ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 464158
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

小河内岳 〜お久しぶりの南アルプスで雷鳥と雲居小桜がお出迎え

2014年06月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:00
距離
18.6km
登り
1,666m
下り
1,657m

コースタイム

鳥倉林道ゲートP - 鳥倉登山口(カラマツ林の尾根取付) - 豊口山分岐 - 水場 - 塩川小屋分岐 - 三伏峠小屋 - 烏帽子岳 - 前小河内岳 - 小河内岳 - 小河内岳避難小屋 - 前小河内岳 - 烏帽子岳 - 三伏峠小屋 - 塩川小屋分岐 - 水場 - 豊口山分岐 - 鳥倉登山口(カラマツ林の尾根取付) - 鳥倉林道ゲートP
天候 曇 時々 晴
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・鳥倉林道のゲート前などに登山者用駐車場とトイレ
・伊那バス鳥倉線は、2014年は7月19日から8月31日まで運行予定 http://www.ibgr.jp/rosen/torikura/torikura-time.html
コース状況/
危険箇所等
・鳥倉登山口と三伏峠間には1/10、2/10〜9/10の新しいポイント標識(下伊那地区山岳遭難防止対策協会大鹿村分室)が設置されていました。
・三伏峠上部では残雪期の山でした
・ハクサンイチゲ、ヒメイチゲ、ミヤマキンバイ、キバナシャクナゲ、キバナノコマノツメ、クモイコザクラ、コメバツツジ、ウラシマツツジなどの高山植物が咲き始めていました
・塩川小屋ルート通行止め(大鹿村のHP)
http://www.vill.ooshika.nagano.jp/kankou/%E7%99%BB%E5%B1%B1%E9%81%93%E3%80%80%E5%A1%A9%E5%B7%9D%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E9%80%9A%E8%A1%8C%E6%AD%A2%E6%83%85%E5%A0%B1/
・クモイコザクラ(日本のレッドデータ検索、環境省の絶滅危惧粁燹 http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06040073537
移動中に綺麗な満月、中央自動車道神坂PAにて
11
移動中に綺麗な満月、中央自動車道神坂PAにて
鳥倉林道からの朝焼け
4
鳥倉林道からの朝焼け
鳥倉林道の駐車場のゲートからスタート
2
鳥倉林道の駐車場のゲートからスタート
鳥倉登山口、夏期の登山シーズン中には伊那バスがここまで運行されるようです、ここに自転車をデポする方もいるようでした
2
鳥倉登山口、夏期の登山シーズン中には伊那バスがここまで運行されるようです、ここに自転車をデポする方もいるようでした
登山口からは新緑のカラマツ林の急登から始まります
5
登山口からは新緑のカラマツ林の急登から始まります
樹間からの奥茶臼山
6
樹間からの奥茶臼山
中央アルプスの上部には雲がかかっていました
2
中央アルプスの上部には雲がかかっていました
木曽駒ヶ岳
鳥倉林道ルート上の水場の残雪
1
鳥倉林道ルート上の水場の残雪
塩川小屋ルートとの分岐、塩川小屋ルートは通行止めとの表記がありました
1
塩川小屋ルートとの分岐、塩川小屋ルートは通行止めとの表記がありました
雲の切れ間から一瞬だけ、仙丈ヶ岳が姿を現しました
4
雲の切れ間から一瞬だけ、仙丈ヶ岳が姿を現しました
三伏峠小屋(閉鎖中)、冬期小屋の一部が解放されていました
3
三伏峠小屋(閉鎖中)、冬期小屋の一部が解放されていました
塩見岳と荒川岳への分岐、樹林下には多くの残雪がありました
1
塩見岳と荒川岳への分岐、樹林下には多くの残雪がありました
三伏山と三伏峠付近のお花畑、シカの食害対策ネットが設置されていました、ほんの少しだけ高山植物が咲き始めていました、少し下ると沢の水場
3
三伏山と三伏峠付近のお花畑、シカの食害対策ネットが設置されていました、ほんの少しだけ高山植物が咲き始めていました、少し下ると沢の水場
大日影山と遠景の奥茶臼山
3
大日影山と遠景の奥茶臼山
前小河内岳付近の稜線上には残雪が残っていました
トレースは鹿の足跡のみでした
5
前小河内岳付近の稜線上には残雪が残っていました
トレースは鹿の足跡のみでした
上空の雲が切れてきました、ハイマツと残雪の小河内岳、山頂部の稜線上に小河内岳避難小屋(左側にトイレ)
7
上空の雲が切れてきました、ハイマツと残雪の小河内岳、山頂部の稜線上に小河内岳避難小屋(左側にトイレ)
小河内岳からの前小河内岳と右奥に蝙蝠岳、塩見岳は雲の中
3
小河内岳からの前小河内岳と右奥に蝙蝠岳、塩見岳は雲の中
小河内岳山頂、360度の展望地で雲の切れ間から伊那谷が見渡せました
3
小河内岳山頂、360度の展望地で雲の切れ間から伊那谷が見渡せました
小河内岳避難小屋と富士山
屋根の塗装がだいぶ剥げてきたようです
4
小河内岳避難小屋と富士山
屋根の塗装がだいぶ剥げてきたようです
雲の切れ間から一瞬悪沢岳
8
雲の切れ間から一瞬悪沢岳
小河内岳避難小屋、一部開放、周辺には水場なし
4
小河内岳避難小屋、一部開放、周辺には水場なし
小河内岳から前小河内岳、烏帽子岳へと続く歩いて来た稜線
4
小河内岳から前小河内岳、烏帽子岳へと続く歩いて来た稜線
上部に雲がかかる荒川三山
3
上部に雲がかかる荒川三山
雲の切れ間から富士山
4
雲の切れ間から富士山
前小河内岳からの小河内岳
3
前小河内岳からの小河内岳
烏帽子岳山頂からの塩見岳
4
烏帽子岳山頂からの塩見岳
三伏峠小屋と崩壊した山肌
3
三伏峠小屋と崩壊した山肌
甲斐駒ヶ岳、アサヨ峰
2
甲斐駒ヶ岳、アサヨ峰
大沢岳、中盛丸山、兎岳の稜線
2
大沢岳、中盛丸山、兎岳の稜線
諦めていた頃に雲が切れて、塩見岳が姿を現しました
4
諦めていた頃に雲が切れて、塩見岳が姿を現しました
小河内岳
大日影山
夏羽のライチョウ♂
↓詳細は感想の動画にて
17
夏羽のライチョウ♂
↓詳細は感想の動画にて
ライチョウ♂
ルリビタキ♀
飛行するルリビタキ♀
6
飛行するルリビタキ♀
ルリビタキ♂
クモイコザクラとルリビタキ?、周辺では沢山のお友達と出会いました
6
クモイコザクラとルリビタキ?、周辺では沢山のお友達と出会いました
木の上でさえずるヒガラのオス
↓詳細は感想の動画にて
7
木の上でさえずるヒガラのオス
↓詳細は感想の動画にて
雪面を歩くコガラ
6
雪面を歩くコガラ
ハイマツ上に2羽のカヤクグリ
4
ハイマツ上に2羽のカヤクグリ
マイヅルソウ
マムシグサの仲間
1
マムシグサの仲間
オオヒョウタンボクの蕾
1
オオヒョウタンボクの蕾
ハルトラノオ
オサバグサ
ネコノメソウ
コヨウラクツツジ
3
コヨウラクツツジ
クロウスゴ
タカネザクラ、桜前線南アルプス上部に到達
1
タカネザクラ、桜前線南アルプス上部に到達
ヒメイチゲ
ハクサンイチゲ
バイカオウレン
ミツバオウレン
ショウジョウバカマ
3
ショウジョウバカマ
コイワカガミ
ハイネズ
アオノツガザクラの蕾
3
アオノツガザクラの蕾
コメバツガザクラ
4
コメバツガザクラ
ウラシマツツジ、草紅葉は鮮やかですが花は地味なようです
1
ウラシマツツジ、草紅葉は鮮やかですが花は地味なようです
キバナシャクナゲ
5
キバナシャクナゲ
キバナノコマノツメ
5
キバナノコマノツメ
ミヤマキンバイ
シナノキンバイ
ミヤマダイコンソウの群落(葉)
2
ミヤマダイコンソウの群落(葉)
コバイケイソウの若芽、毒草
2
コバイケイソウの若芽、毒草
クモイコザクラとコケモモの蕾
花の直径が17mmほどの個体
12
クモイコザクラとコケモモの蕾
花の直径が17mmほどの個体
クモイコザクラ
コミヤマカタバミ
4
コミヤマカタバミ
ミヤマハコベ
ズダヤクシュ
シロバナノヘビイチゴ
下部の樹林したなどで、この花が密生していました
7
シロバナノヘビイチゴ
下部の樹林したなどで、この花が密生していました
ヤブヘビイチゴに似たツルキンバイ?
1
ヤブヘビイチゴに似たツルキンバイ?
クマイチゴ
林道脇にフタリシズカ
2
林道脇にフタリシズカ
山頂では多くのヒオドシチョウが舞っていました、キベリタテハもいました
6
山頂では多くのヒオドシチョウが舞っていました、キベリタテハもいました
テングチョウ
ヒメウツギを吸蜜中のモンキチョウ
3
ヒメウツギを吸蜜中のモンキチョウ
ジュウジナガカメムシ
3
ジュウジナガカメムシ
イケマにジュウジナガカメムシが大量発生していました
↓詳細は感想の動画にて
3
イケマにジュウジナガカメムシが大量発生していました
↓詳細は感想の動画にて

感想

約10年ぶりに南アルプスに出かけました。車で高所まで上がれる鳥倉林道を利用して、小河内岳を往復しました。予想していたよりも多くの残雪があり、三伏峠から上では残雪期の山といった感じでした。雪解けした山上にはクモイコザクラやタカネザクラが咲き始めていました。他の一部の高山植物も咲き始めていました。上部ではあちこちでルリビタキが観察でき、ライチョウにも遭遇しました。烏帽子岳に到着した時点では山上は雲に覆われていましたが、天候の回復を期待して小河内岳に向かいました。その後、雲が切れて青空が見えることもありました。山頂からは富士山、荒川岳、伊那谷などが望めました。途中の稜線や樹間からは、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、塩見岳、蝙蝠岳、奥茶臼山、蝙蝠岳なども望めました。中央アルプスや北アルプスは雲の中でした。

夏羽のライチョウのオスが、ハイマツ帯の近くで植物を啄んだ後、ハイマツの中に入って行きました。


早朝、野鳥が賑やかにさえずっていました。ヒガラのオスのさえずり


林道脇でイケマにジュウジナガカメムシが大量発生していました


【関連する山行記録】『前小河内岳 カモシカ・雷鳥とクモイコザクラ』2002年6月7日 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-113551.html

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1499人

コメント

ルリビタキ?
今回は久しぶりの南アルプスですね〜
クモイコザクラはやはり南アルプスにしかないのでしょうか?
舟伏山のイワザクラにとても良く似ていますね。

ps・もし幸運にも?alpsdakeさんが40枚目のような写真をお撮りなっている場面に遭遇しました時には、
「もしもし」と背後から肩をたたき、声をかけさせて頂きます。happy01bomb
2014/6/16 21:10
全長15cmのスケール
miya162さん こんばんは
全長15cmのものをスケール代わりに利用しました。
掲載するなら、ただのスケールでは味気ないので
お友達に出会っていたら、縄張り争いとなり追いかけられていたかも知れません
クモイコザクラの花は、イワザクラに似ていますね。
クモイコザクラは「コイワコザクラ」の変種(学名:Primula reinii var. kitadakensis)、南アルプスの北岳に関連するような学名のようです。図鑑によると、「秩父山地、八ヶ岳、南アルプスの亜高山帯から高山帯に分布する。」とのことでした。南アルプスの聖岳でも見かけていました。
2014/6/16 21:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

未入力 塩見・赤石・聖 [2日]
塩見岳(鳥倉林道より)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら