富士山 御殿場ルート&お鉢巡り
- GPS
- 10:14
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,365m
- 下り
- 2,393m
コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 10:16
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
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アクセス | |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
夏の登山の目標、硫黄岳〜赤岳、鳳凰三山、北岳の登頂が終わって、最後の締めくくりは富士山御殿場ルート&お鉢巡り。
長時間歩く事が予想されたので水を3リットル持って行くが、歩きやすくさほど時間がかからなかったのと、想像以上の雨のため1リットルも飲まずにいられる。この夏の登山で一番大変だったのは、鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳)だったように思う。
0時30分 起床
いつもの格好を準備し、念のためダウンジャケットを入れておく。今回は森林の中を歩くわけではなく、クマに遭遇したり、蛇に噛まれたりすることはないので、ある程度は減らせる。水は念のため3リットル用意する。
2時30分頃 出発
水ヶ塚公園前の道はガスってあぶないので、大野路の方へいき、自衛隊の方からあがることにする。
5時頃到着
雨が降っているので、初めからレインコートを着て登山することにする。雨では濡れないが、汗で服の中が濡れる。汗冷え対策をしていないと大変だ。
5時20分頃 登山開始
受付をし、紺色のベルトをもらいザックに巻き付けたが、大石茶屋ですでに外れている。去年のベルトははさみで切らないととれないくらいしっかり固定されていた記憶があるが、私の取り付け方がまずかったのだろうか。
しばらく歩くと、ガスから抜けたことがわかるが、上を見るとまだ雲がかっており、雨はポツポツ降っている。
7合目辺りで日が差す。
9時52分 7合9勺
山小屋の前に人がたくさんいる。ここで一晩過ごして、これから下山するようだ。「暖かいところへ帰ろう!」と男性が言っている。たしか、この山小屋は布団が沢山用意してあったと思うのだが、それでも寒かったのだろうか。
奥に設置されている鐘を鳴らして、次へ。
「山頂まで1時間30分」という立て札がある。
ここから上は岩がゴロゴロして歩きにくくなる。
11時43分 御殿場ルート 登頂
5人グループがいて写真を撮っており、左側の岩場では男性1人が座ってガスストーブで食事を作っている。5人グループは下山する。
12時頃 剣ヶ峰 登頂
人の中を狸が歩いて柵の奥へ行く。餌付けでもされているのだろうか。
山頂標識の近くに座り、ゆるキャン△謎解きをしているときに身延駅前の土産屋で買ったようかんと、静岡の近所のスーパーで買った塩とあんことバターを練り込んだ生クリームが入ったパンを食べる。独特の風味で塩分も補給できるし、登山にはいいかもしれない。若い男の子2人と女の子1人が近くに座り、男の子の1人がザックから普通のカセットコンロを取り出しお湯を沸かしている。ゆるキャン△のなでしこを思い出す。カップラーメンのお湯を沸かすために、鍋でも作れそうな装備を用意するとは、この男の子は将来大物になるかもしれない、と一瞬思う。もっと軽くて小さなガスストーブがある事を教えてあげたかったが、女の子が側に居たので触れないようにする。
新宿から来たというその女の子はある程度山に慣れているようでイモを食べている。
後から来た男性に写真を頼まれて、お返しに写真を撮ってもらう。どこから来たのかと聞くと、富士宮から来たと言うので、地元の人かと思ったが県外から来たとのこと。富士宮ルートで登ったら、帰りは御殿場ルートで降りると、大砂走りがあるから気持ちよく帰れると話し、高山病にならないかと聞かれ、たまに頭痛がするけど、頭痛がしたら早く帰ろうという気分になる。と、長居はしないことと、痛みをパワーに変える私なりの考えを伝える。
この後、初めてのお鉢巡りをすることになるが、山梨方向への道に入ったところで再びタヌキがあらわれ、初のお鉢巡りはタヌキがいたというエピソードになってしまう。
しばらく歩くと、分岐があり、内側に入ると何があるのだろう?と気になるが、いい天候ではないので、無難に一番外側を一回りすることにする。
富士吉田と須走の方に来ると、人が多いことに気づく。もともと狭い場所なのにこの人数が登ってきたら仕方ない。富士宮のは売店が開いていなかったが、こちらの方は扇屋が開いている。カレーが気になったが、人が密集しているのと、雨足が強くなってきたのと、時間的にも厳しいと思ったので、またの機会にする。
雨脚が強くなり、何にも見えなくなったり、行き止まりになっていたり、苦労する。
13時30分頃 下山
剣ヶ峰で高山病の話をしたせいか、頭痛がしてくる。雨が結構降っているので、大砂走りまでは慎重に降りる。
大砂走りの手前の7合目で男2人女1人のグループに抜かされ、一番後ろの女性の後ろを走る事になる。
引き離された女性を前の2人が待っていて、その集団を追い抜かして、そのまま下へ下る。一度男性二人に抜かされたが、その後、再び追い抜く。ゲイターの効果はバッチリで、靴の中に砂や小石が入ることはない。上の方で追い抜いて行った親子を次郎坊付近で追い抜き、砂の量が少なく、ブルドーザーが通った後は地面が固くなってので、砂ができるだけある場所をできるだけ走れるようにしながら大石茶屋へ。
15時39分 大石茶屋
いつもは何かしら買い物をして帰るのだが、雨でかなり濡れてしまっているので、店に入る気分には慣れない。「またにしよう」と言い残し登山口へ
普段着のカップルが上がって来る。大石茶屋までは10分くらいで上がってこられるので、お土産を買うにはいいかもしれない。
15時46分 登山口
上るのに6時間かかったが大砂走りのおかげで、下りは2時間15分で降りてこれた。晴れていたらもっと早く降りられただろう。
鳥居を通ると「おつかれさま」と受付の人に言われ、バスに乗るのか聞かれる。「スクーターで来ちゃいました」と返事をして、トイレへ。トイレに入ろうとすると、5人くらいの男の子が一緒に入って来る。間が悪いなぁと思いながら、用を済ませる。かなりため込んでいたので、トイレから出るタイミングにかなり差がある。
雨の中、駐輪場で帰る準備をする。車で濡れずに着替えられる周りの人たちが羨ましい。
靴とゲイターとズボンの裾が泥だらけなので、下半身はそのままにして上半身だけ着替える。登山用のレインコートでスクーターで走ると雨が染みてくるが我慢する。
水ヶ塚公園のカレーを食べに行こうと思ったが、営業時間が過ぎていたので、あきらめ、ガスって危ないルートは回避して、行きと同じルートで帰宅する。富士山子どもの国を過ぎ、内山治山の碑を過ぎた辺りで、三角形の蛍光板が立てられていて、車3台とバイク1台が止まっている。事故があったようだ。24号沿いを通るたびいつも気になっている稲葉養鶏場の無人販売機。いつか寄ってたまごを買ってみたいと思っているが、それは今日ではないだろう。ナビとして使っているiPhoneのバッテリーが20%を切っている。USBコネクタにつなげたくなるが、雨の日に充電するとおかしくなるので止めておこう。
18時30分過ぎ 帰宅
距離にするとかなり歩いたし、高低差も今までで一番大きいが、それほど疲れていない。これは、行きにベテランぽいひとの歩き方をまねて、小刻みに歩いたからだろうか。
この歩き方なら、登りでも杖は必要ないかもしれない。
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