくり眺めたい!と言っていたIKOさん。予定どおり2日目の朝に下って行きました。2日目はどうでしたか?
そして、12歳のITKさんとお父さんのKMFさんは旧料金所まで会のメンバーと伍して歩いただけでも立派です。30km、標高差1,450mです。ペースを上げないと迫り来る雷雨に突入するため時間切れになってしまいました。タクシーで五合目に行くこともできたのに、「ここで帰って、続きはまた全部歩く」ときっぱり。3泊の計画にしていたらきっと頂上に立てていましたね。
一緒にお鉢巡りをしたNJMさんは心臓ペースメーカーの身ながら、長い時間をかけて一人で登ってきたそうです。すごいです。
皆さんほんとうにお疲れ様でした!
コメント
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他の方の「富士山登山ルート3776」をたまに見てますが、大人数で挑戦されているレコは初めて見ました。
仲間内で楽しそうな雰囲気が表れていていいですね。
わいわいとひたすら歩くだけの私達でしたが、天気に見放されることもなく楽しいルート3776でした。途中リアタイヤの12歳も再挑戦に燃えています。
ランチはコンビニか宿のおにぎりだけという私達ですが、いつの日かよだれが出るようなランチで楽しみを倍加させたいです!
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