裏越後三山(荒沢岳*中ノ岳*越後駒ヶ岳)
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- GPS
- 20:44
- 距離
- 30.8km
- 登り
- 2,987m
- 下り
- 2,974m
コースタイム
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 11:57
天候 | 15日:早朝小雨→雲海抜けて高曇り→夜は晴れ 16日:快晴‼️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・前日夕方到着時には4台駐車。キャパは10〜12台と思われますが、下山時には隙間なく止めてあり、ギリギリ出車できる状態でした。シルバーラインを出て100m先の左手にもトイレのあるスペースがあるので、そこでの駐車も可能と思われます。 ・電灯とペーパー完備、手洗いのある綺麗なトイレあり。 ・登山道に入り100mのところに湧水あり、取水おすすめ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*荒沢岳の鎖は来週末(10/15現在)に撤去される情報あります。 *中ノ岳避難小屋の天水はありましたが、10/16には抜くとのこと。小屋は以降も使えるようです。 [水場💦] *陽の水(杜夢平から草つきを下り、更に枯沢を結構下る。湧水ですが、直接は汲めず、流れになったところで取水可能) *駒の小屋(小屋の北側を下る。沢水ですが、汲みやすいようにホース設置) [中ノ岳避難小屋] *ペーパーはありません。トイレは小屋内ですが、不思議とあまり匂わなかった。 *16時到着時は8割方の登山者が既に到着していて、いっぱいになったスペースを詰めて空けていただきました。最終的に満員22人程が泊まりました コース状況 [銀山平〜荒沢岳] 穏やかではない登りからのスタート。 前下から鎖場が始まる。鎖、梯子がある所は良いが、掴める石は丸いのばかりだったり、釈が足りず、心臓ドキドキの一か八かで通過した所が2箇所程(筆者、岩場を登るセンス不足の為。。)。前瑤泙罵銅呂覆鎖や梯子の岩場が続く。 前瑤らはしばらくホッと出来る灌木の尾根歩きとなる。その後、鎖高度感溢れる岩場を時に鎖の助けを借りながら登ると山頂に到着 [荒沢岳〜兎岳] 源蔵山までは多少のアップダウンはあるものの、樹林に入ったり出たりの癒される稜線歩き。前を見ても振り帰っても紅葉が素晴らしく、周回一の天国エリア。楽勝と思ってしまうが、杜夢平で給水を終えて、巻倉山、そして兎岳への登りは甘くない [兎岳〜中ノ岳] あとは鞍部まで下って登るだけ、と思いきや急斜面につけられた歩き難いトラバース道をかなり下っていく。右手の谷に滑り落ちないよう、斜めって濡れた岩や木の根を踏まないように下っていくのは、神経をすり減らした。疲れた体で慎重に下るので、スピードダウン。鞍部からは標高差250mの登りになるが、こちらの方がよっぽど楽 [中ノ岳〜越後駒ヶ岳] 気持ち良い縦走路だけれど、急斜面につけられたトラバースを歩くのがメインで、景色を眺めながらブラブラというわけにはいかない。兎岳からの下り同様、右手は笹の斜面だが見た目以上に急斜面なので要注意です⚠️。滑落して笹から這い上がっている方を見かけました。 檜廊下は針葉樹が岩にへばりつくように生えているエリア。高低差のある岩の登り下りはあるが、慎重に歩けば問題はない。 |
写真
装備
個人装備 |
夏用シュラフ
ビビ
テントシューズ
厚手ダウン
厚手シャツ
薄手シャツ
Tシャツ
スリーシーズンパンツ
ダウンパンツ
厚手タイツ
厚手下着
カイロ5枚
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備考 | *👚👖小屋内は人が多かったからか暖かく、ダウンパンツ、厚手薄手を羽織るだけで寒さなく眠れた。厚手ダウン、テントシューズ、カイロは暑くて脱いだ。 *水💦は2ℓでスタート→陽の水で3ℓ給水、下山時ぴったり消費 🚙関越自動車道*練馬→小出(5170円) * 小出→練馬(3950円) ⛽️28.4ℓ×168円(4775円) 走行480辧’拡16.9/ℓ 行き*🏠12:30→谷川岳SA→銀山平16:30 帰り*銀山平14:15→🏠19:00(渋滞あり) |
感想
12年前の11月に訪れ、鎖が外されていて登れなかったあの日から宿題になっていた裏越後三山。
時計回りにこだわったので、1日目の12とか13時間とはじき出されるコースタイムに、根気ガタ落ちの最近の我が身を振り返ると、二の足をふんでいました。でも無事に周回することができたので、達成感もあるけど、この先への自信につながったかな。
気持ちに余裕を持って歩きたかったので、当初は3時出発予定。しかし目覚めると、まさかの雨😰に気を揉みながらも、日帰り周回の方の「雲海を抜ければ大丈夫」に背中を押されて1時間遅れで出発。
なのにまだ薄暗いウチに前下に到着。鎖場はヘッデンなしで登りたいと思っていたけれど、先は長いのでとにかく前進。険しい岩場はこれでもか、と現れ、3点支持で慎重に通過していく。まさに無心状態。荒沢岳に着いた時は、心底ほっとしました。
そして日帰りピストンの方が次々と登っこられ、ここまでの苦労話で盛り上がりました。高曇りだけれど眺望は良く、楽しいひととき。
この先はまたボッチで歩き出す。この時期は周回の人がもっといると期待してたけれと、この天気では期待できなそう😢、と覚悟をきめた。
杜夢平まではステキ💕な稜線歩き。
前も後ろも紅葉が素晴らしく、楽に歩けるので楽勝気分。積雪期限定、憧れの大水上山から平ヶ岳の県境稜線を目の前にしながら歩くのは夢のよう。
しかし近づいてきた巻倉山と兎岳への登りに現実に引き戻された。
この時ガスでその先の中ノ岳が見えていなかったのは、今のことだけ考えたらよかったのでラッキーだったかも。
今回の目的のひとつでもあるのが、来年卯年の年賀状に載せる、兎岳の写真を撮る🐰。「よくきたな」と棒のウサギの歓迎は嬉しかった💕けど、標識は無いに等しく、残念。。遭対の方によると、来年に立派なものができるそうです。
ここで後続の登山者が現れる。今日はずっとボッチを覚悟していたので、無人島で人と会った位チョット面くらい、人恋しいさ炸裂で、中ノ岳までご一緒させてもらいました。ホッとしちゃったからか、疲れているからか、中ノ岳までの急斜面トラバースの下りは長いし、気は抜けないしで辛かった。
中ノ岳はガスで眺望ないので、避難小屋にまっしぐら。
12時間かかって16:00到着。無知の想定外で小屋は既にいっぱい。でも皆さんのご協力のもと、寝床スペースを確保できました。ここで1ヶ月前に八幡平でご一緒していただいたkiyokiyoさんが反時計回りをなさっていて、まさかの再会‼️。あまりの偶然に嬉しいやら可笑しいやら😊。
2日目は気持ち的に消化試合のスタートでしたが、相変わらずの急斜面トラバースの下りが続きます。起きたての身体には気が抜けず、厳しかった😆。でも快晴に紅葉🍁が映えて、贅沢な稜線歩きになりました。
越後駒ヶ岳からは百名山の一般ルート。未踏ルートだし、残雪期に歩いてみたいので、きょろきょろしながら下山。
荒沢岳の鎖が外される前の今年最後のチャンスに 周回達成できてヨカッタです‼️。
長いレコを最後までご覧いただき有難うございました😊。
[後日談]
今年4月の八ヶ岳でもお会いしたetchanさんとは中ノ岳避難小屋でニアミス、ヤマレコで読ませていただいて気になっていたNerisaruさんとは、そうと知らずに中ノ岳〜抜きつ抜かれつさせていただいていたことが、後にわかりました。こんなに偶然が重なることがあるのかとビックリ‼️
コメント
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これは平ヶ岳で言っていた周回コースですか?
紅葉が凄いですね!
コメントありがとうございます。
はい、今年の宿題、裏越後三山を周回してきました‼️。
荒沢岳から兎岳の紅葉🍁、見事でした。
今年中の達成、滑り込みセーフでした
日向倉山で聞いた話を有言実行したなんて素晴らしい!前瑤琉譴八かって所も流石だな〜と思いました。😁
あと相変わらず灰〜兎間は最高ですね😌
残雪期のエチコマも最高なので、是非是非。
コメントありがとうございます😊
さすがに温め過ぎた計画だったので、正直達成感というよりは、終えたことにホットしています。
丹後山〜杜夢平のユルイ感じは、いつかリピートしたいですね。
今回エチコマから銀山平、尾根を振り返りながら歩いてみましたが、雪の尾根歩きは美しそうだと想像が膨らみました。来春、挑戦できたらいいなぁ、と思います。
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