五竜岳〜鹿島槍ヶ岳【後立山核心部をゆく】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 3,322m
- 下り
- 2,639m
コースタイム
【2日目】五竜山荘4:35ー5:37五竜岳ー5:44分岐地点ー8:55キレット小屋9:10ー11:12鹿島槍ヶ岳(南峰)11:24ー11:58布引岳ー12:43冷池山荘12:51ー14:46種池山荘14:57ー16:57登山口ー17:12扇沢
天候 | 1日目:曇りのち晴れ&ガス 2日目:ガス、時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
扇沢駅〜信濃大町駅:アルピコバス利用1,360円 信濃大町駅〜神城駅:大糸線(車窓から仁科三湖が優美)(注)下車時、ボタン押下で一番先頭のドアしか開きません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況:五竜岳〜鹿島槍ヶ岳区間は登山道として整備されていて、ペイントは登りより下りが多い。間違った踏跡もあるが直ぐに無くなる。五竜岳からの下り前半にガレた急坂があり、ここが一番のポイント。逆に鹿島槍ヶ岳から下る場合も同様、ガレた急坂がある。 登山ポスト:神城駅にある。 |
写真
感想
『後立山連峰核心部』
岩場とガレに慣れるため、後立山連峰縦走の核心部と言われる「五竜岳〜鹿島槍ヶ岳」を歩いてきた。
今回高速バス移動を考えるも、すでに予約満席。
色々検討した結果、早い時間から歩き出し可能な「道の駅白馬」起点に、遠見尾根経由で五竜岳〜鹿島槍ヶ岳、終点扇沢とし、バスと電車で車まで戻ってくる計画を立案。
最近のガソリン代高騰と4月からの高速代値上げで、遠征には出費がかさむ^^;
行きは一般道で、お昼前に自宅出発。道の駅白馬には夕方7時前に到着。
翌日、4時17分に山歩きスタート。空を雲が覆っている。
多少歩き出しが遅くなったが、工事用車両が通る道を歩き、無事登山ルートに合流。
その後、地蔵の池へ。この辺は、森林で緑が濃く、奥秩父や北八ヶ岳の雰囲気に似ている。
※途中、青空も拡がったが、この時は一面ガス。
遠見尾根は、昨年のGWに下った時と印象が異なり、樹木が多い。
山にかかる雲、ガスも多く、展望はいま二つ。
登るにつれ、五竜岳の荒々しい姿が。
一面雪を被った姿より、緑に雪渓、岩肌を露出した姿の方がカッコいい。
山頂付近の雲がとれず、その全容を拝む事は叶わなかったが、名山の呼び声が高いのも納得。
まだまだ登山の体力が足りてないのか、五竜山荘に着いた時にはかなり体力消耗。
時間もかなりかかったので、当初予定のキレット小屋を諦め、ここで一泊。
五竜岳にも登らず、そうそうに山小屋で横になり体力温存。
※今回同室の方とも話さず、小屋泊まりの割りに思い出がない^^;
夕方4時過ぎ、小屋を出ると多くの人が遠見尾根の稜線に視線を送っている。
聞けば、滑落者が。。。
山岳救助隊員の姿が見える。
暫くすると上空にヘリが。
1名吊り上げられた後に、もう1人、山岳救助隊員に抱えられたままヘリに(よくTVで見る光景)
10分もしない内、あっと言う間に救助現場から小屋まで、隊員2名戻ってきた。
女性陣の拍手を浴びながら、小屋に入る時に一言、
「ただいま戻りました!!」
一仕事終えた瞬間だった。
※「信州の山岳遭難情報」で結末を知りました。ご冥福をお祈りします。
たまたま一言、二言話す機会がありましたが、とても礼儀正しい方で好感が持てた。
翌日はガスに強風。
4時には出発の準備が出来ていたが、暫く待機。
何組か出発するのを見届けた後に、私もスタート!!
後立山連峰の核心部と言われる五竜岳〜鹿島槍ヶ岳区間は、ガイドブック等で評価されている通り。特段、厳しいと感じる所は無かった。
八峰キレットも、昔は難易度も高かったと思われるが、今は歩き易くなっていた。
とは言っても、ルートを外すと危険。
初めてでも歩けるのは登山道のおかげ。正に登山道様さま。
今回、山小屋に一泊した割りには、夕陽も日の出も拝めず、何より楽しみにしていた「五竜岳から鹿島槍ヶ岳への縦走路俯瞰」と「鹿島槍ヶ岳からの眺望」がダメで残念。
ただそれ以上に、1日目の状況から2日目が心配でしたが、何とか最終バスに間に合い計画を達成できたのは良かった。
今回は久しぶりに頑張った山歩きでした。
帰り、満足感にしたりながらバスに乗り込んだ。
夏山満喫してますね
僕は相変わらず、計画性の無いままシーズンインしてしまい焦ってます
槍ヶ岳だけは登頂したいのですが・・・
登山者の多い時期だけに日帰り出来るか心配ですね
一回行ってみてだめなら、無理せず9月後半に夏休みを取りますので、その時まで延期するかもしれません
夏山経験の豊富なshadowさんのレコを参考にさせていただき、北アルプス方面にもお邪魔するつもりです
今後のレコも楽しみです
niiniさん、こんばんは!!
niiniさんの足なら槍ヶ岳日帰りも楽々かと思いますが、くれぐれもご注意ください。
※先ほど「信州の山岳遭難情報」で今回遭遇した遭難事故の結末を知りました。
私の山行はリスクが多いので、私も特に注意したいと思います。
shadowさん こんばんは!!
写真を拝見する限りでは、じゅうぶんな景色ではありませんか?!
shadowさんは欲張りですネぇー、
でも、高い旅費交通費ですものね。
22日火曜日、安曇野近辺・松本からずっと北アルプス方向を見ていました。
どなたか、きっと縦走しているんだろうなぁ、山頂ガスがかかっているなぁ、でも、いいなぁ、
と 思いながら見ていたのですよ。
shadowさんが行っていらしたとは!(^0^)
おつかれさまでした。
わたしも、少しづつ夏山へGO!します。
miketamaさん、こんばんは!!
写真はほんの一瞬でもいいと思ったらバシバシ撮り、その中から厳選していますので、写真ほど晴れた印象は無いです
まあ、日帰りだったら諦めもつきますが、山小屋泊まりの場合、どうしても期待してしまいます。
ところで、、、
関東地方は梅雨も明けたので、もう夏山本番ですね。
お盆の頃には秋の気配が漂いはじめますので、高山の夏は短いです。
ただ、秋は空気が澄んで展望も利くし、紅葉が綺麗!!
なので夏から秋、10月上旬くらいまでのスパンで計画を立てると余裕が出来るかも? です。
miketamaさんのレコ、楽しみにしています
shadowさんの夏「全開」を感じるレコですね
稜線を雲が流れる様子や朝焼けもとても美しく、雷鳥もカワイイし、自分も行ってみたくなってしまいました。
しかし、体力はないのでこの半分くらいかなと思っています。
その時にはレコを参考にさせて頂こうと思っています。
もちろん、事故には遭いたくないので細心の注意を払うつもりです。
Alzhikerさん、こんばんは!!
稜線を雲が流れる様子の写真は、自宅に戻って確認している時、はじめて気付きました
私は割りと時間が自由になるので、山行計画も柔軟に立てられるので、かなり恵まれていると思います。
気ままに行った山歩きの写真でも、目にとまって頂けると嬉しい限りです。
なお、niiniさんへの返信は、遭難事故の結末を知った直後で、それだけのコメントになってしまい、今は申し訳なく思っています。
PS.今日、両神山にトレーニングに行ってきました。結果は途中撤退で没レコ。なので感想を日記に書きます。
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