記録ID: 4669946
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈
【秋修行】大峯奥駈道
2022年09月06日(火) ~
2022年09月11日(日)


体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 62:10
- 距離
- 100km
- 登り
- 7,771m
- 下り
- 7,927m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 10:44
距離 22.9km
登り 2,168m
下り 744m
15:50
2日目
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:51
距離 14.4km
登り 1,308m
下り 1,056m
17:18
3日目
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 9:23
距離 11.0km
登り 671m
下り 1,076m
4日目
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 11:43
距離 16.7km
登り 1,357m
下り 1,767m
5:33
30分
宿泊地
17:16
5日目
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 9:32
距離 16.1km
登り 1,335m
下り 1,431m
16:13
6日目
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:55
距離 19.2km
登り 976m
下り 1,885m
14:27
天候 | 9/6 晴れのち曇り(ガス) 9/7 曇り(ガス)→晴れ→曇り(ガス) 9/8 晴れのち曇り(ガス)のち雨 9/9 曇り(ガス)のち雨 9/10 曇り 9/11 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
熊野本宮大社からはバスで最寄りの駅に行くしかない。我々は新宮までバスで行き、そこから名古屋方面に向かって帰京した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【1日目:吉野駅〜小笹の宿】 スタートしてしばらくは歴史ある吉野の街並みを眺めながら、舗装路を歩く。吉野水分神社あたりから山道に。ここから四寸岩山、大天井ヶ岳と連続して辛い登りだが、高度をあげやすいタイプの道。それが終わると女人結界門のある五番関まで下る。ここには水場も電波もない。 そこから1719mの山上ヶ岳まで登る。途中の洞辻茶屋は営業していなかった。鏡掛岩は巻道で通過。巻道はひたすら階段でかなりしんどい。大峯山寺はびっくりするほど文明の香りがする場所で、参拝後、住職さんに写真を撮ってもらった。助かりました🙇♀️ 最後に小笹の宿まで降りて長い初日が終了。小笹の宿のドアは壊れていた。水場は豊富。いつ来ても枯れることはないだろう。 【2日目:小笹の宿〜弥山小屋】 小笹の宿からしばらくすると女人結界抜け。大普賢岳へダラダラ登る。途中の和佐又への分岐はERとして有用だろう。国見岳、七曜岳の鎖場は事前に聞いていたほどは危険ではない。落ち着いて対処すれば大丈夫。その先の行者還岳自体は展望はないが、分岐はある程度展望あり。そこからは弥山に向けてひたすら登る。階段が多く、大変💦弥山山頂には神社があり、残りの山行の安全を祈願しておいた。 弥山小屋はテント泊1人500円、予約不要。水は1L100円。カップラーメンやコーラを購入することもできる。Tシャツを買った隊員タオルをサービスしていただいた。ありがとうございました🙇♀️ 【3日目:弥山小屋〜深仙の宿】 八経ヶ岳は近畿最高峰で雲海と良い山並みが望めた。その先、五鈷峰と楊子ヶ宿小屋の間も事前に危険と聞いていたが、気づかないくらい普通の登山道に感じた。孔雀覗から釈迦ヶ岳はヘルメットがあると安心。鎖場などが多く、隊員が多いと通過に非常に時間がかかる。 釈迦ヶ岳には大きな釈迦の像があり、晴れていれば眺望が良いらしい。そこから降りてすぐにかくし水への分岐があり往復15分ほど。かくし水は看板があるので名前とは裏腹に容易に見つけられる。 深仙の宿は8人小屋と聞いていたが、もう少し入りそう。囲炉裏があった。水場はほぼ枯れていたのでかくし水で汲むのが良さそう。 【4日目:深仙の宿〜行仙宿山小屋】 深仙の宿から少し下れば、南奥駈の入口である太古の辻を通過。北奥駈は後半部を中心に登り下り共に歩きづらい道が多い印象であったのに対し、ここからの南奥駈は歩きやすい道が多い。ただしヒルが大量にいる。 ここから先は細かなアップダウンを繰り返しながら持経の宿へ。持経の宿はかなりしっかりとした山小屋で電灯や薪ストーブまで完備されていた。また、水場はそこから林道を10分弱下るとあり、水量豊富。ただし、ホースにはヒルが潜んでいたので直接汲んだ方が良いだろう。 一瞬、舗装路を歩いて再び山道へ。ここから行仙宿山小屋までは危険箇所はないものの、急登&急下りが多くペースが上がりづらく、しんどい。 行仙宿山小屋は今までの無人小屋で1番の神小屋で、きれいなだけでなく電灯、薪ストーブ、さらには洋式トイレまであるという代物。管理してくださってる新宮山彦グループの方々に感謝🙏 【5日目:行仙宿山小屋〜玉置神社】 笠捨山への登りは長く苦しい。その先の地蔵岳への登り及び下りが逆峯最後の危険箇所と言えるだろう。鎖場が連続し、慎重な歩行が求められる。 ここを通過すればあとは玉置神社まで歩くのみ。適宜林道を使ってうまく巻きながら進み、玉置神社の鳥居をくぐる。テント泊可能地はそこから歩いて15分ほどの駐車場で売店もこの駐車場にあるが、水場は神社にしかないので、汲んでから駐車場に向かうと良い。 【6日目:玉置神社〜熊野本宮大社】 長かった大峯奥駈道もあと少し。この区間は特に歩きづらい箇所はないが下りが多いので膝の故障等に注意。また、細かなアップダウンも多く、登りが終わったと思うと少し下って再び登るというように、メンタルにくる道。 これは修行と思ってなんとか耐えると、熊野川がいよいよ近づいてくる。さあ、いよいよ渡渉だ。熊野川はそれなりに綺麗だが、渡渉箇所によるが膝下〜ももくらいの深さがある。ただ前日に大雨が降っていないかつダムの放流がなければ、流れは遅いので安全に渡渉することができる。ちなみにロープなどはない。心配な場合は近くの橋を渡ると良いだろう。 ここを越えればしばらく河原を歩いて大鳥居をくぐり、熊野本宮大社に至ってゴール‼︎ |
その他周辺情報 | 熊野本宮大社周りの温泉は歩いていける範囲にはなし。バス等をうまく使って近くの温泉に立ち寄るのが良い。 |
写真
感想
少人数でのチャレンジが多い大峯奥駈道を8人で完遂するのは難しいと考えていただけに、誰1人欠けることなく熊野の地を踏めて感無量です。
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