サラサドウダンとオオバアサガラを見に滝子山へ
- GPS
- 07:43
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,147m
コースタイム
寂ショウ庵: 10:14
林道出合: 10:40
寂ショウ尾根核心部: 11:47
滝子山山頂着: 12:45
滝子山山頂発: 13:06
大谷ヶ丸分岐(防火帯上): 13:18
難路分岐: 14:08
道証地蔵: 15:38
桜森林公園(休憩): 16:11
笹子駅着: 17:08
天候 | 曇り時々雨、のち薄日射す |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は笹子駅前の交番で受け付けてもらえると思います。 滝子山南稜 (寂ショウ尾根): ポール片手でも登り切れますが、それは個人の判断で。岩の左側を巻く時に非常に足場が狭い(靴一足分ぐらい)場所が一か所だけあります。左はかなりの急斜面ですが、落ち着いて通過するイメージを固めて臨めば大丈夫です。私は高いところが苦手ですが、楽しめる範囲で登れました。先日歩いた丹沢の同角山稜の方は、緊張を強いられる場所が幾つもありました。 ずみ沢ルート: 沢沿いの難路は、時折り現れる砂地の部分での崩壊や細いトラバースがあります(写真44、48)が、慎重に歩けば問題無いと思います。ただ、砂地ですので大雨の後などは崩壊が進んで通過に支障が出るような場合も考えられますので、避けた方が無難かもしれません。 大雪による倒木で登山道が崩壊している場所や、橋が潰れている場所もありますが、通過は可能です。 |
写真
感想
去年の同時期に滝子山に行った時に撮影した写真75の花の名前が判らず、最近 ”みんなの花図鑑” というサイトで質問して、ようやくオオバアサガラという木だと判明しました。シャンデリアのように豪華な花で、またじっくり見てみたいと思っていました。
それに加えて、サラサドウダンが見たい! と思いまして、生育地をネットで調べたところ、サラサドウダンは”深山の岩地”、オオバアサガラは”山地の渓流沿いや林道沿いに多く生える「先駆種」”とありました。ああ、滝子山ならサラサドウダンもあるんだなと思いヤマレコでチェック…ありました。サラサドウダンの写真付きレコ。オオバアサガラの方は「先駆種」とあるので、林相が安定してしまっているずみ沢沿いには見られないかもしれません。あるとしても数少ない大きく育った個体が見られるだけかも。それを探してみるのも一興です。間に合えばクリンソウも見たいし。という事で未踏の寂ショウ尾根でサラサドウダン、ずみ沢でオオバアサガラを探すをテーマに滝子山に行く事にしました。
寂ショウ尾根と言えばイワカガミの大きな群落で有名で、シーズンにはハイカーが多いところです。林の中を歩きながら、先日あるいた同角山稜を思い出しました。あちらはブナで、ここはコナラ。下生えは同角の方が豊かだったように思えます。同じ1500m級の山でも随分違うんですね。上級者向けルートという事なので構えて挑みましたが、楽しめる範囲で登れました。核心部の岩場が終わるとイワカガミが現れます。岩場を切り抜けたご褒美のようで、憎い演出ですね〜♡ 花はもちろん終了していましたが、数の多さには驚きました。多くの人が見に行きたがるのも納得。来年はシーズンに来てみようと思います。
イワカガミが出始めたあたりから、登山道にはサラサドウダンの花がたくさん落ちていました。もう終わった??と不安になります。見上げるとわずかに残っている花。もう少し標高を上げればまだ間に合うかもと期待して登ります。浜立尾根に合流して、西峰の近くまで来るとようやく多く花の残ったサラサドウダンを見る事が出来ました。曇り空の柔らかな光の中、ほんのりと紅を引いたような花が綺麗でした。満足です。
滝子山には山頂標のある中央峰、檜平ルートの途中にある東峰(三角点峰)、そして浜立尾根・寂ショウ尾根というバリルートの途中にある西峰の3つのピークがあります。見晴しが良いのは中央峰ですが、狭いので人が多いとすぐにいっぱいになります。当日の見晴しはゼロでしたので、ずみ沢ルート途中の鎮西ヶ池や防火帯でランチ休憩でもいいやと思っていましたが、中央峰で昼食中だったのは5〜6人程だったので、私もランチ休憩としました。この季節は纏わりつく羽虫が鬱陶しいので、手早く昼食を済ませ一服していると5名、15名ほどの団体様が相次いで到着、あっというまに座る場所すら無くなってしまいました (写真28)。そそくさと山頂を後にし、ずみ沢ルートに向かいます。途中でさらに10名程のパーティとすれ違いました。少し気の毒に思いました。
防火帯でも5〜6人とすれ違ったので、山頂は随分混雑したことでしょう。初狩方面に下山する時は山頂から30分程で檜平という開けた広い場所があるので、山頂が混雑してて見晴が無い日はそこでゆっくりランチというのも考えていいと思います。ちなみに途中で男坂・女坂とルートが分岐しますが、この檜平で再合流しますのでどちらを通ってもOKです。
ずみ沢は何度も歩いている道なのでじっくり花を探しながら歩きました。先週の小仏城山に続いて、ここでもマタタビの花が咲いていました。雄花を探してみると…ありました。雄蕊しかない花を付けた株が。クリンソウにも間に合いました。株数が増えているように思えます。このまま順調に増えて、大きな群生地になればいいですね♡。途中パラパラと雨が降りましたが、林の中ですし雨具を用意する程ではありませんでした。大雪の影響で崩壊した植林や橋もありますが、いずれも通行不能というレベルではありません。目当てのオオバアサガラは予想通り大きな株が1本だけ対岸に見えました。もっと近くで見れる個体を期待してましたが、残念ながら見当たりませんでした。でも、これはこれで満足です。
桜森林公園の河原で顔を洗って着替え、すっきりと笹子駅へ。途中の笹一酒造で生酒を買って帰りました。普段山行きでお世話になる事の多い場所なので、僅かですが今年の大雪被害の応援です。雨もパラつく生憎の梅雨空の一日でしたが、とても楽しめました。今日もおつかれやまでした (´∇`*)
tokumuraさん こんにちは
滝子山は子供のころに登ったきりです。
ズミ沢がとてもきれいだったことや山頂からの景色 がよかったこと、GWごろに登ったので、ヤマザクラがきれいだったことを思い出しました。
梅雨時でも、たくさんのお花 が咲いているのですね。
今年はちょっと難しいけれど、レコをみて来年はぜひこの時期に登りたいと思いました。
それにしても、大雪はすごかったようですね。
倒木にもびっくりしましたし、いまだに雪があるとは!
私も、笹一で実益を兼ねて大雪の被害の応援をしようかな〜
hyouchanさん こんばんは (^-^)/
滝子山には3度ほど登りましたが、一度も子供連れには会った事がありません。
ずみ沢には笹子小の小学生が作ったらしいサイン板が何枚もありますが、『この山を子供が登るんだ〜』って驚いたものです。私が子供の頃は、春の歓迎遠足で300m、秋の鍛錬遠足で400m程度の登りでしたから…hyouchanさんは子供の頃から鍛えられて(?)るんですね〜
の方は、あと1週間早い方が良かったかな〜って感じでした。でも、やはりここはイワカガミでしょうね。あれだけ多ければ、花期には赤い絨毯が敷かれているような雰囲気になるのでしょう。
笹一はいつも横目に見ながら…でしたが、今回初めて買いました (^^;)
まだ飲んでませんが、楽しみです
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