寒いなら歩けばいいじゃない!〜笹山尾根白峰三山小太郎山〜農鳥の親父さん引退の真相
- GPS
- 21:50
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 3,933m
- 下り
- 3,238m
コースタイム
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 10:24
- 山行
- 9:41
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 10:29
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
水
食糧
行動食
バックパック
使い捨てカイロ
アンダーシャツ
サポートタイツ
シャツ
パンツ
ダウンジャケット
ダウンパンツ
靴下
ウインドブレーカー
レインパンツ
レインジャケット
帽子
ピンチ缶
ヘッデン
予備電池
メガネ
GPS
笛
コンパス
ナイフ
非常食
登山靴
ツェルト
ゲイター
ストック
グローブ
無線機
チェストバッグ
マット
燃料ガス
テント
シュラフカバー
シュラフ
クッカー
着替え上下
ガスストーブ
インナーシュラフ
モバイルバッテリー
|
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感想
10月連休は例年グリーンシーズンラストだ。
グリーンとが言いながら霜やら氷、初雪が舞うなど冬の気配を感じる頃合い。
このタイミングで白峰三山は2回目だ。
前回は6年前、ヤマレコ以前にQと南下で登った。
白峰三山と言えば北岳間ノ岳農鳥岳。
農鳥岳と言えば農鳥の親父さん。
昨年あたりから親父さん引退が囁かれている。
いい歳だからな。
ところでネット上にある引退説はイマイチ信憑性がない。
真相を確かめに現地取材だ。
さて、奈良田は遠い。
駐車場到着は22時半。
山行前夜は最低4時間睡眠としているが、ギリギリだ。
まあ、親父さんの小言を聞く覚悟なら出発遅らせてもいいのだけれどw
目覚めて出発、寒い。
ま、笹山尾根の急登で暖まって丁度よいか。
今回は日曜午後から降雨予報で月曜はデスウェザー。
なので明日のスタートも早い予定。
最近のタイムテーブルは時刻は無視で諸条件にあわせて進捗を決めるスタイルになってきた。
なので早く帰着必要なら早くスタートすればよいだけだ。
暑い時も寒い時も午前2時〜5時頃って歩いてた方が都合良いしね。
人の少ない静かな稜線歩きを楽しみながら粛々とピークハント。
今年のテント泊山行もこれが最後かなぁ…今年は沢山登ったな、などと振り返りながら晩秋の南アルプスを行く。
予定より少し早めに農鳥小屋に到着。
最近は小屋のスタッフさんが増えてると事前に聞いていたが、男性女性で2名の方がみえた。
挨拶して親父さん引退説について尋ねると、周りは数年前から引退を勧めているとの事。
耳は相当遠くなったし、足腰も弱ってきていると。
しかし、親父さん当人はまだまだやる気満々で引退する気は皆無らしい。
親父さんらしいよw
さて、顔見に行くかとウケケケへ。
なるほど少し年寄りじみたな。
しかし、口だけは相変わらず達者だった。
かわんねーなw
小屋こそ人生と過ごしてきただろう親父さん、いつまでも元気でな、オレは明日早いからこれで顔みるの最後になるな、と挨拶したら例の「グッドラック👍」と力強い声。
来てよかったよ。
さて、テント張って食って呑んで6時間寝て、食って畳んだらスタートだ。
行程中は6時間睡眠と定まってきた。
寝た時刻で翌朝のスタート時刻が決まる感じ。
それが何時だろうが、天候などの影響が無いなら暗かろうが明るかろうが関係ない。
今回は2時スタートとなった。
午前下山完了、小太郎分岐を始発バス組が大量に上がってくる前に通過、北岳山頂モルゲン、1日で一番寒い時間帯は歩いて暖まる、全てに好都合だ。
こんなスタイルが成立するのもGPS、高輝度へッデンなどが進化したからだな。
純粋に山を楽しむならお勧めしないスタイルだけど、自分のヤマには合ってるスタイルだ。
時々、行程中に出会う方から「はやいですね。」と言われるが、多分「速い」と言ってるのだけど、実は「早い」だけなんだよね。
道中の体験より、行程踏破の達成感を重視する方にはお勧めのスタイルだと思う。
とはいっても今回は北岳山頂での日の出に間に合わず、ちょっと残念だったりもしたが。
さて、目的は北岳ではない。
とぼけた名前のくせに厄介な山、小太郎山だ。
ザレ、ハイマツ帯、偽ピークなど数々の嫌がらせを仕掛けてくる。
おまけに分岐から片道1時間半とあり、ザックデポもしにくい距離感。
しかし、これがこのグリーンシーズン最後の手間かかる山と思うと気合いが入る。
これさえクリアすれば蝶ヶ岳を残すのみだ。
そして到達した山頂、仙丈ヶ岳と鳳凰三山の間に駒ヶ岳の荒々しい姿があり、ここでしか見られない景色があった。
時刻も余裕があり、今季を振り返りながら下山の行程。
途中スライドする登山者がチラホラ。
まだ昼頃なので日帰り可能な進捗だろうが、どうも気になる方々も。
ホントに日帰り?
気になった方に「泊まりですか?」と尋ねると「そうです。」と。
「天気予報見てきましたか?」と返すと「ハイ見てきました!」と。
まあ、わかっててやってるなら私はとやかく言う立場にないので、お気をつけてとしか言いようがない。
可愛い感じのガールズだったが、見た目とうらはらに百戦錬磨の猛者かもしれんしね。
他にも東南アジアからお越しかな?ってファミリー四人組とか。
10月、雪じゃなくて雨、風速25m予報。
これが月曜の予報なんだがな。
何故か入山したがる人が居るんだわな。
少し気掛かりを残す山行となったが、みんなの安全登山を願って、この山旅を終えることにした。
ツイッターで応援しているTJARレーサーの方が今朝の甲斐駒ヶ岳の様子を動画あげてましたが、到底行動する気にならない酷い様子でした。
危うきに近寄らずが吉です。
親父さんの件は引退は無いと決まってる訳では無さそうです。
いつ引退となってもおかしくない状況だけど、ご本人のモチベーションは満タンとだけで。
願わくばいつまでもお元気で農鳥親父節を聞かせて頂きたいですよね。
今年こそは親父さんの農鳥小屋体験したいと思ってましたが南アルプスは天気とバスのタイミングに恵まれず、今週金土はいいみたいなのでもう小屋閉じしちゃったけど親父さん残ってるのに賭けて強行しようかと思っていたところでした。今週あまり乗り気でなかったので、おかげさまで来年にお預けできます。
親父さんの下山日も聞いてました。
14日(金)にヘリで下山です。
このところは入山下山はヘリでとの事です。
Parsleycandyさんへの返信にもありますとおり、来年も小屋入りされるか確定ではありませんが、引退決定では無さそうなので来年もお会い出来るチャンスが残されているようですね。
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