平標山〜谷川岳〜至仏山〜燧ヶ岳【上毛高原駅から】
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- GPS
- 48:49
- 距離
- 154km
- 登り
- 9,815m
- 下り
- 9,280m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:22
- 山行
- 11:57
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 13:29
- 山行
- 11:05
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 11:56
- 山行
- 12:13
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 14:05
天候 | 感想欄に記載 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ゴールは尾瀬戸倉バス停 |
写真
感想
今年6月に日光駅から尾瀬まで歩いた。このとき至仏山は登山禁止期間で登れなかったし燧ヶ岳は最高点の柴安瑤砲賄个辰討い覆て中途半端感が残っていた。また尾瀬を目指して歩こう。ということで今回は上毛高原駅から谷川岳を越えて尾瀬を目指してみることにした。
【1日目】晴れ / 蒸し暑い
東京駅から昼前の上越新幹線に乗って上毛高原駅までやってきた。前日までの台風もほぼ影響がなく完璧なタイミングでのスタートとなった。駅から登山口目指してトボトボと車道を歩いていく。気温は高くないが湿度が高くてジメジメ。いきなり滝汗状態だった。
大峰沼登山口から山に入る。歩く人も少ないのか全体的に寂れた雰囲気だった。吾妻耶山から猿ヶ京のキャンプ場へ下山。たくさんの家族がキャンプをしていた。子供が大きくなってから僕はキャンプに行くことも無くなってちょっと寂しい気分…。
猿ヶ京スキー場から三国峠へ続く登山道に入る。薄暗くて尾根に上がるまでの辺りで少しウロウロした。寝床を探しながら歩く。上ノ山山頂がフラットになっていたのでそこにテントを張った。
【2日目】晴れ / 蒸し暑い
4時過ぎ起床、4時40分に出発。涼しい朝だった。天気は快晴。モチベーションも上がった。三国峠までは樹林の道。三国峠から樹林を抜ける。稜線は素晴らしい景気が広がっていた。絶景。平標山の家で水を汲んで水筒2リッターを満タンにしておく。山の家からは人が一気に増える。仙ノ倉山まではたくさんの方とスライドした。さすが快晴の三連休だね。仙ノ倉山を過ぎるとグッと人が減る。
日が高くなると日差しがジリジリ。暑い。稜線の何度も続くアップダウンでずっと滝汗状態だった。暑くて水の消費が早い。万太郎山に到着した頃には残り300ccぐらいしかなかった。なのに大障子避難小屋の水場では水を汲みに行かなかった。これは失敗。なんとか足りそうに思えたんだよね…。谷川岳の肩の小屋に着いたときには水切れ。仕方がないので小屋でペットボトルの超高価なお茶を買った。生き返った。
この日は茂倉岳避難小屋で泊まろうと思っていた。しかし避難小屋まで下ると修復工事中で泊まれなかった。マジかー。水だけ汲んで茂倉岳まで登り返す。うーんどうしよう…。谷川岳の稜線は幕営禁止だったはず。少し戻って一ノ倉岳の避難小屋に泊まるか清水峠の避難小屋まで進むか悩んだ。時間的に清水峠まで行くと夜になってしまう。でも一ノ倉岳まで戻るのは嫌だ…。
地図を見ると蓬峠から旧国道まで下りたところに白樺避難小屋がある。そこまでだったら暗くなる前に着けるだろう。清水峠へも道が続いている。そこに宿泊することにしよう。超狭い避難小屋だけど寝るだけだったら快適だった。
【3日目】晴れ / 暑い
4時半頃に起床、5時20分頃に出発。旧国道を進む。結構草が茂っていて草露で下半身びしょ濡れとなった。国道の名前が付いているのでもっと歩きやすい道を想像していたが狭いトラバース道や渡渉も多くてまあまあ面倒だった。
清水峠から朝日岳へ向けて登っているとジャンクションピーク辺りで雲が取れてくる。眼下には雲海の素晴らしい景色が広がっていた。絶景。ずっと稜線に居たい気分だけど残念ながらこれから下山しなければいけない。分岐から宝川温泉方向へ下りる。沢との合流地点で体を拭いて服を着替える。気分がスッキリした。
沢合流地点からは狭いトラバース道やドロドロ地帯が増えてくる。小さい渡渉も多くて下りなのに楽チンではなかった。最初の広い渡渉ポイントはなんとか飛び石で渡る。2箇所目の広い渡渉ポイントは飛び石では不可だったため裸足で渡った。このルートは水量が多い時期だと登れ(下れ)ないような気がする。
宝川温泉まで下りると途中でラーメン屋が営業中だった。これは入るという選択肢しかないだろう。スープも飲み干してエネルギーと塩分をたっぷり補充した。おかげで湯の小屋温泉までの車道歩きもパワーが出た。湯の小屋温泉から登山道に入る。広くて快適な尾根道だった。
この日の宿泊は咲倉沢ノ頭避難小屋。屋根に登ると武尊山が目の前に見える最高のロケーション。スマホの電波も強い。避難小屋にはドアが無いため銀シートで塞いだ。ドアは無くてもテント泊より快適。
【4日目】晴れ / 暑い
4時頃に起床。昨晩天井にぶら下がっていたコウモリは朝には居なくなっていた。淋しい。4時35分頃に出発。片瀬沼辺りからはドロドロ地帯の連続で面倒な道が続く。それに朝露で今日も全身びしょ濡れ…。鳩待峠からのルートと合流するとようやくドロドロ地獄から開放。超快適な道となった。
至仏山からは山ノ鼻方向へ下山する予定としていた。しかし至仏山から山ノ鼻への下りは禁止とのこと。知らなかった…。事前に調べておくべきだった。登って来た道を戻って一旦鳩待峠へ下山。鳩待峠の食堂が開いていたのでスタミナ丼とかき揚げうどんでエネルギーを補給しておく。
鳩待峠から山ノ鼻方向へ木道を進んでいると途中で子熊と遭遇。ちょっとビビった。尾瀬ヶ原は正面に燧ヶ岳を見ながらの木道歩き。素晴らしい景色でずっと歩いていたい気分だった。見晴から燧ヶ岳の登山道に入ると少々荒れた道となる。登山4日目で疲れた体には燧ヶ岳まではなかなか辛い登りだった。燧ヶ岳の山頂からは御池方向へ下山する。
御池へ下山したが会津高原尾瀬口駅行のバスは明日の朝8時10分まで無い。事前に分かっていたがやっぱり明日の朝までここで過ごすのも退屈に感じた。どうしようか悩んだ結果、沼山峠経由で大清水へ下山して尾瀬戸倉のバス停まで行くことにした。尾瀬戸倉まで行けばバスの本数も多い。とりあえず今日はバス専用道を歩いて沼山峠休憩所まで行くことにする。そこでテント泊とした。
【5日目】小雨 / 涼しい
深夜に雨の音。幸い小雨程度で大した雨ではなかった。尾瀬戸倉7時35分発沼田駅行きのバスには乗りたい。逆算して3時15分頃に出発。カッパの上だけを着る。暗闇の湿原歩きもなかなか良かった。大清水まで下りた頃に明るくなってくる。これから登る方々がちらほら。既に乗り合いタクシーも運航していた。最後は尾瀬戸倉までの車道歩き。これで山行も終りかと思うと少し寂しい気分となった。
【まとめ】
三国山までの静かな雰囲気の道、谷川岳の素晴らしい稜線歩き、至仏山や燧ヶ岳を見ながらの尾瀬ヶ原の木道歩きと変化に富んだ良いルートだった。全日程晴れだったのもラッキーだった。尾瀬ヶ原の広い湿原は冬にスキーでも歩いてみたいと思った。ドロドロ地帯が多くて下半身がずっと泥だらけだったのがこのルートのマイナスポイントかもしれない。暑くてバテ気味だったのでもう少し涼しい時期の方が快適に歩けたような気がする。
【過去の山行記録】
女峰山〜男体山〜金精山〜燧ヶ岳〜会津駒ヶ岳 2022年06月24日(金) 〜 2022年06月27日(月)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4439234.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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凄いですね〜見事に歩ききりましたね!!150キロ以上の距離にもビックリです。小熊もビックリでした。
また何処かのお山で会えたら嬉しいですね。なかなか難しいかな(笑)お疲れ様でした。
暑いのは想定外でしたが天気にも恵まれて素晴らしい山歩きを堪能できました。
北関東周辺にも魅力的な山がたくさんあるので、これからも登りに行こうと思っています。
ぜひまた北海道の山にも登りに来てください。
札幌周辺にも夏冬ともに気軽に登れる山がたくさんあります。
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