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Yamareco

記録ID: 4783553
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳〜前穂高岳縦走(大キレット・吊尾根)

2022年10月12日(水) ~ 2022年10月14日(金)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
28:08
距離
50.0km
登り
4,621m
下り
4,604m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:30
休憩
3:14
合計
10:44
距離 24.7km 登り 2,068m 下り 496m
5:55
5:56
6
6:02
6:03
31
6:34
6:35
4
6:39
38
7:17
7:21
2
7:23
7:24
11
7:35
38
8:13
8:30
34
9:04
9
9:13
8
9:21
28
9:49
9:50
27
10:17
10:33
23
10:56
35
11:31
11:35
56
12:31
12:32
7
12:39
12:40
22
13:02
13:06
34
13:40
15:36
22
15:58
16:24
12
2日目
山行
7:35
休憩
4:03
合計
11:38
距離 10.8km 登り 1,524m 下り 1,603m
5:45
12
5:57
16
6:13
27
6:40
6:45
48
7:33
19
7:52
8:13
5
8:18
8:33
75
9:48
9:56
68
11:04
2
11:06
11:11
0
11:11
11:12
2
11:14
11:39
24
12:03
12:10
73
13:23
13:43
15
13:58
15:43
32
16:15
16:46
37
3日目
山行
7:27
休憩
2:18
合計
9:45
距離 14.4km 登り 1,058m 下り 2,538m
4:59
40
5:39
5:47
6
5:53
6:10
75
7:25
7:36
24
8:00
9:12
20
9:32
9:47
95
11:22
11:36
45
12:21
12:22
29
13:14
75
14:44
ゴール地点
天候 1日目 曇り/2日目 晴れ/3日目 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
さわやか信州号を利用し上高地へ。
コース状況/
危険箇所等
<上高地〜槍ヶ岳>
よく整備され、槍ヶ岳山荘直下を除き傾斜もゆるやかで、とても歩きやすい道。
ただ眺望はイマイチで景色も単調なうえ、ダラダラと長いので飽きます。

槍ヶ岳へは険しい岩場ですが、コースタイムが短いので比較的楽に登れるかと。
登りと下りは別ルートになるので、きちんと矢印に従って進むこと。

<槍ヶ岳〜南岳>
所々に岩場もありますが概ね歩きやすい道。
眺望も素晴らしく、楽しい稜線歩きができます。

<南岳〜北穂高岳(大キレット)>
南岳から激下り。その後も気の抜けない岩場の連続。
歩きやすい道などほとんどありません。
特に長谷川ピーク付近は要注意。
A沢コルから北穂へは激登り。

<北穂高岳〜穂高岳山荘>
大キレットに比べ北穂〜奥穂間の縦走路は知名度が低いですが、北穂〜涸沢岳間は大キレット並みに激しいルートです。
北穂から激下りしたあと、またまた気の抜けない岩場が続き、涸沢岳へ激登り。
涸沢岳から穂高岳山荘は普通の登山道。

<穂高岳山荘〜奥穂高岳>
岩場、鎖場等ありますが、南岳〜涸沢岳間ほどは多くないので、大キレットの後だと優しい道に感じました。
強いて言えば、ガレ気味なところがあるので下りは注意した方がいいかも。

<奥穂高岳〜吊尾根〜前穂高岳>
吊尾根も岩場と鎖場の連続ですが、大キレットほど激しくないように感じました。

前穂への登りは岩場多めの、まあまあ激しい登りです。
ほとんどの人が前穂への分岐付近にザックをデポして空身で登っています。
ちなみに山と高原地図ではコースタイムが登り30分、下り20分となっていますが、このタイムで登り下りできる人は少ないのではないでしょうか。
ちなみに私は下りは35分かかりました。
登りは計っていないのですが50分くらいはかかった気がします。

<前穂高岳〜岳沢小屋(重太郎新道)>
超ロングの鎖場や岩場が連続する激下りコース。
岳沢小屋まで全く気が抜けません。

<岳沢小屋〜岳沢登山口>
整備された歩きやすい道です。

<槍ヶ岳山荘のテント場の備忘録>
・受付を済ませてから場所を決める。
テント設営後、受付に場所を伝えると札をくれる。
・水は1L200円。
・auの電波が入る。
・充電は30分100円。

<穂高岳山荘のテン場の備忘録>
・先に場所を決め、そこに荷物を置いてから受付。
・水は無料。
・auの電波が入る。
・充電は1回200円。
その他周辺情報 上高地温泉ホテル
http://www.kamikouchi-onsen-spa.com/
この温泉の樽風呂がお気に入りです。
ババ平
2022年10月12日 10:32撮影 by  J3173, Sony
10/12 10:32
ババ平
まだ紅葉が奇麗です。
2022年10月12日 11:20撮影 by  J3173, Sony
2
10/12 11:20
まだ紅葉が奇麗です。
やっと槍が見えました!
ただ、ここからの急登が長い…
2022年10月12日 12:21撮影 by  J3173, Sony
10/12 12:21
やっと槍が見えました!
ただ、ここからの急登が長い…
まだ500mもあるのか😣
かなり疲れがたまってきているので、500mの登りが長く感じます。
2022年10月12日 13:23撮影 by  J3173, Sony
10/12 13:23
まだ500mもあるのか😣
かなり疲れがたまってきているので、500mの登りが長く感じます。
槍ヶ岳山荘からの眺望。
常念岳(左奥のピーク)〜蝶ヶ岳の稜線が一望できます。
2022年10月12日 13:51撮影 by  J3173, Sony
1
10/12 13:51
槍ヶ岳山荘からの眺望。
常念岳(左奥のピーク)〜蝶ヶ岳の稜線が一望できます。
遠く霞んでいますが、富士山も見えました!
富士山の右側に見えるのは南アルプス。
2022年10月12日 13:52撮影 by  J3173, Sony
10/12 13:52
遠く霞んでいますが、富士山も見えました!
富士山の右側に見えるのは南アルプス。
風を避けられそうなところを選んでテントを張りました。
テン場は1テント1段という感じで段々畑のように作られているので、他のテントと距離があり落ち着けます。
2022年10月12日 15:29撮影 by  J3173, Sony
2
10/12 15:29
風を避けられそうなところを選んでテントを張りました。
テン場は1テント1段という感じで段々畑のように作られているので、他のテントと距離があり落ち着けます。
雲海に浮かぶ山々が素敵!
快晴もいいですが、雲のある風景もいいですね!
2022年10月12日 15:54撮影 by  J3173, Sony
3
10/12 15:54
雲海に浮かぶ山々が素敵!
快晴もいいですが、雲のある風景もいいですね!
左下に向かって伸びる稜線は西鎌尾根。
2022年10月12日 15:55撮影 by  J3173, Sony
2
10/12 15:55
左下に向かって伸びる稜線は西鎌尾根。
稜線の左端のピークは笠ヶ岳。
その右斜め上、遠くに見えるのは白山。
2022年10月12日 15:55撮影 by  J3173, Sony
1
10/12 15:55
稜線の左端のピークは笠ヶ岳。
その右斜め上、遠くに見えるのは白山。
明日歩く奥穂方面。
2022年10月12日 15:57撮影 by  J3173, Sony
2
10/12 15:57
明日歩く奥穂方面。
東鎌尾根。
右下辺りに見える小屋はヒュッテ西岳。
2022年10月12日 15:58撮影 by  J3173, Sony
1
10/12 15:58
東鎌尾根。
右下辺りに見える小屋はヒュッテ西岳。
北鎌尾根。尖がったピークは独標。
2022年10月12日 15:59撮影 by  J3173, Sony
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10/12 15:59
北鎌尾根。尖がったピークは独標。
後立山連峰も見えます。
2022年10月12日 15:59撮影 by  J3173, Sony
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10/12 15:59
後立山連峰も見えます。
乗鞍岳。その後ろに見えるのが御嶽山。
2022年10月12日 16:00撮影 by  J3173, Sony
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10/12 16:00
乗鞍岳。その後ろに見えるのが御嶽山。
テン場と大喰岳へ向かう稜線。
2022年10月12日 16:38撮影 by  J3173, Sony
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10/12 16:38
テン場と大喰岳へ向かう稜線。
こういう稜線を見ると一気にテンションが上がります!
2022年10月13日 06:18撮影 by  J3173, Sony
1
10/13 6:18
こういう稜線を見ると一気にテンションが上がります!
梯子もあるよ。
2022年10月13日 06:40撮影 by  J3173, Sony
1
10/13 6:40
梯子もあるよ。
中岳。奥穂がよくみえます。
2022年10月13日 06:43撮影 by  J3173, Sony
10/13 6:43
中岳。奥穂がよくみえます。
歩いてきた稜線を振り返る。
いい景色!
2022年10月13日 06:43撮影 by  J3173, Sony
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10/13 6:43
歩いてきた稜線を振り返る。
いい景色!
南岳までは楽しい稜線が続きます。
遠く、稜線上に小さく見えるのが南岳小屋。
2022年10月13日 06:45撮影 by  J3173, Sony
10/13 6:45
南岳までは楽しい稜線が続きます。
遠く、稜線上に小さく見えるのが南岳小屋。
2022年10月13日 07:27撮影 by  J3173, Sony
10/13 7:27
2022年10月13日 07:49撮影 by  J3173, Sony
10/13 7:49
南岳から槍を見る。
2022年10月13日 07:49撮影 by  J3173, Sony
10/13 7:49
南岳から槍を見る。
南岳小屋のメニュー
2022年10月13日 08:19撮影 by  J3173, Sony
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10/13 8:19
南岳小屋のメニュー
南岳から大キレットを眺める。
中央のピークが北穂高岳。
最後にあそこまで上がらなきゃいけないのか…
2022年10月13日 08:39撮影 by  J3173, Sony
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10/13 8:39
南岳から大キレットを眺める。
中央のピークが北穂高岳。
最後にあそこまで上がらなきゃいけないのか…
大キレットはひたすら岩と鎖と梯子。
2022年10月13日 08:59撮影 by  J3173, Sony
10/13 8:59
大キレットはひたすら岩と鎖と梯子。
2022年10月13日 09:20撮影 by  J3173, Sony
10/13 9:20
長谷川ピーク
2022年10月13日 09:45撮影 by  J3173, Sony
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10/13 9:45
長谷川ピーク
2022年10月13日 09:48撮影 by  J3173, Sony
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10/13 9:48
写真には写っていませんが、このヤセ尾根の左側に足場があります。最初、どこを歩いていいのかわからなくて戸惑いました。
2022年10月13日 09:53撮影 by  J3173, Sony
1
10/13 9:53
写真には写っていませんが、このヤセ尾根の左側に足場があります。最初、どこを歩いていいのかわからなくて戸惑いました。
2022年10月13日 10:06撮影 by  J3173, Sony
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10/13 10:06
2022年10月13日 11:14撮影 by  J3173, Sony
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10/13 11:14
北穂から今日歩いてきたルートが一望できました。
2022年10月13日 11:16撮影 by  J3173, Sony
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10/13 11:16
北穂から今日歩いてきたルートが一望できました。
涸沢岳へもひたすら岩場です。
2022年10月13日 11:54撮影 by  J3173, Sony
10/13 11:54
涸沢岳へもひたすら岩場です。
鎖場もあるよ。
2022年10月13日 12:08撮影 by  J3173, Sony
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10/13 12:08
鎖場もあるよ。
2022年10月13日 12:10撮影 by  J3173, Sony
10/13 12:10
2022年10月13日 13:41撮影 by  J3173, Sony
10/13 13:41
涸沢岳から見た涸沢カール。
2022年10月13日 12:50撮影 by  J3173, Sony
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10/13 12:50
涸沢岳から見た涸沢カール。
涸沢岳から見た奥穂とジャンダルム。
2022年10月13日 13:42撮影 by  J3173, Sony
10/13 13:42
涸沢岳から見た奥穂とジャンダルム。
夕方の静かな奥穂山頂。
2022年10月13日 16:17撮影 by  J3173, Sony
10/13 16:17
夕方の静かな奥穂山頂。
雲間から太陽が顔を出すと景色が一変。
刻々と移り変わる景色が素晴らしすぎてなかなか下山できませんでした。
2022年10月13日 16:43撮影 by  J3173, Sony
10/13 16:43
雲間から太陽が顔を出すと景色が一変。
刻々と移り変わる景色が素晴らしすぎてなかなか下山できませんでした。
朝日に照らされたジャンダルム。
左に見えるのは焼岳。
2022年10月14日 05:39撮影 by  J3173, Sony
1
10/14 5:39
朝日に照らされたジャンダルム。
左に見えるのは焼岳。
吊尾根。今日も引き続き岩場&鎖場祭り!
実を言うと、そろそろ岩と鎖には飽きてきている…
2022年10月14日 05:55撮影 by  J3173, Sony
1
10/14 5:55
吊尾根。今日も引き続き岩場&鎖場祭り!
実を言うと、そろそろ岩と鎖には飽きてきている…
2022年10月14日 06:09撮影 by  J3173, Sony
10/14 6:09
険しい道にうんざりしながらも、朝日に照らされた山々の素晴らしさに癒されました。
2022年10月14日 06:43撮影 by  J3173, Sony
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10/14 6:43
険しい道にうんざりしながらも、朝日に照らされた山々の素晴らしさに癒されました。
前穂への登り。予想外に険しい道。
2022年10月14日 07:25撮影 by  J3173, Sony
10/14 7:25
前穂への登り。予想外に険しい道。
本日一番乗り(たぶん)で前穂に登頂!
2022年10月14日 08:04撮影 by  J3173, Sony
1
10/14 8:04
本日一番乗り(たぶん)で前穂に登頂!
前穂から、奥穂〜西穂の縦走路が一望できます。
2022年10月14日 08:05撮影 by  J3173, Sony
2
10/14 8:05
前穂から、奥穂〜西穂の縦走路が一望できます。
前穂から見た涸沢カール
2022年10月14日 08:10撮影 by  J3173, Sony
10/14 8:10
前穂から見た涸沢カール
前穂北尾根(バリエーション)
2022年10月14日 08:11撮影 by  J3173, Sony
1
10/14 8:11
前穂北尾根(バリエーション)
明神岳方面。
こちらにもバリエーションルートがあります。
2022年10月14日 08:15撮影 by  J3173, Sony
1
10/14 8:15
明神岳方面。
こちらにもバリエーションルートがあります。
手前左は霞沢岳、右は焼岳。
中央奥に乗鞍岳と御嶽山。
2022年10月14日 08:22撮影 by  J3173, Sony
10/14 8:22
手前左は霞沢岳、右は焼岳。
中央奥に乗鞍岳と御嶽山。
重太郎新道。
鎖は続くよどこまでも〜
ちなみに重太郎新道にある鎖が今回のルートで一番長かった。
写真はその一部です。
長すぎて全部写真に収められませんでした。
登りは大変そう…
2022年10月14日 09:41撮影 by  J3173, Sony
1
10/14 9:41
重太郎新道。
鎖は続くよどこまでも〜
ちなみに重太郎新道にある鎖が今回のルートで一番長かった。
写真はその一部です。
長すぎて全部写真に収められませんでした。
登りは大変そう…
振り返って前穂を見上げる。
2022年10月14日 09:54撮影 by  J3173, Sony
1
10/14 9:54
振り返って前穂を見上げる。
樹林帯に入ると輝くばかりの紅葉!
2022年10月14日 10:41撮影 by  J3173, Sony
2
10/14 10:41
樹林帯に入ると輝くばかりの紅葉!
2022年10月14日 10:41撮影 by  J3173, Sony
1
10/14 10:41
2022年10月14日 10:54撮影 by  J3173, Sony
10/14 10:54
紅葉と西穂。
2022年10月14日 11:03撮影 by  J3173, Sony
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10/14 11:03
紅葉と西穂。
2022年10月14日 11:17撮影 by  J3173, Sony
4
10/14 11:17
岳沢小屋。
2022年10月14日 11:26撮影 by  J3173, Sony
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10/14 11:26
岳沢小屋。
岳沢小屋のテラスからの眺めも素敵!
2022年10月14日 11:35撮影 by  J3173, Sony
2
10/14 11:35
岳沢小屋のテラスからの眺めも素敵!
涸沢カールに引けをとらない岳沢の見事な紅葉!
2022年10月14日 11:40撮影 by  J3173, Sony
3
10/14 11:40
涸沢カールに引けをとらない岳沢の見事な紅葉!
上高地から吊尾根を眺める。
2022年10月14日 13:00撮影 by  J3173, Sony
3
10/14 13:00
上高地から吊尾根を眺める。
撮影機器:

感想

去年、蝶ヶ岳から見た壮大な曲線に魅了され、ずっと行きたいと思っていた大キレット。
テント泊の方が自分のペースで動けるのでテント泊で行こうと決めましたが、今回大キレットに挑戦するまでテント泊装備で岩場&鎖場メインの道を歩いたことがなく、歩ききれるか不安もありました。
今回実行してみての結論は「テント泊装備でも行けるけど、行きたくない」です。

岩登りがきついのはもちろん、重い荷物を背負っているとバランスを崩しやすく、安全面でも問題がある気がしました。
特に足場が不安定な岩場は軽装のときのような足運びができず、ひたすら次の一歩を安全な場所に置くことに全集中しなければいけないので楽しむ余裕がない。
もちろん、周りの景色を眺めるような余裕も全くなし。
ただ大キレットも吊尾根も期待していたほど眺望がよくはなかったので、その点では問題なかったのですが…
また行くときがあったら小屋泊にして、なるべく荷物は軽量化して臨みたいですね。

テント泊装備を背負っての岩場は修行でしたが、今回は天気に恵まれて三日間絶景尽くし。おかげでただの修行にならずにすみました。

一日目は槍ヶ岳から雲海に浮かぶ山々を楽しみ、二日目は南岳へのうっとりするような稜線に魅了され、各ピークではもれなく絶景。
特に穂高岳山荘でテント設営後、時間があったのでなんとなく登った奥穂からの景色はため息が出るほど素晴らしかった!
時間が遅めのため、ほとんど人のいない静かな山頂で、西日に輝く峰々の刻々と移り変わる景色に時を忘れて見入ってしまいました。

一日目と二日目は雲の多い空模様でしたが、三日目は最終日を祝福するような快晴!
風もなく朝の前穂の山頂でも暑いくらい。
山頂で景色を眺めながらゆっくり朝食休憩。
岳沢まで降りれば見事な紅葉。

と、よかったことを並べてみましたが、歩いているときは基本きつかったです😣
特に情報収集全くしなかった前穂と重太郎新道にはやられました。
前穂は山と高原地図では登り30分で特に注意書きもなかったので、大した道じゃないだろうと高を括って、荷物を背負ったまま登ったのですが、これが大間違い。
かなりきつい岩登りが多く途中で後悔しきり。でも引き返すのもなんなのでそのまま気合で登りましたが、山頂についたときは本当にぐったりでした。
で、前穂を降りたら後は下りだから楽だろうとナメてかかっていたら、岳沢小屋まで全然気が抜けない激下り。
ここで転んだりしたら元も子もないので慎重に進むしかなく、下りといっても全くペースが上がらず。

岳沢小屋まで降りて、もう楽な道だと思っていたら、私の方向感覚のなさが災いして2回ほどルートをはずれて沢を下ってしまい、登り返す羽目に。
最後の登山口付近の一番楽な道でなぜか転ぶ😂
大キレットは転ばずに歩ききったのに、なぜここで?という感じですが、そういうもんですよね。怪我をしなかったのは不幸中の幸いでした。

ちなみに今回のルートできつかったところベスト3。
1位 北穂への激登り
2位 涸沢岳への激登り
3位 前穂への激登り

滑ったらアウトの緊張する鎖場もありましたが、そんなことより岩場の長い急登のしんどさの方が圧倒的に印象に残りました。
大キレットがきついのは多分みんな予想しているとは思うけど、涸沢岳や前穂も負けてはいませんよ!

楽しいことも辛いことも盛りだくさんのとても思い出に残る山行になりました。

そうそう、二日目に穂高岳山荘でテン泊したとき、かなり冷えたので気温を見たら0度。三日目の朝、登山道に霜が降りていたので夜は氷点下になったのですね。
冬の訪れを感じながら早朝の山を歩いていたのですが、ほどなく汗ばむほどの陽気に。山は予想外のことが多いですが、これもいい経験になりました。

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

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