檜尾岳〜空木岳(檜尾尾根〜池山尾根・檜尾避難小屋泊)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,114m
- 下り
- 2,148m
コースタイム
【二日目】4:30避難小屋発〜4:40檜尾岳〜6:00熊沢岳6:10〜7:30東川岳〜7:50木曽殿山荘〜9:15空木岳〜9:50空木平〜12:15池山小屋13:05〜14:00林道終点〜14:10三本木の林道出合
天候 | 【一日目】 曇り→雷雨 【二日目】 曇り→雷雨 うーん・・・こんな予報だったっけか? |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
・やむを得ず駒が池付近の駐車場に停め、桧尾橋までタクシーを利用(¥2500) ・帰りも三本木から、雷雨にヘゲてタクシー利用(¥2500) ※大丸タクシー 0265−82−4177 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口〜赤沢ノ頭】 ・樹林帯の道、ところどころ展望が有りそうですが、この日はガスガスでダメ ・残雪も無く、明瞭な道です ・コバエや羽虫が大発生中で、のんびり休憩もできません ・花 ゴゼンタチバナ・マイズルソウ 【赤沢ノ頭〜檜尾避難小屋】 ・残雪はほんの少し、明瞭な道です ・花 イワカガミ・バイカオウレン・ハクサンイチゲ・キバナシャクナゲ 【檜尾避難小屋】 ・素晴らしい展望の小屋です、天気の良い日に来たかった・・・ ・中はとてもキレイ、トイレもキレイです ・無人小屋、協力費¥1000、緊急用のシュラフと銀マットが10人分くらいあり ・雷雨でロープウェイ運休中ときてますから、当然一人ぼっちの夜でした ・水場は無いものと思って担ぎ上げたので、未確認です 【檜尾避難小屋〜空木岳】 ・中央アルプス主稜線、もちろん大展望です、ガスが無ければですが・・・ ・ほとんど夏道出ていますが、強いて言えば檜尾岳への登りにある残雪が、早朝で雪がしまっていたので危険を感じました。ストック&キックステップで通過 ・檜尾岳〜東川岳は、ハイマツが登山道にかぶさっていて少々うるさいです。前日が雨だったこともあり、カッパの下だけ装着しました ・主稜線上は、北アルプスなどに比べるとマーキングが少なめですが、慎重に進めば問題ないかと ・小さなアップダウンが連続します、イワイワした所もあります ・木曽殿山荘は今小屋開きの準備中でした、7月1日から営業予定だそうです ・花 イワウメ・ハクサンイチゲ・キバナシャクナゲ・イワカガミ・イワツメグサ・チョウノスケソウ・コケモモ・ミヤマキンバイ 【空木岳〜空木平】 ・雪渓を歩きます、適度に緩んでいてグリセードに最適、涼しいし楽しいです ・空木平の辺りは広いので、ガスで視界が悪かったりすると分かりにくいかも知れません ・空木平の沢で流水が得られます、水量は多いので枯れるとは思えません ・駒峰ヒュッテはまだ開いていません、空木平避難小屋にトイレあります 【空木平〜林道出合】 ・樹林帯で残雪は残りわずか、明瞭な道です ・コバエや羽虫がうるさい、休憩や食事には難儀します ・大地獄、小地獄の辺りは非常に急峻ですが、良く整備されているのでそれほど怖くありませんでした。しかし、雪が付く季節には歩きたくない道です ・池山小屋はとてもきれいな小屋です、虫から退避して昼食をとりました、トイレあります ・池山小屋の分岐付近に水場あり、かなり美味しいです ・花 イワカガミ・ゴゼンタチバナ・マイズルソウ |
写真
感想
天気予報では梅雨の中休みがありそうだったので、期待を持って中央アルプスに行ってきました。
始発のバスに乗るつもりで張り切って出かけましたが、なんとロープウェイとともにバスも運休中。がっかりの調査不足で、いきなりタクシーを呼ぶことになってしまいました。
気を取り直して歩き始めましたが、赤沢ノ頭まではコバエやブヨの猛攻。奴らにはあまり虫除けも効かないようで、休憩もままなりません。森林限界に出てやっと虫たちから逃れたと思ったら、今度は遠雷が。何とか本格的な雷雨になる直前に小屋に入ることができましたが、やっぱり山の雷は怖いですね。ちょっと焦りました。
小屋は予想通り独り占め、この悪天でロープウェイも運休中ときたら当然でしょうね。雷鳴がとどろく中では外に出ることもままならず、持参した本などを読んだりして、寂しい夜を過ごしました。そういえば、あまりにも暇だったので小屋の利用者ノートも全部読みましたが、ヤマレコで知っている名前を何人か見つけて、ちょっと嬉しくなりましたよ。
二日目、天気予報では期待できる日だったはずなんですが、この日もあいにくのガスガス&曇天。大展望の主稜線歩きは残念ながらかないませんでしたが、アルプスらしいたくさんの高山植物たちには癒されました。とても花が多いルートのようで、夏を感じさせてくれる花もずいぶん咲いていました。
空木岳を越えて空木平への下りにかかると、今度は一転して雪渓が登場。これはこれで涼しくて気持ち良い、ヒップソリ持っていけばよかったです。アルプスでは、夏山と春山のせめぎあいの真っ最中ですね。
天候はイマイチでしたが、しっかり楽しめた二日間でした。負け惜しみじゃありませんよ。ハイシーズンには多くの登山者を受け入れるのでしょうが、今山行で見かけた登山者は、空木岳の雪渓を下山中に駒石方面を歩いていらした3人パーティーと、空木平を越えたところですれ違ったご夫婦の2組だけ、人気の山を静かに歩くことができました。
主稜線からの中央アルプス大展望は、また次の機会に取っておくことにします。今度はもうちょっと日頃の行いを良くしてから挑戦しよっと。
※色々と訳があって、今回のレコからコメントを受け付けないことにさせていただきます。いつもコメントを下さっていた皆さん、今までどうもありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
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