岩手山＆秋田駒

2022年09月09日(金) ~ 2022年09月11日(日)

• GPS: 07:41
• 距離: 17.4km
• 登り: 1,226m
• 下り: 1,228m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:43
• 休憩: 0:57
• 合計: 7:40

7:42 第３リフト降り場
7:49 7:50 犬倉分岐
7:59 8:00 犬倉山水場
8:26 姥倉分岐
8:40 黒倉山分岐
8:52 切通し
9:16 9:17 鬼ヶ城西
9:40 9:41 割れ岩（仮称）
10:29 10:30 鬼ヶ城分岐
10:36 10:37 不動平避難小屋
10:39 10:40 不動平
11:03 焼走り分岐
11:07 11:29 岩手山
11:33 11:34 焼走り分岐
11:43 11:44 不動平
12:01 12:03 八合目避難小屋
12:18 不動平避難小屋
13:03 13:07 御花畑分岐
13:29 13:31 大地獄分岐
13:45 切通し
13:57 黒倉山分岐
14:11 14:12 姥倉分岐
14:47 15:04 犬倉山水場
15:15 犬倉分岐
15:21 第３リフト降り場
15:22 ゴール地点

天候

岩手山（9/10）、秋田駒（9/11）ともに快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

岩手山：網張スキー場のリフトを利用して入山（駐車場料金なし）。この時期、土日は7時から営業開始（往復1700円）
秋田駒：自家用車をハ合目まで乗入れ（朝5時30分までに、かもしか駐車場脇のゲートを通過できれば自家用車の乗り入れができる。駐車料金なし）

コース状況／危険箇所等

岩手山：鬼ヶ城は岩場のアップダウンがある。また、お花畑コースの上部は道が狭くビギナーには歩きずらそう。
秋田駒：硫黄鉱山跡を通過するルートは砂礫地のトラバースがあるため、ビギナーにとっては危険。

その他周辺情報

岩手山：薬師の湯。弱酸性の硫黄泉で当たりのやさしい湯でした。通常は600円だが、この日はお祭りで半額と超ラッキー。
秋田駒：黒湯（600円）。風情のある温泉。シャワーはないが、豊富な上がり湯で湯掛けして汗を流せる。

写真

【9/10(土)】
朝霧は晴れの予兆

9/9 6:18

山側に向きを変えると、こちらは雲一つない快晴。久々の登山日和です

9/9 7:08

今夜は中秋の名月。これを祝うかのようにススキが花をなびかせています

9/9 7:11

リフト3基を乗り継いで犬倉口へ（所要時間40分）

9/9 7:37

犬倉口からの展望。中央、お椀をひっくり返したような山容は笊森山。その左奥が秋田駒

9/9 8:25

広々とし姥倉山分岐。見晴らしが良く、晴天時の休憩場所としてオススメです

9/9 8:30

久々の長丁場のため、黒倉山のピークは回避（巻道利用）

9/9 9:17

エゾオヤマリンドウ。この時期の主役のようで、道中はアチコチがリンドウ街道となっていました

9/9 9:41

火口原の御苗代湖。写真には写っていませんが、御釜湖という小さな湖も隣接しているようです

9/9 9:42

色付き始めた山肌。いつかは紅葉の岩手山も見てみたい！

9/9 9:45

鬼ヶ城は溶岩質の岩峰。暑さの影響もあって、ここのアップダウンは脚にきました

9/9 10:11

手を使い、脚への負担を軽減して進むます

9/9 10:26

3時間弱で鬼ヶ城のピークに到達。八合目小屋の先には姫神山が優美な姿を見せてます

9/9 10:29

ここから一旦不動平へ下り、最後は標高差200mのザレ場です

9/9 10:37

鬼ヶ城（不動平から）

9/9 10:55

お鉢の縁までは砂礫が崩れて脚をとられ、ヘロヘロになりました！

9/9 11:07

山好きの我慢も限界に達しているのか、この日の山頂の盛況ぶりは異常でした（50人程か？）。記念撮影は東京からの登山者にお願いしました

9/9 11:25

山頂からの展望。中央左から秋田駒、笊森山、乳頭山

9/9 11:28

秋田県の中央部に位置する森吉山

9/9 11:29

こちらは裏岩手縦走路の山。畚岳かな？

9/9 11:31

（下山開始）眼下に小屋が見えてます。下山後に調べたところ、焼走り口等からルート上にある平笠不動避難小屋でした

9/9 11:31

手前から御苗代湖、黒倉山、姥倉山の順

9/9 11:53

水補給のため、八合目避難小屋に寄り道。水量は豊富でしたが、盛夏には涸れることもあるとか

9/9 11:58

小屋周辺はヤマハハコが最盛期です

9/9 12:20

水分補給を終え、お花畑コースへ（不動平）

9/9 12:24

癒し系のイワギキョウ姉妹

9/9 12:26

この先、御花畑までは比較的傾斜のキツイ樹林帯の下り道となりました

9/9 13:08

御花畑は御釜湖の南にある湿地帯

9/9 13:10

この時期の花はリンドウのみでしたが、盛夏にはたくさん花が咲いてそうです。ただ、御花畑手前の道標にはクマの爪研ぎ跡あり。要注意です！

9/9 13:24

地獄谷沿いに下ると、七滝コースとの分岐に出る

9/9 13:29

ここは大地獄という場所らしい

9/9 13:30

辺りにはシラタマノキがたーくさんありました

9/9 13:32

左のハゲた箇所が地獄谷の温泉部と思われます。ここから切通しまでは登り返しです

9/9 14:05

姥倉山分岐付近で雲が湧き出し視界不良となる

9/9 14:39

あまりのおいしさに15分程度の休憩を取ってしまいました。冷たさといい、癖のない味といい、紛れもない名水です！

9/10 5:38

【9/11(日)】
5時すぎにかもしか駐車場のゲートを通過して秋田駒ヶ岳8合目に自家用車を乗入れ。周囲はまだ薄暗さが残っています

9/10 5:41

5時35分に登山開始。今日はウメちゃんがお出迎えしてくれてます

9/10 5:52

2日連続で朝霧が発生。今日も最高の一日となりそうです！

9/10 5:57

トリカブトもアチコチで花を咲かせています

9/10 5:58

雲上には早池峰山が顔を出してます

9/10 6:02

斜面を埋め尽くすシシウド達

9/10 6:05

片倉展望台からの定番写真（田沢湖）

9/10 6:06

北方の山並み。中段左から乳頭山、笊森山、湯森山。右奥の尖がりは昨日登った岩手山

9/10 6:10

葉もチラホラ色付き始めています

9/10 6:14

山頂部に高層湿原を持つ大白森。草モミジが色付き始めています

9/10 6:16

八合目コースは最高峰の男女岳の北側を巻き、阿弥陀池に至るルート

9/10 6:32

男岳の稜線が近づくと阿弥陀池はすぐそこです

9/10 6:38

ここでもヤマハハコがたくさん花を咲かせています

9/10 6:42

無風の阿弥陀池。実物はどちら？というほどの光景です！

9/10 6:48

阿弥陀池避難小屋と男女岳

9/10 6:56

カルデラ内を馬の背から撮影。雲海が秋田側に向かって流れていました

9/10 7:03

馬の背から見下ろした阿弥陀池tと男女岳

9/10 7:10

ミヤマダイコンソウを一輪だけ見つけました

9/10 7:14

五百羅漢と女岳（左）

9/10 7:22

雲海の奥は羽後朝日岳の山塊です

9/10 7:42

大焼砂と雲海

9/10 7:47

秋田富士のシルエットと田沢湖生保内の街並み

9/10 8:05

連れの二人は大焼砂〜ムーミン谷と周回して阿弥陀池へ通じる急登で格闘中です

9/10 8:07

右側の稜線が馬の背。ムーミン谷は右斜面の谷底に位置します

9/10 8:32

下りは、硫黄鉱山跡を通る廃道を利用。取付となる浄土平は雪消えが遅く、この時期でも多くの花が見られます。ミヤマリンドウは沢山咲いてました

9/10 8:32

木道脇のミヤマアキノキリンソウ

9/10 8:34

エゾオヤマリンドウも多いです

9/10 8:38

阿弥陀池方面を振り返る

9/10 8:52

赤らみ始めたナナカマド

9/10 8:53

風雨によって浸食されているようで、年々悪路となっているようです。転ばないように斜面に手を着きながら進みます

9/10 9:04

もうすぐ八合目。別れを惜しむかのようにウメバチソウが花を咲かせています

9/10 9:08

秋の日を浴びたヤマアジサイ

9/10 10:07

日帰り入浴で立ち寄った黒湯温泉

9/10 10:37

豊富な湯量と風情のある建物が人気の温泉です

撮影機器：

OM-D E-M5 Mark III ボディ オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 地図（地形図） コンパス 計画書 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ

感想

akitakoma1637

7月はコロナ感染、8月は天候不順で遠出を控えており、3か月ぶりのお泊まり山行。3連休ということで、南ア（荒川三山・赤石）と東北（岩手山・秋田駒）の2プランを計画し、9/6(水)の天氣予報を見て東北行きを決定した。
2日とも実家を拠点に日帰り装備の山行となったが。最近のブランクと机上では予想しきれなかった行程のキツさで、岩手山登頂時にはかなり体力を消耗していた。しかしながら、犬倉の名水のおかげで疲労感は一掃。お持ち帰りをして焼酎の水割りを作る者もいた。
一方、秋田駒は前日とは真逆のユルユルの行程。花の山にふさわしく、この時期でも退屈しない程度に楽しませてくれた。また、偶然、逆さ男岳や滝雲を目にすることができ、これまでとは違った秋田駒を見ることができた。
（秋田駒の行程：八合目〜（八合目コース）〜阿弥陀池〜馬の背〜男岳〜浄土平〜（硫黄鉱山跡）〜八合目）