志賀高原 横手山から志賀山と東館山・澗満滝・旭山

2014年07月19日(土) ~ 2014年07月21日(月)

• GPS: 11:17
• 距離: 19.7km
• 登り: 828m
• 下り: 1,665m

コースタイム

○渋峠〜木戸池
09:15 渋峠
09:55 横手山 10:20
11:54 鉢山 12:05
12:28 四十八池 12:59
13:22 裏志賀山
13:46 志賀山
14:35 渋池
14:49 ひょうたん池
15:15 木戸池

○東館山高山植物園
09:50 ゴンドラリフト山頂駅
10:10 東館山神社
11:30 ゴンドラリフト山頂駅（昼食）
12:55 高天原リフト

○澗満滝
14:42 沓打名水公園
14:51 澗満滝展望台
15:05 沓打名水公園

○旭山
15:13 登山口
15:29 旭山
15:45 登山口

天候

⇔⇔

アクセス

利用交通機関：

自家用車

（1日目）
国立府中→信州中野　中央道・圏央道・関越道・上信越道　4,440
志賀中野有料道路　100
信州中野I.C.→木戸池
木戸池→渋峠　　長電バス　590

横手山〜鉢山〜志賀山
　起点：渋峠
　終点：木戸池

木戸池の駐車場→熊の湯ホテル

泊：熊の湯ホテル

（2日目）
熊の湯ホテル→発哺温泉の駐車場
（ゴンドラ）発哺温泉→東館山頂　東館山ゴンドラリフト
　→天空コース（東館山ゴンドラリフトと高天ヶ原クワッドリフトのセット）　1,050

東館山高山植物園

（リフト）　東館山高山植物園→高天ヶ原　高天ヶ原クワッドリフト

高天ヶ原→発哺温泉　無料送迎バス
発哺温泉→沓打名水公園

澗満（かんまん）滝
　起点・終点：沓打名水公園
　※澗満滝は展望台のすぐ近くに駐車場があります。沓打名水公園が最寄ではありません。

沓打名水公園→旭山登山口

旭山
　起点・終点：旭山登山口

旭山登山口→発哺温泉

泊：ホテル東館

（3日目）
発哺温泉→信州中野I.C.
志賀中野有料道路　100
信州中野→国立府中　上信越道・関越道・圏央道・中央道　4,580

交通費計：11,000
※1人分。ガソリン代は除く。

コース状況／危険箇所等

○渋峠〜木戸池
・渋峠〜横手山まではほぼ舗装路。
・横手山の三角点がある山頂は、リフト脇を少し進んだところにある。リフト脇に案内板あり。
・横手山〜鉢山〜四十八池までは、急坂が多く、結構きつい。また、雨後はぬかるんでいて滑りやすい箇所が多い。
・案内はあるが、スキー場に出た後、再びスキー場から離れるところを見逃さないように注意。
・裏志賀山と志賀山は岩が多い急坂の道。
・四十八池から前山に至る池めぐりコースは、とてもきれいに整備された歩きやすい道。

○東館鉱山植物園
・危険箇所なし。けっこう広い。

○澗満滝
・危険箇所なし。展望台まで片道400mほどの、緩やかな傾斜の歩きやすい道。

○旭山
・山頂まで往復で30分程度。ここもよく整備されていて、ほとんど段差のない歩きやすい道が山頂まで続いている。

写真

7/21 18:11

木戸池。
近くの駐車場に車を置く。

7/21 18:11

木戸池。
朝8時過ぎ。

7/21 18:12

木戸池の畔にあったキショウブ。

7/21 18:12

ニッコウキスゲが至るところに咲いている。

7/21 18:13

木戸池温泉ホテル。
ここに木戸池バス停がある。

7/21 18:13

長電バスに乗って、渋峠へ。
バスは白根火山行きになっているが、白根火山は規制中なので、渋峠で折り返す。

7/21 18:13

渋峠の県境。

7/21 18:13

渋峠のリフトは営業中だが、だれも乗っていない・・・

7/21 18:14

渋峠。
ここから、まずは横手山へ。

7/21 18:14

ゴゼンタチバナ。

7/21 18:14

横手山へはほとんど舗装路。
雨が降り出して、慌ててカッパを着込んだら・・・

7/21 18:14

あっという間に晴れてしまった・・・

7/21 18:15

渋峠から30分ほど、横手山の山頂に到着。

7/21 18:15

横手山の本当の山頂へは、リフトの脇にある小道からこの鳥居を行く。

7/21 18:15

山頂まであと234歩。

7/21 18:15

横手山の山頂。
三角点と祠がある。

7/21 18:16

横手山からの眺め。
草津白根の山々。

7/21 18:16

横手山山頂の祠。

7/21 18:16

オトギリソウ。
シナノオトギリかも？

7/21 18:17

テガタチドリ。

7/21 18:17

横手山頂ヒュッテ。
ここには日本一高い所にあるパン屋さんがある。

7/21 18:17

ということで、横手山頂ヒュッテでパンを買う。
ここのお婆さんは、昔このあたりの山々を歩き回っていたそうです。

7/21 18:18

買ったのはクルミパン。
クルミがたっぷり入っていておいしかった。

7/21 18:18

横手山頂ヒュッテの前に黄色い花がたくさん。
これは・・・

7/21 18:18

キンバイソウ？

7/21 18:18

さて、ここからが本番。
四十八池の方へ。
しばらく急な下りが続く。

7/21 18:19

イワカガミがまだ残っていた。

7/21 18:19

ゲレンデに出る。

7/21 18:20

向こうに見える岩の山は、笠ヶ岳かな？

7/21 18:20

草原のゲレンデを下っていく。

7/21 18:20

ギンリョウソウ発見。

7/21 18:21

振り返って横手山。

7/21 18:21

草津峠。
ここから「ガラン沢」に迷い込まないように、という警告が多く出てくる。
「ガラン沢」は遭難多発地帯なのだとか。

7/21 18:21

きつい坂を登り返して、鉢山に到着。

7/21 18:22

鉢山の山頂はピーク感がない。展望もない。
火口湖とか見たかったのだが・・・

7/21 18:22

鉢山から急階段を一気に下って、四十八池に出る。

7/21 18:22

横手山からここまでは、誰にも出会わなかったが、四十八池に出た途端に賑やかになる。
数十人の小学生の団体もいた。

7/21 18:23

モミジカラマツ。

7/21 18:23

四十八池と奥志賀山。

7/21 18:24

ヒオウギアヤメ。

7/21 18:24

ワタスゲもたくさん。

7/21 18:24

四十八池。
水量豊富でたくさんの池塘。

7/21 18:25

四十八池。

7/21 18:25

この鳥居から志賀山へ向かう。

7/21 18:26

ロープが付いた急斜面をしばらく登ると、裏志賀山への分岐。

7/21 18:26

山頂の標識はなかったが、祠があった。

7/21 18:26

裏志賀山から。
東館山の方が見えるはずだが、雲の中。

7/21 18:26

裏志賀山からいったん下って登り返す。
途中には、いくつか池が見える。

7/21 18:27

タテヤマウツボグサ？

7/21 18:27

志賀山の山頂に到着。

7/21 18:27

志賀山からの眺め。
もうすっかり曇ってしまった。
遠くの方でゴロゴロ鳴りはじめているので、早々に下りにかかる。

7/21 18:28

志賀山からの下りは急坂で岩が多い。
途中で池が見える。
このあたりで、雨が降り始めた。

7/21 18:28

池めぐりの遊歩道と合流し、しばらく歩きやすい道を行くと、渋池。

7/21 18:28

渋池は、モウセンゴゲがたくさん。

7/21 18:29

渋池。

7/21 18:29

渋池には、ワタスゲもたくさん。

7/21 18:29

渋池の近くの分岐から、木戸池へ向かう。
途中にあるひょうたん池。

7/21 18:29

ひょうたん池。
雨が・・・

7/21 18:30

ぬかるんで滑りやすい道を抜けて、やっと木戸池近くの国道に出てきた。

7/21 18:30

クルマユリ。

7/21 18:30

木戸池温泉ホテルに戻ってきた。
今日の歩きはこれで終了。
全員どろんこです。

7/21 18:31

さて、お楽しみの熊の湯へ。
きょうはここで一泊。
いいお湯の温泉。

7/21 18:31

お着きのお菓子は、栗らくがん。

7/21 18:32

2日目。
発哺温泉のゴンドラ近くの駐車場から。
岩菅山に行く計画だったが、午後から雷雨の予報なので、観光に切り替え。

7/21 18:32

東館山のゴンドラはおもしろい形。

7/21 18:33

シナノナデシコ、かな？

7/21 18:33

ミヤマオダマキ、かな。

7/21 18:34

コバゴボウシ。

7/21 18:34

ゴンドラに乗って、東館山頂へ。
タイミング悪く、100名を越える団体2つが立て続けにチケットを買っていて、ずいぶんと待たされた・・・

7/21 18:35

東館山頂駅の展望台から。
雲は多いが意外にいい天気。

7/21 18:35

ゴンドラの下はニッコウキスゲがたくさん。
このゴンドラ、汚れや傷で窓が曇っていて中からは外の景色があまり見えない・・・

7/21 18:35

もくもくと雲が湧き上がる。

7/21 18:36

東館山頂駅。
食事処もある。

7/21 18:36

ハクサンフウロ。

7/21 18:36

今日は観光になったので、山頂の高山植物園をのんびりと散歩。

7/21 18:37

コマクサ。
なんだか赤が濃い。

7/21 18:37

東館山神社の鳥居を見つけたので行ってみる。

7/21 18:37

緩やかに階段を登ると、ニッコウキスゲの花畑。

7/21 18:38

花畑から少し登ると、東館山神社があった。
ここが本当の山頂だろうか。

7/21 18:38

ニッコウキスゲの花畑と、奥には寺小屋峰。

7/21 18:39

ニッコウキスゲの花畑。

7/21 18:39

キヌガサソウは変色してしまってもう終りかけ。

7/21 18:40

ハクサンチドリ。

7/21 18:40

モウセンゴゲ。

7/21 18:41

ブエモン池。

7/21 18:41

猿が毛繕いしていた。

7/21 18:41

ミズバショウはもうこの状態。

7/21 18:41

木道脇にはニッコウキスゲがたくさん。

7/21 18:42

草原の道。

7/21 18:42

このニッコウキスゲの量。圧巻。

7/21 18:42

ニッコウキスゲと岩菅山。

7/21 18:42

登る予定だった岩菅山。
けっこう急坂にみえる。

7/21 18:43

クジャクチョウ。

7/21 18:44

ゴンドラの山頂駅に戻って昼食。
天空サンドウィッチ。

7/21 18:44

ミヤマダイコンソウ。

7/21 18:44

グンナイフウロ。

7/21 18:44

ヒカリゴケ。

7/21 18:45

テガタチドリ。

7/21 18:45

シャジクソウ。

7/21 18:45

高天原のリフト乗り場に向かう。

7/21 18:46

ゴンドラリフトとニッコウキスゲ。

7/21 18:46

ニッコウキスゲの大群落。
ホントにすごい。

7/21 18:46

向こうに見えるのは焼額山かな？

7/21 18:47

下りはリフトで。
ちょっとコワイ。

7/21 18:48

高天原のスキー場。

7/21 18:49

沓打名水公園。
車をここに置いて、次は澗満滝の展望台へ。

7/21 18:49

沓打名水公園の駐車場の片隅にあるこの案内版がわかりにくい。
案内の通り左手の方に道を探しても見つからない・・・。
案内版の裏側を右手の方に行くのが正解だった。

7/21 18:49

キバナノヤマオダマキ。

7/21 18:50

展望台から、澗満滝。

7/21 18:50

澗満滝。
けっこう落差のある滝。

7/21 18:51

次は、旭山。

7/21 18:51

よく整備された道で、20分もかからずに山頂に到着。

7/21 18:51

山頂からは、琵琶池が見える。
東館山も見える。

7/21 18:52

旭山山頂の四阿。

7/21 18:52

2日目終了。
今日の宿は、東館ゴンドラリフトのすぐ近くにあるホテル東館。

7/21 18:53

到着してすぐ、りんごジュースのサービス。
おいしかった。

7/21 18:53

お着きのお菓子は、雷鳥の里。

7/21 18:54

夜。空を見上げると満点の星空。
宿を飛び出して、広い駐車場へ。

7/21 18:55

たくさんの星と天の川。

7/21 18:55

星座がわからくなるほど星が多い。
山の稜線あたりにカシオペアがあるはず。

7/21 18:55

こっちは北斗七星。

7/21 18:55

こっちはさそり座。
・・・星が多すぎてわからない。

7/21 18:56

少し星を減らしてみると・・・
これでさそり座がわかる。

7/21 18:56

3日目。この日は帰るだけ。
道の駅「北信州やまのうち」に寄り道。
下界に降りてくると・・・暑い・・・

撮影機器：

PENTAX K-3 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

WashiTabi

7月の3連休。
今年は、夏の志賀高原を満喫しよう、ということで2泊。
1日目は渋峠から横手山と志賀山を経て木戸池へ。
2日目は岩菅山と余力があれば裏岩菅山へ、
という計画だったのだが、天気予報はイマイチ・・・
結果的には1日目は計画通り、2日目は雷雨の予報だったので、観光に変更した。

1日目。
時々雨がパラつくこともあったが、思っていたよりはいい天気だった。
だが、道はぬかるんでいるところが多く、よく整備されている木段も濡れていて逆に滑りやすくなっていて、意外にハードな山行になった。
下山してきた頃には全員どろんこになってしまった。
見所は・・・
・横手山の山頂からの眺め。
・横手山頂ヒュッテのパン屋さん。
・四十八池。
・裏志賀山と志賀山。
・渋池とひょうたん池。
1日目の宿は、熊の湯。
硫黄臭のある緑色の温泉。いい湯だった。

2日目。
午後から雷雨の予報なので、岩菅山はヤメにして、東館山の高山植物園へ。
この高山植物園がなかなか良かった。
広い敷地に多くの花が咲いていて、何よりニッコウキスゲの大群落が素晴らしい。
朝から昼過ぎまで東館山の高山植物園を歩き回り、その後は澗満滝を見物。
遠くからしか見ることが出来ないが、けっこう大きな滝。

さらに、宿泊場所のホテル東館の方からススメられて、旭山にも登ってみた。
短時間で登ることができて、山頂からは琵琶池と東館山が見える。
「バンダイナムコの森」として、スポンサーが付いている山のようで、登山道は良く整備され、笹もきれいに刈り払われていた。道々にクイズとその答えを書いた板が付けられていて、子供でも楽しめそうな山。

この日は予報に反して、結局雨はほとんど降らず。
雲は多く遠望は効かないものの、見晴しはそこそこ良かった。

2日目の宿は、発哺温泉のゴンドラ乗り場のすぐ近くにあるホテル東館。
僅かな硫黄臭がある無色透明のお湯。そしてここは露天風呂からの眺めが素晴らしい。
そして夜。
窓から外を見ると、いつの間にか晴れ渡り、星が見えていた。
急いで宿の外に飛び出して、満天の星空を堪能することが出来た。

3日目は帰るだけ。
道の駅に立ち寄って、車から降りると、暑い・・・

志賀高原2日間。
天気だけは惜しかったが、暑くもなく寒くもない心地よい気候。
たくさんの池に湿地があって、花も多く、温泉もある。
きつめの山登りから遊歩道の散策まで歩くコースも豊富。
夏の志賀高原は、本当に素晴らしい。
またいずれ岩菅山に登りに来ねば。

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「17　志賀高原」（2012年版）

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/iuR5CcqzMtCiRrdk7